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韓国映画『義兄弟』ネタバレあらすじ結末と感想評価|カンドンウォン・ソンガンホ

映画義兄弟ネタバレあらすじキャスト評価

韓国映画『義兄弟』キャスト・監督・概要

今回の絶対おすすめ映画は『義兄弟』です。

映画『義兄弟』はソンガンホとカンドンウォンが主演を務めるという豪華なキャスティングが実現している映画で、南と北の問題を抱えながらも深い友情を描いていく男たちの物語です。

ラストは感動で泣いてしまうのですが、感動だけでなく思わず微笑んでしまうといったラストで、観る者の心を打つ作品になっています。

それでは『義兄弟』の映画紹介です。

映画『義兄弟』は2010年に日本公開された韓国映画です。

上映時間は116分。

監督はチャンフン監督

キャストは

イ・ハンギュ…ソン・ガンホ

ソン・ジオン…カン・ドンウォン

影…チョン・グックァン

パク・ヒョックォン

ユン・ヒソク

コ・チャンソク

ほか。

韓国映画『義兄弟』あらすじ・ネタバレ

北朝鮮工作員のソンジオン(カンドンウォン)は、1人マンションの一室で暗号の解読を行っていました。

ジオンハ祖国に妻を残してきていて、妻は妊娠中でそのことを気にかけていて合間をみて電話をしています。

対して韓国国家情報院の対北チームのイハンギュ(ソンガンホ)はチームの指揮をとりながら、内通者のソンテスンから入ってくる情報をもとに暗号の解読を行っていましたが、解読した暗号は意味不明な文章でした。

ハンギュには離れて暮らす妻子がいて電話をしては邪険に扱われていました。

内通者のテスンはジウォンと車で合流します。

同じ車に同乗した2人はある場所へと急ぎます。

ジウォンはテスンに今回の件が終われば祖国に帰ることを話します。

テスンは寂しくなるなとジウォンに話しています。彼らはある人物に殺害に向かっていました。

尾行がついていましたがジウォンの指示で尾行を撒き、現場へと向かう2人。

ターゲットは脱北し北朝鮮を批判しているキムジョンイルのはとこのキムソンハクでした。

ハンギュたち対北チームがなんとしてもこの殺害を阻止しなければなりません。

テスンとジウォンの行き先がわかり、そのマンションにキムジョンイルのはとこキムハンソクがいるとわかったハンギュは焦ります。

本来は上層部に連絡を取り進めなくてはいけない作戦でしたが、ハンギュが手柄を挙げる事と捕まえることを優先し、指揮を執ってかってに作戦を決行します。

ハンギュを慕っているコギョンナムは、無鉄砲な行動に困惑しながらもハンギュの指示に従います。

車で移動していたジウォンとテスンは北朝鮮から韓国に潜入している凄腕の殺し屋である影(チョングックアァン)と合流しました。

影と同行し殺しを行うのがジウォンに決定しジウォンが同行します。

ソンハクは韓国人女性と結婚していて子供もいました。

ソンハク一家が暮らすマンションの11階の部屋に到着し、チャイムを鳴らす影。影はナイフをジウォンに渡していました。

ドアを開けたのはソンハクの奥さんの母親でした。

ソンハク本人は買い物に出ていておらず、影はそのことを確認すると有無を言わさずソンハクの義母の頭を撃ち抜きました。

さらに家に押し入り奥さんをジウォンが羽交い絞めにします。

影はジウォンに奥さんを殺すように指示しますが、ジウォンにはどうしてもできませんでした。

見かねた影が奥さんをあっさりと撃ち殺します。

南のロマンティストはバカだと言葉を吐き捨てます。

そこへソンハクが息子と共に帰宅してきます。

影はソンハクに殴りかかり裏切り者と言葉をぶつけます。

その間ジウォンはソンハクの息子に逃げるように目で合図を送りますが、逃げないためせめて見ないようにと手で目を塞ぎました。

影はソンハクを射殺しました。

そのままジウォンが目を塞いでいる子供も殺害しようとしますが、ジウォンが子供は関係ないと必死に止めます。

影とジウォンがもみ合いになっているところに、ハンギュたち対北チームが到着します。

11階へと向かうチーム。

影が対北チームが接近していることに気付きます。

影はジウォンが裏切ったのだと思います。ジウォンは何も知らないと影に話します。

影はいったん上の階に隠れます。ジウォンは子供といるところを到着したチームに取り囲まれますが、隣に住む住人のフリをしてしらばくれます。

次々とチームのメンバーが到着、ジウォンが肉弾戦を開始すると上階に潜んでいた影も発砲を開始しました。

激しい銃撃戦が始まってしまいます。

ハンギュはマンションの外にいました。

銃撃戦の音などでマンション近辺は物々しい雰囲気になっていてやじ馬も大勢集まっています。

ジウォンはソンハクの息子を連れて隙をついて逃亡します。

子供をマンションの住人に預けマンションの外へ出ました。

韓国情報員のメンバーが取り囲む中を、やじ馬に紛れて立ち去ろうとします。

一方はハンギュは無線で連絡を受け1人が逃げたことを知り必死に周りを探します。

ジウォンの姿を捉えなんとなく怪しい感じを受けます。

部下にはあたりにいる人間たちを写真に収めるように指示していました。そんなハンギュをジウォンは目で確認していました。

そしてその直後、相棒のテスンが韓国情報院の車に乗って煙草を吸っているのを目撃します。

影からジウォンが疑われていましたが、内通者はててテスンだったのです。

動揺しながらジウォンは現場を離れます。

そこへ影がマンションの下へと降りてきました。

ハンギュはジウォンが気になり後を追おうとしていましたが、影が発砲しながらバイクで逃走を図ったため部下のギョンナムが運転する車で追跡を開始しました。

ギョンナムは怪我を負っていました。

しかし影の運転するバイクは住宅街の車では入れない通りへと逃げ込み、結局影を取り逃がしてしまいました。

車は無理な追跡で派手に事故を起こしてしまいました。

ジウォンは元々影と待ち合わせの予定だったバスターミナルに行きますが、そこに影は現れませんでした。

ハンギュは独断で作戦を決行したことを上司に叱られていました。

多くの犠牲者も出してしまい、覚悟しておけと頬をひっぱたかれました。

その後、内通者のテスンを通してハンギュはジウォンに連絡を取ります。

電話でジウォンに影を捕まえるために協力してほしい、安全を保障すると話します。

さらに連絡先を伝えようとしたところでジウォンに電話を切られてしまいました。

ジウォンはネットカフェに行き、メールから暗号を解読します。

暗号を解読すると影から『裏切り 許さない』という暗号が来ていました。

内通者はテスンなのにジウォンが内通者とされてしまったのでした。

ジウォンは祖国に戻ることができなくなってしまいました。

2007年、南北首脳会談が開かれ、その様子を映し出したテレビをジウォンは無表情で観ていました。

一方ハンギュは今回の失敗をを理由に減俸などあらゆる罰を与えられていました。

さらに会議では休職を求められ暗に依願退職を勧められます。

ハンギュは上司から金のために対北活動をしているなど罵声を浴び、上司に対してキレたハンギュは上司を殴り韓国情報院を解雇となりました。

6年の歳月が流れ、ハンギュは私立探偵となり国際タスクフォースという会社を立ち上げました。

社員は他に2人いましたが若者2人で見るからに仕事の出来なさそうな2人でした。

人探しなどあらゆる仕事を請け負っていて、さらには懸賞金がかけられた指名手配犯のを捕えることにも乗り出します。

ある工場に行きベトナム人の結婚ブローカーの男を捕えに行くハンギュと部下たちでしたが、部下たちがドジを踏み目的の男の手下たちに取り囲まれてしまいます。

さらに社員2人はあっさりとその場から逃げてしまいハンギュは1人で戦います。

しかし多勢に無勢の中でついに捕まってしまいあわや殺されるという時に、1人の工場員が助けに入り次々と殴り倒していきます。

その工場員は名前をパクキジュンと名乗るジウォンでした。

お互いに顔を合わせた瞬間に互いが何者であるかを悟りますが、ハンギュは単に今の私立探偵の名刺を差し出し、さらに一緒に働かないかと提案します。

ジウォンもハンギュに顔を覚えていて韓国情報院の人間だと気付きますが、ハンギュがクビになっていることは知りません。ジウォンはとりあえずハンギュのスカウトを断ります。

ハンギュは戻ってきた社員2人をすぐにクビにしました。

ハンギュは心の中で絶対に捕まえてやると呟いていました。

ハンギュはかつての部下のギョンナムに連絡しジウォンを見つけたことを話し、自宅に呼びつけます。

ギョンナムはハンギュが自分に手柄を譲ってくれるのだと考えていましたが、ハンギュがジウォンを使ってスパイチームを一網打尽にして多額の懸賞金を得ようと考えていることを知り動揺します。

ジウォンは現在は脱北しているかつて北朝鮮で講義を受けた教授チミョンフンの元を訪ねていました。

ハンギュの名刺を出し韓国情報院の者が隠れ蓑にしている会社がこれのようですと話します。

ミョンフン教授はジウォンに韓国で自首をすることを勧めますが、ジウォンは祖国に残してきた家族がいるためそれはできないと拒みます。

また裏切り脱北した教授のことも遠回しに非難しました。

翌日ハンギュはジウォンの様子を伺っていました。するとジウォンから電話が入ります。

仕事の件で話がしたいとのことで2人はバーガーショップで待ち合わせることになります。

ジウォンは条件面を詳しく聞きたいと言い、給料についての話をします。

ジウォンは駆け引きも上手くハンギュは予想外の給料をジウォンに支払うことになります。

ジウォンはハンギュの元で働くことになりました。

早速仕事にとりかかった2人でしたが、人探しの末に見つけた人を粗暴に扱うハンギュとは対照的にジウォンはもっと人間的に扱うべきだと意見をぶつけます。

ハンギュは自分のやり方を押し通そうとしますが、ジウォンの言う事が筋が通っているため結局ジウォンに従うことになっていました。

ハンギュはジウォンを自分が住んでいる国際タスクフォースの事務所に住まわせます。

メゾネットタイプで上階をハンギュが、1階をジウォンが使う事となりました。

ジウォンは部屋の中を詮索します。

ハンギュの昔の写真を見て韓国情報院の昔の同僚の顔を覚えました。

そんなジウォンをハンギュは2階から見ていました。

襲われることを危惧してハンギュはキッチンの包丁を隠しました。

ジウォンはパソコンでテスンの行方を追跡していること、ハンギュの会社は偽装している会社(本当は実在している)であるなど報告します。

ネットカフェでその作業を行っていました。

その間ハンギュは一睡もできず見事な寝不足となってしまいました。

ギョンナムはジウォンが影を連れてきたらどうするつもりなのか?と指摘しました。

ハンギュはその時のために1人で部屋で格闘のシュミレーションをして、手錠が問題なく使えるかを確認するために部屋の配管と自分の手を手錠で括りつけます。

手錠が問題なく使えると分かったところで手錠の鍵をジウォンに渡していことを思い出します。

ジウォンが帰宅してその様子を見て呆れます。

家出人を探しに出かけた2人。ハンギュは寝ていないため居眠り運転をして事故を起こしそうになります。

目的地に着くとハンギュは仕事をジウォンに任せ、電話でギョンナムに支払う給料の高さを愚痴り、現地のおばさんとおしゃべりしていました。

すると家出人を見つけてきたジウォンが戻ります。

あまりの仕事の早さに驚くハンギュ。ジウォンは人間的に連れてきたと言います。

家出人を届けた際に依頼主が謝礼を払おうとするとジウォンがこれを拒否します。

ハンギュがそれは困ると代金を受け取ろうとすると、ジウォンは人間的に農家の人から野菜や鶏などを代金としてもらったのでした。

帰りの車中で車の中で鶏が暴れ出し、盛り上がる2人、ここでジウォンとハンギュは初めて心を通わせて大笑いしました。

もらった鶏をジウォンが料理し、ハンギュは舌鼓を打っていました。

ハンギュは自分が離婚していて元奥さんがイギリス人と再婚してイギリスに娘と住んでいることなどを話しました。

昔の自分は仕事ばかりでどうしようもない父親だったとも話しました。

ジウォンはネットカフェでハンギュが離婚していることをパソコンで報告、鶏のことも書いてしまい削除しました。

それからも2人は共に行動し仕事もこなしていきました。

ある時仕事が休みのためにハンギュが出掛けます。

ジウォンはこっそりとハンギュの後をつけますが、ハンギュに怪しいところはなく、それどころか孤独な休日を見て感傷的になります。

ハンギュがメールを打っていたかと思うとジウォンの携帯電話かなり、ハンギュからの『うまい夕食を頼む』というメールでした。

ジウォンは帰ろうとしますがその時になんと裏切ったテスンがハンギュの前に現れました。

ハンギュはテスンに封筒を渡しています。ハンギュは『お互いまともに暮らそう』と声をかけ、2人は別れました。

テスンが帰宅すると、ジウォンが後をつけてきていました。

テスンのことを殴り倒し裏切ったことを罵り、自分が裏切り者扱いされて身動きが取れない状況になっていることを話すジウォン。

そんなジウォンに対してテスンは『生きたい』と懇願しました。

テスンは自分の居場所がどうしてわかったのか不思議がりました。

ジウォンはテスンに韓国情報院の人間と接触していただろう?と言います。

テスンはハンギュがすでに解雇されていることを話します。

ジウォンは初めてハンギュが韓国情報院の人間ではないことを知ったのでした。

一方ハンギュはギョンナムからGPSの探知機を受け取っていました。

また北朝鮮の動きに注意が必要とのことでハンギュはかつての上官に報告を要請されます。

テレビで北朝鮮が核実験を強行に進めているニュースが流れています。ジウォンな呆然とそのニュースを観ていました。ハンギュはその隙にジウォンの腕時計にGPSを取り付けました。

翌日ジウォンが珍しくスーツ姿で準備をしていました。ハンギュが行先を聞くと小学校の同窓会と答えます。

ジウォンを尾行し、さらにハンギュは脱北者の会のメンバーであ牧師のギフンの元をギョンナムと尋ね、影と接触しているジウォンを知っているだろうと手荒に詰問しました。

しかし話を聞いてみるとジウォンを顧客の1人だそうで、ハンギュの早合点でした。

お茶を出されジウォンのことを話し始めるグフン牧師。ジウォンの本名はチョインジュンという名前でした。

裏切り者と党から決めつけられ祖国に帰ることができず、さらに妻子を置いてきているために自首することもできずに7年の歳月が経過していること。

そして家族を呼び寄せようとここへ相談に来たこと。

しかし家族を呼び寄せるには資金が足りず断念していたこと。(ハギュンとの仕事が決まった頃)お金の用意ができそうだと言いに来たがその時に北朝鮮の警備状況がちょうど強化され、数人の脱北者を出した直後だっただけに、タイミング的に難しいと断念していたことなどを話しました。

帰り道、ギョンナムはハンギュにジウォンを通報するかどうかを聞きます。

ハンギュは家族が来られれば自首するだろうと通報の必要はないだろうと話しました。

今度の仕事は韓国人社長の元から逃げたベトナム人妻の捜索でした。

無事に見つけるまでは良かったのですが、ハンギュとジウォンはまた意見がぶつかり言い合いになります。

ベトナム人の女性は同行することを嫌がります。ハンギュとジウォンも揉めます、そこへベトナム人結婚ブローカーの男が現れます。

大勢の部下を従えています。ジウォンとハンギュは力を合わせて大人数を撃退しその場を後にしました。

帰りの車の運転をジウォンに任せるハンギュ。ジウォンに運転を任せるのは初めてのことです。

帰りの車の中で人探しのターゲットであったベトナム人女性が、引き渡される前に一目でいいから妹に会いたいと告げます。

ベトナム人女性は夫の暴力に疲れて逃げ出していました。

ハンギュはジウォンに感化されたのかこの願いを聞き入れてベトナム人女性を妹の元に連れて行ってあげます。

妹はお金待ちの家に嫁いで幸せに暮らしていました。

抱き合う姉妹を見ていたハンギュはそのままその場を立ち去ります。

ジウォンはハンギュの行動の理由を訊ねました。

ハンギュはジウォンにお前がいてくれるのもマンションの頭金ができるまでなんだろう。

お前は懸賞金の何倍も稼いでくれると笑って話しました。ジウォンの人間的な考え方がハンギュに影響していました。

旧暦を迎える2人でしたが、特に一緒に過ごす家族はいません。

2人は共に食事をしお酒を飲んで過ごします。

テレビでは相変わらず北朝鮮の核実験のニュースが流れていました。

飲んだくれたハンギュはジウォンに自分を兄さんと呼べと言いますがジウォンは嫌がります。

さらに飲み続けた2人はそのままリビングで眠ってしまいました。

ジウォンが目を覚ますとハンギュがすでに目を覚まして何か作業をしていました。

お盆特有の儀式の準備をしたハンギュ。ジウォンに勧めますがジウォンはいまいち様式がわかっていません。

ハンギュが教えながら、最近は北朝鮮でも行われるようになってるみたいだかなと口にします。ジウォンの表情が変わりナイフを取り出してハンギュに向けます。

『俺が何者か知っているのか?!』とナイフでハンギュの腕を斬りつけるジウォン。さらに俺を捕まえたら懸賞金はいくらだ?と質問をぶつけます。

ハンギュはジウォンを餌にスパイチームごと捕まえてやろうと思っていたことを話します。

しかしだんだん分からなくなってきたと告げました。お前は組織から見捨てられていて、分からなくなったと話します。

そしてお互いの特技を活かしてこのまま仕事を続けてもっと拡大してお金を稼ごう。

そしてお金待ちになって困ってる人を救おう、とジウォンに話しました。

ジウォンとハンギュはお盆のお参りの儀式を続けました。

ジウォンの目には涙が滲み出ていました。

ハンギュにギョンナムから電話が入ります。ハンギュの顔が険しくなります。ハンギュはジウォンに友達が事故に遭ったと告げて家を出ます。

ハンギュのただならぬ様子を見てジウォンはハンギュの跡をつけます。

するとハンギュが到着した遺体となったテスンが霊安室で横たわっていました。

韓国情報院の人間たちも集まっていて、影にやられたのだろうと話しています。

あまりのショックのため廊下の床にへたり込んでしまうジウォン。

そのジウォンの存在に韓国情報院の者が気付き、ジウォンは慌てて逃げ出します。

銃を持った人間たちに包囲されたジウォンにハンギュは冷静に話しかけます。

ギョンナムも身の安全を保証するから影の居場所を教えてくれと頼みます。

ジウォンはハンギュの目を見て問いかけます。『あんたの目には、俺が裏切り者に見えるか?』と。

ジウォンは抵抗し包囲をかい潜って逃走を図ります。

ハンギュはギョンナムにジウォンがすでに党や影から裏切り者扱いされて見捨てられていることを話し、ジウォンは家族さえ呼び寄せれば必ず自首するから見逃すように話します。

しかしギョンナムはこのハンギュの言葉が信じられず、相手はスパイですよ?と驚き提案に乗りませんでした。

そんな中、ハンギュは駆けつけた元上司に見つかりこれまで状況を話せと命令されます。

ハンギュは元上官の部屋に呼ばれ、借りていたGPSなどを返却するように言われ、さらに知っている情報を全部話すように言われます。

ハンギュは今は自分は民間人であることを主張し、元上官に従わず、手柄を横取りしようとするのは昔のままだなと吐き捨てて上官の部屋を出ました。

ハンギュが部屋を出ると、司令部が目に入りました。そこには腕時計のGPSのせいですべての行動を監視されているジウォンがいました。

ハンギュは建物を出るとジウォンに電話します。

しかしジウォンは電話に出ず、ハンギュは仕方なく留守番電話に腕時計のGPSの事を入れて、腕時計をすぐ捨てるように指示しました。

ジウォンには影から連絡が入っていて、ジウォンは影に指定された待ち合わせ場所のターミナルを目指します。

ジウォンはこの時に脱北者を支援するグループのミンプロデューサーに電話をして、自分のせいで家族が危険にさらされる事を話し、家族の脱北をお願いしました。

ジウォンは韓国情報院の追尾を撒いて影と合流。

テレビ出演中のミョンフン教授殺害に向けて車を走らせました。ミョンフン教授はジウォンが世話になっている教授です。

影はジウォンに祖国がお前に与えた最後のチャンスだ。忠誠心を見せろと告げます。

ハンギュとギョンナムも車で追跡しますが渋滞で車はまったく動かなくなります。

ミョンフン教授は連絡を受けた刑事たちに護衛されて移動しますが、エレベーターに乗り込もうとしていた影とジウォンに見つかり、影が容赦なく発砲を始めます。

刑事たちが盾となりなんとか車まで辿り着いたミョンフン教授は影の銃弾からなんとか逃げ延びて車へと乗り込みました。

車で逃走したミョンフン教授でしたが、影が指示を出すと猛スピードで突っ込んできた車がミョンフン教授の乗車している車の横っ腹に衝突します。

大事故となり2台の車に乗っていた者たちは死亡しますが、ミョンフン教授は一命を取り止め近くのビルへ逃げ込み上へ上へと逃げました。

ミョンフン教授を追って影とジウォンもビルの中に入っていきます。

上階に上がって行きミョンフン教授を追い詰めていきます。ハンギュも遅れてビルの中に入り追跡します。

屋上でミョンフン教授は血を出して横たわっています。見下ろすように立つジウォンと影。影は早く留めを刺すようにとジウォンに指示します。

そこへハンギュのジウォンを呼ぶ声が鳴り響きます。

ハンギュの声を聞いて影は物陰に身を潜めました。

ハンギュはジウォンの元に来ると、GPSがついている腕時計を外させて、韓国情報院が来る前に早く逃げろと告げます。

ジウォンは黙って一点を見ていました。

その先にはハンギュに向かって銃口を向ける影の姿がありました。

ハンギュが影の存在に気づき、影が発砲すると思ったジウォンは苦悩の表情でハンギュの腹をナイフで何度も刺しました。ハンギュは地べたに崩れ落ちました。

影が再び近づいてきました。ミョンフン教授は瀕死の状態で党の指示か?誰の指示だ?と問い掛けました。

これを聞いたジウォンは影に党の命令ではないのかと確認します。

影ははっきりと答えず、ミョンフン教授を撃ち殺しました。

影は党の指示ではなく、個人的な感情、異常な忠誠心が引金となって脱北者を殺害していたのでした。

状況を理解したジウォンは、テスンを殺害したのも影なのかと問います。

影は裏切り者は始末しないとなと言い、お前もだとジウォンに銃口を向けました。ジウォンは自分は裏切り者ではないと言い返します。

すると影はジウォンに家族を逃がしただろうと言います。

ジウォンは家族どうなったのかを影に問います。影は不敵な笑みを浮かべていました。

ハンギュが起き上がり影が銃口を向けようとするのをジウォンが銃を掴んで自分に向けさせます。

ハンギュは持っていた銃を影に向けます。ハンギュは無傷でした。

ジウォンがナイフを逆に持ち刺すと見せかけてハンギュの腹を殴っていたのです。

ハンギュは深い傷を負っているジウォンの手を見てバカヤロウと呟きます。

ハンギュは影に向かってお前のせいで仕事も家族も失ったと言い銃を撃とうとします。

しかし影はジウォンを殺すぞと脅迫してきます。

ジウォンは自ら殺してくれと言い、影と揉み合いになりながらビルの屋上から転落してしまいます。

落下した2人は一命を取り留め、影は物陰にへと隠れます。

影は自分の命を諦めジウォンに一緒に行こうと呟きながら横たわっているジウォンに向けて発砲します。

韓国情報院の人間たちが駆け付けますが、影によって1人が撃たれます。

ハンギュも屋上から駆け付けました。影がジウォンに向けて発砲しているため迂闊に近づけません。

ジウォンが生きていることを確認したハギュンは制止を振り切ってジウォンの元に駆け寄ります。影はジウォンにとどめを刺そうと撃ってきます。ハンギュは影を撃ち殺しました。

医療班が呼ばれます。ジウォンは自分は裏切っていないと呟きます。ハンギュはわかっていると答えました。

時が経ち、ハンギュは活躍を認められて韓国情報院から表彰されます。

元上司は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべています。

そんな元上司にハンギュはクビになったら連絡しろと言い、意気揚々と去っていきました。

ハンギュは元の生活に戻り1人料理をしてご飯を食べていました。

そこへインターホンが鳴り郵便物が届きます。ジウォンからの手紙でした。

手紙の始まりは『兄さんへ』と書かれていてハンギュは思わず微笑みます。

そしてそこにはロンドンにいる娘に会いに行くべきだという手紙と共に、ビジネスクラスの航空券のチケットが入っていました。

手紙には『縁があればまた会いましょう』と書かれていました。

ハンギュは空港へと行き、飛行機に搭乗します。

見送りには結婚ブローカーの男が来ていて、男は娘さんへのプレゼントと言ってハンギュにプレゼントを渡しました。

男は悪事から足を洗いハンギュの元で国際タスクフォースの社員になっていました。

ハンギュは留守を頼んだぞと言って搭乗ゲートへと向かいました。

ビジネスクラスの席に座りキャビンアテンダントに酒が飲み放題なのか?と訊いたハンギュはウィスキーを注文します。

すると後ろの座席からウィスキーをいきなり注文するなんてダサいなという声が聞こえます。

ハンギュが振り向くと誰が言ったのかわからずハンギュは再び前を向きます。

するとハンバーガーが好物の時点でクソだという声が聞こえてきます。

ハンギュはハンバーガー好きです。ハンギュがもう一度振り返ると、新聞を読んでいた男が新聞を下げて顔を見せます…。

座っていた男はの正体は…?

感動の結末は本編で…。

 

 

韓国映画『義兄弟』感想・評価

映画『義兄弟』は映画の存在自体を全然知らなくて知人から教えて頂いて観たのですが、はっきり言ってめちゃくちゃいい作品でした。

感動はもちろんですが、ラストは泣きながら笑ってしまうといった感覚を味わう事ができる映画です。

後味もいいし心に深く刻まれる映画となっています。

カンドンウォン、素晴らしい俳優ですね。

意思の強さを思わせる顔立ちにしっかりと弱さも秘めていて、とっても魅力的でした。

かなり難しい役だと思うのですが見事に演じきっていて惹きこまれました。

そしてソンガンホはもう言わずもがな素晴らしい演技で魅了してくれます。

相変わらずピンポイントで笑わせてくれますしその笑いがシリアスシーンに活きてリアリティさを増してくれます。まさに名優だと思います。

もっとソンガンホ作品を観たいという気持ちにさせてくれます。

北朝鮮と韓国の問題を取り扱っている映画ではあるので、日本人にはとっつきにくい内容かもしれませんが、映画を観て十分に理解できる作りになっています。

感動を約束します。

かなり稀有な映画です。

おすすめです。ぜひ。

映画『義兄弟』

《生きたい!》心が叫ぶ。

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