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映画『ちょっと今から仕事やめてくる』ネタバレあらすじキャスト評価 仕事に悩む人必見映画

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映画『ちょっと今から仕事やめてくる』ネタバレあらすじキャスト評価 仕事に悩む人必見映画【概要・キャスト】

こんばんは、M&Oです。

今回の絶対おすすめ映画は『ちょっと今から仕事やめてくる』です。

 

映画『ちょっと今から仕事やめてくる』は北川恵海による同名小説『ちょっと今から仕事やめてくる』の映画化です。マンガ化もされている作品です。ブラック会社に勤める主人公が命を投げ捨てようとした時に、命を救った謎の青年との交流を描いた映画で、仕事に悩める人たちに絶対に観て頂きたい映画です。無理する必要なんてないことを教えてくれる映画です。

それでは『ちょっと今から仕事やめてくる』の映画紹介です。

 

映画『ちょっと今から仕事やめてくる』は2017年に公開された日本映画です。

上映時間は114分。

原作は北川恵海による同名小説『ちょっと今から仕事やめてくる』です。

監督は成島出監督『ミッドナイトイーグル』『ソロモンの偽証』『フライ、ダディ、フライ』『八日目の蝉』などを監督しています。

キャストは

ヤマモト・・・福士蒼汰

青山隆・・・工藤阿須加

五十嵐美紀・・・黒木華

大場玲子・・・小池栄子

山上守・・・吉田鋼太郎

青山容子・・・森口瑤子

青山晴彦・・・池田成志

ほか。

ちょっと今から仕事やめてくる

ちょっと今から仕事やめてくる

  • 発売日: 2017/12/01
  • メディア: Prime Video
 

映画『ちょっと今から仕事やめてくる』あらすじ

バヌアツ共和国の夜の海辺に1人の青年と1人の子供が立っています。

「星になりたい」と青年にいう子供に対し、青年は「そのためにはまずちゃんと生きなくてはならない」と話します。ちゃんと生きるにはどうしたらいいかを質問する子供に対して青年は「希望を持って生きる事だ」と答えました。

 

24歳の青山隆(工藤阿須加)は東京でサラリーマンをしています。

就職活動に失敗した隆は決して本意ではない会社に就職をしていました。隆の会社は絵にかいたようなブラック企業で、営業ノルマを達成できない社員には部長の山上守(吉田鋼太郎)にこれでもかと叱責されます。隆はまともに契約を取れたことがなく部長の山上の標的にされていました。

毎日が苦しく仕事が楽しいと感じる事など隆にはまったくありませんでした。しかし真面目な性格のため隆は一生懸命に働いていました。

ブラック企業のため残業代などはまったく出ず、取引先に向かうためのタクシーも経費にはならず常に自腹でした。さらに隆は契約を取れないと損害を出したとして給料から天引きさえされていました。隆の残業時間はゆうに150時間を超えていました。

山上が隆を執拗に叱るのには周りへの脅迫も込められていました。「お前らも結果を出さないとこうなるぞ」ということを他の社員に暗に示しているのです。

隆の1人暮らしの部屋は掃除する暇もないため散らかり放題でした。山形にいる両親がブドウを送ってくれていましたが、まったく手を付けられず箱の中で傷んだブドウが放置されていました。

隆はさらに山上から雑用を頼まれて1人会社に残って残業していました。母親から携帯電話に連絡が入ります。遅い時間まで働いている隆を心配する母親でしたが、荒んだ生活をしている隆は母親にきつく当たってしまいます。

母親の青山容子(森口瑤子)と父親の青山晴彦(池田成志)は東京で頑張る隆の身体を心配していました。

残業を終えて隆は駅のホームに向かいました。心も体も限界に達していました。自分でも隆は限界を感じていました。そんな隆の携帯電話が鳴ります。相手は山上部長からでした。隆は電話を切ります。しかし山上部長は再び電話をしてきて、隆は携帯電話をそのままポケットにしまいました。

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隆は気が付くとホームのギリギリに立っていました。列車がホームに滑り込んできます。隆は夢遊病者のように線路へと倒れて行きました。

そこへ1人の青年が駆け寄り隆の身体を勢いよく引き戻し、2人はホームに転がります。

驚いて隆がその青年を見ると、青年はアロハシャツに短パンにサンダル姿の見覚えのない青年でした。隆を救った青年は関西弁で「久しぶりやな!俺や!ヤマモトや!」と名乗りました。

小学校の時の友達だというヤマモトは隆を強引に飲みに誘います。刺身を食べれるかを隆に訊くと隆を寿司屋に連れていきました。

隆はヤマモトがまったく誰だかわかりませんでした。トイレに行くといって連絡をとっている昔の友人に電話します。電話の相手は小学校の時の友達の岩井で、確かにヤマモトケンイチという奴がいたと言い、それを聞いて隆も思い出します。地味だった奴という記憶が隆に蘇りました。

安心した隆はヤマモトの座っているカウンターに戻り乾杯をします。

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ヤマモトは関西のノリで楽しい会話を繰り出してきて、隆は楽しい時間を過ごします。小学校の時の先生の話にもなり、ムラセンというあだ名だった村上先生の話などもして盛り上がりました。

隆はヤマモトと過ごす時間を楽しく感じ、帰り際に携帯電話の番号を交換しようと言います。同時にヤマモトも交換しようと言いだして2人はここでも楽しく笑い合います。隆の心に少し安らぎが訪れていました。

隆が部屋で寝ていると自分の名前を呼ぶ声が聴こえます。窓の外を見ると気によじ登ったヤマモトが隆を呼んでいました。驚いている隆にお構いなく「休みやろ!出かけるで!」と言って隆を連れだします。

隆はなぜ家を知っていたのかと聞きます。ヤマモトは「昨日自分で言ってたやん」と答え、スーパーのカートを見かけると子供のようにはしゃいでカートに乗って遊びました。

隆は内心気味の悪さを感じ、もしかしたらヤマモトは男性が好きなのではないかと心配しました。

カートに2人で乗って坂道を降りている時に転倒してしまいます。隆はヤマモトに「死んだらどうするんだ!」と本気で怒ります。昨夜死を覚悟して電車に飛び込もうとしていた隆は死を恐れていました。

それを聞いたヤマモトは空を見るように言い、寝っ転がって空を見ていました。隆は空を見ながら「空を見るなんていつ以来だろう」と考えていました。

スーパーにはカートを壊したことをしっかり謝りに行きました。叱られますが隆はなんとなく楽しい気分になっていました。

ヤマモトは隆をスーツ店に連れていきました。そこでヤマモトは曜日ごとにネクタイを替えるようにアドバイスをして、さらに隆に似合うネクタイを選んであげました。

ヤマモトは隆のおでこを出したヘアスタイルもいじり前髪をおろさせて「こっちの方がやわらかい雰囲気がして断然いい」と告げました。

距離の近いヤマモトに隆はいよいよヤマモトが恋愛感情を持っているという疑いを強めました。

さらにヤマモトは選んだネクタイをレジに持っていき強引に買い物させました。そしてヤマモトは「営業の時は笑顔でゆっくりと話せ」とアドバイスしました。隆が訊くとヤマモトは過去に堅い仕事をしていたとのことでした。

歩きながら2人は話します。ヤマモトはアルバイト的なものはしているけど今は就職はしていないと隆に言います。隆が「そんなんで大丈夫なのか?」と訊くと「全然生きていけるもんやで!」と答えました。

ヤマモトのそんな話を聞いて隆は明るい気持ちになっていました。

隆はヤマモトのアドバイスを活かして仕事に臨みます。ネクタイも髪型も変えるようにしました。ヤマモトの影響で依然よりも笑顔が増えていました。取引先に営業に行っても確実に以前よりも好印象を与えられるようになっていました。

営業成績トップの五十嵐美紀(黒木華)は隆の変化に気付き、ネクタイも髪型も褒めて、とてもさわやかになったと隆に伝えました。隆は営業成績トップの美紀にいろいろ質問しアドバイスをもらいます。

隆は努力の甲斐あって大手の小野田製菓と大口の契約を結ぶことに成功します。担当者の野田は「青山君の誠実さに負けた」とまで言ってくれました。歓喜する隆でした。

隆はヤマモトに報告し、ヤマモトも自分のことのように喜んでくれました。2人は祝杯をあげます。飲んでいる最中に隆の携帯電話に小学校時代の友人の岩井から電話が入ります。電話に出ると岩井は「ヤマモトケンイチは今ニューヨークにいるらしい。フェイスブックにもそう載っている」と隆に告げます。

隆もフェイスブックを確認します。確かにヤマモトケンイチはニューヨークにいるようでした。そうなるとヤマモトを名乗る青年が一体誰なのか・・・隆は怖くなってきました。

隆は思い切ってヤマモトに岩井から聞いた事実を伝えます。するとヤマモトは小学校の同級生ではないことをあっさりと認めました。最初はそうだと思っていたと話すヤマモトに隆は「いつから知っていたのか」と訊くと、ヤマモトは「先生の思い出話の時に違うなと思った」と言います。隆とはじめて飲んだ日の会話です。ヤマモトは言い出せなくなってそのままにしてたと隆に話しました。

隆が「何かを俺に売ろうとしているのか!?」と聴くのでヤマモトは否定し自分の名前を山本純と名乗り、疑いの目を持っている隆に免許証を見せて証明しました。

隆はいい機会だと思いヤマモトに「男が好きなのか?」と直球で質問しました。ヤマモトは爆笑し完全に否定しました。

 

営業の外回りをしている隆の元に美紀から電話が入ります。

小野田製菓への納品にミスがあり、クライアントの小野田製菓からクレームが入っているとのことでした。

隆の身体から血の気が引きます。慌てて会社に戻って美紀に言われた通りに発注書を確認する隆。何度も確認して発注書を出したはずなのに、発注書にはミスがありました。隆は愕然とします。

隆は美紀に同行してもらい担当者の野田の元へ謝罪に行きました。野田は残念だと言って隆を責めます。美紀が対応すると言い、隆は自分も一緒に対応すると言いますが、美紀に指示されて隆は会社へと1人帰りました。

山上部長はカンカンでした。小野田製菓の担当を美紀に変更することを告げ、迷惑をかけて社内の労働意欲を欠いたと叱責し、土下座を強要しました。隆は社員全員に向かって何度も「すみませんでした!」と大声を上げながら土下座をしていました。

隆はヤマモトが同級生じゃないとわかってからヤマモトからの連絡を無視していました。改札口でヤマモトが隆を待っていました。

ヤマモトは薄情じゃんと言い強引に隆を飲みにつれて行こうとしますが、隆が飲む気にはなれないといい、ヤマモトはイタリアンのお店に隆を連れていきます。

隆は小野田製菓の一件をヤマモトに話し、ミスをした自分の不甲斐なさを恥じました。

ヤマモトは誰かが発注書を改ざんしたのではないかと疑います。そして改ざんができる可能性がある人物はいないのかと隆に訊きます。そして誰か隆のミスによって得をした者はいないかと質問します。

隆は小野田製菓の担当を引き継いだ美紀のことが頭に浮かびますが、美紀は隆にアドバイスをくれたりと親身になってくれていたので、隆は疑いたくなく「いない」と答えました。

ヤマモトから見て隆は明らかに様子がおかしくなっていました。ヤマモトは隆に「仕事を変えた方がいいんじゃないか」と真剣に言いました。

フットサル場に行き気分転換を図りますが、隆の顔は暗いままでした。「仕事を辞めるのはそんなに簡単なことじゃない」と告げる隆にヤマモトは「仕事を辞めるよりも死ぬ方が簡単なのか?」と訊きました。

出会った時、隆が命を捨てようとしていることがヤマモトにはわかっていました。

ヤマモトは改札で見掛けた隆の顔を見て、ホームまで追いかけてきたのでした。同級生と間違えたというのは最初から嘘でした。ヤマモトはただ見ず知らずの隆を救いたかっただけでした。

ヤマモトは隆の生気のない顔に向かって「その顔はよく知っている」と言いました。

隆はそれでも仕事のことで頭がいっぱいでした。夜寝ようと思ってもまったく眠れません。始発で家を出て小野田製菓に謝罪に行こうと考えていました。

結局山上部長から迷惑だからなにもするなと言われ、小野田製菓にも謝罪に行けず隆は会社でも仕事が何もなくなります。ネクタイも地味な色に戻し、笑顔は一切なくなっていました。

隆はヤマモトを駅前で見かけます。隆の存在に気が付いていないヤマモトは霊園行きのバスに乗ります。これまで見てきたヤマモトの顔とはまったく違っていてひどく暗い顔をしていました。隆はその後の霊園のシャトルバスに乗り込み流山霊園へと到着しますが、そこにヤマモトの姿はありませんでした。

隆は自宅に戻るとパソコンに「山本純」と入れて検索してみました。

同姓同名のアイドルの情報がたくさん出てきて隆はヤマモトの情報を諦めますが、じっくり見ていくとあるブログにヤマモトの写真と山本純の情報が載っていました。

「みぃのブログ」というそのブログには山本純の命日の記事がありました。山本純は3年前の8月6日に亡くなっていることがそのブログには書かれていました。

隆はさらに情報を調べます。

山本純はミヤタフードカンパニーの社員でしたが、2013年の8月6日に飛び降り自殺をして命を絶っていました。当時20歳でした。

原因は務めていた会社でのストレスだとされていましたが、会社側はこの事実を否定し、否定する材料として山本純の葬儀には会社の社員は誰1人参列しなかったそうです。

隆はヤマモトが幽霊で、同じ境遇で命を絶とうとしている自分のことを救うために現れたのだと思い込みます。背筋に冷たいものを感じる隆でした。

隆は朝早く出社し会社の屋上で考え事をしています。

社内には美紀が出社していて無断で隆のパソコンをいじっていました。隆は通常の入り口からではなく屋上から非常階段を下りて会社へと入りました。

突然現れた隆に美紀が焦ります。美紀は小野田製菓のデータを見たくてと隆に言い、山上部長の指示でもあるからデータを全部私に頂戴と言ってUSBを隆に渡しました。

改札口で再び隆はヤマモトと再会します。どこかに行こうと誘うヤマモトを一度は断る隆でしたが、祟られるのではないかと怖くなり一緒にフットサル場へと行きます。

ヤマモトは裸足でフットサルに参加して得点も決めてカズダンスをして喜んでいます。アロハシャツを着た幽霊なんているだろうかと隆は考えていました。無邪気に笑っているヤマモトを見て隆は幽霊かもしれないと考えていたことがバカバカしくなります。

幽霊だとしたとしたら、仕事を頑張ってヤマモトを安心させるのが一番の方法だと思い、隆は仕事を頑張ろうと思い直しました。

小野田製菓の件で美紀の役に少しでも立とうと考えた隆は担当の野田の趣味などをまとめた資料を美紀に渡します。しかし山上部長からは余計なことをするなと叱責され、美紀からも「あなたにできることはとっくにやっている!余計なことをしないで!」と叱られます。美紀は異常に怒っていました。

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さらに山上から嫌がらせを受けた隆は、もう生きていけないと真剣に思い始めます。

ヤマモトからの電話を取る力ももう隆にはありませんでした。

隆は屋上の縁に立っていました。ヤマモトは何かを感じ取ったのか隆の元に懸命に走っていました。屋上に到着したヤマモトは屋上のギリギリに立っている隆に「そっちに行くぞ」と声を掛けますが隆はこれを拒否ました。

ヤマモトは隆に「人生は誰のためにあると思う?」と質問します。隆は沈黙しています。「自分のためだけじゃない。お前を大切に思う人のものでもあるんだ」と山本は隆に言いました。

ヤマモトは隆の横に行きました。

隆は自分はひどい人間だとヤマモトに話します。

高校生の時に父親がリストラに遭い再就職ができずに祖母のいる山梨に引っ越すしかなくなった時に、田舎に引っ越すのが嫌で「再就職が出来ないのはあんたの能力がないせいだ」と父親を罵ったこと。心配してくれている母親に冷たくしてしまっていることなどを話し、「俺ひどい奴だろ?」とヤマモトに言いました。

ヤマモトは「自分の子が大切じゃない親がいるか」と言い、「確かめてみいや」と隆に言いました。

隆は休みの日に1年半ぶりに両親のいる山梨に帰省しました。

ブドウ園にいた両親は隆の姿を見て、心から喜んでいる表情を見せました。久しぶりに両親との時間を過ごし、笑い話もしていた中で、隆は勇気を振り絞って「俺が会社をやめたらどうする?」と訊きました。

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母親の容子は「いいんじゃない?会社は世界に1つじゃないし」と言い、父の晴彦は「まだ若いんだから、なんでもやってみたらいい。山梨に戻ってきてもいいんだし」と言いました。全然たいしたことじゃないといった感じの両親の話を隆は聞いていました。

母の容子が山梨に来たばかりの時の話をしてくれました。

仕事が見つからずに先が見えなくなった時に容子は一家心中しちゃおうかと提案したことがあったそうです。しかし隆が大人になったらどんな大人になるのか見てみたくてやめたと話します。

隆は両親と話し、自分の心が軽やかになるのを感じていました。ヤマモトは幽霊なんかじゃなくて神様なのではないかと思い始めていました。

隆は東京に戻ると朝早くにヤマモトを喫茶店に呼び出します。

隆の顔は明るい顔になっていました。隆は「呼び出しておいて悪いんだけど、ここでちょっと待っててほしいんだ」とヤマモトに言います。

そして隆はヤマモトに「ちょっと今から仕事やめてくる」と告げました。晴れ晴れとした隆の顔を見ながらヤマモトは笑い出しました。隆は会社へと向かいました。

隆が来る前に社員たちは朝の体操を済まし、社訓も読み終わっていました。隆は15分遅刻したことで山上部長から罰金2000円と言われます。

隆は山上部長に会社を辞めることを伝えました。山上部長は激怒し、隆を根性なしと罵ります。一か月前に言うのが規則だと言い、もしも今日辞めるなら懲戒解雇だと言います。

隆は気にする様子もなく「それで構いません」と答えます。

「お前みたいなやつ簡単に再就職できねえぞ!」という山上部長に対して、隆は「簡単じゃなくていいんです」と答えました。

吹っ切れた感じで笑顔の隆に山上部長は「歯磨きのCMみたいに笑ってるんじゃねえ!」とさらに怒りますが、隆は「頑張っている人たちのことをもっと認めてあげてください」と伝えて、会社を辞めて去っていきました。

苛立っている山上部長を置いて美紀が隆を追いかけてきました。

美紀は発注書を改ざんしたのは自分だと告白し隆に謝りました。

隆がネクタイを変えたり充実した感じになったのを見て、自分は抜かれると恐れたこと、また隆が結果を出せば自分のノルマも上がることがこわかったと話します。美紀もギリギリのプレッシャーの中にいたのでした。隆はそんな美紀に「五十嵐さんはやっぱり僕の憧れです」と言って去っていきました。

隆はヤマモトを待たせている喫茶店へと戻ります。身軽になった隆はカバンをぶんぶん振り回しスキップをして周囲の注目を集めていました。

隆が喫茶店に戻るとそこにヤマモトはいませんでした。

仕事を辞めた隆は料理もはじめてゆっくりした時間を過ごしていました。ヤマモトに電話しますが、現在使われておりませんのアナウンスが流れます。

隆はヤマモトともう一度会いたいと思い、「みぃのブログ」の管理者にメッセージを送ります。そこからの情報で隆はある施設を訪ねました。

施設には大場玲子(小池栄子)という女性がいて、幼い頃からのヤマモトの知り合いでした。玲子は施設の施設長の娘でした。

隆は予想外の真実を玲子から聞きます。山本純は山本優という兄弟を持つ一卵性の双子でした。ヤマモトの両親は2人が5歳の時に事故で他界してしまい、その時にこの施設に引き取られたそうです。

純は明るく社交性のある子でしたが、優はまったく笑わないおとなしい子だったそうです。

純は優にバヌアツ共和国の子供たちが笑っている写真を見せました。優はこの時を境に笑顔を見せるようになったそうです。

純はバヌアツ共和国に行ってこの子たちを助けたいという思いを持っていました。

優も同じ夢を持つようになり、優は先生になり、純は医者となってバヌアツ共和国に行くことを夢見て勉強に励みました。

純は大学受験の日に風邪をひいてしまい試験を受けられなくなってしまいました。施設の規則で18歳までしかいられないため施設に残って浪人することはできませんでした。

純は一旦就職し再度受験しようと考えていました。

しかし純の就職した会社はブラック企業でした。純は精神的に追い詰められてしまっていました。

優はボランティアとしてバヌアツ共和国に行っていて帰国するとバヌアツ共和国のことを話しました。純の疲れている様子を見て優は仕事を変えることを提案し、バヌアツ共和国にも一度行こうと提案しますが、純は医者になって行きたいんだと優に答えました。

純は限界を超えてしまい自ら命を絶ってしまいました。

純の葬儀の日、責任を感じた優は自暴自棄になり葬儀場のトイレで暴れ泣き崩れます。玲子が駆けつけてなだめました。

純はずっと自分を責めていました。隆を見かけた時に純と同じ表情をしている隆を優は放っておけなかったのです。

流山霊園には純のお墓参りに行っていたのでした。

隆が自ら命を絶つかも感じ、隆のことを心配して後をつけたり屋上にも駆け付けたのでした。

ヤマモトの正体は山本純ではなく双子の山本優でした。

ヤマモトは半月前に施設を訪れていました。玲子はヤマモトが施設に来るのは純の死以来だと話します。

ヤマモトは仕事を辞めた直後の隆の話を玲子にしていたそうです。ヤマモトは嬉しそうに「大の大人がカバンを振り回しながら飛びはねてるんだよ」と話していたと玲子が話します。

玲子はその時から優はちゃんと生きなきゃと再び思ってくれたと話し、隆にお礼を言いました。そしてヤマモトから預かったという1枚の写真を隆に渡しました。訪ねてきたら渡してくれと頼まれたそうです。

写真あバヌアツ共和国の子供たちが笑っている写真でした。裏面にはメッセージが書かれていて、

「俺の天使たちや。お前もここで一緒に笑ってみいひんか?」と書かれていました。

バヌアツ共和国の自然の中でヤマモトが子供たちに足し算を教えています。子供たちはとても楽しそうに勉強しています。

ヤマモトが遠くに人影あることに気が付きます。

隆が立っていました。隆はヤマモトに「今度は俺がお前を助けることができるかな」と言います。

ヤマモトは「まずはボランティアからやな」と言って満面の笑みを浮かべました。

子供たちに自己紹介させるヤマモト。隆はメモを出してカタコトで必死に自己紹介をします。子供たちは大笑いしています。

そしてヤマモトは隆に「最初の仕事や」と言って、鬼ごっこを開始して隆に鬼をさせました。子供たちはキャーキャー言って笑いながら逃げています。

ヤマモトは空を見上げ「人生ってそんなに悪いものやないやろ?」と呟きました。純に言っていたのでしょう。

映画『ちょっと今から仕事やめてくる』感想・評価

映画『ちょっと今から仕事やめてくる』の率直な感想ですが、はっきり言ってめちゃくちゃ良かったです。すごくいい映画でしたし「観てよかった」と心から思える映画でした。

映画『ちょっと今から仕事やめてくる』は会社勤めをされていて少しでも疲れている人、悩んでいる人に本当に観て欲しい映画です。必ずこの映画が大きな力になるはずです。それぐらい素晴らしい映画です。

隆を演じた工藤阿須加さんすごくよかったです。工藤阿須加さんは以前から好きな俳優さんなのですが、この『ちょっと今から仕事やめてくる』でも素晴らしくて映画の世界に見事に惹きこんでくれました。好青年の見た目を活かした役柄をたくさんされている印象ですが、今回の役柄も真面目だからこそ陥ってしまう状況にいる役なので、すごくぴったりでした。工藤阿須加さん本人が性格の悪い人だったらめちゃくちゃ演技上手い人ということにさらになるわけですが、ご本人もどう見てもいい人そうですよね。このまま好青年の役と言えば工藤阿須加ともっとなっていって欲しいです。

そして今回一番驚かされたのはヤマモトを演じた福士蒼汰さんでした。僕が今まで見た福士蒼汰さんの中で抜群に一番よかったです。難しい役柄だということは間違いないのですが、とても魅力的に演じられていて、ヤマモトが福士蒼汰さんでよかったと心から思いました。本当にすごくよかったです。悲しみを知っている男の明るさをの表現がすごかったです。一見の価値ありです。

吉田鋼太郎さんは意地悪な上司を楽しんで演じられている感じでさすがといった感じでした。ただ個人的には香川照之さんも観てみたかったなとどうしても思ってしまいました。『七つの会議』や『半沢直樹』の香川照之さんがどうしても浮かんできてしまいました。これは個人的な好みなので吉田鋼太郎さんが良くなかったというわけではありません。

本当に多くの人に観てもらいたいと思う映画です。心が晴れて軽くなれます。

おすすめ映画です。ぜひ。

映画『ちょっと今から仕事やめてくる』

僕に勇気をくれたのは、得体の知れないヤマモトでした。

 

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                                M&O