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映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』ネタバレあらすじ感想

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映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』作品情報

今回の絶対おすすめ映画は『ファウンダーハンバーガー帝国のヒミツ』です。

映画『ファウンダーハンバーガー帝国のヒミツ』はかの有名なマクドナルドがどのように生まれ、いかにして今のような世界中にある大規模なハンバーガーチェーンになったのかを描いた映画です。

知らない人も多いであろう真実がこの映画にはたくさん存在しています。

僕は噂では聞いたことがありましたが、この『ファウンダーハンバーガー帝国のヒミツ』を見てそれが事実であることを知ると同時に大いに驚きました。

実話という事もあって映画としても非常に楽しめる作品となっています。

それでは『ファウンダーハンバーガー帝国のヒミツ』の映画紹介です。

映画『ファウンダーハンバーガー帝国のヒミツ』は2017年に日本公開されたアメリカ映画です。

上映時間は115分。

監督はジョンリー・ハンコック

『オールドルーキー』『しあわせの隠れ場所』などを監督しています。

キャストは

レイ・クロック…マイケル・キートン

リチャード・J・マクドナルド(ディック)…ニック・オファーマン

モーリス・マクドナルド(マック)…ジョン・キャロルリンチ

ジョアン・スミス…リンダ・カーデリーニ

ハリー・J・ソネンボーン…B・J・ノヴァク

エセル・クロック…ローラ・ダーン

フレッド・ターナー…ジャスティン・ランデルブルック

ジューン・マルティーノ…ケイトニー・ランド

ロリー・スミス…パトリック・ウィルソン

ジム・ジエン…グリフ・ファースト

ジェリー・カレン…ウィルバー・フィッツジェラルド

ジャック・ホーフォード…デヴィッド・デヴリーズ

ほか。

映画『ファウンダーハンバーガー帝国のヒミツ』ネタバレ・あらすじ

1952年、ミルクシェイクを同時に作ることが出来る画期的なミキサーを販売する会社を経営しているレイクロック(マイケルキートン)は、自ら車でアメリカの各地を渡って飲食店に営業をかけていました。

しかしなかなかミキサーは売れずに悪戦苦闘の日々が続いていました。

ホテルの部屋でミキサーが売れないことに1人落ち込み、ドライブインで食事を頼めばさんざん待たされた挙句に注文した商品と違うものをウエイトレスが持ってくるようなパッとしない日々を送っていました。

営業に行った店で従業員が現れずに待ちぼうけをしている時に、レイは公衆電話から秘書に電話をかけて不在中に起こった出来事を聞きます。

秘書は返金希望などがあったことを伝えた後に、サンバーバーナーディーノにあるハンバーガー屋からシェイクのミキサーの注文が6台一気に入ったことを伝えました。

いっぺんに6台も売れるなんてことはあることではなく、レイは秘書に確認しますが秘書は確かに6台だと言います。

レイは電話を切りその注文をしたという店に直接電話をかけます。

どうやら経営者が2人いるようなやりとりの後、注文に間違いがないかを確認すると、6台の注文はやはり間違いでやっぱり8台注文するという答えが返ってきます。

電話の向こうは明らかに繁盛している様子の声が絶えず聞こえていました。

一気に8台もシェイクのミキサーを注文するハンバーガー屋とはどんな店なのか、レイは気になり車の上に地図を広げてお店のあるカリフォルニアへと車を飛ばしました。

ハイウェイを飛ばし、ミズーリ州を通過してアリゾナを通過し、レイは目的の店に到着しました。

そのハンバーガー屋には長蛇の列ができていて一目で人気店であることがわかりました。

レイも列に並んでハンバーガーを買う事にします。

だいぶかかるだろうと考えていたレイに、前に並んでいた女性がすぐに順番が来るわと教えてくれます。

そしてその女性の言う通り信じられない早さでレイの注文の順番はまわってきました。

レイは店員にハンバーガーとフライドポテトとコーラを注文しました。

店員さんは35セントと言って代金を受け取り、その30秒後には商品を渡してきました。

レイは意味がわからず今注文したばかりだと店員に言うと、店員は困った感じで注文された商品ですと答えました。

この時はまだハンバーガー屋はお皿に乗っているハンバーガーをナイフやフォークで食べるのが当たり前だったので、紙袋だけ渡されたレイはここでも困り果て店員に質問します。

レクチャーを受け周りを見渡すと、紙に包まれたハンバーガーに他のお客はかぶりついていました。

レイがベンチに座り感動しながらハンバーガーを食べていると、1人の店員が掃除をしながら近づいてきました。

その店員はこのお店の経営者の1人であるマクドナルド兄弟の兄のモーリスマクドナルド(ジョンキャロルリンチ)、通称マックでした。

レイは名刺を渡し注文を受けたシェイクのミキサー会社の者だと自己紹介し、挨拶に寄らせてもらったと話します。

マックはせっかくだから厨房を見るかといい、レイを厨房へと案内しました。

店の厨房は完璧にシステマティックに作り上げられていて、ケチャップなどを均等に素早く出せる見たこともない機械もありました。

質問すると自分たちで作ったとのことでレイは大いに驚きます。そして厨房内を厳しくチェックしている男と挨拶をします。

厳しそうな男性はマクドナルド兄弟の弟のリチャードJマクドナルド(ニックオファーマン)、通称ディックでした。マクドナルド兄弟は微妙なポテトの揚げ時間で口論を始めます。

レイはマクドナルド兄弟に話を聞きたいと食事に誘い、マクドナルド兄弟のこれまでの経歴を聞きました。

マクドナルド兄弟はハリウッドに進出し映画会社の運転手の後に映画館を買い取り始めたものの世界恐慌のあおりで赤字に転落したこと。

その後はいくつかの飲食店の経営を経て今のお店に辿り着いたことを話してくれました。

レイはこれまでの人生で新しいものに飛びついてビジネスに挑戦してきた男でした。

レイはマクドナルド兄弟の考え出したハンバーガー屋に無限の可能性を感じます。

レイはフランチャイズ展開をするべきだという結論に辿り着き、次の朝お店の前でマクドナルド兄弟を待ち伏せ、フランチャイズの話を興奮気味に話しました。

するとマクドナルド兄弟はすでにフランチャイズ展開をしていると答え、レイは驚きます。

しかし聞けば非常に小規模なフランチャイズ展開でした。

どうしてもっと拡大しないのかとレイはディックに質問します。

ディックは拡げれば拡げるほど品質の保証が難しくなるからだと答えました。

そしてこれ以上拡げるつもりはないと明白に答えました。

レイは自宅に帰ってもマクドナルドのことが諦めきれず、再びマクドナルド兄弟を訪ねます。

レイは情熱をもって兄弟を説得し、レイの熱意に負けたマクドナルド兄弟はフランチャイズに関してレイと契約を交わしました。

マクドナルド兄弟の信念がズレないお店作り、また契約内容を変更する場合はマクドナルド兄弟の変更が必ず必要という契約内容になっていました。

レイは早速フランチャイズの店をオープンするために資金を作ろうとします。

融資を受けるために妻のエセルクロック(ローラダーン)に内緒で自宅を抵当に入れて資金を調達し店をオープンさせました。

さらにレイはカントリークラブやゴルフでの接待を行って、お金持ちの知人をその気にさせ次々とフランチャイズ店もオープンさせます。

しかし裕福な資産家たちが出したフランチャイズ店に行くと勝手に新たなメニューを販売していたり既定のハンバーではないものを販売していたりと、ルール違反が次々と目につきレイは辟易してしまいます。

レイは狙いを富裕層から若年の夫婦に切り替えます。

若者は情熱もあり頑張るしかない状況であったり、夫婦で協力して店を切り盛りしたりとレイの狙いは見事に功を奏します。

レイは希望者を募りフランチャイズ店をさらにオープンしていきました。

フランチャイズの店がオープンするたびに手紙が送られてくるディックとマックは、あまりに早い拡大のスピードに品質保証を危惧していました。

レイはいつの間にか賞賛を浴びる人間になっていて、ミネアポリスを訪れた際には特に盛大な歓待を受けたのでした。

そして行ったレストランで、ミネアポリスで2号店を出したいと直訴するロリースミス(パトリックウィルソン)と出会います。

そしてロリーの妻でありピアニストのジョアンスミス(リンダカーデリーニ)とも出会い、レイはジョアンに惹かれてしまいます。

レイは華々しい経営者のように見えていましたが、フランチャイズ店の売り上げからのレイの取り分は少なく、実は運転資金が足りなくなっていました。

組んでいたローンも3か月滞納していて、内緒で自宅を抵当に入れていたことも妻のエセルにバレてしまいました。

なんとか自分の取り分をアップしなくてはとマクドナルド兄弟に電話して頼みますが、ディックは同意したことなのだからとこの願いを聞き入れませんでした。

銀行で何とか新たな融資を頼むも断れて意気消沈しているレイに1人の男が話しかけてきます。ハリーJソネンボーン(BJノヴァク)でした。

彼はレイのフランチャイズのやり方では帝国は築けないと話し、飲食店経営者ではなく不動産を自分の者にするべきとアドバイスします。

レイが買った土地をフランチャイズで店を出す人間に貸すという仕組みでした。

フランチャイズの条件はレイが買った土地で始めることを条件にすればいいと提案します。

レイはこの方法で波に乗りさらに拡大に成功していきます。

そしてロリーとジョアンが電気代などの節約になるからと新たに導入したいと持ってきた粉末のシェイクをマクドナルドに導入しようとしますが、マクドナルド兄弟にありえないと一蹴されてしまいました。

確固たる地位を築きつつあるレイは長年付き添ってくれていた妻のエセルに離婚を切り出します。レイはジョアンと大人の関係になっていたのでした。

マクドナルド兄弟はレイがフランチャイズの会社を勝手に作り土地を買っていることを知り激怒します。

契約違反だとマクドナルド兄弟は怒りますが、レイは開き直り契約も心も変化するとありえない発言をしました。

電話で口論となるマクドナルド兄弟とレイ。マクドナルド兄弟は訴訟を起こすと言います。

するとレイはこっちは17州に土地を持っている全国区、そんな砂漠の田舎者が訴訟したところで資金も足らず勝負できないと告げます。

このやり取りの最中に兄のマックが糖尿病の影響もあり倒れてしまいます。

入院しているマックの病室にディックもいます。そこへ突然レイが花束を持って現れました。

花束にはカードが添えられていて、カードの中身は白紙の小切手でした。回復したら話をしようと言ってレイは病室を去っていきました。

マクドナルド兄弟はレイに裁判で勝つことも追い出すこともできないと考えました。

マクドナルド兄弟はお店の権利を売る金額を提示しました。

2人合わせて270万ドル、さらに毎年の全店の売上の1パーセントを支払うといった内容でした。

しかしこの売り上げの1パーセントの部分は紳士協定ということになってしまい法的な縛りはない内容になっていました。

レイはマクドナルド兄弟を安心させようと握手を求め支払うことを約束しました。

その後、トイレでディックとレイがばったり会い、ディックはレイに厨房を見せて内部のつくりを見せたのに自分で独自の店をやらずに最初からマクドナルドのフランチャイズを始めたのはなぜかと問いました。

レイは「マクドナルド」という名前が響きといいすべてにおいて素晴らしかったからだと答えました。

クロックでは店は成功していないと話、マクドナルドという名前を見た時に絶対に自分のものにしてやろうと思ったと話しました。

権利を売ったことでディックとマックの店はマクドナルドという店名を名乗れなくなりました。

看板が外されるのを寂しそうに見ているマクドナルド兄弟。

それに対しレイは大成功しさらに富を増やしていました。

マクドナルドの歴史を語るスピーチの練習をレイが自宅でしています。

はじまりは、の部分でつっかえるレイ。

レイ自身もマクドナルドの始まりを語るのは思うところがあるようでした。

レイははじまりは、の後に自身のフランチャイズ一号店という事で練習をしていました。

それが済むとレイは重い足取りでスピーチの練習をしていた部屋をから出ていきました。

マクドナルドのファウンダー(創業者)はレイだと塗り替えられていました。

気になるのは紳士協定で決まっていた売り上げの1パーセントです…。

果たしてしっかり支払われていたのか…?

本編でご覧ください。

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映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』感想・評価

映画『ファウンダーハンバーガー帝国のヒミツ』はフィクションかと思ってしまうほど、人間の汚い部分などが克明に描かれている映画なのですが、実話なんですよね。

ノンフィクションなのです。

マクドナルドは好きだし、レイクロックがこのような行動をしていなかったら、もしかしたら日本にマクドナルドはなかった可能性もあるわけで…。

そういう意味では日本にマクドナルドを存在させてくれた人間という事になるわけですが、人間的にはとても好きになれないのが本音です。

映画『ファウンダーハンバーガー帝国のヒミツ』を観ていると、ただただマクドナルド兄弟がかわいそうになってしまいます。

この兄弟いくらフランチャイズが拡大しても店に来て働いていましたし。

マクドナルドを名乗れなくなったお店は結局2、3年で廃業してしまったようですし。

レイクロックの実際の映像が最後に流れるのですが、こんなこと言うのは良くないかもしれませんが、ズルそうな顔していました。

悪そうというかズルそうというか。

マクドナルドの歴史がわかる上に、観ていて感情移入してしまって楽しめる映画です。

現在のマクドナルドにもちろん罪はありません。僕も変わらずマックに行きます。

ただこういった歴史があるということは知っておいて損はないと思いますし、これからはマクドナルド兄弟に感謝してマックを食べなくてはと僕は思いました。

おすすめ映画です。ぜひ。

映画『ファウンダーハンバーガー帝国のヒミツ』

怪物か。英雄か。

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