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映画『八王子ゾンビーズ』ネタバレあらすじ感想

映画八王子ゾンビーズネタバレあらすじキャスト評価

映画『八王子ゾンビーズ』作品情報

今回のおすすめ映画シリーズは『八王子ゾンビーズ』です。

映画『八王子ゾンビーズ』は三代目J SOUL BROTHERSの山下健二郎さんが主演を務め、仮面ライダーや『新宿スワンⅡ』『内村さまぁ~ずTHE MOVIEエンジェル』での好演が記憶に残る久保田悠来、他にも2.5次元舞台で活躍している俳優などが出演している映画です。

『八王子ゾンビーズ』は舞台で上演され、その後テレビドラマを経て、今回の映画が公開されています。

舞台『八王子ゾンビーズ』は観劇していませんが、大盛況だったようで、ネットでも評判もかなりいいです。

それではそんな『八王子ゾンビーズ』の映画紹介です。

映画『八王子ゾンビーズ』は2020年に公開された日本映画。

監督は放送作家で数々のヒットを持つ鈴木おさむ

脚本も鈴木おさむが手掛けています。

キャストは

羽吹隆…山下健二郎

仁…久保田悠来

琉斗…藤田玲

快斗…丘山晴己

楓…小澤雄太

翼…高野洸

瀧…牧島輝

三太…三浦海里

四太…才川コージ

一刃…早乙女友貴

水刃…坂東希

高木…今田耕司

宝田…勝矢

大地花世…RIKACO

孔明…松岡充

ほか。

映画『八王子ゾンビーズ』ネタバレ・あらすじ

ダンサーの羽吹隆(山下健二郎)は10年以上オーディションを受け続けていますが、なかなか目が出ずにくすぶっていました。

気合を入れて臨んだオーディションでもすぐに不合格の結果を出され、羽吹としては自分の前に踊っていた人間が自分より明らかにダンスが下手で合格したことにも納得がいかず腐っていました。

面倒を見てもらっている高木(今田耕司)に愚痴りますが、高木からは華がないせいだと突き放され、辞め時なんじゃないかと忠告されます。

羽吹は仲間たちと釣り堀で釣りをしながらダンサーの夢をあきらめることを話します。

羽吹の決断に反対する者はいませんでした。

その時、仲間の一人が「寺で修行して新しい自分を見つける」というイベントをやっているのを見つけて羽吹に見せます。

一か月間お寺で修行しながら自分を見つめ直し、新しい自分を見つけるという内容でした。

費用が50万円かかることに羽吹は難色を示しますが、結局50万円を払って1か月間お寺のお世話になることにします。

お寺に着くと住職の孔明(松岡充)が羽吹を出迎えます。

孔明は羽吹が夢に破れたことを言い当て、羽吹は驚き、ここでなら新しい自分が見つかるかもしれないと期待に胸を躍らせます。

お寺には大きな大仏があり、孔明は羽吹に大仏の下の部屋には「月石」と呼ばれる貴重な石が隠されていることを話します。

羽吹はそんなに貴重なら泥棒が来るのではと孔明に聞きます。

孔明は一刃(早乙女友貴)と水刃(坂東希)という2人組みを紹介し、本物の日本刀を持つ一刃と水刃が月石を守っているから心配ないと話しました。

お寺での羽吹の世話を宝田(勝矢)が見ることになり、宝田は羽吹にお寺のことを説明していきます。

その際に寺の裏にある廃寺には近づかないように言われます。

宝田が言うには、満月の夜にその廃寺にはゾンビたちが出るという話でした。

もちろんそんな話を信じていなかった羽吹は、廃寺に行き、久しぶりに踊りたくなったため、1人でダンスを踊ります。

すると羽吹の背後に本当にゾンビたちが現れます。

絶叫する羽吹でしたが、気が付くと孔明をはじめとした寺の人間たちと、一刃と水刃が来ていました。

一刃と水刃は持っている刀でゾンビたちを斬りつけていきます。

ゾンビなので絶命はしませんが、ゾンビたちは痛みは感じるようで、斬られては呻いていました。

あくる日、羽吹は宝田はゾンビが満月以外にも出るという話を聞きます。

羽吹は廃寺に行くのを嫌がりますが、宝田に言われて仕方なく廃寺に行きます。

本当に満月でもないのにゾンビたちが現れました。

しかし様子がおかしいことに羽吹は気が付きます。宝田はゾンビたちと仲が良さそうなのです。

ゾンビたちは事情を話すと言い、羽吹を廃寺の中へと案内します。

ゾンビたちは歌を歌って自分たちのことを自己紹介し、ゾンビのリーダーの仁(久保田悠来)がゾンビになったいきさつや、なぜ成仏できていないかを話します。

仁たちは生前に八王子ゾンビーズというチームを結成していました。

昔は全員悪だったのですが、八王子ゾンビーズは仁が更生のために作ったチームで、自分を見失って悪さをしないようにと助け合うように作り、メンバーはみんなで廃工場で共同生活を送っていました。

ところが命を落とした仲間のために開いた会の後に、何者かによって工場が放火され、煙で命を全員が落とした後に、遺体を誰かが寺に運んできて成仏できないようにしてしまったのでした。

八王子ゾンビーズは満月の夜に月石を満月に掲げてダンスを踊ることで成仏できるらしいのですが、ダンスを踊ることができないのです。

仁は羽吹にすがり、ダンスを教えてくれと懇願するのでした。

宝田からも頼まれた羽吹は、八王子ゾンビーズにダンスを教えることにし、羽吹のゾンビ相手のダンスレッスンがスタートしました。

昼間、孔明は羽吹にゾンビたちになぜ永遠の苦しみを与え続けているかを話します。

孔明は自分の親を仁に殺されたと羽吹に話し、仁に恨みを持っていることを話し、それにより永遠の苦しみを与えていました。

しかし、さらに他の人物も八王子ゾンビーズに恨みを持っていました。

市長の大地花世(RIKACO)でした。大地は自分の息子の楓(小澤雄太)が八王子ゾンビーズによって命を奪われたと思い込んでいました。

しかし、これは2つとも誤解で、実際は孔明の親は仁がまだ悪かったころに敵対する人間たちに集団で襲われていたところを助けに入って、間違って金属バットで殴られてしまい命を落としていました。

大地の息子の楓は薬物の過剰摂取で命を落としてしまっていましたが、仁をはじめとした八王子ゾンビーズは薬物にハマってしまった楓を救おうと手を差し伸べていたのでした。

正義感の強い仁は孔明の親の件も責任を感じ、楓の件も救えなかった自分のせいだと大地に土下座して謝っていました。

大地は真実を知らずに、楓が薬物でこの世を去ったのは八王子ゾンビーズのせいだと思い込み、同じく恨みを持つ孔明が大地に提案し、八王子ゾンビーズが住んでいる工場に放火し、遺体を燃やさずに寺に持ち帰り、成仏させることなく満月の夜のたびに斬りつけて痛みを与えて恨みを晴らしていたのでした。

事情を知った羽吹は八王子ゾンビーズが成仏できるように、自分にできる精一杯のことをしようと決めます。

ダンスを教えるのはもちろんですが、月石に関することでも協力しようと動きます。

しかし羽吹の動きは孔明に見透かされ、満月の夜に羽吹は牢に閉じ込められてしまいます。

八王子ゾンビーズたちは月石を奪い満月の夜にダンスをして成仏する予定でしたが、孔明とともにいる一刃、水刃によってまたしても斬りつけられてしまいます。

しかし一刃がこっそりと宝田に羽吹の監禁されている牢のカギを渡し、羽吹が八王子ゾンビーズが斬りつけられている現場に駆けつけます。

一刃は希望を持った人間の希望を打ち砕くことに喜びを感じているため、わざと羽吹が来るように仕組んだのでした。

羽吹は命を懸けて八王子ゾンビーズとともに戦い、翼(高野洸)が月石を見事に盗み出してきました。

歓喜に沸く八王子ゾンビーズでしたが、孔明は月石をすり替えていたことを明かし、翼が盗み出した月石が偽物であることが判明します。

羽吹は一刃の剣をかわすことができるかの勝負を提案します。

一刃が受けて立ち羽吹に斬りかかろうとしますが、一刃の後ろで鈴の音が鳴り、一刃が鈴の音に気をとられている間に羽吹が月石を奪い、羽吹が勝利をおさめます。

鈴の音の正体は、大地の息子の楓でした。

楓は自分を守ろうとしてくれた八王子ゾンビーズが成仏できない苦しみを味わっていることを知り、魂だけを残して八王子ゾンビーズとともに行動していました。

楓の姿は魂だけなので、羽吹たち人間には見えず、八王子ゾンビーズだけにしか見えていません。

宝田と羽吹は八王子ゾンビーズから楓の話を聞いてすでに知っていました。

宝田が大地を連れてきて、楓は鈴の音を使って親子で会話をします。

仁も通訳として参加しています。

楓の件で八王子ゾンビーズに対する誤解が解けた大地は、八王子ゾンビーズと楓を成仏させてあげてと頼みます。

羽吹は八王子ゾンビーズの前に立ちリードしながらダンスを踊り始めます。

八王子ゾンビーズたちは別れを惜しみながら、成仏できる喜びをかみしめながらダンスを踊っています。

自分たちのために命を懸けてくれた羽吹に、八王子ゾンビーズメンバーたちが踊りながらお礼を言います。

八王子ゾンビーズは成仏していなくなりました。

羽吹は振り返らない約束を仁としていたので、約束通り、誰もいなくなった背後を振り返らずにいました。

羽吹は再びダンサーのオーディションに挑戦し…

結末は本編をご覧ください。

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映画『八王子ゾンビーズ』感想・評価

舞台・ドラマの『八王子ゾンビーズ』を観ていた人はすでにご存じですが、かなりコメディ要素の強い作品です。

ただ、コメディの中にハッとさせられたり勇気や元気をもらえるセリフが散りばめられていたり、コミカルな場面が多かったからこそ、八王子ゾンビーズと羽吹の絆が強まっていることが感じられ、ラストの感動につながります。

ちなみにラスト普通に感動してしまいます。今こうやって書いていてもちょっと涙ぐんでしまったので。

山下健二郎さんですが、とっても良かったです。

演技している感じが全然しなくて、すごく生感というか人間味があって魅力的でした。

実は羽吹ってかなり難しい役だと思うのです。

羽吹が沈んでしまうと成り立たないシーンが多いのですが、ダンスで培っているリズム感が生きているのか瞬発力のある演技を披露されていて、普通にすごいなと思って観ていました。

ドラマの『八王子ゾンビーズ』を観た時に、第一話に羽吹がお寺に行くまでの映像描写がなかったのが気になっていたのですが、映画ではしっかりその描写があって、それにより感情移入もできてよかったです。

八王子ゾンビーズのメンバーも皆さん素晴らしかったのですが、リーダー仁を演じた久保田悠来さんが見事に全体を引っ張っていた印象が強いです。

キャリア的にもそういったポジションを求められていたと思いますが、周囲を最大限に活かすように自分で意識されていたのではないかと感じるぐらい、八王子ゾンビーズ全体を輝かせていました。

仁を演じる役者が「俺が俺が」といった感じの性格だったら、八王子ゾンビーズ全体がここまで輝くことはなかったでしょう。

八王子ゾンビーズのメンバーが普通に笑ってしまっているようなシーンがあったような気もしたので(魔法の杖のチュロスのくだりとか)、撮影現場の雰囲気もきっとよかったんだろうなと勝手に想像してしまい、そういった部分でも楽しめました。

映画『八王子ゾンビーズ』は、特に仁のセリフで多かったのですが、観ていて心に刺さるセリフがたくさんあります。

鈴木おさむさんが脚本も書かれているとのことなので、笑いと感動の融合のさせ方がやはり絶妙だなと感じました。やっぱり観る人の心情をつかむのに長けていますよね。

ドラマ版はちょっと遊び過ぎかなという感じも個人的には少しあったのですが、映画ではその部分がコンパクトになりつつも笑いの破壊力が増している印象です。

でも出演者の皆さんドラマの時からコミカルな芝居もうまくて普通にすごいなぁと思いながら楽しませてもらいました。

あと、松岡充さんってやっぱり歌うまいんだなと痛感しました(笑)

おすすめ映画です。ぜひ。

感想はコメント欄にお気軽にどうぞ。

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