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柳楽優弥は演技がうまい？下手？演技力は？｜ビートたけし役がすごい｜ガンニバルの演技は？
今回は俳優の柳楽優弥さんの演技は上手いのか？下手なのか？について解説していきます。
柳楽優弥の経歴がすごい？
柳楽優弥さんは子供の時に自ら芸能界に入りたいと思い母親に頼み、スターダストプロモーションのオーディションを受け芸能界入りしました。
スターダストプロモーションはなかなか所属できなくて有名な事務所なので、ルックスや雰囲気など柳楽優弥さ子供の頃から光っていたのでしょう。
芸能活動を開始した柳楽優弥さんは映画『誰も知らない』のオーディションを受け、是枝監督に見出されて見事に主役に抜擢されます。
映画『誰も知らない』カンヌ国際映画祭で高く評価され、柳楽優弥さんは若干14歳にして日本人で初めてカンヌ映画祭の男優賞を受賞します。史上最年少という快挙でした。
映画『誰も知らない』の後は映画を中心に活躍していた柳楽優弥さんでしたが、一時期体調不良で仕事をセーブしていて、復帰した後は今まで以上に精力的に出演を重ね現在の大活躍に至ります。
柳楽優弥は演技がうまい俳優｜スランプを乗り越え演技派俳優に
柳楽優弥さんは演技が上手い俳優です。
「『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞してるんだから演技が下手なわけないだろう」と思われる人もいるかもしれませんが、もちろん映画『誰も知らない』でも柳楽優弥さんはしっかり演技していると思いますが、ドキュメンタリータッチなのは否めないというか…。
是枝監督の近年の作品よりも過去の作品はドキュメンタリーっぽさが強い印象なので、演技力はもちろん必要なのですが、どちらかと言うと「役者の素材を生かす」という面が強い印象です。
柳楽優弥さんに俳優としての高いポテンシャルがあったことは間違いありませんが、是枝監督の撮影方法に活かされた面も大きいと思います。
独特の演出方法で知られる北野武監督の作品で俳優デビューした安藤政信さんに共通しているかもしれません。
安藤政信さんも2作目の出演作品の撮影は苦労したとおっしゃっていたので。
映画『誰も知らない』の後に出演した映画『星になった少年』『シュガー＆スパイス』『包帯クラブ』の頃の柳楽優弥さんの演技は、決して下手ではないのですが可もなく不可もなくといった印象でした。
『シュガー＆スパイス』に関しては沢尻エリカさんが完全に食ってしまっている感じでした。
映画『誰も知らない』でカンヌ男優賞を受賞して大注目されたこともあり、その後にいきなり主演作が続いたことも俳優・柳楽優弥にとってメリットだけではなかったのではないかと思います。
プレッシャーももちろんですが、演技について考える暇がないほど目の前の仕事で精一杯になっていたのではないかと勝手に想像してしまいます。
柳楽優弥さんは2008年に体調不良となって仕事を抑えめにし始めますが、カンヌで男優賞を受賞してからずっと苦しかった可能性もあると思います。
俳優を休業している間に飲食店のホールや洗車のアルバイト、ニューヨークに留学したりなど様々な経験をされたそうですが、この経験が間違いなく柳楽優弥さんの演技力に活きている気がします。
その後は小説も発表し、2010年に映画『すべては海になる』で俳優復帰を果たすのですが、この頃から明らかに柳楽優弥さんの芝居が変わってきています。
蜷川幸雄演出の舞台に主演したことも、柳楽優弥さんの演技に大きな影響を与えたことでしょう。
復帰してからの柳楽優弥さんは完全に演技派俳優になっていて、個性のある演技を披露してくれるようになっていました。
映画『浅草キッド』のビートたけし役の柳楽優弥の演技
柳楽優弥さんはNetflixの映画『浅草キッド』でビートたけしさんを演じています。
作品を観る前は「柳楽優弥さんのビートたけし役はさすがに合ってないだろう」と思っていたのですが、実際に鑑賞してみて一気に考えを改めました。
柳楽優弥さんのビートたけし役の演技、はっきり言ってめちゃくちゃ素晴らしかったです。
ビートたけしさんの癖や特徴をしっかり掴んで演技にふんだんに取り入れているのですが、モノマネっていう感じが一切ないんです。
ビートたけしさんのモノマネをしている俳優というわけではなく、そういった癖のある人物が作品の中で生きているといった感じなのです。
所作指導で松村邦洋さんが入っていたようですが、所作指導をちゃんと活かした演技が圧巻でした。
ビートたけしさんはどこか狂気的な部分がある印象なのですが、柳楽優弥さんにも狂気的な要素を感じるので、その部分もピッタリでした。
映画『浅草キッド』は号泣してしまった映画なのですが、感動できたのは柳楽優弥さんの演技が素晴らしかったのが大きかったです。
本当に素敵な演技を披露してくれてるので、まだ観ていない人は『浅草キッド』をぜひ鑑賞してみてください。
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見事に個性派俳優になった柳楽優弥
柳楽優弥さんは今や完全に個性派俳優になっています。
映画『ウシジマくんpart2』を見た時は正直かなり驚きました。
柳楽優弥さんは間違いなくルックスがいいのですが、危険な匂いのするキャラクターが似合うルックスでもあるんですよね。
ただ表面的な部分だけでなく、空気感も危険な匂いをプンプン出せる俳優で観客をドキドキさせる演技を見せてくれます。
演技にコミカルな要素もどんどん入れてきていて、「柳楽優弥さんの中で何かが大きく変わったのかな」と演技を見ていて自然に思ってしまいます。
現在の柳楽優弥さんは演技を楽しんでいる感じがして、観ている方も思わずワクワクしてしまいます。
映画『誰も知らない』のプレッシャーというか、縛りから解放された感じが個人的にすごくしています。
柳楽優弥さんは今や「柳楽優弥が出演してるなら観たい」と思わせることが数少ない俳優です。
これからもたくさんの作品に出演して多くの人を演技で楽しませてほしいです。