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映画『マイフレンドフォーエバー』ネタバレあらすじ最後と感想評価|子役と靴

映画マイフレンドフォーエバーネタバレあらすじキャスト評価

泣ける映画『マイ・フレンド・フォーエバー』キャスト・監督・概要

今回のおすすめ映画は『マイ・フレンド・フォーエバー』です。

原題は『The Cure』なのですが、『マイフレンドフォーエバー』というタイトルがぴったりに感じるので、邦題が成功している作品の一つと言えると思います。

映画『マイフレンドフォーエバー』は1995年に中高生以上の年齢になっていた方々は知っている映画かなと思います。

僕の周りではかなり有名な映画でした。感動映画の金字塔として長い間君臨していた映画と言えると思います。

それぐらい大きな感動を与えてくれる映画です。

今は亡き俳優ブラッドレンフロが輝いている作品でもあります。

それでは『マイフレンドフォーエバー』の映画紹介です。

映画『マイ・フレンド・フォーエバー』は1995年に公開されたアメリカ映画です。

上映時間は97分。

監督はピーター・ホルトン監督

キャストは

エリック…ブラッド・レンフロ

デクスター…ジョゼフ・マゼロ

リンダ…アナベラ・シオラ

ゲイル…ダイアナ・スカーウィッド

スティーヴンス医師…ブルース・デイヴィソン

ほか。

吹き替え版は滝沢秀明さんと今井翼さんが務めています。

映画『マイ・フレンド・フォーエバー』あらすじ・ネタバレ・結末

母親と暮らす主人公の少年エリック(ブラッドレンフロ)は友人も少なく、母親からの愛情も充分ではなく食事も冷凍食品やチョコレートバーで過ごす日々を送っていた。

ある日エリックの住む家の隣に男の子とその母親が引っ越してくる。

隣に引っ越してきた少年はHIVに感染しているデクスター(ジョゼフマゼロ)という少年だった。

エイズのため母親から隣の少年とは遊ばないようにときつく言われていたエリックだったが、最初こそデクスターを避けていたものの空気感染することはないと知り、エリックは母親に内緒でデクスターと遊ぶようになり毎日を共にする。

友人のいないエリックも友達が欲しかったので、デクスターがその寂しさを埋めてくれた。

エリックはなんとかデクスターの病気を治してあげたいと子供ながらに真剣に思い、キャンディーやチョコレートバーを食べさせたり、生えている色々な草を煎じてデクスターに飲ませ、その効果をノートに記していく。

しかしある時煎じて飲ませた草でデクスターが発作を起こしてしまい、病院にどんな草を飲ませたのかを報告するため、デクスターの母リンダはエリックの家を訪れエリックに質問する。

エリックは記録を付けていたノートを差し出す。リンダは怒ることなくエリックからノートを受け取りデクスターの元に戻る。

このことをきっかけにデクスターと遊んでいたことが母親ゲイルにバレてしまったエリック。母ゲイルは激怒しエリックを叩きながら叱責する。

その後エリックは『エイズに効く薬がついに発見された!』という記事を見つけ、その薬を発見したという研究者の元を訪れるため、デクスターを連れてニューオーリンズに向けて旅立つ。

その距離は約400キロであった。

出会った大人たちに船に乗せてもらい旅路をいくエリックとデクスターだったが、大人たちは遊びながらの移動で旅はなかなか進まず、デクスターの薬の残りがわずかになってしまったため、急がなければならないと思ったエリックは大人たちからお金を盗み、別の手段で旅路を行くことを決心し決行する。

しかし、あえなく大人たちに見つかるエリックとデクスター。必死に逃げるも追い詰められナイフを出され脅される。

その時デクスターはエリックを守るために自らの指を切り、血の出た手を大人たちに向け『僕はエイズだ。僕の血は猛毒なんだ。一滴でもついたら死ぬぞ』と告げる。

大人たちは踵を返して必死に逃げ出していく。指を切ったデクスターを心配して近づこうとするエリックにデクスターは『来ないで!』と珍しく厳しい口調でエリックを制止する。

大好きなエリックに万が一があってはいけないというデクスターの思いからであった。

旅は打ち切られ、デクスターは入院生活へと入っていく。もちろん病室に毎日遊びに行くエリック。

二人は『死んだふり』をして医者を驚かせるという悪ふざけの遊びを思いつく。

目を閉じたまま返事をせずに動かないデクスターを見て看護師が急いで医者を呼びに行き、医者が近づいた時に大声を出し起き上がるという遊び。

この遊びは医者や看護師たちを大いに驚かせ、デクスターとエリックは大笑いしていた。

ある日同じようにいつもの遊びをしようと打ち合わせをした二人。

エリックは泣きながら、友達が急に目を閉じて動かなくなったと涙ながらに訴え、そこに医者が駆け付ける。

しかし、楽しい時間は永遠には続かなかった。

デクスターは帰らぬ人となりました。デクスターの母親はエリックにお礼を言い、葬儀に来てくれと伝えた。

エリックは棺の中で眠っているデクスターの靴を脱がせ、自分のスニーカーをデクスターに抱かせた。

デクスターの靴を持って川に行ったエリックは…。

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映画『マイ・フレンド・フォーエバー』感想・評価

書いてて涙ぐんできてしまいました。主要なキャストの人数は決して多くないこの映画ですが、特に二人の少年、その母親二人の演技が胸を打ちます。

エリックの母親は徹底してヒールですが、しっかり演じてくれているからこそ他が引き立ちます。

少年二人とデクスターの母親は常にあたたかい空気感を絶妙に作り出していて、特に母親のリンダはあたたかく包容力がありながら、息子が死に向かっているということへの覚悟を持ちつつも、当たり前に悲しみを常に抱えているという感情を巧みに、リアルに演じています。

デクスターを演じるジョゼフマゼロも天才子役と言われていただけに素晴らしい演技で涙をこれでもかと誘ってきます。

これが演じたからこそここまでの感動作に出来上がったのは間違いないでしょう。

そしてブラッドレンフロですが、彼の良さであるリアリティのある、演技だと感じさせない特性がこの映画でも発揮されています。

リアクションなども含めて決して大げさに表現しない、しかし確実に観る者の胸を打つ彼の演技はかなり稀有だったし、子役であることを考えると驚異と言えるでしょう。

映画『依頼人』でスーザンサランドン、トミーリージョーンズとの共演でデビューしたブラッドレンフロ。

この『マイフレンドフォーエバー』日本でも有名になり多くのファンを持ち、日本で写真集も作られました。

どこか影を感じさせる生まれながらのキャラクターを活かし、その後もケビンベーコンと共演した映画『セブンティーン』、そして映画『スリーパーズ』ではブラッドピットの少年時代を演じました。

イアンマッケランと共演した映画『ゴールデンボーイ』では名優イアンマッケランもその才能を認めていました。

誰もが彼の俳優としての活躍をさらに楽しみにしていました。

その後は私生活が荒れてしまいましたが、本数は少ないながらも映画で活躍していました。

しかし荒んだ私生活から復活することができず、若くして他界してしまったブラッドレンフロ。他界したニュースを見た時はかなりショックを受けました。

彼の出演作はほとんどDVD持っていますし、写真集を持っているほど好きだったので。

ハリウッドの子役はどうしてもこのケースが多い印象です。

ブラッドレンフロがもうこの世にいないという現実と、この『マイフレンドフォーエバー』という作品の良さが重なって、僕は特に泣いてしまう作品なのです。

間違いなく語り継がれるべき名作です。

僕は急いで大人になろうとしていた。君を救うために。

君が死んだあの夏の日、僕は涙の本当の意味を知った。

映画『マイ・フレンド・フォーエバー』

是非観て欲しい映画です。

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