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映画『マイルーム』ネタバレあらすじキャスト評価 ディカプリオ【概要・キャスト】
今回の絶対おすすめ映画は『マイルーム』です。
映画『マイルーム』は戯曲『マーヴィンズルーム』を映画化した作品。邦題は『マイルーム』ですが、原題は映画も『マーヴィンズルーム』のままです。
邦題の『マイルーム』はこれまでヒットした映画の『マイフレンドフォーエバー』や『マイフレンドメモリー』にあやかって付けられた題名と言われています。邦題には珍しくこの『マイ~』シリーズは違和感なくタイトルが付けられていると思います。『マイフレンドフォーエバー』も内容に合ったいいタイトルでした。
それでは『マイルーム』の映画紹介です。
映画『マイルーム』は1997年に日本公開されたアメリカ映画です。
上映時間は98分。
監督はジェリーザックス監督。
キャストは
リー・・・メリルストリープ
ベッシー・・・ダイアンキートン
ハンク・・・レオナルドディカプリオ
チャーリー・・・ハルスカーディノ
ルース・・・グウェンヴァードン
マーヴィン・・・ヒュームクローニン
ウォーリー医師・・・ロバートデニーロ
ボブ・・・ダンヘダヤ
シャーロット・・・マーゴマーティンデイル
ほか。
実はこの作品、ロバートデニーロが『ボーイズライフ』という映画で初めてディカプリオと共演した際にすでに企画は上がっていて、デニーロ自らディカプリオに出演を打診していたらしいです。
実現は少し時間がかかりましたが、デニーロがいかにディカプリオの演技の才能に惚れこんでいたかがわかるエピソードですね。ちなみにロバートデニーロはレオがまだ全然有名になる前から、雑誌のインタビューで『近いうちにレオナルドディカプリオという名前が世界中に知れ渡る』と言っています。恐るべき先見の明です。
さらに共演してすぐに名監督であるマーティンスコセッシ監督に「将来君と必ず仕事することになる」と紹介したそうです。
結果的にレオとスコセッシはいくつもの名作を生み出していることを考えると、デニーロの功績は本当に大きいですね。
『マイルーム』は家族の絆・死というものと向き合う事・思春期の葛藤などを綺麗ごと抜きで表現している作品です。
映画『マイルーム』あらすじ・ネタバレ
レーサーだった夫と離婚し女手一つで二人の息子を育てるリー(メリルストリープ)
ある日、反抗期真っ盛りの息子のハンク(レオナルドディカプリオ)が自宅に放火をし少年院(矯正施設)へと入れられる。思春期のハンクの扱いがわからずぶつかり合う事の多いリーとハンク。そんな時に姉のベッシ―(ダイアンキートン)が白血病を患ったという連絡が入る。
姉を救うべく骨髄移植の検査を受けるために、一時退院を許可されたハンクと次男のチャーリーを連れて実家のフロリダへと向かうリー。しかしリーは実家と疎遠になっていて帰るのは実に20年ぶりの帰郷であった。
姉のベッシ―へ結婚をせずに父親マーヴィンの介護と叔母ルースの面倒を見ていた。そんなベッシ―には妹リーの自由奔放に見える生き方が自分勝手にも映り、心のどこかで妹リーに対して複雑な感情があるのも事実だった。
久しぶりの再会にどこかギクシャクする姉妹だったが、次第に本音をぶつけ合い打ち解けていく。
反抗期で屈折した心を持っていたハンクだったが、心優しいベッシ―と話すにつれ心を開いていく。時に厳しくハンクに接するベッシ―だがハンクは初めて自分としっかり向き合ってくれる大人に触れ、自分の弱い部分も見せるようになる。
しかし、無情にもベッシ―の白血病のための骨髄移植の適合検査は、リーの家族も全員不適合だったと医師のウォーリー(ロバートデニーロ)から報告を受ける。リーは自分が父と叔母と姉の面倒をこれから看ていかなくてはならないのかと恐怖に襲われ、突発的に帰宅の荷造りを始める。そこに居合わせたハンクはそんなリーを見つめる。姉の家に来てからハンクと少しずつ分かり合えて来たリーの心にも大きな変化が訪れる。
姉ベッシ―の純粋で優しい心が、様々な気付きを与え、家族はゆるぎない絆を育み始める。
映画のキャッチフレーズは『心の部屋を開けたのは、まもなく消える一つの命』
とてもぴったりのキャッチフレーズです。
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映画『マイルーム』感想・評価
この『マイルーム』という映画、ストーリーの素晴らしさもさることながら、なんといっても特筆したいのは「出演俳優の豪華さ」
演技派俳優が集結している類まれな作品なんです。
メリルストリープ・ダイアンキートン・レオナルドディカプリオ・ロバートデニーロですからね(笑)なんと全員アカデミー賞受賞俳優、つまりオスカー俳優です。※ディカプリオはこの時まだ受賞はなくノミネート経験(ギルバートグレイプ)のみ。しかしこの年齢ですでにノミネートされているなんてすごいことです。
そしてこの俳優たちの演技一つ一つが観る者を魅了し、役者目線で言わせてもらうとまさに芸術の域です。決してやりすぎることなく絶妙の表現、相手役と感じ合う事で生まれてくるものを楽しんでいるようにすら見えます。メリルストリープとダイアンキートンは言わずもがなでさすがのリアリティと説得力で、姉妹でのぶつかり合うシーンやお互いの気持ちを理解するシーン、何気ない会話さえ本当の姉妹に見えてきます。静と動というお互いの役割も怖いぐらい全うしています。
そんな演技の達人の二人に挑むレオナルドディカプリオですが、僕はレオの演技の得意分野と良さがふんだんに発揮されているのはこの『マイルーム』だと思っていて、偉大な共演者相手に見事に存在感を発揮しています。『バスケットボールダイアリーズ』『太陽と月に背いて』で少し粗削りだった部分をさらに進化させているレオが見れます。特にダイアンキートンと二人のシーンで問い詰められたレオが思わず自身の弱さと本音を出すシーンは本当に素晴らしいシーンになっています。
そんなディカプリオにメリルストリープもダイアンキートンもすっかりメロメロになったようで、二人ともレオの事を演技的にも人間的にも絶賛していました。ロバートデニーロにとっては思った通りの結果だったのだと思いますが。
とにかく素晴らしいヒューマンドラマです。もっと語り継がれる名作あつかいでいいのになぁって昔から思っています。
映画『マイルーム』
心の部屋を開けたのは、まもなく消えるひとつの命
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