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映画『突入せよ!あさま山荘事件』ネタバレあらすじ感想

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映画『突入せよ!あさま山荘事件』作品情報

今回の絶対おすすめ映画は『突入せよ!あさま山荘事件』です。

映画『突入せよ!あさま山荘事件』は、長野県軽井沢町で1972年に実際に起きた連合赤軍あさま山荘事件を映画化した作品です。

原作となっているのは当時指揮幕僚暖として派遣された佐々淳行による『連合赤軍「あさま山荘」事件』です。

出演しているキャストの演技が光り、リアルな演出が息が詰まるほどの緊迫感を与えてくれる映画です。

それでは『突入せよ!あさま山荘事件』の映画紹介です。

映画『突入せよ!あさま山荘事件』は2002年に公開された日本映画。

上映時間は130分。

原作は佐々淳行による『連合赤軍「あさま山荘」事件』です。

監督は原田眞人監督

『クライマーズハイ』『駆込み女と駆出し男』『日本のいちばん長い日』『検察側の罪人』などを監督しています。

キャストは

佐々淳行…役所広司

宇田川信一…宇崎竜童

野間長野県警本部長…伊武雅刀

佐々幸子…天海祐希

丸山昴…串田和美

石川警視正…山路和弘

富沢警備局長…重松収

兵頭参事官…篠井英介

後藤田正晴…藤田まこと

内田尚孝第二機動隊長…豊原功補

大久保第九機動隊長…矢島健一

山野第二機動隊小隊長…遠藤憲一

佐治警視…松岡俊介

東野通信技官…池内万作

後田成美…原田遊人

石野巡査…甲本雅裕

國松孝次…田中哲司

小野沢警部補…榊英雄

ホトケのトミさん…村田則男

分隊長…石丸謙二郎

木戸隊員…荒川良々

反後課長…大森博史

柳木課長…田中要次

白竜組社長…椎名桔平

小雀真理子…篠原涼子

小雀彰夫…松尾スズキ

大河内浩…武田真治

中野雅人…鈴木一真

中野の母…もたいまさこ

内田隊長の母…風見章子

身代わりになろうとした男…高橋和也

亀島アナウンサー…八嶋智人

松坂隊員…上地雄輔

映画館の客…佐々淳行

映画館の客…後田成美

映画館の客…宇田川信一

ほか。

映画『突入せよ!あさま山荘事件』ネタバレ・あらすじ

1972年2月、連合赤軍のメンバー5人が小雀真知子(篠原涼子)という女性を人質にとって山荘に立てこもる事件が長野県の軽井沢で起こります。

この事件の収束に当たっていた長野県警でしたが、警視庁では長野県警だけで事件の収束は困難と判断します。

後藤田正晴(藤田まこと)警視庁長官は、佐々淳行(役所広司)を送ることを決定します。佐々は最初立場上生まれる軋轢などを考えて遠慮しましたが、結局長野県へを向かいました。

佐々に与えられた使命は「人質を生きたまま救出すること」「犯人たちを生きたまま捕まえること」「銃などの武器の使用禁止」というかなり困難なものでした。

長野県に到着して会議に参加した佐々でしたが、長野県警と警視庁が目に見えて対立をしていて、重苦しい空気が流れていました。

長野県警からしてみれば警視庁の力を借りなくても解決できるのにという思いがあり、警視庁の意見を「余計な口出し」と見ていて、警視庁側も意見にことあるごとに噛みついていました。

佐々の発言に対しても長野県警はいちいち噛みついてくる始末で、佐々はことを荒立てないようにことを進めるように努め、長野県警の主体で捜査を進める形をとりました。

長野県で起きている事件なので、長野県警のメンツをつぶさないように佐々は考慮していました。

人質になっている小雀真理子の安否が心配される中、真理子の夫の小雀彰夫(松尾スズキ)が妻に差し入れをしたいとのことで果物の詰め合わせを用意します。

警察官がこの果物の差し入れを持ってあさま山荘に近づきます。「差し入れだからな!撃つなよ!」といいながらあさま山荘に接近し扉の前までやってきます。

その様子を見ている他の警察官たちは「肝がすわっているなぁ」と感心していましたが、1人が「あれは鈍感なだけだ」と言って場をなごませました。

連合赤軍からの発砲はなく、差し入れの果物をあさま山荘の入り口の前に置いて警察官は無事に帰ってきました。

しかし、その後、1人の民間人が許可なく勝手にあさま山荘に近づいてしまいます。男(高橋和也)はテレビでこの事件を見ていて、自分が人質の身代わりになると決めて新潟からやってきたのでした。

男はあさま山荘の入り口のドアをあっけらかんとした様子で開けて、差し入れに置いてあった果物を持って「差し入れの果物が置きっぱなしだよー!ここに置いておくよー!」とあさま山荘の中に向かって声をかけます。

警察官たちは発砲される危険があるため男に近づいて救出することができません。

すると突然銃声が鳴り男が仰向けに吹き飛びました。

警察官たちは無線で連絡を取り、連絡を受けた佐々も現場にやってきました。

機動隊員は盾を慎重に組み合わせながらあさま山荘に近づき男を救出しました。

男は立ち上がると「大丈夫だよ」と言いながらとりあえず機動隊員に連れられてあさま山荘から離れます。佐々が駆け付けると男は頭を撃たれているのに佐々と平然と話をしました。

頭蓋骨に当たって弾丸がそれたのかと佐々は思い、一安心して男を救急車で病院へと運ばせました。

その後の捜査会議中に、出ていないはずの指示の行動を起こした警察官が赤軍グループに撃たれて殉職したという知らせが入ります。

佐々は聞いてもいない指示を誰が出したのかと怒ります。

さらに佐々と普通に話していた男が病院で命を落としたという知らせも入り、佐々は思わず頭を抱えて机に突っ伏し「なんで?普通に話してたじゃないか」と呟きました。

佐々は警視庁長官の後藤田正晴から電話で民間人が命を落としたことを責められます。しかし後藤田は佐々が置かれている立場をおもんばかりながら佐々に指示を出しました。

捜査本部長らではなくお前に言っているんだからなという言葉をかけた後藤田の思いは佐々に遠慮せずに指揮を執れというもので、佐々もその後藤田の思いを受け取りました。

佐々は後藤田に「手に人という字を書いて飲み込め」とアドバイスされた通りに手に人という字を書いて飲み込み捜査会議に戻りました。

早まった指示を誰が出しのかは責任のなすりつけ合いで不明なままでした。

佐々は言葉は丁寧ですが、確固たる意志が感じられる口調で「今後本部長の許可なく勝手に指示を出したものはすぐに解任させて頂きます」とはっきりと告げました。

また会議室はこれより禁煙にしますと言って窓を開け放ちました。

人質の安否も不明なまま日数が過ぎていきました。

佐々たちはクレーン車と使ってぶら下げた鉄球であさま山荘の屋根と天井部分を破壊する作戦を本部長の野間に進言します。

破壊した後は屋根をクレーン車でひっぺがす作戦で、機動隊の突入、放水による狙撃手の妨害なども話します。

この作戦が決行されることになり準備へととりかかります。

長野県の現場には佐々と気心の知れた宇田川信一(宇崎竜童)もやってきて、捜査会議などの進行もスムーズになっていきました。

佐々は無線機を長野県警の管理では不十分だと判断し警視庁によりハイレベルな無線機の導入を依頼しました。

長野県警はここにきて指示されたことに漏れが目立ち、佐々は準備段階で苛立つことが多くなっていました。

いよいよ作戦決行の先日、佐々は指揮官の目印をヘルメットから外そうと提案します。連合赤軍メンバーは指揮官を狙って狙撃してくることが容易に想像がついたからでした。

しかし内田第二機動隊長(豊原功補)は即この提案に反対します。士気に関わるので指揮官の目印はそのままで作戦に臨みたいと直訴します。

内田は佐々と2人きりになると佐々に「せっかくの提案を申し訳ありません」と謝罪します。佐々には十分内田の気持ちが伝わっていて、同時に命を賭して作戦に臨む内田の覚悟も感じていました。

他の隊員たちも内田と同様でした。

それぞれが持ち場につき、いよいよ作戦が開始されます。クレーンの操作は建設業者の白竜組に任せていて、白竜組の社長(椎名桔平)も現場にやってきました。

クレーンが動き出すその時に佐々が電線が切られていないことに気が付きます。長野県警にしっかりと頼んでいたことで佐々は声を荒げて怒りました。

電線の障害がありながらもなんとかクレーン車で鉄球を当ててあさま山荘の天井裏部分を破壊していきます。連合赤軍の狙撃手が機動隊に向けて発砲してきていて緊迫した状況が続きます。

放水の圧力をもっと強めるようにと指示を出していた高見警部が赤軍の銃弾に倒れます。高見警部は運ばれ救急車で運ばれて行きました。

そして第二機動隊長の内田も顔面に銃弾浴びてしまい、戦線離脱して病院へと運ばれました。

機動隊はあさま山荘の中に突入していきますが、狭い空間と飛んでくる銃弾、そして指揮官を失っていることからパニックが起こってしまい、小隊同士で喧嘩まで起きてしまいます。

クレーンで屋根をひっぺがえす予定でしたが、放水の水がバッテリーをダメにしてしまい、クレーン車が動かなくなってしまいます。

パニックになっている隊員たちを落ち着かせて指揮するために佐々は一旦態勢を整えさせ、指揮官の印を外すように指示しました。

佐々は自ら前線に行き、小隊のもめ事をおさめます。

放水が行われる中、隊員たちは人質の小雀真理子の救出に成功しました。佐々が本人かを確認すると真理子は力ない様子で「小雀真理子です…」と答えました。

救出された真理子は救急車に乗せられ、夫の彰夫は真理子の手をしっかりと握りました。

連合赤軍メンバー取り押さえたメンバーたち。佐々の指示で長野県警の警官が連行することになります。

長野県警の木戸隊員(荒川良々)は佐々に「マスコミの前を通る時に髪をつかんで顔をあげさせてもいいですか?」と訊きます。

佐々は「いいよ。ゆっくりカメラの前に顔を見せてやれ」と答えました。

あさま山荘事件は解決しました。

佐々は妻の幸子(天海祐希)の待つ自宅へ帰宅しました。幸子は夫を労い足を洗ってあげます。

佐々は仲間を失ったこと、怒涛の日々を思い「辞めるよ」と幸子に小さく告げました。

佐々はいつの間にか玄関でそのまま寝てしまい、内田や高見の葬儀に出ている風景などを思い浮かべていました。

目が覚めると幸子が受話器を持って通話する部分を手で抑えています。

目が覚めた佐々に伝言を伝えます。

伝言の内容とは…?

結末は本編をご覧ください。

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映画『突入せよ!あさま山荘事件』感想・評価

映画『突入せよ!あさま山荘事件』ですが、劇場公開当時に映画館で鑑賞したのを覚えているのですが、その時も非常に心に残った映画だったという印象なのですが、観返してみると「あれ?こんなにおもしろかったっけ?」と思ってしまったほど、劇場公開当時よりも楽しめました。

映画自体は変化をしていないわけで、きっと僕自身の問題なのでしょう。

特に初見の時から新たに連合赤軍の知識を得る機会もなかったので、感じ方や誰に感情移入をするかなどで変化があったのでしょう。

有名なあさま山荘事件という実話が基になっていて、物語が展開していくわけですが単に連合赤軍を捕まえる、人質を解放するだけの物語ではなく、登場人物それぞれのドラマがとてもしっかり描かれています。

また本音と建て前、意地、保身など、日本社会の悪しき習慣もしっかり描かれていて、こういった内容の映画ですが時にユーモアたっぷりなシーンもあり楽しませてくれます。

本当にすごい事件ですよね、あさま山荘事件。

実際のニュースで流れて当時の国民の印象に残っているシーン何度も映画に取り入れられているようなので、リアルタイムでこのあさま山荘事件をニュースで見ていた人はさらに灌漑深いのではないでしょうか。

そして映画『突入せよ!あさま山荘事件』は出演者の豪華さにも度肝を抜かれます。

この時はまだまだ有名な俳優ではなかったのだろうなといった俳優が少しの出番で出演していたり、役所広司さんをはじめ一流の俳優たちがこれでもかと演技で楽しませてくれます。

松尾スズキさんがずっとシリアスに演じているのを初めて見たかもしれません。コメディをできる人はシリアスな演技をさせてもやはり抜群に上手いです。

原田眞人監督は演技に厳しいイメージなので、本当に全シーンで違和感を感じるようなシーンがなかったです。上地雄輔さんは篠原涼子さんのバーターなんだろうなと思いましたが。

豊原功補さんも椎名桔平さんもさすがの魅力でめちゃくちゃかっこよかったです。

本当にあった事件、あさま山荘事件を映画化した衝撃作です。

おすすめ映画です。ぜひ。

感想はコメント欄にお気軽にどうぞ。

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