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映画『グッドモーニングショー』ネタバレあらすじ感想

映画グッドモーニングショーネタバレあらすじキャスト評価

映画『グッドモーニングショー』作品情報

今回の絶対おすすめ映画は『グッドモーニングショー』です。

映画『グッドモーニングショー』は中井貴一、長澤まさみ、濱田岳など豪華キャスト出演のエンタメ映画です。

メディアの在り方などを問いながらコミカルに物語が展開していきます。

中井貴一をはじめ芸達者の俳優ばかり出演しているので、それだけでもじゅうぶん楽しめる映画になっています。

それでは『グッドモーニングショー』の映画紹介です。

映画『グッドモーニングショー』は2016年に公開された日本映画。

上映時間は103分。

監督は君塚良一監督

『踊る大捜査線シリーズ』など数多くのヒット作を手掛けています。エンタメが得意という印象の監督であり脚本家です。

キャストは

澄田真吾…中井貴一

小川圭子…長澤まさみ

三木沙也…志田未来

石山聡…時任三郎

澄田明美…吉田羊

西谷颯太…濱田岳

黒岩哲人…松重豊

秋吉克己…池内博之

松岡宏二…林遣都

館山修平…梶原善

新垣英莉…木南晴夏

府川速人…大東俊介

清水あやめ…折井あゆみ

成本一美…森脇英理子

田辺千秋…小谷早弥花

情報制作部副部長…遠山俊也

報道部長…小木茂光

フロアチーフディレクター…上野なつひ

東口宣隆(さらば青春の光)

森田哲矢(さらば青春の光)

ほか。

映画『グッドモーニングショー』ネタバレ・あらすじ

澄田真吾(中井貴一)はワイドショーのニュースキャスターです。

澄田には妻の澄田明美(吉田羊)と大学生の一人息子がいます。大学生の一人息子が彼女が妊娠したことを報告してきて澄田は面を食らいます。

息子は結婚することを決めていて澄田に決心を伝えますが、澄田は「まだ大学生だろう!?」とうろたえ、結局結論のでないまま澄田は早朝に家を出てテレビ番組の収録に向かいます。

息子は澄田に向かって「朝から番組でケーキばっか食べて胸の張れる仕事をしているのか」と暴言を吐いていました。澄田は返す言葉が見つかりませんでした。

タクシーに乗ってテレビ局に向かっていると、同じワイドショーに出演している女性キャスターの小川圭子(長澤まさみ)から電話がかかってきます。

圭子は澄田に惚れている様子で澄田に優しくされたために愛し合っていると勘違いをしていて、「今日の番組の最中に私たちのこと話そうと思います」と嬉しそうに話してきました。

澄田は激しくうろたえます。そしてタクシーの窓の外を見ると、澄田のタクシーに横付けする形で圭子の乗ったタクシーが並走していました。

現場についても圭子は「責任をとってほしい」と澄田に迫ってきました。澄田は圭子の思い込みの激しさに辟易しています。

澄田は昔からの盟友であるプロデューサーの石山聡(時任三郎)から番組打ち切りの話をされます。澄田のそのあとの番組は特に決まっていませんでした。

澄田はかつて報道番組の人気キャスターで現場に出てはリポートを行っていました。

しかし災害現場のリポートの最中に顔に泥を塗ってニヤニヤしているところが映し出されてしまい、視聴者からクレームの嵐となり謝罪を要求されましたが澄田は頑なに謝らず、現在は報道番組を離れ芸能を扱うワイドショーのキャスターになっていました。

澄田は現場への出動を要請されることもありましたが、拒み続けていました。

この顔に泥を塗ってニヤニヤしていた事件には真相があり、当時現場にいた人間だけが知っていました。

ワイドショーのスタート時間が迫り、ケーキの特集や熱愛スクープの放送が予定されていました。

しかしそこへ立てこもり事件が発生したとの情報が飛び込んできます。

品川区のカフェで人質10人を取って立てこもっているという事件でした。

放送内容を急遽変更し、澄田と圭子を中心に人質立てこもり事件の速報を伝えていきます。

番組スタッフの府川速人(大東俊介)が現場に向かいテレビカメラで現場の様子を映し出しました。現場にはすでに大勢のマスコミが押し寄せていました。

警察も出動していて現場はものものしい雰囲気に包まれています。

府川は突然警察の黒岩哲人(松重豊)から「責任者と話がしたい」と言われます。

いまある情報だけで番組を進行している澄田達。

石山が警察からの電話に対応しています。石山は警察の黒岩に対して「何かのまちがいじゃないんですか?」と尋ねました。

立てこもっている犯人の要求は澄田真吾だったのです。

犯人は澄田を現場に連れてくるように要求していたのでした。

澄田は現場に行くことを拒み続けていたので、現場に行くことに葛藤があります。悩んだ末に石山に背中を押される格好で現場へと向かいました。

現場に到着した澄田は府川にカメラを向けられてレポートを開始しますが、言葉が出てこず無言の時間が経過します。

石山は澄田に檄を飛ばし、澄田は意を決してレポートを開始しました。

澄田がレポートを続けていると黒岩が歩み寄ってきて協力を要請します。

犯人が銃と爆薬を所持しているという情報があるため、澄田は完全防備の仰々しい防護服に身を包みます。

府川がこっそりと近づき自分で作成したカモフラージュした小型カメラを澄田の体に仕掛けました。これにより澄田の行動が全国に映し出されます。

カフェの中へと黒岩と複数の警官に護衛されて入っていく澄田。

澄田の視界と澄田につけられた小型カメラに映し出されたのは人質をとりライフルを手にしている青年でした。

青年の名前は警察の調べで西谷颯太(濱田岳)であることが確認されていました。

西谷を目の前にしても澄田はなぜ西谷は自分を要求していたのかが分かりませんでした。澄田は西谷と会った記憶がまったくありません。

西谷は澄田に理由を聞かれると「いつもいつも朝から偉そうに上から目線で意見しやがって深いなんだよ!くだらないことばかり放送しやがって!テレビカメラの目の前で謝罪しろ!」と怒鳴り散らしました。

澄田はまさかそんな理由で自分が呼びだされたとは思ってもいなかったので驚きます。

黒岩の指示もあり、澄田はカフェの外に出て多くの報道陣とテレビカメラの前で謝罪を開始しました。

しかし澄田にはテレビマンとしてのプライドがありました。

自分たちのテレビ番組を作る姿勢に関して話していて、肝心の謝罪の部分までたどり着きません。

西谷はしびれを切らして「早く謝罪しろ!土下座だ!」と叫んでいます。

その時、澄田に新たな情報が番組スタッフからイヤホンで入ります。

西谷は現在立てこもっているカフェの元従業員でした。そしてこのカフェは以前火災事故を起こしていて、西谷はその時にインタビューに答えていたのでした。

澄田は西谷に問いかけます。西谷は火災の時のことを話しました。

店長が厨房でタバコを吸っていたのが原因で火災が起きたのに自分のせいにされてクビにされたことを澄田に話しました。

澄田は西山にしっかりと再び調査することを約束します。しかし西山が澄田を要求したのは別の理由からでした。

澄田が圭子と食事に行った時、テレビ局を出た時に西谷は火災事故のことを取り上げてほしくて手紙を書いて来ていて、澄田に渡そうとしました。

西谷は必至に澄田に「読んでください!」と声をかけていましたが、澄田は圭子を連れて無視してさっさと去ってしまったのでした。

西谷はそのことを恨んでいました。分厚い手紙を澄田にたたきつけます。

西谷は圭子のことを澄田の女だと言い、食事しているところを盗み撮りした写真を出しました。澄田は全国ネットで圭子との不倫(誤解)を公表されてしまいます。

食事をしただけだと言う澄田でしたが、スタジオにいる圭子が言葉を挟みます。

圭子はいきなり堂々と「愛されています。」と宣言しだしました。他のキャスターもスタッフも全員が唖然としています。圭子がしゃべり続けるために番組はいったん「しばらくお待ちください」のテロップを出しました。

澄田は最悪の状況になってしまいます。自宅では妻の明美と息子ももちろんこの放送を観ていました。

さらに西谷は澄田を攻撃します。澄田が報道キャスターをやらなくなったきっかけとなった被災地での顔に泥を自分で塗ってニヤニヤしていた出来事も出して澄田をバカにしました。

澄田のこの出来事は陰でバカにするテレビ局スタッフが現在も多くいました。

するとワイドショーのキャスターの一人である三木沙也(志田未来)が突然言葉を発します。ディレクターの秋吉克己(池内博之)は慌てて沙也にカメラを向けさせました。

「私はあの時澄田さんと一緒にいてその時の様子を見ていました。あの時澄田さんは現場に来ていた被災に会った子供に対して、顔に泥を塗って笑わせていたんです。来ていた子供の顔に泥がついていて、澄田さんは同じように顔に泥を塗って子供を笑わせていたんです。澄田さんは誤解されてクレームが来ても、子供に迷惑がかかると嫌だからと真実を言わずにいたんです。子供は元気になったそうです。」

と沙也はカメラに向かって話しました。

テレビ局スタッフたちは思い思いの表情を浮かべ、澄田がずっと誤解され続けてきたことは間違いで真実が全国に伝えられました。

西谷は澄田との会話で段々と自暴自棄になっていき、ライフルで自分の命を絶とうとします。

澄田が必死に止めます。自分にも息子がいて息子には絶対に死んでほしくないこと、息子に子供ができたことなどを話しました。

緊迫した状況の中、圭子があることを思いついます。リモコンの赤ボタン、青ボタンを使って生きるべきか死ぬべきかを視聴者に投票してもらうという提案です。

情報制作部副部長(遠山俊也)はバカなことを言うなと反対しますが、石山はこのアイディアが状況を打破するかもと考えて、視聴者アンケートを実施しました。

アンケートの結果が出ます。

結果は生きるべきが31パーセント、命を捨てるべきが69パーセントでした。この結果にテレビ局のスタジオに激震が走ります。

西山は人質の子供が携帯でテレビを見ていてこのアンケートが行われていることを知っています。

このままテレビに発表していいものか…スタジオに重苦しい雰囲気が流れます。

石山はパソコンを操作して、マウスをクリックしてアンケート結果をテレビに出しました。

生きるべき69パーセント、命を捨てるべき31パーセントというアンケート結果が放送されます。

石山はアンケート結果を捏造してオンエアしました。

西山はこのアンケート結果を見て脱力し、警察に取り押さえられました。人質も全員無事でした。

澄田は黒岩に小言を言われながらも称えられました。

澄田はカフェの外に出ると最後のリポートを終えました。

澄田の顔に泥事件の真実を話した沙也は他の番組のキャスターに抜擢されました。

圭子はバラエティ番組から出演オファーが来ていました。

澄田は警察からの取り調べを終えてテレビ局に戻り、石山と話します。

石山は自分たちの番組が警察出禁になったことを話しました。石山はそれでも晴れ晴れとしている様子です。

報道にもどりたいか?と聞かれた澄田の答えは…?

結末は本編をご覧ください。

 

 

映画『グッドモーニングショー』感想・評価

映画『グッドモーニングショー』の一番の見どころはなんと言ってもキャストたちの演技のクオリティの高さです。

正直『グッドモーニングショー』はストーリーがめちゃくちゃな部分も多いのですが、出演俳優の演技がうまくてじゅうぶんに楽しませてくれます。

たぶん出演キャストがまったく魅力的じゃなかったら、かなりまずい映画になっていたでしょう。

決してストーリーも面白くないわけではないのですが、コメディ映画だとしてももう少し丁寧に描いてほしかったなと思うところもあり、コメディだからと言ってもちょっと突拍子すぎるところがありました。

中井貴一さんは最高のバランスを見せてくれていて、もうさすがの一言です。

コミカルな部分と重厚な部分を絶妙のバランスで演じてくれていて、変に感動させようという狙いのまったくない芝居が観ていて心地よいです。

そして言うまでもなくあまりに自然です。怖いぐらい自然です。

長澤まさみさんはすごくよかったのですが、この役は長澤まさみさんだと綺麗すぎるのではないかと思ってしまいました。

恋愛に対して思い込みが激しくて相手に迷惑をかけてしまう女性というキャラクターですが、これだけ綺麗だったら思い込みが激しくても問題ないんじゃないのと思ってしまいました。

男性的意見ですみません。澄田は妻子持ちなのでダメですが。

志田未来さんもよかったです。若いのに安定感抜群ですごいです。

澄田の誤解を解く重要なセリフを任されている役でしたが、とても心に響きました。

緩急のあるお芝居をする人という感じで魅力的でした。

個人的には梶原善さんが出演されているのがすごくうれしかったです。

梶原善さんの表情めちゃくちゃ好きなんですよね。梶原善さん出ているだけで見たくなる映画って多いんです。

それぐらい梶原善さんに魅力を感じています。

大東俊介さんもハマっていたしすごくよかったです。この人は見れば見るほどいい俳優だなぁと思わされます。

フットワークの軽い感じといい、少し無茶もできてしまう役柄がすごく似合っていました。

池内博之さんにも同じことがいえる感じで、非常にディレクター役が似合っていました。『グッドモーニングショー』はキャスティングがかなりうまいと映画と言えるのではないでしょうか。

林遣都さんもまっすぐな感じの役柄が見事に似合っていましたし。

木南晴夏さんは決して多くない出番のなかでしっかり印象に残っているので、さすがだなと感じました。うまく言えないのですが、仕事が来るのがわかる女優さんなのです。

濱田岳さんはもううますぎて何も言えません。天才俳優だと僕は思っています。

今回の犯人役でも、多くの人がやりがちな『不幸を背負ったザ・犯人』的な演じ方を一切していなくて、それによってリアリティがすごい出ていて。本当に天才です。

そして時任三郎さんの安定感が映画をどっしりとさせていました。かっこいいですよね、時任三郎さん。

中井貴一さんと時任三郎さんががっつり共演しているのを見て、感慨深い人もいるんだろうなぁと思って観ていました。

僕より上の世代の人たちはきっと感慨深いだろうなと。柳沢慎吾さんもいたら最強ですね(笑)

映画『グッドモーニングショー』は大いに笑わせてくれるコメディ映画です。

感動させようとする狙いの演出がもはや古く飽きてしまっている手法なので興ざめしてしまう部分はありますが、出演者がいいので最初から最後まで楽しめる映画です。

おすすめ映画です。ぜひ。

感想はコメント欄にお気軽にどうぞ。

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