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映画『嘘八百』ネタバレあらすじ結末と感想評価|中井貴一・佐々木蔵之介

映画嘘八百ネタバレあらすじキャスト評価

映画『嘘八百』キャスト・監督・概要

今回の絶対おすすめ映画は『嘘八百』です。

映画『嘘八百』は中井貴一さんと佐々木蔵之介が主演を務めるという豪華キャストで贈るコメディでありながらも、ドラマ要素もしっかりある珠玉の一本となっています。

中井貴一さんと佐々木蔵之介さんをはじめ、出演者の方が芸達者な俳優ばかりで何度も笑わせてくれる楽しい作品です。

それでは『嘘八百』の映画紹介です。

映画『嘘八百』は2018年に公開された日本映画です。

続編で『嘘八百 京町ロワイヤル』も2020年に公開されています。

上映時間は105分。

監督は武正晴監督

『百円の恋』『インザヒーロー』『カフェ代官山』『全裸監督』などを監督しています。

キャストは

小池則夫…中井貴一

野田佐輔…佐々木蔵之介

野田康子…友近

大原いまり…森川葵

野田誠治…前野朋哉

大原陽子…堀内敬子

よっちゃん…坂田利夫

西田…木下ほうか

田中四郎…塚地武雅

後醍醐…桂雀々

絹田昭太郎…寺田農

樋渡忠康…芦屋小雁

棚橋清一郎…近藤正臣

ほか。

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映画『嘘八百』あらすじ・ネタバレ

古物商の小池則夫(中井貴一)は目利きの技術もしっかり持っていますが、商売としては詐欺のようなことをして生計を立てていました。獺(かわうそ)という屋号で活動していました。

則夫はかつて結婚して娘に恵まれていましたが、妻の大原陽子(堀内敬子)とは離婚していて、娘の大原いまり(森川葵)は則夫と陽子の元を交互に訪れている状態でした。

この日、いまりは則夫と共に過ごしていました。いまりは則夫の仕事に同行し則夫の運転するハイエースの助手席に乗っていました。

カーラジオでは占いがやっていて、則夫は自分の星座であるふたご座が西の方角に吉があると聞きながら車を走らせていました。

則夫は大阪の堺で大きな屋敷を見つけて、直感を働かせました。お金が眠っている匂いを感じ取ったのでした。

蔵のある家には蔵の中に放置されている美術品の中に掘り出し物の値打ちの品があることが多いのです。

則夫が車を停車して屋敷を訪問しようとします。表札には『絹田』と書かれていました。

そこへちょうど帰宅してきた野田佐輔と出くわしました。

佐輔は『セールスなら結構だよ』と則夫を追い返そうとしますが、則夫が『古物商で蔵を見せていただきたくて』と言うと、快く中に入れてくれました。

則夫はもちろん佐輔のことを絹田家の人間だと思い込んでいます。

いまりも仕事着を着てアシスタントという事で則夫と共に絹田家の中に入っていきました。

お父さんの仕事を手伝う娘の様子を見て佐輔の顔も思わず緩みます。これが則夫の狙いでもありました。

絹田家の屋敷に庭では佐輔の息子の野田誠治(前野朋哉)がプラモデルのようなものを夢中で作っていました。

佐輔は「おたくのお嬢ちゃんとはえらい違いですよ」と則夫に話しました。

佐輔は父親が趣味で骨とう品を集めていたが自分はまったく詳しくなくてと言いながら則夫を蔵に案内しました。

蔵の中を物色していた則夫でしたが、贋作(にせもの)の茶碗が多くあることに気が付き、青井戸茶碗に似せて作られた一つを持ってリビングで佐輔と話し、5000円で買い取りますよと話しました。これでカフェオレを飲むのでと佐輔に話しました。

贋作だとは知らなかったと反応した佐輔はもっと高額で購入しているはずだと驚いていました。則夫は納得させて茶碗を5000円で買い取りました。

則夫はいまりを連れて茶碗が売られていたという骨とう品屋を訪れました。買い取りをお願いしますが5000円だと言われます。

則夫が贋作を高値で売ったのかと指摘すると、店主の樋渡忠康(芦屋小雁)が出てきて則夫の対応をします。

さらにそこへテレビの鑑定番組などにも出演している棚橋清一郎(近藤正臣)が現れ、則夫はペースを握られてしまい、さらに棚橋は茶碗が入っていた箱の方が価値がると言って、箱と茶碗のセットで25000円で買い取る提案をしました。

これに樋渡が色と付けると言って500円を追加し、結局25500円で茶碗は買い取られました。

いまりと焼き肉を食べながら則夫は愚痴をこぼしていました。

則夫は佐輔に呼ばれて再び絹田邸を訪れました。

佐輔は蔵の中からこんなものが出てきたと言って書状のようなものを則夫に見せました。

則夫は「百姓一揆の決起」だと言い、大したものではないといった感じで佐輔に説明していましたが、内心は激しく動揺していました。

そして則夫は蔵の中をもう一度よく見せてくれと頼んで再び蔵の中を物色し始めました。

則夫は佐輔に嘘をついていました。書状は千利休が通仙院に茶碗を送ったとされる「譲り状」でした。恐ろしいぐらいに価値のあるものです。

則夫は書状があるというこは茶碗もきっとあると思い、蔵の中を再度探し始めたのでした。

そしてついに則夫は「長次郎の黒楽」の茶碗を発見しました。内心は飛び上がりたいほどにテンションが上がっています。

則夫は佐輔には価値あるものが見つかったことはまったく悟られないように、蔵の中の物を全部で100万円で買い取ると伝えました。

佐輔は無理させてるんじゃないのかと質問しますが、則夫は問題ないと言い、2人は約束しました。

佐輔はもう遅いから明日にでも話を進めましょうと言って、強引に蔵の明かりを消してしまいました。

則夫は上機嫌でいまりとお寿司を食べに行きました。

則夫は佐輔と約束していた時間よりも早く絹田邸に赴き佐輔に驚かれます。佐輔は運び出しやすいように蔵の中の物を段ボールに詰めていました。

黒楽の茶碗の在りかがわからなくなってしまい焦る則夫でしたが、茶碗は無事ありました。

車への積み込みが終わり則夫はお金を払い、車を発車させました。

則夫が上機嫌で車を運転しています。カーラジオからまた占いが流れてきます。

西の方角に行くと吉という占いが見事に的中し、喜びながら運転していた則夫でしたが、今回の占いは「ふたご座は落とし穴に注意」というものでした。

則夫は胸騒ぎがして車を停めて黒楽の茶碗を箱から出して確認します。茶碗が贋作であることに気が付き呆然とします。

則夫は引き返し絹田邸に上がり込み佐輔を探します。

しかし家の中には見ず知らずの老人が1人で食事をしていました。則夫は思わず「誰だあんた!?」と言いますが逆に「誰だ!?」と言い返されてしまいます。

佐輔のことを尋ねると、食事をしていたのは本当の絹田家の主である絹田昭太郎(寺田農)で、佐輔は絹田家とはなんの関係もなく、留守番を時給900円で頼まれているだけの人間でした。

則夫は愕然とします。

絹田から佐輔の情報を聞き出し行きつけの居酒屋だという「もぐら」に行きました。この居酒屋はいつも決まったメンバーが飲みに訪れています。

そしてこの店に集まっているメンバーは店主の西田(木下ほうか)は書道の名人(字を真似る技術のみ)で、よっちゃん(坂田利夫)は表具屋を営んでいて仕立てのプロでした。

つまり贋作作りの名人の集まりです。

則夫は完全に騙されたのでした。書状を千利休の本物の書状だと思い込み、そのせいで茶碗が贋作かどうかも先入観によって判別できなかったのです。

さらに佐輔は元々茶碗を作っていた人間で、その茶碗は佐輔によって作られたものでした。

則夫は騙したつもりがまんまと騙され100万円を支払ってしまったのでした。

則夫は佐輔の家まで追いかけます。家に上がるとなぜかいまりが佐輔の妻の野田康子(友近)と息子の誠治と食卓を囲んで食事をしていました。豪勢にすき焼きを食べていました。

則夫はいまりを連れて帰ろうとしますが、なんといまりはオタクの風貌のパッとしない誠治に恋をしてしまっていて、帰ることを拒みます。

揉めている間に則夫も一緒にすき焼きを食べて飲んで、いつの間にかそのまま佐輔の家で寝てしまっていました。

朝になって則夫が目覚めると隣で佐輔が平然とすき焼きの残りを食べています。

そこへ突然キャリーバッグを持った康子が現れ「うち出ていくわ」と言って家を出て行ってしまいます。突然のことにわけがわからない佐輔は追いかけて「俺何かしたか!?」と訊きますが、康子は「あんた今までなにやってた?」と言葉を残して出て行ってしまいました。

康子は息子の誠治にご飯を作るために出ていかなかっただけで、いまりと恋をした様子をみて安心して出て行ったのでした。

佐輔は元々は茶碗作りに情熱を燃やす陶芸家でした。康子はそんな佐輔に惹かれて結婚をしていました。

しかし佐輔が大きな賞を獲った時に樋渡と棚橋に甘い言葉をかけられて、2人に茶碗を作って納品していた佐輔はある時、自分が作った茶碗が高額で売りに出されているのを見つけます。

佐輔は技術の高さを評価され贋作を作らされていたのでした。そしてその贋作はお客を騙して高額で売られていたのでした。

事実を知った佐輔はショックを受けて陶芸を辞めてしまい、今のようなその日暮らしをするようになっていたのでした。

そして則夫もかつてこの樋渡と棚橋に騙されて贋作をつかまされて信用を失った過去がありました。そして皮肉にもその贋作は佐輔が作った茶碗だったのです。

則夫は佐輔の陶芸家としての腕前をお世辞抜きに褒めます。

そして本物以上の贋作を作ってあの2人をぎゃふんと言わせようと話し、これにより佐輔の陶芸家としての闘志に火がつき佐輔は再び茶碗づくりを再開します。

則夫は千利休にちなんだ茶碗を作れないかと目論見ます。譲り状の内容に大海原を表現している言葉があり、ヒントを得ます。

また佐輔と則夫は博物館に行って千利休の研究をします。学芸員の田中四郎(塚地武雅)は千利休にマニアで、次から次へと知識を披露してきます。

知識を披露している田中は妙に生き生きしていました。

田中は千利休がカモメと呼ばれていたことも教えてくれました。場所を移動した佐輔と則夫でしたが、ここにもまだ田中がついてきていてさらに知識をひけらかしました。

やはり田中は生き生きしていました。佐輔の作る茶碗は大海原をイメージした茶碗に決まります。

佐輔は試行錯誤して悩みますが茶碗作りに取り掛かります。地面を掘り起こして土を食べて成分などを確認している佐輔は本物の陶芸家でした。

佐輔は自宅に狭いアトリエを作り土をこねるところから始めて茶碗作りを開始しました。

ついに佐輔の情熱を注いだ茶碗が完成します。茶碗には緑色のうわぐすりが使われていました。

茶碗が完成したので書状と箱の用意に取り掛かります。居酒屋もぐらのメンバー西田やよっちゃんらの出番です。

ストーリーは則夫の担当です。則夫は茶碗は千利休の形見ということにしました。

準備を整えた則夫は佐輔の家で1人でカフェオレを飲んでいました。

佐輔から買い取った茶碗でした。佐輔が帰ってきて「これでカフェオレを飲むと言っただろ」と則夫は佐輔に話しました。

骨とう品のオークションが開かれていて、樋渡と棚橋が来ています。

則夫はこの会場に行きこっそりと樋渡と棚橋に千利休の形見の茶碗がある蔵から見つかったと耳打ちしました。

2人は色めきだし、則夫は茶碗が披露される日時を伝えました。

いよいよその日がやってきました。樋渡と棚橋がやってきます。これにプラスして学芸員や文化庁の人間も来ています。千利休の茶碗ということで田中四郎ももちろん来ていました。

譲り状もあり、千利休が送った相手はずいさくという人物で歴史的に整合性も取れていて一同は納得しています。陰に隠れて佐輔は様子を伺っていました。

則夫はもっともらしいことを付け加えて一同はさらに納得して書状と茶碗に見惚れていました。

樋渡と棚橋と学芸員と文化庁の人間以外はみんなグルでした。外国から買い付けに来ていた博物館の人間だという外人も則夫の仲間です。

競りが始まり値段がどんどん上がっていきます。康子も現れていて値段をつり上げます。

康子は保険証を取りに帰った時に佐輔の作った茶碗を目にしていて、佐輔の情熱が蘇ったことに感動していました。物陰で音だけ聞いている佐輔は康子の声を聞いて驚いています。

茶碗は8000万円まで値段が上がります。

しかし持ち主の絹田はその値段では譲れないと渋ります。次の声を待っている時に棚橋が突然「これは贋作だ」と言い出します。

緑色のうわぐすりが使われていることに違和感があるとし、棚橋は説明を続け一同は贋作であることに納得し、文化庁の人間も田中四郎も落胆しました。

他の人間は贋作であることはもちろんわかっているので、騙し通せなかったことに落胆しました。

結局贋作という事で値段はつかなくなり、田中四郎と文化庁の人間、樋渡と棚橋はその場を去ります。

外国人も帰りますがこの人はグルなので帰り際に則夫が「悪いな、分け前を渡せなくて」と謝っていました。

落胆していた一同でしたが、樋渡と棚橋がいそいそと戻ってきました。

樋渡と棚橋はこれ以上値段が上がるのを恐れて贋作だと言ったと言い、これは紛れもない本物だと言い、1億円で買うと言ってアタッシュケースから1億円を出します。

書状には西田が余計なカモメの画を書いていて心配していたのですが、逆に信憑性があるという材料になっていました。

絹田は消費税分だと言ってプラス800万を要求。樋渡は1億800円を支払って贋作の茶碗を買い取りました。

2人が帰ると一同は大喜びし、佐輔と康子は早々と愛し合っていました。

いまりと誠治が結婚式を挙げることになり、結婚式会が滞りなく行われています。

しかし突然刃物を持ってウエディングドレスを着た女性が乱入してきて誠治に裏切り者など罵声を浴びせて暴れまわります。

結婚式場は騒然となり、勇敢に則夫が止めに入りますが、そのまま結婚式は中止になりました。

乱入してきた女性はなんと則夫の元妻の陽子でした。則夫と陽子は高級ホテルで「いまりには悪いけどあの男はいまりに合わないと思ってたんだ」などと話しています。

しかしいまりが則夫の持っている大金を持って逃走してしまいます。佐輔の方も誠治が佐輔から大金のはいったバッグを盗んで逃げだしていました。

慌てて則夫のいるホテルに来た佐輔は陽子と則夫が一緒にいるところをみて驚きます。

則夫は佐輔に構っていられずその場からに逃げて車でいまりを追いかけました。佐輔が車の前に立ちはだかり、誠治にお金を盗まれたことを話し、2人は一緒に追う事にします。

空港でいまりと誠治を発見して追いかけますが、あと一歩のところで逃げられてしまい2人は海外へと旅立ってしまいました。

落ち込む則夫と佐輔ですが、新たにまた稼ごうと立ち上がります。

佐輔はまた贋作を作ることを考えますが、則夫は佐輔に「野田佐輔の作品として売れ。その力が十分にある。」と告げます。佐輔は嬉しそうです。

2人は一緒に仕事をすることになり車で旅立ちます。

車に並走するようにカモメが飛んでいます。

棚橋は贋作かもしれないと疑い始めて科学の力で判定しようと言いますが樋渡はこれを拒否。

揉み合っているうちに茶碗は…。

いまりの運命は…?

則夫と佐輔が向かった先は…?

結末は本編をご覧ください。

映画『嘘八百』感想・評価

映画『嘘八百』ですが、面白いだろうなと思い鑑賞したら見事に面白い映画でした。

展開も先が簡単に読めない展開ですし、そのなかで笑いどころもたくさんあってとても上質なコメディ映画となっています。

中井貴一さんはやっぱりリアリティのある演技でたくさんの笑いを与えてくれます。

「コメディってこういうことなんだよな」ということをまさに体現してくれています。やはり大好きな俳優です。

佐々木蔵之介さんもすごく魅力的でした。もちろん演技が上手いのは言うまでもないですが、中井貴一さんとの絡みは観ていて本当に贅沢で、幸せな時間を与えてくれます。

友近さんもいい味出していてシリアスに演じていて普通に素晴らしかったです。

友近さんはお笑いの時でも抜群にお芝居上手いですもんね。「嘘八百」でもさすがでした。

また他のキャストの方々もキャラが濃いのに皆さんしっかりリアリティがあって素直に「すごいなぁ」という感じでした。

坂田利夫さんが出てきたのは特に好きな芸人さんというわけではないですが、なんだか嬉しくなってしまいました。

学芸員の田中四郎を演じた塚地武雅さんが最高で声を出して笑ってしまいました。

突然現れた時の中井貴一さんのリアクションも爆笑できるシーンで、本当に楽しい気持ちにさせてくれます。

映画『嘘八百』はストーリーも最終的にすごく痛快で、さらに情熱を燃やすことの大切さやきっかけの重要性なども教えてくれる映画です。

映画『嘘八百』を一言で言うなら「元気の出るコメディ映画」といった感じです。

まだ観ていない人は観て損は絶対ないので是非元気になって下さい。

おすすめ映画です。ぜひ。

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