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映画『ユージュアルサスペクツ』ネタバレあらすじ結末と感想評価解説

映画ユージュアル・サスペクツネタバレあらすじキャスト評価

映画『ユージュアル・サスペクツ』キャスト・監督

今回は映画好きの間で語り継がれている名作『ユージュアルサスペクツ』をご紹介します。

映画『ユージュアルサスペクツ』ですが、この映画のラストは本当に震えます。

僕は思わず「うわっ!」と声を出してしまったほどです。

まさに極上のサスペンス映画となっています。映画ファンの間でも語り継がれる名作として君臨しています。

それでは『ユージュアルサスペクツ』の映画紹介です。

映画『ユージュアル・サスペクツ』は1996年に日本公開されたアメリカ映画です。

上映時間は106分です。

監督はブライアン・シンガー監督(『ゴールデンボーイ』『ワルキューレ』『X-MEN』『ボヘミアンラプソディー』などを監督しています)

キャストは

ディーン・キートン…ガブリエル・バーン

ヴァーヴァル・キント…ケヴィン・スペイシー

マイケル・マクマナス…スティーブン・ボールドウィン

トッド・ホックニー…ケヴィン・ポラック

フレッド・フェンスター…ベネチオ・デル・トロ

デヴィット・クイヤン…チャズ・パルミンテリ

コバヤシ…ピート・ポスルス・ウェイト

他。

ケヴィン・スペイシーはこの映画でアカデミー賞助演男優賞を受賞しています。

映画『ユージュアル・サスペクツ』あらすじ・ネタバレ

港で停泊していたしていた船が爆発し炎上する事件が起こります。被害は甚大で多くの人間が亡くなり、9100万ドルが消える事件でした。

事件は当初クスリの取引きの際に組織間の争いにより起きた事件と見なされ捜査していましたが、捜査官のデヴィッド・クイヤンは何か他の原因があるのではと睨みFBIのジャック・ベア捜査官に連絡をとります。

こに事件の生存者は二名で、一人は重体となっており、もう一人は無傷の障害者・ヴァーバル・キントでした。ヴァーバルは足を引きずっています。

尋問が始まると、ヴァーヴァルはこの事件のきっかけは6週間前に起きた銃を積んだトラックのハイジャック事件だと話します。

このハイジャック事件はトラックの運転手は犯人の顔を見ておらず、声だけを聞いている状態でした。そのなかで5人の容疑者が挙げられ、5人は並べられ写真を撮られていました。

マイケル・マクマナス

フレッド・フェンスター

トッド・ホックニー

ディーン・キートン

ヴァーヴァル・キントの5人でした。

この時に留置所に入れられた5人はこの出会いをきっかけに結託して犯罪を犯そうと話し合います。

内容は南米から密輸される宝石を強奪することで、この犯罪行為には5人の頭数が必要でした。キートンは悪事から足を洗おうと真面目に考えていたところでしたが、4人の説得に応じ、この宝石強奪に参加することとなります。

警察に賄賂を渡し、パトカーで宝石を運んでいた南米の運び屋でしたが、5人はパトカーの行く手を阻み、銃で脅して無血で宝石の強奪に成功します。

宝石を宝石仲介商人のところに持っていき、すべては終わる予定でしたが、宝石仲介商の男は、新たなヤマを持ち掛けます。

その内容はホテルに宿泊している宝石屋を襲ってくれというもので、5人はこのヤマを引き受けます。言われていた宝石屋の男を襲う5人でしたが、宝石屋とボディーガードを手違いで殺してしまいます。おまけにカバンを開けると中に入っていたのは宝石ではなくクスリでした。

予定と違う事態に狼狽した5人は話を持ち掛けた宝石商の男を詰問します。そして裏にいる人物が明るみに出ます。コバヤシというイギリス人で、コバヤシはなんと伝説の悪党・カイザー・ソゼの右腕だというのです。

カイザー・ソゼは悪の道に手を染めているものなら名前を知らない男はいないという人間です。

しかし誰もカイザー・ソゼの顔や声を知らないという謎に包まれた人物でした。あまりの謎の多さに存在すらも疑われている人物です。

カイザー・ソゼの配下の者に手を出してしまった5人は不安を覚えます。

コバヤシが5人の元にやってきて「借りをきっちり返してほしい」と話します。

しかもここで5人は驚愕の事実を知らされます。

5人は過去に、もちろん別々にですが、カイザー・ソゼの商売を邪魔していたというのです。

しかも容疑者として5人が集められたのは偶然ではなくカイザー・ソゼが仕組んだもので、そこで5人を知り合いにならせることも計算づくだったというのです。もちろん5人は愕然とします。

カイザー・ソゼは5人に仕事を依頼します。

内容としては、カイザー・ソゼの商売を邪魔しているアルゼンチンの組織が停泊中の船の中で9100万ドルのクスリの取引きをするので、そこへ乗り込み取引きを邪魔し、クスリもすべて焼き払えという内容でした。

依頼に躊躇する5人。存在自体を疑っている者もいます。

フェンスターはこのヤマから降りると言いいなくなりますが、なんとフェンスターは海辺で死体となって発見されます。カイザー・ソゼの依頼を断るという選択肢はなかったのです。

コバヤシ自身がカイザー・ソゼなのではないかと思い、コバヤシを追い詰めようとしますが、コバヤシはすでに4人の恋人や親族を人質にとらえていて、ますます4人は依頼を引き受けざるをえなくなります。

そして迎えた取引き当日。

キートンが問題の船に接触する役割となり、キートンに見張り役の男たちが近づいてきます。

その時、仕掛けていた爆弾が爆発し、爆発をきっかけに船に乗り込んだ4人はとにかく船に乗っている人間を殺害していきます。

しかしホックニー、キートン、マクナスはナイフや銃弾に倒れ、ヴァーヴァルは看板から仲間が殺されるのを見ていました。そして一人の男が船に火をつけて立ち去った。おそらくあれがカイザー・ソゼだろう。

以上がヴァーヴァルの供述でした。

捜査官はキートンがカイザー・ソゼなのではないかと思います。キートンの過去の犯罪歴に似ているものがあったからでした。

キートンが黒幕であるという結論を出した捜査チームは、そうなると生き残った目撃者のヴァーヴァルの命が狙われるのではと危惧します。

捜査官はヴァーヴァルに警察の保護下に入ることを勧めますが、ヴァーヴァルはこれを断り、釈放され建物を出ていきます。

なにかが腑に落ちない感覚の捜査官は部屋で一人考えています。

捜査官はあることに気付きます。尋問していた部屋には過去の事件の新聞が壁に貼られているのですが、ヴァーヴァルがしゃべっていた内容は、その新聞記事に書かれていることをつなぎ合わせているものだったのです。

愕然とする捜査官の持つマグカップの裏面には『コバヤシ陶器』と書かれていました。

もう一人の生存者に聞き取りをし作らせた似顔絵が捜査官に送られてきます。

ファックスで送られてきたその似顔絵は、さっきまで話していたヴァーヴァルそのものでした。

慌ててヴァーヴァルの後を追う捜査官。

鳥肌もののラストが待ち受けています…。

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映画『ユージュアル・サスペクツ』感想・評価

初見でこの結末を見破れた人は果たしていたのだろうか。正直それぐらい衝撃的なラストでした。はじめて観た日から何度観たかわからない映画。

『カイザー・ソゼ お前はいったい誰なんだ!?』

そんなキャッチフレーズもものすごくしっくりきていました。

そしてラストが面白いという事はそこに行くまでの展開も文句なく面白くて、映画自体も全編を通して非常に秀逸です。

一番好きな映画で『ユージュアルサスペクツ』を挙げる人も本当に多い、それぐらいの映画なんです。

ケビン・スペイシーに関してはしばらく他の映画でもつい疑ってしまう癖がついてしまいました(笑)

特にラストの引きずっていた足が普通になるところではゾワーって鳥肌が立ちます。

これは初見のみならず何度観ても鳥肌が立つんです。下手なホラー映画よりも全然ゾワっとします。

映画ってすごい!!って思える作品です。

ここまでの衝撃を受けた映画は現在もなかなかないかもしれません。

この後に『セブン』とか観ちゃうと、もうどうしていいかわからなくなります、きっと。

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