映画『金メダル男』キャスト・監督・概要
今回の絶対おすすめ映画は『金メダル男』です。
映画『金メダル男』は地上波で放送されていて初めて観ました。
気にはなっていた映画だったのですがなかなか手を出せずにいた映画だったのでいい機会でした。
そして観れて良かったと思える映画でした。
それでは『金メダル男』の映画紹介です。
映画『金メダル男』は2016年に公開された日本映画です。
上映時間は108分。
監督は内村光良監督。説明不要だと思いますが、ウッチャンナンチャンのウッチャンです。
キャストは
秋田泉一(大人)…内村光良
秋田泉一(青年)…知念侑李
亀谷頼子…木村多江
村田俊太郎…ムロツヨシ
横井みどり…土屋太鳳
秋田留一…平泉成
秋田房江…宮崎美子
難波寅太…笑福亭鶴瓶
川原先生…大泉洋
田崎先生…音尾琢真
校長先生…竹中直人
中野先生…田中直樹
佐野先生…長澤まさみ
三村考二…加藤諒
長澤真佐樹…柄本時生
篠宮亜紀…森川葵
クイズ司会者…ユースケ・サンタマリア
沼田…マキタスポーツ
阿久津…手塚とおる
星川優馬…高嶋政宏
竹岡(大人)…温水洋一
他。
映画『金メダル男』あらすじ・ネタバレ
長野県塩尻市で生まれ育った少年・秋田泉一は9歳の時に運動会で初めて一等賞を取り、上級生から金メダルをもらい、一等賞になることの喜びを知って一等賞になる事に病みつきになります。
以来泉一は運動以外でも絵画や図画工作、そして習字などでも一等賞を取り続け、中学校に上がる頃には泉一の名は他校にも轟いていて、『塩尻の神童』『金メダル男』として中学入学と同時に騒がれる存在となっていました。
中学に入っても泉一(知念侑李)は金メダルを目指して活動し、水泳では驚愕の息継ぎなしの泳法でさすが金メダル男と周りからも注目されていました、しかしここで泉一に問題が生じます。
思春期を迎えた泉一は女子に興味を持ち始め、女子に惹かれることで集中力を欠くようになってしまいます。
剣道をはじめ様々なスポーツにチャレンジしますが、背が思うように伸びなかったこともあり、結局中学校では一つも一等賞を取れずに卒業を迎えます。
高校へと進んだ泉一でしたが、やはり一等賞を取ることは出来ずにいました。
そんな泉一には友人がまったくいませんでしたが、ある時竹岡君という友達が出来、泉一は喜び父親にも友達ができたと嬉しそうに話します。
そして竹岡君に誘われ泉一はバスケットボール部へ入部します。
最初こそ楽し部活生活を送っていた泉一でしたが、レギュラー争いが始まると足を引っ張ってしまうバスケの腕前だった泉一はみんなから非難を浴びてしまい、竹岡君も泉一をかばってくれることはなく泉一はバスケットボール部を退部します。
もう何をすればいいのかわからなくなっていた泉一でしたが、運動で一等賞を取るのではなく他の分野でいいじゃないかと思い、自ら新しい部を設立します。
その部活動は『表現部』で活動場所は学校の中庭でした。
最初こそ冷ややかな目で見ていた生徒たちでしたが、泉一の芸術活動やパフォーマンスはやがて生徒たちから拍手喝さいを浴びるようになり、入部を志願する下級生も大勢現れました。
しかし今回も泉一は入部してきた下級生の女子に一目ぼれをしてしまい、結果フラれてしまいます。そして下級生からは早く引退するように頼まれ、泉一は不完全燃焼のまま高校生活を追えます。
泉一は東京に出ることを決意し、電車に乗りこみ東京を目指します。見送りなど誰も来ていない中、東京に向かう電車に乗り込もうとする時に、突然竹岡君が大急ぎでやってきます。
竹岡君は泉一の見送りにやってきたのでした。
竹岡君とはバスケットボール部を退部して以来疎遠になっていました。
竹岡君は一緒にバスケが出来なかったこととを謝り、心から泉一を応援していると泉一に告げます。
泉一は俯いて涙を流し、電車の扉が閉まります。
窓ガラスの向こうでは竹岡君が人目を憚らずに大声で「ばんざーい!!」と叫び続けていました。
東京にやってきた泉一は生活のため難波寅太(笑福亭鶴瓶)のお寿司屋さんで働き始めます。
お寿司屋さんで働きながら、泉一は一等賞を目指し様々な事にチャレンジします。しかし欽ちゃんの仮装大賞は予選落ち、ウルトラクイズも早々と敗退、そしてジャニーズ事務所のオーディションにも落選してしまいます。
泉一は公園で活動していた劇団から声を掛けられ、劇団に入団します。
座長は村田俊太郎(ムロツヨシ)で村田は天下を一緒に獲ろうと泉一をスカウトしました。
劇団は次第に人気も出て、泉一はこの劇団の看板役者にまで出世していました。しかしある日座長の村田に自宅に誘われ、手を握られた泉一はその時初めて村田が同性愛者だという事を知り、「ごめんなさい!ごめんなさい!」と謝りその場から逃げ出してしまいます。
あくる日劇団の稽古場に行くと、座長の村田が置手紙と共に失踪していました。置手紙には劇団の解散が記されていました。
泉一はこの出来事の後にもめげずに、様々ことに挑戦していきます。
世界一周、北極点徒歩到達、他にも世界を舞台に挑戦しますがその度にトラブルに見舞われすべて失敗に終わってしまいます。
そして手漕ぎのボートで太平洋横断を目指している最中に大嵐に襲われ、泉一は無人島に流れ着きます。泉一は無人島で一人サバイバル生活を余儀なくされ、なんとか生き続けます。
そしてついに救助が来て保護されたときには泉一(内村光良)は39歳になっていました。
日本に生還した泉一は無人島から帰還した男として超話題の人間となりマスコミなどに多数出演し多忙な日々を送ります。
しかし世間が飽きるのは早く、瞬く間に泉一は過去の人になっていきました。
しかしこの時に泉一のマネージャーを務めていた頼子(木村多江)と交際を始め、結婚に至ります。頼子は元アイドルで泉一に影響をもたらした人物だったのです。
泉一は頼子というパートナーを見つけ、コンビを組んで一等賞を目指し様々な事に相変わらず挑戦します。
やがて子供が生まれ、泉一は就職して働くことを決意します。頑張って働く泉一は過去に出会った人たちと偶然に再会を果たします。みんなそれぞれの分野で大いに頑張っていました。
やがてカメラ屋に職を変えた泉一は自らもカメラに興味を持ち始め写真を撮り始めます。
そして泉一が撮った両親の写真がなんとコンテストでグランプリを獲ります。
泉一は久しぶりに一等賞を手にしたのです。
これからカメラマンで生活していくのかと思いきや、泉一は次の目標に向かって進みはじめ…。
映画『金メダル男』評価・感想
さすがウッチャンといった感じでまず大いに笑える映画です。
たくさんの笑いが散りばめられているのですが、中でも僕が一番笑ったのは泉一(知念侑李)が旅先でヒッチハイクしている日本人と出会ったというシーンでこの写真が映画に登場シーンでした(笑)
電波少年という番組でヒッチハイクで旅をしていた猿岩石というコンビで活動していた時の有吉弘行さんですね。
リアルタイムでこのヒッチハイクずっと観ていたのでめっちゃ笑いました。
若い人は有吉弘行さんが猿岩石というコンビだったって知らなそうですね(笑)
こういうチョイスも監督・内村光良のセンスの良さだなぁと思ってしまいます。
思ったより面白い映画じゃないか!と嬉々として鑑賞していたのですが、油断していたらという言い方もおかしいのですが、あんまり感動する映画ってイメージなく観ていたので油断してたんです。
そしたらいきなり涙溢れてしまいまして。
最初に泣けたシーンが泉一が高校を卒業して東京に行く時に見送りに来た竹岡君と会話するシーンです。
ここでなぜだか涙がブワっと出てしまいまして。
もちろんいいシーンであることは間違いないのですが、何がいいって『竹岡君の演技』です。本当に素晴らしい演技だと思います。
セリフ喋ってる感じが全くなくて、「この子すごいな!」と思いました。
ささの友間という俳優のようですね。
調べたら笹野高史さんの息子さんだそうです(笑)無知でごめんなさい!なるほど。納得できました。いやめっちゃ上手いですもん。
しかも僕が知らなかっただけかもしれないけど、七光りパワーも全然使ってないんじゃないですか?素晴らしいですね、とてもいい俳優という印象を受けたので、これからの活躍にも期待しています。
そして映画終盤にも泣かされてしまいまして。。。泉一(内村光良)が年老いた両親が横断歩道を渡っている時を写真に収めているシーンなのですが、めっちゃ泣けてきてしまって。
平泉成さんの醸し出す空気もさすがの一言ですし、写真を撮っているウッチャンの表情がまた最高なんです。かなりこみ上げてきてしまって嗚咽寸前ぐらい泣けてしまいました。
たくさん笑えて感動できる、遊び心も満載の『金メダル男』です。
そしてキャストも超豪華ですが、三谷幸喜さん映画でたまにあるような豪華すぎて微妙になってしまうようなこともなく、豪華キャストの使い方も上手いなと思わせてくれる内村光良監督です。
楽に観れる映画ですし、観て絶対損はない映画です。何事にも挑戦する泉一からもらえるものがきっとあると思います。何歳になったってチャレンジは出来るんです。ぜひ!
映画『金メダル男』
ザセツの数は、一等賞!
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