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映画『シューター極大射程』ネタバレあらすじ感想

映画シューター極大射程ネタバレあらすじキャスト評価

映画『ザ・シューター 極大射程』作品情報

今回の絶対おすすめ映画は『シューター極大射程』です。

マークウォルバーグ主演のこの『ザ・シューター極大射程』ですが、実は初見の前はそんなに期待していなかったのです。

こういう映画にありきたりな感じのストーリーかしらと思っていたのですが、実際に鑑賞してみたら非常に面白かったです。

ストーリーも単純なものではなくスリリングな展開に自然と見入ってしまいます。

それでは『ザ・シューター極大射程』の映画紹介です。

映画『ザ・シューター極大射程』は2007年に日本公開されたアメリカ映画です。

上映時間は124分。

マークウォルバーグ総指揮でテレビドラマ化もされています。

監督はアントワーン・フークア監督

エンドオブホワイトハウス』『トレーニングデイ』『イコライザー』などを監督しています。

キャストは

ボブリー・スワガー…マーク・ウォールバーグ

ニック・メンフィス…マイケル・ペーニャ

アイザック・ジョンソン大佐…ダニー・グローヴァー

サラフェン…ケイト・マーラ

ジャック・ペイン…イライアス・コティーズ

アローデス・ガリンドー…ローナ・ミトラ

ルイス・ドプラー…ジョナサン・ウォーカー

ハワード・パーネル…ジャスティン・ルイス

ラスターナー…テイト・ドノヴァン

マイケル・サンダー…ラデシェル・ベッジア

スタンリー・ティモンズ巡査…アラン・C・ピーターソン

チャールズ・F・ミーチャム上院議員…ネッド・ビーティ

ドニー・フェン…レイン・ギャリソン

ラサート司法長官…ブライアン・マーキンソン

ミスターレート…リヴォン・ヘルム

ほか。

映画『シューター 極大射程』ネタバレ・あらすじ

一流の腕を持つ狙撃手のボブリースワガー(マークウォルバーグ)は草むらに身を隠し機会を伺っていました。

横には標的との距離や風を測定する役割の相棒のドニーフェン(レインギャリソン)がいます。

アメリカ陸軍基地から敵の侵攻の報告を受ける2人。機関銃で武装している男が車の荷台に乗っています。

ドニーは標的を測定、標的までの800メートルの距離をもろともせず、ボブはその武装した男に銃弾を命中させました。

本部へ報告を行ったボブとドニーでしたが、まったく情報がなかった敵の援軍が突然現れます。

ボブは相手を射殺しますが、敵はボブとドニー相手に激しく攻撃を開始します。激しい攻撃の中で本部との連絡は途絶えてしまいます。

最後の本部からの言葉は必ず戻れというものでした。予想外の展開に本部は撤退を決めたのでした。ボブとドニーは見捨てられた形になってしまいます。

なんとか応戦する2人でしたが、ドニーがついに敵の銃弾に倒れてしまいます。ボブは激しく怒り戦闘ヘリのプロペラを狙い撃ち破損させ、ヘリを墜落させました。

その出来事から36ヶ月が経過しました。

バージニア州にあるCIA本部でアイザックジョンソン大佐(ダニーグローヴァー)はボブの経歴などを調査していました。

ボブは元々海兵隊の人間なのですがCIAからの要請で戦場に赴き、さらには置き去りにされ、相棒のドニーを失い、1人で戦闘ヘリと多数の敵兵を相手に孤軍奮闘したのでした。

その後ボブとドニーを置き去りにする決断を下したCIA局員は何者かによって殺害され、ボブはその犯人として容疑をかけられますが、疑いは晴れて現在は人里離れた土地で愛犬と共に静かに暮らしていました。

そんなボブの元にジョンソン大佐が護衛を連れてやってきました。

ボブは素っ気なく対応し話はないから帰るように告げますが、ジョンソン大佐はボブに少しだけ話す時間をくれるように頼みます。ジョンソン大佐はボブに仕事の依頼をしにきたのでした。

その内容とは大統領暗殺の計画を立てて欲しいというものでした。

実際に大統領を暗殺して欲しいというものではなく、これから大統領が公共の場に立つにあたって、暗殺される危険性を少しでも減らすために、名狙撃手のボブならどのような計画を立てるのかを知り参考にしたいという意図でした。

内部に裏切り者がいる可能性が大いに考えられるためボブに頼むのが得策と考えたジョンソン大佐の案でした。

大統領が公共の場で演説をする予定になっているのはボルチモア、フィラデルフィア、ワシントンです。1600メートル離れた場所から狙撃される可能性があることをジョンソン大佐はボブに話します。

狙撃に適したポイントを割り出してほしいというのが、ジョンソン大佐のボブに対する具体的な依頼でした。

ボブは依頼の内容を聞き、大統領の命を救うためならとこの依頼を引き受けることにします。

ジョンソン大佐からの情報を元に調査を行ったボブは、ボルチモア、フィラデルフィア、ワシントンの3か所で、狙撃に適しているのはフィラデルフィアであると結論を出します。

適しているどころかボブはフィラデルフィアなら簡単に大統領を狙撃できると思いました。ボブはこの調査結果をジョンソン大佐に報告したのでした。

大統領の演説当日、ボブはジョンソン大佐と共に現場に訪れました。

役割は標的までの距離や風力などを計算する観測手でした。そこでボブはスタンリーティモンズ巡査(アランCピーターソン)を紹介されます。ティモンズもボブに同行することとなります。

大統領を狙う狙撃手を発見したボブはその狙撃手を撃つように現場で指示を出しますが、現場の人間は動こうとしません。

その間に演説のステージには銃弾が撃ち込まれてしまい、さらにボブはティモンズに撃たれ怪我を負ってしまいます。

すべてはボブを始末しようとするジョンソン大佐の陰謀で、ボブは嵌められたのでした。

怪我を負いながらもボブはなんとか逃げ出し、FBI捜査官のニックメンフィス(マイケルペーニャ)の銃と車を奪って逃走します。

FBIやティモンズがボブを追跡しますがボブはなんとか逃げ切り自力で怪我の手当てをしました。

ニックはボブに襲われた際に「嵌められた。自分は潔白だ」という言葉を聞いていて、そのことを上司に報告します。

しかしニックの上司たちはその話に信ぴょう性を感じず、ボブは犯人として公表されてしまったのでした。

濡れ衣を着せられ逃走を続けるボブは、かつての相棒であったドニーの婚約者であるサラフェン(ケイトマーラ)の元を訪れました。

ボブはサラから大統領は亡くなっていなくてエチオピアの司教が死んだという話しを聞きます。ボブはサラに対して自分は暗殺を行っていない事、潔白であると説き、ボブの話を信用したサラは通報することをやめてボブを家の中に匿いました。

サラはボブの応急処置しかしていない傷口を手当てしました。

ボブの言葉が気になっていたニックは調査を行っていました。

ニックはボブが犯人であるならば超一流の狙撃の腕を持つボブが大統領ではなく他の人物を撃ってしまったというのはおかしいと疑問を感じていました。

ボブの腕前で標的から70センチずれてしまうのは考えにくいと思いました。

さらにニックが調べていくと他にもいくつも矛盾点があることに気が付きます。ボブが犯人であるという証拠が揃い過ぎていて尚且つその証拠の発見が早すぎることなどです。

ニックは早速この事実を上司であるアローデスガリンドー(ローナミトラ)に報告します。

ガリンドーはこの報告を受けてティモンズに話を聞こうと考えますが、ティモンズはすでに強盗に襲われて路上で殺害されていました。ニックは独自でこのボブの件に関して調査を進めていきました。

ボブは目を覚まします。サラが傷口を縫合してくれたおかげで怪我の治療は済んでいました。ボブは自分を信用してくれているニックの協力が必要だと考えます。

しかしボブは容易にニックに接触することはできません。ボブがニックと接触するためにサラに協力を依頼します。

サラは婚約者ドニーのかつての相棒であるボブを信用しドニーが愛用していた銃をボブに渡し、協力することを決めます。

変装を施したサラはニックに接触し、ボブが最初にジョンソン大佐が自分を訪ねてきた時に撮っておいたジョンソン大佐が乗っていた車の写真を渡します。

店を出るサラと阿多に続くニックの姿をボブは離れた場所で確認していました。ボブに突然2人の警官が話しかけてきます。

ボブはボブは警察官を投げ飛ばし連れていた警察犬にその景観を噛ませて逃走します。

パトカーが緊急事態のサイレンを鳴らし追跡を開始しますがボブはフードを深く被りそのまま逃走を続けました。

ニックはもらった車の写真を調査しますが、思うようにいきません。そこでニックはこの車の車体番号から情報を割り出してほしいとガリンドーに依頼。

ガリンドーはこの車を調査しますが、形跡から車を調べていることがジョンソン大佐にバレてしまいます。

ニックは通りを歩いている最中に拉致され拷問を受けます。自殺装置をつけられて万事休すとなりますが、ニックを囲んでいた男たちが次々と頭部を撃たれ倒れていきます。

ボブがドニーの銃を持ちニックを救いに来たのでした。ニックはボブに対してFBIが協力して潔白を証明すると話しますが、大きな力が動いていると感じているボブはその提案を拒絶します。

ニックは個人的にボブに協力することにします。

ジョンソン大佐はニックを拉致した部下たちが全員死亡したという知らせを聞きます。さらにボブとニックが共に逃亡しているという情報も入ります。

ジョンソン大佐はボブの相棒であったドニーの婚約者のサラの居場所を突き止め部下を向かわせました。

ボブとニックは銃を製作する名人である老人の元を訪ねていました。

ボブを犯人に仕立て上げるにはかなりの腕前の狙撃手を用意していたはずと考えて、この老人から2000メートルから狙撃できる名手で知っている狙撃手はいないかと尋ねました。

老人は一人の狙撃手の話をしました。その狙撃手は腕前は超一流でしたが非常に冷酷な男で、追い詰められ爆破された後の消息は誰も知らないと話しました。

生きているともその時に死んだのかもわからないと話しました。ボブはジョンソン大佐と一緒にいた男がそうなのではないかと思います。その男はセルビアックという男でした。

ニックはガリンドーに連絡を取り、セルビアックの居所を突き止めます。この動きはジョンソン大佐の耳に入っていて、セルビアックに囮になるように指示します。セルビアックは囮となる自分の死を感じます。

自宅にいたサラはやってきたジョンソン大佐の部下に襲われます。1人を倒したサラでしたが、残りの人間に捕まってしまいました。

ボブとニックは準備をするためにホームセンターに行って材料を買い集め爆弾を製作します。さらにボブはニックに狙撃を教え込みました。

セルビアックの屋敷に行き、ボブは爆弾を仕掛けていきます。護衛の人間がいましたがボブは護衛の人間を次々に殺害していきました。

ボブはセルビアックを追い詰め、銃口をを向けて質問します。

ジョンソン大佐の本当の名前などはわからないままでしたが、軍人であり大佐であることは間違いないとわかります。

エチオピアの石油開発に村人の立ち退きが必要でしたが、立ち退く様子がないことから強引に皆殺しにしたことを話し、ボブもその時に死んでいる予定だったとセルビアックは言いました。

悪の根源は大佐でもなければ議員でも大統領でもなく、裏ですべてを操る大企業なのだとセルビアックはボブに告げました。

ボブがセルビアックに詰問している間に、セルビアックの屋敷は大勢の敵に取り囲まれていました。

ニックはその様子を無線でボブに伝えました。屋敷の中に敵が潜入してきますがボブは銃で返り討ちにします。セルビアックは自害しました。そしてニックに指示を出して設置た爆弾を一斉に起爆させました。

屋敷を取り囲んでいた敵は一気に吹っ飛びます。ボブはニックと合流しますが、戦闘ヘリまで現れて2人は攻撃を受けます。ボブはドニーとの最後の時を思い出さずにはいられませんでした。

ボブはニックを逃がし、自分は戦闘ヘリに応戦します。火薬の詰まったタンクを撃ち抜き大爆発を起こさせ、戦闘ヘリは爆発に飲み込まれました。

ニックはFBIと連絡を取りますが、こうなってしまっては誰を信頼していいのかわかりません。

支局長に現状ではボブの身柄を引き渡すことはできないと告げます。しかしFBIは2人の居場所を逆探知することに成功し2人の元へと人員を送り込みます。

ボブの携帯電話にジョンソン大佐から連絡が入ります。ジョンソン大佐はサラを人質に取っているとボブに告げます。

しかしボブはセルビアックの村人虐殺の証言を録音していて交換の交渉をします。

ボブは指定した雪山にこの件に関わっていたチャールズFミーチャム上院議員(ネッドビーティ)も連れてくるように伝えました。

雪山のとある場所で、サラは護衛に銃を向けられている状態で、その周囲にミーチャム上院議員とジョンソン大佐がいました。

向こうから男がやってきます。

ジョンソン大佐は狙撃手を別の場所に待機させていて、やってきた男はその狙撃手によって撃たれて倒れます。

しかし男を撃った狙撃手は何者かによって撃たれて死亡しました。やってきた男は変装したニックでした。ニックは防弾装備をしていて命に別状はありません。

ボブは一流の腕前でジョンソン大佐の用意したスナイパーたちを次々と倒していきます。さらにボブはサラに銃を向けている護衛の手を吹き飛ばし両手とも撃ち抜きました。

FBIはヘリコプターでこの現場に向かっていました。

追い詰めたボブとニックはジョンソン大佐やミーチャム上院議員の銃を取り上げ、サラを保護します。

ミーチャム上院議員はサラと交換なのだから録音したものを渡すようにとボブに言いますが、ボブはこれ以上の犠牲者を出さないようにその録音機を燃やしました。

ミーチャム上院議員はボブに対してお金になるから俺と組まないかと提案し、ジョンソン大佐はボブに対しお前の負けだと告げました。

そこへFBIのヘリコプターが到着しボブとニックは武器をすて降伏の態勢を取りました。

その後ボブはラサート司法長官(ブライアンマーキンソン)やFBIの長官たちに尋問を受けることになります。

その会合にはサラ、ニック、ジョンソン大佐も出席しています。ミーチャム上院議員は欠席していました。ボブには嫌疑がかけられたままでした。

ボブはまずはニックの協力もあり自身の身の潔白を証明してみせました。ボブが犯行に使ったとされている銃にこっそりニックから受け取った弾を込めて、ボブはジョンソン大佐に向けて発砲しますが弾丸は発射されません。

ボブは家を出る時にはいつも銃の撃針を抜いていたのでした。これによりボブの無実が証明されました。

ニックはラサート司法長官にジョンソン大佐が行った虐殺の証拠写真を見せて訴えますが、国外で起きている事故にアメリカでは裁くことができないという結論に至ってしまい、ジョンソン大佐が罪に問われることはありませんでした。

ジョンソン大佐はボブに対し、私の勝ちだと捨て台詞を残して去って行きました。

ラサート司法長官は昔のように銃で勝負をつける時代ではないが、そういったことも必要かもしれないなとボブに話しました。

田舎の別荘でジョンソン大佐とミーチャム上院議員が談笑しています。自分たちを裁くことができなかったラサート司法長官を笑い、次の悪だくみを話していました。

すると護衛の人間が殺害され2人の上から落ちてきました。ジョンソン大佐はすぐにボブの仕業だと気づきますが…。

ボブの復讐の行方は…?

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映画『ザ・シューター極大射程』感想・評価

勧善懲悪にならないのか~と思ったら勧善懲悪な結末が待っていました。

映画『ディパーテッド』を思い描いてしまう人もいるかもしれません。マークウォルバーグだけに。

ストーリーとしては僕は十分すぎるほど楽しませて頂きました。

嵌められてるなというのは冒頭でわかるのですが、その後の展開が息を呑む感じなので自然と見入ってしまっていました。

アメリカ映画はこういう映画を撮る時にちゃちくならないところがやはりいいですよね。

派手さがないと冷めてしまう要因になったりもするのですが、『ザ・シューター極大射程』もしっかり派手なところは派手に演出されています。

マークウォルバーグの大げさではない演技がまたいいんです。

表情豊かなではないんだけどしっかり伝えるという演技をこの映画では見せてくれています。アクション以外の部分も見応え十分な映画となっています。

そして個人的にこの『ザ・シューター極大射程』のすごいところはジャケットだと思っていまして。

この映画のジャケットってよくよく考えるとすごいと思うのです。

大体ジャケットってかっこいい感じのカットが使われるわけですが、マークウォルバーグの必死の形相と逃げているシーンともとれるカットを使っているところも個人的にはすごく好きです。

結構珍しいのではと思います。

まだ観たことない人はぜひ見て頂きたい映画です。

おすすめ映画です。ぜひ。

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