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映画『太陽と月に背いて』ネタバレあらすじ結末と感想評価|ディカプリオ

映画太陽と月に背いてネタバレあらすじキャスト評価

映画『太陽と月に背いて』キャスト・監督・概要

今回の絶対おすすめ映画は『太陽と月に背いて』です。

映画『太陽と月に背いて』は、伝説の詩人と呼ばれているアルチュールランボーをレオナルドディカプリオが体当たりで演じた映画です。

はっきり言って大衆向けの映画ではなく興行成績もそこまで良くはなかったはずですが、個人的には語り継がれるべき映画だと思っています。

それでは『太陽と月に背いて』の映画紹介です。

映画『太陽と月に背いて』は1996年に日本公開されたイギリス・フランス・ベルギー合作映画です。

上映時間は112分。

原作はクリストファーハンプトンの戯曲および小説『太陽と月に背いて』です。

監督はアニエスカ・ホランド監督。

キャストは

アルチュール・ランボー…レオナルド・ディカプリオ

ポール・ヴェルレーヌ…デヴィッド・シューリス

マチルダ…ロマーヌ・ボーランジェ

イザベル・ランボー…ドミニク・ブラン

ほか。

映画『太陽と月に背いて』あらすじ・ネタバレ

年老いた詩人ポールヴェルレーヌ(デヴィッドシューリス)の前に一人の女性が現れます。

その女性はイザベルランボー(ドミニクブラン)という女性で、詩人であったアルチュールランボー(レオナルドディカプリオ)の実の妹でした。

イザベルはヴェエルレーヌに兄が書いた詩の原稿を渡してほしと頼みました。

イザベルのこの申し出は兄の書いた詩の内容を問題視していることから生まれたもので、解釈の違いを恐れて返してほしいと頼みに来たのでした。

しかしヴェルレーヌはこの申し出を真に受けることなく、ランボーと過ごした日々に思いを馳せ始めます。

1871年にヴェルレーヌとランボーは出会いました。

ランボーは自身の書いた詩をヴェルレーヌに送り、当時パリで詩人として活躍していたヴェルレーヌはランボーの詩にほとばしる才能を感じパリへと呼び寄せたのでした。

駅まで迎えに行ったヴェルレーヌでしたがランボーとすれ違いになってしまいランボーは一足早くヴェルレーヌの住む家へと到着します。

ランボーはヴェルレーヌに年齢を偽って手紙を送っていて、実際の年齢よりも上の年齢を書いて詩を送っていました。

ヴェルレーヌは相手が16歳の少年であることに驚愕します。この年齢でこれだけの詩を書けることが信じられませんでした。

ヴェルレーヌはなぜ年齢を上に書いたのかとランボーに問います。ランボーは「天才少年扱いは嫌いだから」と答えました。

ランボーは常識などにはまったく捉われていない少年で、その振る舞いは行儀の悪い感じにも見えました。

ヴェルレーヌは妻のマチルダ(ロマーヌボーランジェ)の家に住んでいてマチルダの両親と暮らしていました。

ランボーはマチルダの父親の犬の置物を意図的に壊し、マチルダの父親にその行為を咎められても反省の色を見せずに追い出されてしまいます。

それを聞いたヴェルレーヌは慌てて出て行ったランボーを追いかけました。

ランボーのためにボロいながらもヴェルレーヌは部屋を借ります。

ランボーとヴェルレーヌはある約束を交わします。

ランボーには間違いなく才能がありヴェルレーヌはランボーの生活の面倒を見て、ランボーはその才能でスランプに陥っている詩人ヴェルレーヌの才能を再び開花させるというものでした。

ヴェルレーヌは身重のマチルダを放置してランボーと多くの時間を過ごすようになります。

そしてランボーとヴェルレーヌは精神だけでなく肉体的にも愛し合うようになっていきました。

マチルダは子供を出産しますが、ヴェルレーヌは酒によってはマチルダに暴力を振るい、そしてその後に女々しく謝るという行為を繰り返していました。

ランボーはそんなヴェルレーヌの女々しい行動に呆れ果てていました。

少しの間故郷へと帰ったランボーでしたが、再びパリに舞い戻りヴェルレーヌと生活を共にします。

ヴェルレーヌの酒癖の悪さは一向に治らず、マチルダの髪の毛に火をつけてしまい、夫婦生活の危機に陥ったヴェルレーヌはランボーと共に旅に出ました。

行先はベルギーのブリュッセルでした。ランボーは初めて見る海に感動し、テンションが上がります。

しかしブリュッセルにはマチルダと母親も来ていて、女々しいヴェルレーヌはランボーに内緒でホテルの部屋をこっそり抜け出しマチルダに会いに行きます。

ランボーはすべてお見通しでヴェルレーヌの後をつけてきていました。

マチルダとヴェルレーヌにランボーは捨て台詞を残し去りますが、ヴェルレーヌは結局ランボーへの未練を断ち切れずにランボーと生活を共にすることを選びます。

ランボーとヴェルレーヌはロンドンに渡り詩作をしながら生活をしますが、ヴェルレーヌの目にはランボーが遊んでばかりにしか見えませんでした。ヴェルレーヌは家庭教師の仕事をして2人分の生活費をなんとか稼いでいました。

ランボーは頭の中では詩の構想が蠢いているとヴェルレーヌに話しますが、ヴェルレーヌは誰が生活費を稼いでいるのかとランボーに言います。

ランボーは「君の心は肉体同様に醜い」と言い放ち、さらに喧嘩は発展しヴェルレーヌはランボーの元を去っていきます。

ランボーは慌てて謝りながら追いかけますがヴェルレーヌは船に乗り去って行ってしまいました。

ランボーは一人では生きていけないと泣きながらヴェルレーヌの姿を見送りました。

時が経ち、ランボーはベルギーのブリュッセルにいたヴェルレーヌの元を訪れます。

置き去りにしたことを怒るランボーに対してヴェルレーヌは君も悪いと話し、結局2人は仲直りして再び元の生活を始めます。

ランボーは詩作をしていましたが、ある日ヴェルレーヌはまたお酒を飲んで酒癖の悪さを発揮してしまいます。

拳銃を買ってきたというヴェルレーヌは君を殺して自分も死ぬとランボーに言いますが、ランボーは本気にせず「ちゃんと弾も買ったんだろうな」とあしらいます。

しかしヴェルレーヌは本当に銃を発砲してしまいます。

弾丸はランボーの手に命中してしまいます。

ランボーは「俺の手に穴を開けやがった!」と言いながら意識を失い、ヴェルレーヌは発砲によって駆け付けたホテルの従業員たちに取り押さえられました。

ヴェルレーヌは逮捕されその際に同性愛のことも指摘され、この時代は許される行為ではなく懲役2年の実刑となります。

ランボーは故郷に戻り狂ったように詩作に打ち込みます。

ランボーの詩を見た母親が意味が分からないとランボーに言いますがランボーは「言葉通りだ。以上でも以下でもない」と返答しました。

そしてランボーは詩集「地獄の季節」を完成させます。

そしてこの後に一切詩を書くことをやめたのでした。

ヴェルレーヌは出所してランボーに会いに行き再会を果たします。

詩作をやめたランボーに対し君ほどの才能がありながらなぜと問いますが、ランボーは詩作の意欲を取り戻すことはありませんでした。

ヴェルレーヌはランボーに触れ昔の関係になろうしますがヴェルレーヌに触るなと言い放ちヴェルレーヌを置いて去ります。

これがランボーとヴェルレーヌの過ごした最後の時間となりました。

その後ランボーはアフリカにわたりケガをしたことが元で片足を切断。

骨肉腫を患っていました。

実家に戻ってきたランボーでしたが、アフリカの大地を思いながらイザベルに看取られ…。

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映画『太陽と月に背いて』感想・評価

ディカプリオの作品の中でも個人的にかなり上位の作品です。

ただこの映画は公開当時全く当たっていなくて、『タイタニック』でのレオ様フィーバーの後にビデオ(当時はDVDじゃなくてレンタルビデオ)で観返した人がほとんどだと思います。

僕もかなりのレオマニアを自負しておりますが、この『太陽と月に背いて』はリアルタイムでは観れていません。

ちなみにアメリカでも興行的に当たっていないそうです。

大衆向けじゃないしレオが演じているランボーという実在した詩人もアメリカで有名なわけではないので仕方ないと言えば仕方ないんです。

作品全体としても監督はちょっと叩かれ気味だったようです。僕は好きなんですが。

わかりやすく言うと非常に単館系の香りがする映画です。

インディーズっぽいと思って頂ければだいたい同じです。

しかし決してクオリティが低いとか思わないでください。

レオは昔から出演作を吟味して出演する俳優なので、そのレオが選んだ作品ですので間違いはないです。

ただテイストはとっても大作っぽくはありません。

主演のランボーを演じたレオナルドディカプリオですが、美しく妖艶に、イノセントさとどこか破滅に向かっている危うさを絶妙に混在させて演じ切ります。

現代で言えばパンクという言葉がこのランボーには当てはまるのではないでしょうか。

既存する良しとされているものを頭から否定し、当時地位を確立していた芸術的なものをすべて軽蔑し、歯に衣着せぬ物言いでことごとく砕いていきます。

ランボーの書く詩は新しすぎるものですぐに受け入れられるものではなく、また認めてしまうと自分たちが時代遅れになるという芸術家たちの脅威もあったと思います。

ランボー自身も自分のレベルの違いをわかっていて、相手にしていないという状態でした。

結果的に時代が追い付いて高い評価を得るわけです。

ただランボーの場合は昔の芸術家にありがちな生きている間に万人に評価はしてもらえませんでしたが。

そんなランボーの才能にいち早く驚愕したのがデヴィッドシューリス演じる詩人のヴェルレーヌ。

ヴェルレーヌは裕福ではありませんでしたが、この時すでに成功をおさめている詩人でした。

今でもこのヴェルレーヌの詩集は普通に本屋さんに売ってるぐらいヴェルレーヌもすごい詩人です。

しかしこのヴェルレーヌ、詩の方も繊細な詩を書いていたみたいですが、非常に優柔不断で女々しく、あれもこれも欲しがる男なのです。

デヴィッドシューリスがまたこの女々しくも逆上する男を見事に演じています。

観ていて腹立たしくもあり、でもこの性格だから才能あふれるランボーに惹かれ依存してしまうんだよなぁと観ていて納得させてくれます。上手いです本当に。

ランボーの詩の一節に

『また見つかったよ!何がさ?永遠。太陽にとろける海さ。』

というものがあります。

ランボーが生涯をかけて探し続けていたもの、映画はこの一遍の詩にフューチャーしてランボーを描いています。

映画を観るとこの一節が妙に心にズシンと響きます。

彼はきっと見つけることが出来たのだろうと思えるのです。

映画『太陽と月に背いて』レオとリバーの関係

レオナルドディカプリオという俳優は若い頃から演技派として評価されていたわけですが、この映画でも素晴らしく魅力的です。そして本当に美しいです。

外見ももちろんですが、キャラクターを含め内面から出る美しさも見事に体現してくれています。

イノセントというのは若い頃のディカプリオの専売特許だったと心から思います。

この役は亡くならなければリバーフェニックスが演じる予定だったとも言われています。

リバーフェニックスも恐ろしく美しくイノセントな俳優でした。

リバーフェニックスではなく誰にしようとなったら、ディカプリオにオファーが来たのはとても自然な流れだったのではないでしょうか。

また、アメリカではすでに女性人気の高かったディカプリオが過激なシーンもあるこの作品を選んだところに、彼の芸術性の高さと役者としての志の高さを感じずにはいられません。

若かりしレオの姿を是非観てほしいです。おすすめ映画です。ぜひ。

映画『太陽と月に背いて』

私は妻のカラダよりも、ランボーの才能に欲情した。

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