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映画『狼たちの午後』ネタバレあらすじ感想

映画狼たちの午後ネタバレあらすじキャスト評価

映画『狼たちの午後』作品情報

今回の絶対おすすめ映画は『狼たちの午後』です。

『狼たちの午後』はシドニールメット監督×アルパチーノ×ジョンカザールの手に汗握る犯罪映画で、実際に起きた銀行強盗を題材に映画化された作品です。

ストーリーやアルパチーノ、ジョンカザールをはじめとした俳優陣の演技が素晴らしく語り継がれる名作となっています。

それでは『狼たちの午後』の映画紹介です。

映画『狼たちの午後』は1976年に日本公開されたアメリカ映画です。

上映時間は125分。

監督はシドニールメット監督『十二人の怒れる男』『デストラップ・死の罠』

『旅立ちの時』などを撮っている監督です。

キャストは、

ソニー…アル・パチーノ

サル…ジョン・カザール

レオンシャーマー…クリス・サランドン

ユージーンモレッティ…チャールズ・ダーニング

シェルドン…ジェームズ・ブロデリック

マーフィー…ランス・ヘンリクセン

ジェニー…キャロル・ケイン

ソニーの母…ジュディ・スマリナ

マルバニー…サリー・ボイヤー

ほか。

映画『狼たちの午後』ネタバレ・あらすじ

ニューヨークの小さな銀行。蒸し暑い夏の日に3人の男が銀行強盗に押し入ります。ソニー(アルパチーノ)、サル(ジョンカザール)、スティービーの3人組です。

しかし3人の銀行強盗に手慣れた感じはまったくなく、計画も素晴らしいとは言い難いもので、スティービーは押し入って早々に怖気付いて逃走してしまいます。

仕方なく2人で銀行強盗を続けるソニーとサルでしたが、予想外の出来事が2人に続々と襲い掛かります。

下調べもなく決行してしまった銀行強盗は、すでにお金のない銀行に押し入っていたのです。

銀行のお金はすでに本社に送られた後で、わずかなお金が残っているだけでした。

しかも警察のモレッティ(チャールズダーニング)からソニーに電話が入り、銀行の周りはすでに警察に囲まれてしまっていました。

逃げ道を絶たれたソニーとサルは銀行員を人質に銀行内に立て籠もることを決めます。

事態はどんどんと大きくなり、警察の他にFBI、さらにはテレビ局も押し掛けその様子は生中継されます。

追い込まれたソニーは銀行員の人質を盾に交渉を開始します。

警察とか交渉のやり取りの中で、集まった群衆はソニーの味方になり始め、ソニーを応援するような合唱まで始まります。

ソニーとサムが傷つけるような事をせずに、思いやりのある行動を見せていたため、人質の銀行員たちはソニーとサルに親近感を持ち始めます。

状況が変わらないことから、この事件の担当がモレッティからFBIのシェルドン(ジェームズブロデリック)に引き継がれました。

緊迫した状況が続く中、シェルドンはソニーの要求を飲み、国外逃亡用のジェット機を用意しました。

手に汗握るものものしい雰囲気の中、ソニーとサルを乗せた移送バスが銀行から空港へと移動します。

緊張の展開の行方は…?

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映画『狼たちの午後』感想・評価

名作として君臨している映画です。

僕は役者を始めて少しした頃に『観ておかないといけない映画』と思って鑑賞しました。

それぐらい映画好きの人と話をすると名前の出てくる作品でしたし、映画雑誌などでも名作として取り上げらていたのです。

役者として観ておかなければいけない映画って暗黙であるんですw

これは観ておかないと恥ずかしいぞみたいな。『狼たちの午後』は僕の世代ではまさにそんなポジションにいる映画だったのです。

そんな理由でいざみて観たら…見事に面白かったんです。

面白いと思ってたので予想外に面白かったというわけではないのですが、でも予想以上というかハマるほどに面白かったのです。

すぐにDVD買ってしまったほどですw

すごく悲しい映画なんです。漢字的には『哀しい』の方がピンと来るかもしれません。最初から最後までとにかく哀しいんです。

ただそれでいてユーモラスさもどこか漂っているんです。

冒頭からテンパるアルパチーノは最後までテンパり続けるし、ジョンカザールは虚勢を張っているものの弱さや優しさもさらけ出したり。

面白く感じない人には面白い部分ではないのかもしれませんが、僕はなんだか心のどこかでクスっとしてしまうんです。ソニーとサルが愛すべきキャラクターになっているのはこういった部分もあるからだと思います。

冒頭は本当にやることなすこと裏目に出ますからw そこにも注目して観て頂きたいです。

サルを演じたジョン・カザールですが映画好きな人たちにとっては伝説といえる俳優です。

『ディアハンター』製作時に肺癌が発覚していましたが、そのまま出演し、完成を待つことなくこの世を旅立ちました。

『ゴッドファーザー』でも大きな印象を残しています。

そしてこの『狼たちの午後』でもその存在感は凄まじく、決して口数の多くないサルという役を時に緊迫感たっぷりに、時に可愛らしく演じています。

アル・パチーノとジョン・カザールだったからこそ、ここまで語り継がれる映画になっていると思います。

そしてアル・パチーノはもういつ観ても素晴らしいです。

今作は終始テンパっているアル・パチーノが観れるという意味でもぜひ観て頂きたい映画です。

アル・パチーノが大きな目をふんだんに理由した演技は思わず息を呑みます。

一度は絶対観て頂きたい映画です。

映画『狼たちの午後』

戸惑い追い詰められた2人の銀行強盗が、牙をむく。

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