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実話映画『ビューティフルマインド』ネタバレあらすじ結末と感想評価考察|統合失調症・天才数学者

映画ビューティフル・マインドネタバレあらすじキャスト評価

実話映画『ビューティフル・マインド』キャスト・監督・概要

今回の絶対おすすめ映画は『ビューティフル・マインド』です。

映画『ビューティフルマインド』は、実在のノーベル経済学賞受賞の天才数学者ジョンナッシュの半生を描いた描いた映画です。

アカデミー作品賞を受賞した映画でもあります。

主演はラッセルクロウ。青年から年齢を経ていく統合失調症に苦しむジョンナッシュを体当たりで好演しています。

多少脚色されているジョンナッシュの半生ですが、大きな希望と感動を与えれくれる映画となっています。

それでは『ビューティフルマインド』の映画紹介です。

映画『ビューティフルマインド』は2002年に日本公開されたアメリカ映画。

上映時間は135分。

監督はロン・ハワード監督

『アポロ13』『身代金』『シンデレラマン』『ダヴィンチコード』などを監督している巨匠です。

キャストは

ジョン・ナッシュ…ラッセル・クロウ

パーチャー…エド・ハリス

アリシア・ナッシュ…ジェニファー・コネリー

ローゼン医師…クリストファー・プラマー

チャールズ…ポール・ベタニー

ソル…アダム・ゴールドバーグ

ハンセン…ジョシュ・ルーカス

ベンダー…アンソニー・ラップ

エインズリー…ジェイソン・グレイスタンフォード

ヘリンジャー…ジャド・ハーシュ

トーマス・キング…オースティン・ペンドルトン

マーシー…ヴィヴィアン・カードン

ほか。

実話映画『ビューティフルマインド』あらすじ・ネタバレ

1947年、大学の講義で数学者が日本軍の暗号を解読し原爆を作り第二次世界大戦を終わらせたと話しています。

そしてそんな功績を残せる数学者になるようにと教授は生徒たちに話していました。

プリンストン大学は数学や物理の研究や論文などで権威のある大学で、そこに集まってきている生徒たちも優秀な生徒ばかりでした。

時代はアメリカ軍がソ連を警戒している時代です。

将来有望な生徒たちの中に見るからにコミュニケーションが苦手そうな生徒がいました。天才と評されているジョンナッシュ(ラッセルクロウ)でした。

ナッシュは奨学金を得てプリンストン大学で学んでいました。

同じく奨学金でプリンストン大学に通っているハンセン(ジョシュルーカス)は、ナッシュのことを天才とは思いつつも変人扱いしていました。

ナッシュは下宿をしていましたが、同部屋にはチャールズ(ポールベタニー)という生徒がいました。

他人に心を開かないナッシュでしたが、チャールズには自分の考えや思いを不思議と打ち明けることができました。

ナッシュは紋切り型の学習を嫌い自分独自のやり方を重視していました。

学んで得られるものではなく独創的な理論を構築し、世界を支配できるような理論を導き出すことを目標としていました。

そのためナッシュは授業に出て講義を聴くとこともなく、そこらへんも周囲の生徒から変人扱いされていました。

ナッシュは当時最高と言われていた軍の研究機関であるウィーラー研究所に卒業後は進みたいと思っていました。

ナッシュは教授にウィーラー研究所に進むことを熱望していることを伝えますが、教授は他の生徒のように論文を書いてくるようにナッシュに告げます。

他の生徒たちが論文を書いている中で、ナッシュはテーマさえ見つけ出せていなかったのです。ライバルの生徒ハンセンは質の高い論文を書いていました。

ウィーラー研究所に行きたいナッシュは焦りを募らせます。しかしいくら考えても取り組むテーマさえ浮かんできませんでした。

ナッシュが部屋で苦悩しているのを見かねてチャールズが、頭を切り替えるためと言って外に連れ出します。

バーにやってきたナッシュとチャールズ。他の学生たちも来ていて、ナッシュは他の生徒たちにナンパをしてみるようにけしかけられます。

カウンターに座っている女性をナンパするナッシュでしたが、声の掛け方にロマンティックのかけらもなく、女性にひっぱたかれてしまいました。

ナッシュは後日このバーで女性をナンパすることをきっかけに発想を得ます。

最良の結果は全員が自分の利益の追求を行って得られるというAスミスの考えは完全ではなく、全員が自分と集団の利益を追求して得られる、とハンセンたちに告げると、急いで帰宅し計算式を組み合わせながら一気に論文を書き上げていきました。

ナッシュは独自の理論で、これまで150年の歴史を持つ経済理論を覆す「ナッシュ均衡」を発表する論文を書き、担当教授に見せました。

担当教授は「ナッシュ均衡」に驚き、ナッシュの出した結果に大いに満足し、ウィーラー研究所にナッシュを推薦することに決めます。

同部屋のチャールズも歓喜していました。

ナッシュは教授が太鼓判を押す数学者のソル(アダムゴールドバーグ)とベンダー(アンソニーラップ)と共にチームを組んでウィーラー研究所へと入所しました。

バーでお祝いをしているところにハンセンがやってきました。

一触即発の空気になり緊迫感が漂いますが、ハンセンはナッシュを認め、快くウィーラー研究所へと送り出したのでした。

ウィーラー研究所に赴いてから5年の月日が経過していました。

ナッシュは研究所のチーム主任となっています。ナッシュはある時にソ連の暗号解読を依頼され国防省のペンタゴンへと行きます。

そこでナッシュは最初こそ苦戦したものの見事に暗号を解読し、ソ連のスパイの行動ルートを見破りました。賞賛を受けるナッシュでしたが、1人の男がナッシュを見ていることに気が付き警戒します。

後日ナッシュはその男に話しかけられます。男は政府の人間でパーチャー(エドハリス)という男でした。

パーチャーはCIA諜報員でオッペンハイマーが指揮をしていた原子爆弾開発プロジェクト「マンハッタン計画」を観察していました。

研究所の前でパーチャーに話しかけられたナッシュはそのまま裏の倉庫に連れていかれます。

ナッシュはただの倉庫だと聞かされていましたが、そこにはコンピューター機器と研究者たちが複数いて、暗号解読を行っていました。

パーチャーはナッシュに極秘任務を依頼しました。

ソ連の原爆の脅威からアメリカを救うための任務で、「NEWS WEEK」などの雑誌をいチェックしてその中に隠されている暗号を見つけ出し解読するという内容でした。

ナッシュは言われるがままに腕にラジウムダイオードを埋め込まれ、「俺はスパイになったということか」とパーチャーに話しました。

ナッシュは雑誌を買い漁っては独自の方法で暗号を解読していきます。

解読した暗号は書類に書いて封筒に入れ、秘密の廃墟のような屋敷の郵便ポストに入れることになっていて、夜になるとナッシュはその封筒を持って行きポストに入れていました。

ナッシュには妻のアリシアナッシュ(ジェニファーコネリー)がいました。

アリシアはナッシュの講義を聴いていた生徒でそこで出会って発展して恋人関係になり結婚をしました。

ナッシュはパーチャーからの仕事が極秘任務であったために内緒にしていました。

同僚のソルとベンダーにも政府からの仕事とは言っていましたが、内容は秘密にしていました。

ある日、ナッシュが暗号を解読した書類を館のポストに投函しているとパーチャーが車に乗って現れます。パーチャーは焦った様子で「尾行されているから早く乗れ!」とナッシュを急かします。

激しいカーチェイスが繰り広げられ、パーチャーはナッシュに拳銃を渡し尾行している車を撃つように言いますがナッシュは拒否します。

パーチャーは運転しながら尾行してきた男たちを射殺しました。そのまま尾行してきた車は川へと落下していきました。

このことをきっかけにナッシュは行っている極秘任務を降りることをパーチャーに告げます。しかしパーチャーはそれはできないと言い、もしも降りるならソ連に君の情報をバラすとナッシュを脅しました。

ナッシュは暗号解読の任務のプレッシャーとソ連から命を狙われているという恐怖心から精神を蝕んでいきます。

アリシアはナッシュの変化に気付いていました。家の明かりをつけることを怖がったり言動にも不可解な点が目立ってきたため、アリシアは1本の電話をすることを決心しました。

ハーバード大学での講義に招かれたナッシュは大学を訪れます。

チャールズが娘を連れてナッシュの講義を聴きに来ていました。

ナッシュはリーマン予想に関する講義を開始しますが、怪しげな男たちが講義の講堂に入ってきたことに気が付き、命の危険を感じたナッシュは講義を投げ出して逃げ出します。

追いかけてきた男たちはナッシュをなだめますがソ連のスパイたちだと思っているナッシュは動揺してまともに話ができません。

追いかけてきた男の1人は自分がマッカーサー精神病院の医師ローゼン(クリストファープラマー)だと名乗り、ナッシュを大人しくするために部下たちに身体を抑えさせて1本の注射をしました。ナッシュは精神病院へと運ばれました。

ナッシュは統合失調症を患っていました。

ナッシュは幻覚を作り上げていて現実と幻覚の区別がつかないまま生活していました。

CIA諜報員のパーチャーはナッシュが作り上げた幻覚で、実在していませんでした。

ローゼン医師はアリシアに行って確信を得るために研究室に行って、ナッシュの仕事場を見てくるように頼みます。

アリシアはソルとベンダーに案内してもらいナッシュの部屋へと入りました。

部屋には壁中に計算式が書きなぐられていて、大量の雑誌が散乱していました。

パーチャーが幻覚であることが確定し、暗号解読の極意任務もナッシュの妄想だったことがわかりました。

またローゼン医師はナッシュが大学時代1人部屋だったことも調べ、アリシアにチャールズと会ったことがあるかと訊ねます。確かにチャールズは結婚式にも来ていませんでした。

チャールズもナッシュが作り上げた幻覚の人物だったのです。

アリシアは現実を受け止められずソルから聞いたナッシュが足を運んでいた館にも足を運びました。館の郵便ポストにはナッシュが投函した封筒がそのまま山のように入っていました。

アリシアはナッシュに事実を告げます。証拠もあるのでナッシュは反論しませんでしたが、病室に戻ると自分の腕を切り裂いてしまいます。

駆け付けた医師と看護師にナッシュは「埋め込まれたラジウムダイオードがなくなっている」と血まみれで話しました。

ナッシュはローゼン医師の治療を受けます。インスリンショック療法という過酷な治療を週に5日長期間行います。

1年後、ナッシュは精神病院から退院を果たします。

プリンストン大学の近くの家で療養を開始します。薬は飲み続けなければなりません。

アリシアはナッシュとの子供を育てながら、ナッシュのことも看ながら献身的に生活していました。

ナッシュは薬の影響もあり頭が冴えない状態が続き身体にも少なからず影響が出ていました。

ナッシュはアリシアを愛し合う事も薬の影響でできませんでした。精神的にも限界に近いアリシアは嘆きます。

ナッシュは辛くなり、アリシアが薬を持ってきても飲んだ振りをして飲まなくなりました。

薬を飲まなくなったことでナッシュの容態は悪化します。

幻覚のパーチャーが再びナッシュの前に現れてしまいます。

ナッシュは幻覚であると認識しようとしますが、パーチャーは「医師のローゼンなど信用するな、統合失調症なんて嘘だ」と言ってナッシュを惑わし、再び暗号解読の任務に引きずり込もうとしました。

チャールズやチャールズの娘も現れるようになります。ナッシュはチャールズの娘が成長していないことで、チャールズたちが幻覚であると確信できるようになります。

ナッシュは幻覚がどうしても見えてしまいますが「これは幻覚だ」と認識する術を身に着けていきます。

ナッシュはアリシアにこのことを話し、入院はせずに治療していくことを告げます。

アリシアはナッシュの胸に手を置いて、現実を区別するのは頭ではなくここかもしれないと言いました。

ナッシュはプリンストン大学を訊ねます。

かつてのライバルであったハンセンはプリンストン大学で教授となっていました。ナッシュはハンセンを訪ね、再会を果たします。かつてのライバルのハンセンはナッシュを歓迎してくれました。

ナッシュはダメもとでプリンストン大学の講義を聴いたり図書館を利用できないかと頼みます。ハンセンはナッシュの希望を叶えました。

しかしナッシュは未だにパーチャーやチャールズの幻覚には悩まされていて、生徒の中には不可解な行動をとるナッシュをあざ笑う者もいました。それでもナッシュはプリンストン大学で研究を続けていきました。

時が経過してナッシュは相変わらず図書館で研究を続けていました。

ひと段落している時に1人の生徒がナッシュに話しかけてきます。

ジョンナッシュであることを確認すると生徒は『あなたのような偉大な功績を残したい』と伝え、自分の理論をナッシュに見せました。

目を通したナッシュは興味を抱き、アリシアの作ったサンドイッチを1つその生徒にあげて一緒にその理論に関して議論を展開していきました。

ナッシュはさらに他の生徒も巻き込んで楽しそうに数学の話を展開していきました。これまでこういった交流を生徒と持ったことはありませんでした。

この光景をハンセンは喜びアリシアを連れてきて見せます。アリシアはこの光景を見て思わず涙しました。ナッシュのジョークに生徒たちは楽しそうに笑っていました。

ハンセンはナッシュに次の春から教壇に立って生徒に教えて欲しいと伝えます。ナッシュは大学で講師としてこれからの数学者を育てるべく講義を行いました。

まだ幻覚は見えていましたが、ナッシュは幻覚とのつきあいかたを身に着けていました。

さらに時は流れ1994年。ナッシュの元にトマスキング(オースティンペンドルトン)教授がやってきて話をします。

ナッシュがノーベル賞候補に選出されているという内容でした。ナッシュは驚きのあまり言葉を失います。

ナッシュの「均衡論」は近代経済学に多大な貢献をし、トラスト規制法に応用され労使関連、生物学にまで影響を与えたという理由からでした。

トマスはナッシュを大学の教授たちのティールームに連れていきます。ナッシュは初めて入る場所でした。ナッシュはトマスに自分が統合失調症であることを打ち明けました。

周囲にいる教授たちがナッシュのところに来て、ペンを置いていきます。

ナッシュは学生の時に、認められた者が同じことをされている光景を見ていました。ナッシュはついに自分が認められたのだと喜びを噛み締めました。

同年、ストックホルムで行われたノーベル賞授賞式でナッシュはスピーチを行いました。

「数を信じ生涯を数に捧げ、いまだに問い続けている。論理とはだれが決める?幻覚に惑わされ、そして行きついたのです。人生最大の発見。愛の方程式にこそ本当の解があるのです。今の私があるのは妻のおかげです。君こそすべてだ。ありがとう」

アリシアは涙ながらにスピーチを聞いています。

ナッシュはステージからアリシアを見つめ胸ポケットからハンカチを出して口づけしました。

そのハンカチはアリシアがナッシュに幸運のお守りとして過去に贈ったものでした。

ナッシュとアリシアの子供もすっかり大きくなっています。子供ともに会場を後にするナッシュとアリシア。

その時ナッシュの視線の先にあったのは…?

結末は本編をご覧ください。

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映画『ビューティフル・マインド』感想・評価・考察

映画『ビューティフルマインド』は、「いい映画」という言葉がぴったりな映画です。

ジョンナッシュというノーベル賞を受賞した天才数学者の半生を描いた物語ですが、人生について、愛について、友人についてなど様々ことを教えてくれる映画となっていて、それと同時に大きな感動を与えてくれる映画となっています。

かなり久しぶりに観返したのですが、所見の時も「いい映画」という印象を強く持っていたのですが、その時よりもさらに「いい映画だなぁ」としみじみ感じました。

自分が年齢を経て思考なども変化しているからだと思われますが、これが映画のいい部分だったりするんですよね。

昔と違った感じ方が出来て何度でも楽しめてしまうのです。

ただ怖いのは逆もまたしかりで「あれ?あんなにおもしろかったのにな」ということもあるわけですが。

いい映画は色あせないのでやはりいつ観ても面白いのです。

「ビューティフルマインド」もまったく色あせていませんでした。

まさに名作の証です。

ラッセルクロウもジェニファーコネリー、エドハリス、ジョシュルーカスら出演俳優たちが本当に素晴らしいです。

ラッセルクロウは年老いた姿まで見事に演じ切ってくれていて、レベルの高さを見せつけています。特に目の芝居がすごくいいんですよね。

ラッセルクロウ演じるジョンナッシュの目の奥が青年期から更年期まで一貫して切なさがあって。

そこか寂しそうな気配をずっと感じさせるのがたまらないです。

事実と異なっている部分があるという指摘もある『ビューティフルマインド』ですが、あくまで実話が基になっているというだけです。

正直そんなことはどうでもいいのです。

『ビューティフルマインド』が感動と力を与えてくれる映画であることは変わりないし、それだけで十分なのです。

本当に最高の映画です。

おすすめです。ぜひ。

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映画『ビューティフルマインド』

それは、真実を見つめる勇気。信じ続けるひたむきな心。

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