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映画『マリアンヌ』ネタバレあらすじ感想

映画マリアンヌネタバレあらすじキャスト評価

映画『マリアンヌ』作品情報

今回の絶対おすすめ映画は『マリアンヌ』です。

映画『マリアンヌ』はブラッドピット主演、マリオンコティヤール出演のロバートゼメキス監督映画です。

最愛の妻の無実を晴らそうと奮闘する諜報員の物語で愛と悲しみを描いた映画となっています。

スリリングで息をのむ展開が続き非常に見ごたえのある映画です。

映画『マリアンヌ』は「実話なのか?モデルがいるのか?」と話題になることも多いようですが、実話ではありません。脚本を担当した人物がスパイ関連の話を聞いたことがあるという経験は持っているようです。

それでは『マリアンヌ』の映画紹介です。

映画『マリアンヌ』は2017年に日本公開されたアメリカ映画。

上映時間は124分。

監督はロバート・ゼメキス監督

『バックトゥザフューチャー』『フォレストガンプ一期一会』『キャストアウェイ』などを監督している巨匠です。

キャストは

マックス・ヴァタン…ブラッド・ピット

マリアンヌ・ボーセジュール…マリオン・コティヤール

フランク・ヘスロップ…ジャレッド・ハリス

SOE高官…サイモン・マクバーニー

ブリジット・ヴァタン…リジー・キャプラン

ガイサングスター…マシュー・グッド

エマニュエル・ロンバード…アントン・レッサー

ホバー…アウグスト・ディール

モニーク…カミー・ユコタン

ルイーズ…シャーロット・ホープ

シンクレア…マリオン・ベイリー

ポール・ドラマール…ティエリー・フレモン

ジョージ・カヴァナフ…ダニエル・ベッツ

ほか。

映画『マリアンヌ』ネタバレ・あらすじ

1942年、第二次世界大戦の中、カナダ人諜報員のマックスヴァタン(ブラッドピット)がフランスのモロッコの砂漠の地にパラシュートで降り立ちました。

マックスは砂漠で1台の車に拾われます。運転手とマックスは車でカサブランカへと向かいました。

車の中でマックスは運転手に指輪と着替えを渡され、さらに妻の目印は青いドレスとハチドリだと告げられました。

マックスはレストランに到着します。

店内を見渡しているとハチドリの目印が視界に入ってきます。その女性はマリアンヌボーセジュール(マリオンコティヤール)、ドイツ人の諜報員でした。

マックスとマリアンヌは偽装の夫婦として振舞い作戦を決行する任務を受けていました。

ドイツ人のパーティーに参加してドイツ人大使を暗殺するという作戦内容です。

マリアンヌは一緒に食事をしていたメンバーにマックスを紹介します。マリアンヌはこの地ですでに交友関係作り上げてすっかりなじんでいました。

マリアンヌとマックスは作戦決行のために周囲の人間に本当の夫婦だと思われなければなりません。

マリアンヌの家に行ったマックスは自分はソファで寝るからと言いますが、マリアンヌは「屋上で」と告げました。

この地では夫婦がことを終えると屋上で時間を過ごすセオリーがありました。

マックスが屋上にいるとマリアンヌが来て身体を密着させます。近所の人たちに本当の夫婦だと思わるように、本当の夫婦がとる行動をとらなければなりませんでした。

マックスはフランス語を必死に練習してきていましたが、マリアンヌから「ひどいケベック訛りだ」とからかわれます。しかし身分を偽っているので笑い事ではありません。

マリアンヌに教わりながらマックスはフランス語をパリ訛りのフランス語を練習しました。

作戦のためにはまず、ドイツ大使館のパーティーの招待状が必要でした。

マリアンヌがすでに招待されていて、夫のマックスも一緒にということを頼みに行き、マックスは調査をクリアしてパーティーの招待状を無事に手に入れました。

人気のない場所で射撃の訓練をするマリアンヌとマックス。2人とも銃の腕はかなりの上級者でした。

マックスとマリアンヌは夫婦として過ごしているうちに次第に惹かれ合っていきます。

元々マックスは男女の関係は作戦の邪魔にしかならないとマリアンヌに話していましたが、結局2人は砂漠の車の中で結ばれました。

いよいよ作戦決行のパーティーの日がやってきます。

屋外で爆発を起こし、その隙にテーブルの下に隠しているマシンガンで攻撃する作戦です。しかし標的としているドイツ人がなかなかパーティー会場に現れません。

爆発が起きる時間は決まっているのでマックスは渋い表情を見せています。

ターゲットが現れ挨拶を始めてすぐに屋外で爆発が起こります。騒ぎになったところをマックスとマリアンヌはライフルを取り出してターゲットを仕留め、さらに警備の人間たちも次々と倒していきました。

任務を遂行して会場を出たマックスとマリアンヌ。無事に作戦は成功しました。

マックスはマリアンヌにプロポーズをしました。ロンドンに行き結婚しようとマリアンヌに告げました。

マックスはロンドンにいます。同僚から「恋をしたそうだな」とからかわれながら上官の元に行くと、上官のフランクヘスロップ(ジャレッドハリス)から、マリアンヌのイギリスへの入国許可が出たことを告げます。

フランクは「作戦がきっかけの結婚などうまくいかんぞ」と釘をさしますが、マックスは上機嫌で「式に出席してくださいね」と言って去っていきました。

マックスとマリアンヌは結婚を果たし子供を授かります。

子供は女の子でアナと名付けられました。

マックスとマリアンヌは仕事をそのまま行いながら幸せな結婚生活をロンドンで送っていました。

しかしある時、マックスは呼びだしを受けて赴くと、上官のフランクよりもさらに身分の高いものと面談を行います。

マックスはここで驚くべきことを言われます。

マリアンヌがドイツ人のスパイであることが濃厚だということでした。

マックスはマリアンヌがすでに死亡している女性で、まったくの別人がマリアンヌになりきっていることを聞かされ、さらにマリアンヌとマックスが作戦で命を奪ったドイツ人はヒトラーと対立していて、ヒトラーから暗殺命令が出ていたことを聞かされました。

マックスはとてもじゃないですがマリアンヌがスパイだとは到底信じられず、上官に向かって激昂してしまいます。

フランクがなだめ冷静さを取り戻したマックスに任務を言い渡されます。

それは電話で嘘の作戦をマックスに伝えるので、電話で聞いた作戦内容をメモしそれをマリアンヌの目に留まる場所に置いておくこと。

その後ドイツが得た情報がそのメモに書かれた内容であれば、マリアンヌをスパイと確定し、マックスの手で絶命させるといいう任務でした。

与えられた時間は72時間でした。

次の日、言われた通りにマックスは電話で受けた内容をメモに残しマリアンヌの見える場所に置いておきました。

さらにマックスはマリアンヌの疑惑を晴らそうと、1人で行動を開始します。

フランスでマリアンヌと一緒に活動していたというガイサングスター(マシューグッド)の元を訪ねて、マリアンヌの写真を見せて本物のマリアンヌと別人かを確認しようとしました。

しかしガイは片目は完全に視界を失っていて、残された片目も視力がほとんどなくマックスに「君の顔も白い輪郭が見えるだけなんだ」と話しました。

マックスは落胆しました。

マックスは救援物資を運ぶために飛行機を操縦することになっているプレッシャーを受けている青年にマリアンヌの写真を渡し、ポールドラマール(ティエリーフレモン)に見せて返事を聞いて欲しいと頼みました。

マックスが勝手な行動をしていることが上官のフランクにバレます。

フランクは時間が経てば結果が出ることだとマックスに話し、マックスがマリアンヌの写真を託した若い操縦士がそのことで時間を取られたせいで攻撃を受けて命を落としたことを告げました。

パーティーでマックスはマリアンヌがこっそりとある人物と話し込んでいるのを目撃し、マリアンヌを詰問します。

マリアンヌは宝石商が宝石を売ろうとしていただけと答え、宝石商の方をマックスが問い詰めても特に怪しい部分はありませんでした。

外では突然敵機に向けて夜空に向かって砲撃が始まります。

砲撃を受けたドイツの戦闘機が家の方に墜落してきます。戦闘機は屋根をかすめて隣の空き地に墜落して爆発しました。マックスもマリアンヌも間一髪助かりました。

マックスは危険を冒して自らドラマールとの接触を図ります。

ドラマールは酒に溺れて地元警察に拘留されていると情報を得たマックスはその場所へと向かいます。

しかしドラマールと接触はできたものの、ドラマールはひどく酔いどれていてまともに話が出来ません。

無理やりにドラマールにマリアンヌの写真を見せるマックスですが、ドラマールはマリアンヌの瞳の色を青と言ったり違う色を言ったりと信憑性がまったくありません。

マックスはマリアンヌの特徴を何か知っているかとドラマールに訊ねます。ドラマールはマリアンヌはピアノの演奏がうまかったと答えました。

マリアンヌはドイツ兵たちの前でフランス国歌をピアノで弾いて見せたとドラマールは話しました。

自宅に戻ったマックスは翌日マリアンヌをピアノが置いてある店に連れていきます。

そこでマリアンヌにフランス国歌を演奏するように言いました。

マリアンヌは驚いていました。しかし落ち着き静かにピアノの蓋を閉めると「その話を知っている。とても勇気のある女性だわ」と言いました。

マックスの妻のマリアンヌは本物のマリアンヌではありませんでした。

マリアンヌは愛する気持ちは変わらないとマックスに告げます。

マックスは残したメモの内容をドイツ人に送ったかとマリアンヌに確認します。

マリアンヌが頷き、マックスは絶望します。

マックスはマリアンヌと共に遠くへと逃げる決心をします。子供のアナは子守という名目で人質に取られていました。マックスは子守の女性に発砲しアナを奪い返し、マリアンヌを乗せて車で走りだしました。

マックスは宝石商の店に寄りマリアンヌを車に残して中に入っていきました。なかなか戻らないためマリアンヌは心配そうに店を見ています。

中から銃声が数発聞こえてマックスが出てきました。

マックスとマリアンヌは多くのプロペラ機が置いてある飛行場に辿り着きます。

マックスは車で待つようにマリアンヌに告げ、プロペラ機に乗り込みエンジンをかけ始めます。しかしなかなかエンジンがかからず、その間に上官のフランクが車でやってきます。

プロペラが回りだしますが、フランクはプロペラの真下に車を停めてプロペラを破損させました。フランクはマックスの行動に怒り、諦めるように告げました。

フランクはマックスに大逆罪で逮捕することを話します。

すると車からマリアンヌが降りてきてマックスに愛していることを告げ、アナを頼みますと言い残すと自ら銃で命を絶ってしまいました。

マックスは悲しみのあまり泣き叫びます。フランクの応援に部下たちがやってきます。

フランクは部下たちに命令します。

フランクが下した命令とは…?

結末は本編をご覧ください。

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映画『マリアンヌ』感想・評価

映画『マリアンヌ』はロバートゼメキス監督監督の手腕に唸ると同時に、ブラッドピットら出演俳優たちにも魅了してもらえる映画となっています。

結果的にマリアンヌは本物のマリアンヌではなかったわけですが、2人の愛は偽物ではなかったわけで。

しかし事実として身分を偽っていたマリアンヌは存在しているわけで。そういった事柄とロバートゼメキス監督の演出がマッチしていて、終始幻想的な印象を与えてくれます。

後になって思えば、マックスとマリアンヌは車内で愛し合っている時に外の砂漠では砂嵐が巻き起こり車を包んでいて、後の2人の避けられない結末を予感させていたように感じます。

中身の愛は本物のなのに外側は偽り、そんな矛盾が観ていて切なくやるせない気持ちにさせます。

ブラッドピットよかったです。

葛藤などの表現も素晴らしかったですし、切羽詰まった演技は個人的にブラッドピットの演技の真骨頂だと思っているのですが、そんな姿も堪能出来て良かったです。

しかしいくら年齢を重ねても美しいなぁとしみじみ思ってしまいました。

イケメン風なビジュアルを作ったら今でもかなり無双でしょう。

ラストは非常に切ないですが、心地よく観終われる映画です。

上官のフランクが、マックスがしっかりと任務を遂行したと事実を捻じ曲げて部下たちに命令するところもとても好きです。

切なく儚い映画です。

おすすめ映画です。ぜひ。

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