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映画『ラストレター』作品情報

今回のおすすめ映画紹介は『ラストレター』です。

ラストレターは岩井俊二の同名小説を映像化した作品で、監督も岩井俊二が勤めています。

広瀬すずや森七菜といった評価の高い若手女優が出演していて、フレッシュな演技で映画に彩りを与えています。

松たか子や福山雅治などベテラン勢も、さすがの安定感を与えてくれています。

過去に岩井俊二が監督した映画『Love Letter』に対するアンサー映画となっていることも話題になりました。

それでは『ラストレター』の映画紹介です。

映画『ラストレター』は、2020年に公開された日本映画。

上映時間は120分。

原作は岩井俊二による同名小説。

監督は岩井俊二監督。

『スワロウテイル』『リリイシュシュのすべて』『花とアリス』などを監督していて、独特の世界観が人気の監督です。

【キャスト】

岸辺野裕里…松たか子

遠野鮎美…広瀬すず

遠野未咲(回想)…広瀬すず

岸辺野宗ニ郎…庵野秀明

岸辺野颯香…森七菜

波止場正三…小室等

岸辺野昭子…水越けいこ

遠野純子…木内みどり

阿藤…豊川悦司

サカエ…中山美穂

乙坂鏡史郎…福山雅治

ほか。

 

映画『ラストレター』ネタバレ・あらすじ

日差しの強い日に葬儀が行われています。

遠野鮎美(広瀬すず)の母親・未咲の葬儀でした。

未咲の妹の岸辺野裕里(松たか子)も出席しています。

葬儀が一通り終わると鮎美は裕里に、母の未咲が遺言書を残していることを話しました。

しかし、まだ心の整理ができていない鮎美は遺言書を読むことができないでいました。

そこに鮎美のいとこにあたる裕里の娘・颯香(森七菜)がやってきて、裕里にしばらくおばあちゃんとおじいちゃんの家にいて、鮎美と鮎美と一緒に過ごしたいと裕里に頼みました。

裕里は驚きましたが、鮎美が全然構わないということだったので颯香を祖父母の家に残して行くことにしました。

裕里は姉の未咲宛に同窓会の案内が来ていることを知ります。

姉が亡くなった事を報告する良い機会になると思い、裕里はこの同窓会に出向くことにしました。

姉の未咲は非常に美人で、学校内でも有名な存在でした。

月日が流れていることもあり同窓会に出席した裕里は、姉の未咲と間違えられてしまいます。

しばらく音沙汰がなかった未咲が同窓会に来てくれたと会場は盛り上がってしまい、裕里は自分が妹であることを打ち明けられずに、仕方なく姉のふりをしてやり過ごしました。

自分が妹であることを打ち明けられないまま会場を後にした裕里がバスを待っていると、同窓会の会場にいた1人の男性が声をかけてきました。

男性は乙坂鏡史郎(福山雅治)という小説家でした。

ここでも裕里は自分が妹であることを打ち明けられず、適当に話を合わせ乙坂の「少しお話がしたい」という誘いを断ってバスに乗り込みました。

乙坂は裕里に小説の話をしていましたが、裕里にはわかりませんでした。

乙坂の提案で連絡先の交換だけはしていました。

自宅に帰宅した裕里は夫の宗ニ郎(庵野秀明)に、姉と間違えられてそのまま姉のふりをして帰ってきたことを話しました。

スマホにはさっそく乙坂からメッセージが入っていました。

「25年間ずっと君に恋してる」というメッセージが表示されているところを、宗ニ郎がたまたま見てしまいます。

宗ニ郎はお風呂に入っている裕里の元に行き怒り、裕里のスマホをお風呂の中に投げ入れて壊してしまいました。

裕里はスマホがなくなってしまったことで乙坂と連絡が取れなくなってしまいます。

乙坂がメッセージを送ってくれていたら申し訳ないと思い、もらった名刺の住所宛にスマホが壊れてしまったので連絡が取れないと手紙に書いて郵送しました。

乙坂から返事が来てしまったら宗ニ郎にまた怒られてしまうので、裕里は自分の住所は書かずに手紙を郵送しました。

裕里は一方的に乙坂に手紙を郵送する形でしたが、乙坂は裕里の実家の住所に手紙を書いて送りました。

その住所には祖父母と一緒に鮎美と颯香が住んでいます。

鮎美と颯香は母親の未咲宛に届いた乙坂の手紙を開封し、2人で返事を書いて乙坂に手紙を送りました。

漫画家の宗ニ郎は犬の漫画を書こうと思うと言って、いきなり大きな犬を2匹自宅で飼い始めます。

世話をするのは裕里です。裕里は乙坂からのメッセージを見た宗ニ郎が自分に罰を与えていると思いました。

さらに宗ニ郎の母親の昭子(水越けいこ)が自宅にやってきた際も、「一週間でも何日でも家に泊まって行ったらいい」と裕里にあてつけるように母親に言葉をかけました。

実際に昭子は泊まって行くことにします。偶然にも昭子は高校の時の同窓会に行って来たばかりでした。

ある日、昭子が出かけたまま自宅に帰ってこないため、裕里は心配して探しに出かけます。

昭子は英語の添削を頼むために、ある老人の家に来ていて、ぎっくり腰になり動けなくなっていました。

高校時代の恩師であるという老人・波止場(小室等)は手を怪我していたので、裕里は老人が添削した文章を代わりに書いてあげるようになります。

裕里は乙坂と手紙のやり取りをしたいと思い、波止場に頼んで住所を借りて手紙を書くようになりました。

一方、未咲のフリをして乙坂に手紙を出している鮎美と颯香はだんだんと乙坂と未咲、裕里の関係性を知っていきます。

乙坂は未咲・裕里姉妹が迷っている学校に転入してきて、生物部に入ったことで裕里と出会います。

裕里から姉の未咲を紹介されて一目惚れし、未咲へラブレターを書いて裕里に渡すようにお願いしていました。

裕里は乙坂から返事が来るように波止場の住所を書いて手紙を出したのですが、予想外の出来事が起きてしまいます。

乙坂が波止場の家にやってきてしまったのです。

波止場は散歩に出てくるから家の中で話をするといいと言って、乙坂と裕里が話をする場を作ってくれました。

乙坂は裕里が未咲のふりをしていることを、同窓会の夜からわかっていたと打ち明けました。

むしろ「どうしてみんな気が付かないんだろう」と不思議だったと話しました。

乙坂は未咲が今どこにいるのかを裕里に尋ねました。

裕里は1か月前に未咲が亡くなったことを乙坂に話しました。

さらに未咲は病死ということにしているが、本当は自ら命を絶ったことも打ち明けました。

乙坂は愕然としています。

乙坂は大学生の時に未咲と交際していたことを裕里に話し、未咲とのことを書いた小説『未咲』を出版していました。

その後の未咲は阿藤(豊川悦司)という男と結婚し鮎美を出産しましたが、阿藤はろくに働かない男で未咲や鮎美に手を上げるような男でした。

乙坂も阿藤の事を知っていて、「最後まで素性のわからない男だった」とつぶやきました。

耐えられなくなった鮎美は裕里のところに助けを求めてやってきて、裕里は阿藤のもとに向かいました。鮎美の顔は腫れ上がっていました。

裕里が阿藤のいる家に行くと、「お茶が切れている」と言って買い出しに行くフリをして、それっきり阿藤は戻ってこなかったことを話しました。

その後、精神的に参ってしまった未咲は何度も自ら命を絶とうと試みていて、ついに帰らぬ人となってしまったことを乙坂に話しました。

乙坂は取材を兼ねて未咲がアパートなどを訪ねてみると言って、裕里と別れました。

裕里は乙坂が書いた小説「未咲」を読みたいと言い、乙坂はカバンに入れていた小説をプレゼントしました。

乙坂は未咲が阿藤と住んでいたアパートにやってきました。乙坂は過去に1度この住所宛に手紙を書いたことがありました。

もうすでに誰も住んでいないと思い込んでいる乙坂は玄関前の郵便ポストはあさりますが、中からいきなり妊娠中の女性サカエ(中山美穂)が出てきて驚きます。

サカエと話をすると、サカエは阿藤の現在の妻のようで未咲のことも知っていました。

家に上げてもらうと阿藤の家には乙坂の小説『未咲』がありました。

サカエは乙坂を阿藤のもとに案内してくれました。

大学時代に面識がある乙坂と阿藤は再会し、未咲のことを話します。乙坂は未咲が亡くなっていることを阿藤に話しました。

阿藤と結婚したせいで未咲は悲惨な目に遭ったと乙坂は遠回しに阿藤を責めました。

阿藤は未咲との結婚生活を乙坂に話し、乙坂に対して「お前は未咲にフラレたおかげで小説を出版できたんだろうが。しかもその後は小説を出版できてない売れない小説家だろうが」と罵りました。

乙坂は通っていた高校にいってみました。

そこで偶然、鮎美と颯香と出会います。

鮎美は乙坂が手紙のやりとりをしている相手だとすぐにわかりました。

乙坂の方も鮎美と颯香が未咲と裕里に似ているため、2人が未咲と裕里の娘だとすぐにわかりました。

鮎美は自分たちが目先のふりをして手紙を書いていたことを打ち明け、謝りました。

鮎美は母親に会って欲しいと乙坂を自宅に招きました。

遺影と対面した乙坂に、『未咲』という小説に書かれているのは本当のことなのかを鮎美が尋ねました。

さらに鮎美はかつて乙坂が未咲に送っていた手紙を持ってきて、「母の宝物でした」と乙坂に話しました。

そして未咲が乙坂が来るのを待っていたことを告げました。

図書館で働いている裕里のもとを乙坂が訪ねてきました。

乙坂は東京に戻る前に寄ったと言い、高校に行って撮ってきた写真を裕里に見せました。

鮎美と颯香が写っていたため裕里は驚きます。

乙坂は未咲に会ってきたことを裕里に告げました。

裕里と乙坂は握手を交わしました。

裕里は学生時代に憧れていた乙坂と握手できたことを無邪気に喜びました。

颯香はこのまま祖父母の家に住みたいと前に鮎美に話していましたが、自宅に戻ってちゃんと学校に通うことを鮎美に話しました。

颯香は同じクラスの隣の席の男の子に恋をしていて、会うのが恥ずかしいから学校に行きたくないと考えていたことを鮎美に話しました。

颯香の話を聞いて鮎美は楽しそうに笑っていました。

颯香が自宅に戻り、鮎美は母の遺影の前で今まで読むことができなかった母の遺書を読むことにします。

鮎美が取り出した遺書の中身は…?

感動の結末は本編をご覧ください。

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映画『ラストレター』感想・評価

岩井俊二らしさが出ている作品だと思います。

なんともいえない淡い気持ちと切ない気持ちが、鑑賞した後に心にズシンとくる映画です。

少し穿った見方をしていると言われればそれまでですが、「ストーリーに少し無理があるんじゃないか」とも感じました。

松たか子さん演じる裕里のスマホが故障したことで文通をスタートするわけですが、スマホがないまま生活するとは考えられないですし、福山雅治さん演じる乙坂の連絡先が分からなくなっても手紙で自分のスマホの連絡先を伝えることもできたでしょう。

鮎美と颯香が未咲のふりをして乙坂と文通をするシーンを作るためだと思いますが、強引さは少々感じてしまいました。

乙坂は鮎美と颯香、裕里から手紙をもらっていたわけですが、かなり矛盾した流れになっているはずなのに乙坂が矛盾を感じている描写はないんですよね。

「そういう細かいことを言うなら映画を見るな」と言われてしまいそうなので、これぐらいにしておきます。

僕は岩井俊二監督の『Love Letter』を観たことがないのですが、『Love Letter』を鑑賞したことがある人は今回の『ラストレター』が感慨深い作品となっているのでしょうか。

ただ『Love Letter』を鑑賞していなくても『ラストレター』は十分楽しめる映画となっているので、観ていない人も安心して観てみてください。

福山雅治さんや松たか子さんの演技がステキだったのは言うまでもないのですが、庵野秀明さんの演技もリアル感があってすごい良かったです。

リアクションとかすごく上手いなと思って感心しながら見てしまいました。

映画『ラストレター』は、広瀬すずさんがいなければ成り立たなかった映画と言って良いかもしれません。

それぐらい広瀬すずちゃんは魅力を発揮していましたし、他に未咲と鮎美を演じられる女優がこの年代にいるのかなと強く思いました。

かなりの美貌の持ち主で、一人二役を演じられて、深みのある演技ができる若手女優はそうそういないでしょう。

広瀬すずさんがマスクを取った顔を見て、神木隆之介さん演じる若かりし日の乙坂は一目惚れをするわけですが、マスクを取った時に衝撃を与えるぐらいの美貌を持っていなければ説得力を持たせることはできません。

顔が整いすぎている広瀬すずさんだからこそ、成り立っているシーンと言えるでしょう。

森七菜さんも素晴らしい演技を披露してくれています。

森七菜さんは演技力を高く評価されている女優というイメージですが、その評価も納得の演技を見せてくれています。

とにかくナチュラルなんですよね。

演技に力がまったく入っていないですし、ただ生きているという感じがするんです。

あの若さでそういった演技ができるということは、かなりの才能をもっているのはもちろん努力もきっとされているんだと思います。

広瀬すずさんの演技力が高いので、森七菜さんとの演技の掛け合いは見ていてとても心地よかったです。

非常に見応えのある、心に残る映画です。

まだ観たことがないけど気になっているという人は、是非鑑賞してみてください。

映画『ラストレター』

君にまだずっと恋してるって言ったら信じますか?

 

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