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映画『母なる証明』ネタバレあらすじキャスト評価ポンジュノ監督ウォンビン出演映画

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映画『母なる証明』ネタバレあらすじキャスト評価ポンジュノ監督ウォンビン出演映画【概要・キャスト】

おはようございます、M&Oです。

今回のおすすめ映画シリーズは『母なる証明』です。

 

映画『母なる証明』はウォンビン、キムヘジャ出演のポンジュノ監督がメガホンを取った映画です。息子の無罪を晴らすために立ち上がる母親の物語です。一筋縄ではいかないストーリー展開も見もの。キムヘジャの熱演と甘いルックスで人気のウォンビンが指摘障害者を体当たりで演じているのも印象に残る映画です。

それでは『母なる証明』の映画紹介です。

 

映画『母なる証明』は2009年に日本公開された韓国映画です。

上映時間は129分。

監督はポンジュノ監督『パラサイト半地下の家族』『殺人の追憶』『グエムルー漢江の怪物』などを監督しています。

キャストは

母親・・・キムヘジャ

トジュン・・・ウォンビン

ジンテ・・・チング

ジェムン・・・ユンジェムン

ミソン・・・チョンミソン

ミナ・・・チョンウヒ

セパタクロー好き刑事・・・ソンセビョク

女社長・・・パクミョンシン

事務長・・・ミンギョンジン

ほか。

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映画『母なる証明』あらすじ・ネタバレ

28歳のトジュン(ウォンビン)はある田舎町で母親(キムヘジャ)と暮らしていました。トジュンは知的障害を持っているため母親は常にトジュンのことを気にかけていました。

トジュンの母親は商店街で漢方薬のお店を営んでいました。その日も母親はお店から見えるトジュンの姿を視界に入れていました。

トジュンが店の向かいで犬を撫でてあげていると、1台の車が通りトジュンは危うく撥ねられるかけました。車は高級車のベンツでした。

トジュンの友人にジンテ(チング)という青年がいました。ジンテはトジュンが危うく撥ねられそうになったのを見ていて、車の色やナンバーを覚えました。そして走り去っていく方角からその車の大体の目星をつけました。ジンテの予想は車はゴルフ場に向かったというものでした。

ジンテはトジュンと共にゴルフ場に向かいます。ゴルフ場にはジンテの予想通りトジュンを危険な目に遭わせたベンツがありました。ジンテはベンツのサイドミラーを破損させます。トジュンも車を蹴ろうとしますが足を滑らせてしまい転倒してしまいます。

復讐にやってきたはずのトジュンでしたが、本来の目的を忘れてゴルフ場のゴルフボールを集めることに夢中になります。ジンテからそんなことをしに来たのではないと指摘されるもすぐにまたゴルフボールを夢中で集め出すトジュンでした。

ベンツの持ち主は大学の教授でした。危険な運転をしたために警察に事情を聞かれる教授でしたが、壊されたサイドミラーのことを持ち出し、被害者はこっちの方だと開き直ります。さらにトジュンをバカ呼ばわりしたため、トジュンが怒ってしまいます。トジュンは幼い頃からバカにされたらやり返すように母親から言われてきていました。その影響でバカという言葉に過剰に反応してしまいます。

トジュンは警察でゴルフ場で拾ってきたゴルフボールに自分の名前を書いていました。ジンテが何に使うのかと聞くとトジュンは女性にプレゼントするためだと答えました。

危険な目に遭わされた犯人を捕まえにいったのに、結果的にトジュンがサイドミラーの弁償をしなくてはいけなくなってしまいました。しかもサイドミラーを破壊したのはジンテです。母親は実は鍼の技術も持っていて、資格をもっていないため違法でありながらその技術を活かしてお金を稼ぎなんとか弁償しました。

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母親はトジュンにジンテとは付き合わあいように言いますがトジュンは理解していないようでした。トジュンはわかっていないように感じる時もあれば理解が早い時などよくわからない面があります。

トジュンは母親の言いつけを破りジンテと飲みに行く約束をしていて、会う約束となっているバーに行きます。しかしトジュンが待っていてもジンテは現れませんでした。

トジュンはお金もないのにバーの娘であるミナ(チョンウヒ)に声を掛けたりしていて、ミナの母から冷たい目で見られていました。

バーから帰る途中、トジュンは1人の女子高生アジョンに声をかけました。トジュンはジンテに女性と付き合えるのかと冷やかされていました。しかしアジョンはトジュンを相手にせず、しつこく話しかけてくるトジュンに石を投げつけていました。

トジュンは帰宅して母親と一緒に眠りにつきました。トジュンは今でも母親と一緒に寝るのが当たり前でした。

ある廃墟の屋上で女子高生の死体が発見されます。死亡した女子高生はトジュンが声を掛けていたアジョンでした。アジョンは屋上の手すりにぶら下げられたように死んでいました。頭蓋骨を骨折していて出血多量が死因でした。

アジョンが亡くなっていた現場の近くにトジュンが名前を書いたゴルフボールが発見されます。これによりトジュンは容疑者として警察に逮捕されてしまいます。現場近くに名前入りのゴルフボールがあっただけでトジュンは不可解に逮捕されてしまいます。

それだけの手掛かりで逮捕していいものかという意見も警察内部になる中で、警察はトジュンの逮捕に踏み切りました。警察は田舎であるがゆえに殺人事件などまったく起こらない町だったために、一刻も早く犯人を逮捕しておきたかったのです。そんな中で手掛かりとなる名前入りのゴルフボールと、その名前の主が知的障害を持っている青年であったために警察はあっさり逮捕に踏み切ったのです。刑事のジェムン(ユンジェムン)はこの逮捕を不当に感じていましたが、それでも上司の判断に逆らう事はできませんでした。

トジュンは取り調べで1人の刑事(ソンセビョク)からリンゴを口に押し付けられて強引に同意書にサインをさせられてしまいます。これによりトジュンは容疑を認めたことになり、刑務所へと送られることになってしまいました。

トジュンの母親が面会にやってきます。しかしトジュンはリンゴと言ったり、みんなが俺のせいだって言うからなど発言して母親はまともに話ができませんでした。

息子の犯行だとは到底思えない母親は刑事のジェムンを訪ねます。しかしジェムンはトジュンの母親に取り合わず、もう終わったことでどうにもできないと告げました。

現場検証には殺人事件の珍しさからたくさんの町の人が集まっていました。トジュンはここでも取り調べをした刑事から高圧的に指示され言われるがままに現場検証に協力してしまいました。

母親は息子の人権が奪われているとビラを配って訴えます。被害者のアジョンの葬儀が執り行われ、母親は葬儀の場でアジョンの祖母が認知症を患っていることを知ります。

母親はもやは警察に任せてはおけないと思い、自分で弁護士を雇う事を決心します。町で有能と評判のソッコ弁護士を雇い、トジュンの元に接見に行きました。しかしトジュンはやはり話がまともにできず、母親はトジュンにこめかみを押すように指示します。こめかみを押すと記憶が蘇ることがトジュンには過去あったからです。しかしトジュンが思い出したのはジンテが車のサイドミラーを壊したことで自分ではないということでした。母親はこの時の罪をトジュンになすり付けたジンテに怒りを覚えます。しかしこの様子を見ていた弁護士は早々と立ち去ってしまいました。

母親はトジュンが行ったバーにジンテが来ていなかったことからジンテを怪しみます。ジンテはトジュンの面会にも1度も来ていないそうでした。トジュンとジンテはいつも一緒にいる仲だったのにトジュンの面会に1度も訪れていないことも不自然に感じました。

日親はジンテの元へと向かいます。ジンテは倉庫のような所で1人で暮らしていました。家には鍵がかかっていませんでした。母親が家の中に入ると科学捜査に関する本が目に入ります。母親はジンテへの疑いを深めます。さらにトジュンの母親は血らしき赤いものがついたゴルフクラブを発見しました。ジンテへの疑いは母の中で確信に変わっていきます。

そこへジンテが帰宅してきました。ミナを伴っています。ジンテとミナは交際していたのです。母親は慌てて隠れます。ジンテとミナはトジュンの母が潜んでいることにまったく気が付かずいつものように過ごします。ジンテとミナが寝たのを見計らって母はジンテの家を出て行きました。重要な証拠となる血らしき赤いものがついたゴルフクラブを母は持ち出しました。

母親はすぐにゴルフクラブを持って警察に行きます。これでトジュンの容疑が晴れると信じていた母でしたが、ゴルフクラブについていたのは血ではなく口紅でした。母が血だと思い込んでいただけでした。

落胆した母親は警察を後にします。雨のため帰り際に傘を持って行くように勧められますが、母親は断ります。母親は廃品業者の傘を抜き、お金を渡しました。

母親はソッコ弁護士に呼び出されます。ソッコ弁護士はカラオケの部屋で母親にある提案をします。そこには精神病院の院長や検事も同席していました。ソッコ弁護士は『トジュンを4年間精神病院に入れる』という提案を母親に持ちかけます。母親は取引を要求されたのでした。

トジュンの無罪を信じている母親は怒り、この提案を突っぱねてソッコ弁護士を解雇しました。母はお酒を飲まずにいられず。酔って帰宅しました。

帰宅した母親をジンテが待ち受けていました。ジンテは自分を告発した件でトジュンの母親に会いに来ていて、自分を疑った謝罪として慰謝料を要求してきました。母親がジンテにお金を渡すとジンテはお金を受け取り母親にアドバイスをします。

ジンテのアドバイスは3つの大罪についてで『痴情によるもの』『遺恨』『金銭によるトラブル』でした。殺されたアジョンの家は貧しい家だったので、金銭目的とは考えにくい、そうなると痴情のもつれか遺恨によると考えられると母親に話します。ジンテの家に科学捜査の本があったことから母親はジンテを疑っていましたが、ジンテはトジュンを救うためにその本を読んでいたのでした。

ジンテがトジュンの面会に行っていなかったのはアジョンのことを調べる事でトジュンを救えないかと調査をしていたからでした。

ジンテはアジョンが『米餅少女』と呼ばれていたことやなぜ屋上の手すりという目立つ場所にアジョンの死体があったのかという疑問を母親に話しました。とりあえず死体を隠すことは出きるはずなのになぜ人目に付く場所に死体を遺棄したのかがどうしても疑問でした。ジンテはその行動に何かしらの意味があるのではないかと考えていました。

母親はトジュンの面会に顔を出し、トジュンに記憶を蘇らせようとします。しかし記憶が蘇ったと言うトジュンは母親が一家心中しようとトジュンに農薬入りの栄養ドリンクを飲まされたことを思い出したと母に話します。母親にとっては思い出してほしくない過去で、親子で心中を図った時の記憶でした。この心中は農薬の種類が死ねる農薬ではなかったため、トジュンと母親は苦しむだけ苦しんで結局死ねなかったのでした。

母親は記憶を消し去るツボを知っていてトジュンにそのツボを押そうとしますが、同席している刑務官によって阻止されました。阻止されなくてもガラス越しの会話なので不可能ではあるのですが。

母親はアジョンのことを調べていました。するとアジョンは顔に傷を持つ女友達とともに写真の現像屋さんに来ていたことがわかります。アジョンはその店で携帯電話で撮った写真が現像可能かどうかを聞いていたそうです。またアジョンはその店にいる時に鼻血を出していました。アジョンはよく鼻血を出していたそうです。

母親はアジョンの通っていた学校に行き、顔に傷のある少女を見つけます。自然に話しかけた母親はその少女と会話をして少女が携帯電話を改造できることを知ります。カメラのシャッター音を消すこともできるか、アジョンの携帯電話も改造したのかと質問すると、怪訝に思った少女は去ってしまいます。

母親はアジョンが2組の男に暴行されている現場を目撃します。近くのお店の店員に助けを求めアジョンを救い、ジンテに暴行していた2人組を追い掛けてもらいます。ジンテは2人からアジョンの話を聞いてきました。

アジョンは認知症の祖母との暮らしで、貧しい暮らしの中でお金を稼ぐために身体を売っていました。そのことから『米餅少女』と呼ばれていたようです。アジョンはそんな生活や自分が嫌になり、顔に傷のある少女に携帯電話を改造してもらって、自分を買う相手をこっそり携帯電話で撮影していたのでした。その人数は30人以上だったと言います。

アジョンの携帯電話に写真が残っていれば、その中にアジョンを買った人間たちが写っていて、真犯人を割り出せるのではないか。そう考えたトジュンの母は認知症のアジョンの祖母の元に行きました。母親はアジョンの家で携帯電話を発見し携帯電話を入手しました。

かなりの数の写真が携帯電話には残っていて、母親はトジュンに写っている男たちを見せます。するとトジュンは白髪の男性の写真に反応を示しました。トジュンはその男に見覚えがあると言います。その白髪の男は母親が警察から帰る時に傘を買った廃品業者の男でした。

母親は廃品か業者の白髪の男を訪ね、トジュンが釈放された、他に真犯人は見つかったと嘘を言って話を聞きだそうとしました。

すると白髪の男はその日のことを話し出しました。白髪の男は現場の近くで身体を休めていたと言います。

そこへバーを出てアジョンを見掛けたトジュンはアジョンだからというわけではなく声を掛け追い掛けていました。アジョンはトジュンが自分が買収しているのを知っていて追い掛けてきていると思い込んでいました。アジョンはトジュンに自分のことを知っているのかと聞きます。トジュンは知らないと正直に答えました。するとアジョンは男は嫌いだと石をトジュンに投げました。

アジョンはトジュンに対して『バカ』という言葉を言ってしまいます。トジュンはバカという言葉に過剰に反応してしまいまうので、アジョンに向かって石を投げつけました。トジュンの投げた石はアジョンの頭を直撃してしまいました。トジュンは確かにアジョンに危害を加えていたのです。そしてトジュンはアジョンを階段の上へと運びました。

トジュンがすぐに逮捕されたので、白髪の男は目撃したことを黙っていました。逮捕されたのだから言う必要がないと思ったからでした。しかしトジュンの母親はトジュンは釈放されたと嘘をついていたので、白髪の男は証言をしようと思い立ちます。警察に通報しようとする白髪の男でしたが、トジュンの母親が突然鈍器で殴りつけます。母は男を何度も殴り、とうとう白髪の男を殺害してしまいました。

正気を取り戻した母親は自分の行いに驚き、トジュンの気持ちも少しわかったような気がしていました。母親はそのまま廃品業者の家に火をつけて燃やしました。

真実がわかり息子のトジュンが冤罪ではないことを知り呆然とする母親でした。

母が自宅に戻り漢方薬のお店で作業していると刑事のジェムンがやってきました。ジェムンは真犯人がわかったと母親に告げました。母親はその真犯人に会わせてくれと頼みます。

真犯人は行方をくらませていたアジョンの恋人のジョンパルという男で、ジョンパルのシャツからはジョアンの血が採取されたという事でした。ジョンパルは動機を問われてすべては愛と答えていました。ジョンパルと会った母親はジョンパルも知的障害を持っていることを知ります。母親は号泣してしまいます。

ジョンパルのシャツについていた血は鼻血でアジョンが鼻血を出しやすい体質であることを警察が知っていたらすぐに犯人と決めつけることはなかったのですが警察は知りません。そしてそのことを母親は警察に言わずに黙っていました。

トジュンが釈放されジンテとミナがお祝いをしてくれます。トジュンは帰宅する時に家事になったという廃品業者の家の焼け跡に立ち寄り、そこで母親の鍼道具の入った缶を発見して持ち帰ってきました。

トジュンと母親のこれまで通りの生活が再び始まりました。トジュンは母親になぜアジョンの死体が屋上の目立つ場所になったのかを想像してみたと言い、早く発見してもらって誰かに病院に連れて行ってもらいたかったのではないかと話しました。トジュンはその時に本当にそう思っていたと思われます。

商店街の面々でバスツアーへと出掛けた母親でしたが、母がバスに乗り込む時にトジュンは焼け跡で見つけてきた母親の鍼道具の缶を差し出し、渡しました。

母親は殺害した現場に証拠を残してきてしまっていて、それをトジュンが回収して母親を救ってくれたのでした。

母親はバスの中で悟ります。トジュンは知的障害ではなく知的障害を装っていることを。知的障害者だということで周囲の人間が優しく接すること、刑事のジェムンも親友のジンテもそういった目でトジュンを見ていたがための行動です。母親はトジュンの真実の姿を知り、トジュンに渡された鍼を見つめていました。

そして母親は鍼で自分の太ももを打ちました。忘れることができるツボです。

忘れるツボに針を打った母親は他のみんなと一緒に盛り上がり楽しんでいる様子でした。

映画『母なる証明』感想・評価

映画『母なる証明』はミステリーであり、ヒューマンドラマであり、ある意味極上のホラーでもある映画です。

クライマックスは背筋がゾッとする感覚を味わえることを約束します。さすがポンジュノ監督と言いますか・・・二転三転するストーリーから目を離せなくなります。目が離せないというか自然と釘付けになるといった感じでしょうか。映像のテイストから俳優の演技まですべてが世界観に引き込まれる要因になります。

韓国の国民的女優と言われるキムヘジャの演技が圧倒的過ぎて観る者を飲み込みます。ラストまでずっと見せ場が続くといった感情の揺れ動きを見事なまでに表現して魅了してくれます。

そしてウォンビンもどうしても端正過ぎるルックスのせいでその容姿が話題になって目立ってきた俳優ではあるのですが、元々堅実にキャリアを積む傾向のウォンビンだからこそ、この難しい役どころを素晴らしい演技で演じることが出来たのだと思います。イケメンさを封印したリアルな演技を魅せてくれています。でもやっぱりウォンビンはカッコいいのですが。

本当に一度は絶対に観てほしい映画です。何度も観るにはそれなりに重たい映画なので腰が重くなるかもしれませんが、一度は本当に観て頂きたいです。

おすすめ映画です。ぜひ。

映画『母なる証明』

永遠に失われることのない母と子の絆。すべての謎の先に人間の真実が明かされる。

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