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映画『息子』ネタバレあらすじ結末と感想評価|山田洋次・永瀬正敏・椎名誠原作

映画息子ネタバレあらすじキャスト評価

映画『息子』キャスト・監督 ・概要

今回は珠玉の日本映画『息子』の紹介です。

映画『息子』は古き良き日本を描いた、親子の絆を描いた、そして若者の純愛を描いた作品。

自信を持って紹介する日本映画です。

山田洋次監督のすごさを改めて思い知らされる映画であり、出演者の演技も素晴らしく笑いあり感動ありの傑作となっています。映画賞も総ナメと言っていいほど受賞している映画です。

それでは『息子』の映画紹介です。

映画『息子』は1991年に公開された日本映画です。

上映時間は121分。

監督…山田洋次監督。

原作…椎名誠『倉庫作業員』

【出演】

  • 浅野昭男…三國連太郎
  • 浅野哲夫…永瀬正敏
  • 川島征子… 和久井映見
  • タキさん…田中邦衛
  • 浅野玲子…原田美枝子
  • 浅野とし子…浅田美代子
  • 浅野忠司…田中隆三
  • 加藤…いかりや長介
  • 鉄工所主任…佐藤B作
  • 運送会社の社長…レオナルド熊
  • 寺尾…松村達雄

映画『息子』あらすじ・ネタバレ

時は1990年。特に夢や目的もなく、東京の居酒屋でアルバイトをする青年・浅野哲夫(永瀬正敏)。

いつものように勤務を終えて朝方自宅に帰ると、父(三國連太郎)からの電話で母の一周忌のために実家に帰って来ることを命じられる。

岩手の実家に帰った哲夫に対し、父は哲夫の東京での生活を何をしてるかわからない暮らしと揶揄する。

また哲夫は父の農業に対し、『東京ならクーラーの効いた中でコーヒー運んでれば時給800円だもんな。経済の仕組みがそうなってんだ、今の日本は』と軽口を叩き、父を怒らせる。

何かと出来のいい兄を褒める父に対しても哲夫は心の中で寂しさと怒りを覚える。

(哲夫は岩手出身で東京に現在住んではいるが、岩手の訛りがまったく抜けていない青年で、居酒屋のバイトでも『ししゃも』を『サーモン』と聞き間違えられてしまうほどである)

東京に戻り、哲夫は仕事を変えることを決め、居酒屋のアルバイトを辞め小さな鉄工所でアルバイトを始める。

その仕事のキツさに初日から面食らう哲夫だったが、配達先の事務員に一目惚れをする。

いつも薄暗い倉庫で1人寂しく事務所番をしている征子(和久井映見)であった。疲れきっていたものの恋の力で俄然元気になる哲夫。

一生懸命に働く哲夫はおっさん(いかりや長介)と呼ばれるリーダーをはじめ、鉄工所のメンバーに可愛いがられ、やりがいを感じ充実した日々を送り始める。

そんな哲夫に鉄工所の主任(佐藤B作)はアルバイトから契約社員にならないかと提案する。快くオーケーする哲夫に対し驚く鉄工所の面々。

思わず1人が『こんなキツイ仕事の何が気に入ったんだ?』と哲夫に問いかける。

それに対し哲夫は大真面目に『俺、汗をかく仕事をしたかったんですよ。一日働いて風呂で汗流すと、あ〜今日も働いたー!って思えて。それがいいんです。』と答える。思わず大爆笑する鉄工所のメンバー。

それから哲夫の社員祝いに飲みに繰り出すメンバー。大いに笑い、充実した生活を過ごす哲夫だが、征子への恋心だけが哲夫を苦しめていた。

ある時、哲夫は決意し征子へラブレターを書く。哲夫は今まで何度となく征子に話しかけていたのだが、毎回征子は何も言わず微笑むだけだった。

ある時哲夫は征子に『どうしてなんだ?どうして何も言ってくれねんだ?嫌いなら嫌いでいいんだ。たまんねぇよ、黙ってられちゃあ』と心の叫びを吐露してしまう。

『遊びでねぇ。ホントの気持ちだ』と伝える哲夫。ラブレターを渡しその場を去る哲夫。

征子に手紙を渡した後日、いつもの配達に向かう哲夫。緊張の中征子のいる倉庫に入る哲夫だったが、征子は不在であった。

伝票にサインをもらわなければならない哲夫の元に、その工場で働くおばさんがサインをしに駆け付ける。『あのぉ、いつもいる女の人はどうしたんですか?』と尋ねる哲夫。

休みだとおばさんから教えられる哲夫だったが、その時に征子が耳が聞こえない女性だという事も教えられる。何度話しかけても返事をしてくれなかった理由を哲夫は知ることになる。

哲夫が行っている配達には必ずタキさん(田中邦衛)という人が運転し、哲夫が助手席に乗って配達先をまわっていたが、ある時運転中に事故にあいタキさんがケガしたことを知る。

鉄工所のメンバーからのお見舞いを託され自宅療養しているタキさんのもとを訪れる哲夫。

思いのほか元気なタキさんと話をする哲夫。この時哲夫は初めて征子のことをタキさんに話す。『いつも倉庫にいる女性を知っていますか?』と。

タキさんは哲夫が征子に惚れていることを知っていて嬉しそうにからかい、征子の耳が聞こえないことも知っていて、あんなに可愛いのになぁと哲夫に言ってしまう。

それを聞き、悔しさを露わにし叫び出す哲夫。

『タキさん!あんた自分がどれだけの人間だと思ってんだ?ろうあの人?いいではねぇか!それがどうしたっていうんだ!いいではねぇか!いいではねぇか!!いいではねぇか!』

叫びながら泣き崩れる哲夫。初めて見る哲夫の姿に驚きうろたえるタキさんであった。

ある時、戦友会の集まりの為に哲夫の父が東京に出てくることになる。

哲夫の兄の家に泊まる父だったが、哲夫の生活が心配な父は哲夫の元を訪れる。

豪華に外食でもしようと哲夫を誘う父だったが、哲夫は断り自宅で料理するためのスーパーでの買い物に父と向かう。

哲夫の部屋に着いた父は哲夫から征子を紹介される。耳の聞こえない征子の為にFAXを購入している哲夫。

哲夫から、征子と真面目に付き合っていて、結婚することを告げられる父。いくら反対したって無駄だからな。と父に言う哲夫。父は征子に向かって『本当にこの子と一緒になってくれるのですか?』と聞く。

父の心境は…

哲夫に父が言った言葉は…。

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映画『息子』感想・評価

単刀直入にいいます。

僕はこの映画『息子』が大好きです!!

心から好きなんです!

初めてこの映画を観た時に、永瀬正敏さん演じる浅野哲夫のような純粋で不器用な男になりたいと強く思ったのです。

人を愛す真っ直ぐさの大切さに気付かされる映画です。心が洗われるとはまさにこのことだと思います。

永瀬正敏さんと和久井映見さんがとにかくいい。三國連太郎さんももちろんいい。

田中邦衛さんがキレまくっててとにかくいい。出演者全員が魅力的でとにかくいい。教科書のような映画です。

純粋な心に目頭が熱くなり、家族とは何なのか、これからの自分の家族に対する接し方も変化するきっかけになるような映画です。

いろいろな便利なものがたくさんある今の世の中ですが、そういったものを否定する気はまったくありませんが、心は便利で新しいものになる必要はなく、またなってはいけないなとこの『息子』を観ていると強く思います。

騙されたと思って観てみて下さい!自信をもっておすすめします。ぜひ。

映画『息子』

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