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映画『起終点駅ターミナル』ネタバレあらすじ結末と感想評価|本田翼の演技が良い!

映画起終点駅ターミナルネタバレあらすじキャスト評価

映画『起終点駅 ターミナル』キャスト・監督・概要

今回の絶対おすすめ映画は『起終点駅 ターミナル』です。

映画『起終点駅ターミナル』は桜木紫乃の短編小説を大幅に脚色して映画化した作品です。

佐藤浩市、尾野真千子などの演技派俳優に加え、中村獅童、音尾琢真らが脇を固めていい味を出しています。

本田翼の余計なことをしない自然な演技も素晴らしい映画です。

それでは『起終点駅ターミナル』の映画紹介です。

映画『起終点駅ターミナル』は2015年に公開された日本映画。

上映時間は111分。

原作は桜木紫乃による短編小説集。

監督は篠原哲雄監督

『真夏のオリオン』『花戦さ』『昭和歌謡大全集』などを監督しています。

キャストは

鷲田完治…佐藤浩市

椎名敦子…本田翼

木下一龍…中村獅童

森山卓士…和田正人

大村真一…音尾琢真

南達三…泉谷しげる

結城冴子…尾野真千子

ほか。

映画『起終点駅ターミナル』あらすじ・ネタバレ

妻と息子と離れて北海道の釧路に裁判官として赴任している鷲田完治(佐藤浩市)はある裁判でかつての恋人であった結城冴子(尾野真千子)と偶然に再会します。

裁判官として冴子に執行猶予の求刑を与えた鷲田は、冴子の営んでいるスナックを訪れます。冴子と鷲田は男女の関係に落ちていきます。

鷲田がまだ司法試験に受かっていない時に鷲田の生活を支え応援してくれていたのが交際していた冴子でした。しかし鷲田が司法試験に合格すると、冴子は忽然と姿を消してしまい2人はそれ以来の再会でした。

鷲田はすべてをすてて冴子と一緒になることを決意します。どこか遠くに行って法律事務所を開けばいいと冴子に話します。

町を出るまでは他人のフリをしようと話し、電車に向かうために駅に向かう冴子と鷲田。

駅のホームで冴子に微笑みかける鷲田でしたが、電車がホームに入ってくると同時に冴子は線路に突っ込み鷲田の目の前で命を自ら断ってしまいました。あまりの動揺にその場を鷲田は離れました。

鷲田は現在離婚をしていて息子とも長い間会っていませんでした。釧路で1人でひっそりとつつましく暮らしていて、新聞に料理のレシピが載っていたらそれを切り抜いて料理を作っていました。

鷲田は現在国選弁護人として活動していて、それ以外の弁護は高額であってもすべて断っていました。自分のこれまでの行いを省みて、清算するかのように鷲田はひっそりと暮らしていました。

鷲田はある女性の弁護を担当します。椎名敦子(本田翼)という女性で判決は執行猶予となりました。違法な薬物をダイエットに効くからとお客の男性から勧められで使用した罪でした。

裁判が終わると敦子は鷲田に会釈をして裁判所をあとにしました。

鷲田が家で1人鶏肉を調理してザンギの支度をしていると玄関のチャイムがなります。

鷲田がドアを開けると敦子が立っていました。鷲田は驚きつつもここではなんだからと敦子を部屋に通しました。

敦子はお願いがあってきたと告げますが、鷲田は内容を聞かずに国選弁護の仕事以外は受けないとはっきり告げます。

少し話をして敦子は帰ろうとしますが、鷲田は敦子にザンギが1人では食べられない量だからよかったら食べていくかと声をかけ、敦子はごちそうになります。

ザンギの出来は上々だったようで、一口食べた敦子は笑顔を浮かべ「美味しい」と鷲田に言いました。

敦子は敦子に違法な薬を渡した男が捕まったら結構な罪になるかなどを質問しました。敦子はその男を探しているようでした。

敦子は鷲田を訪ねてくるようになり、鷲田が少し困った様子を見せていましたが敦子と他愛のない時間を過ごします。

敦子が持ってきたイクラの下ごしらえをしてあげたりしていました。イクラはもう随分会っていない息子の幼い頃の好物でした。

下ごしらえを済ませたイクラを瓶に詰めて敦子に渡そうとすると敦子は「あげる」と言い、その代わりにまた鷲田の作った料理を一緒に食べたいと話しました。

敦子と話している中で敦子はかなり早い時期に実家を出ていて、頼る人間もいなく1人で生きてきたことを鷲田は知ります。敦子は鷲田と食事をしたり話をしたりしているうちに次第に明るくなってきているようでした。そしてそれは鷲田も同じでした。

鷲田の家に木下一龍(中村獅童)がやってきます。実は敦子に違法なものを渡したのが木下の社員というか舎弟なのでした。木下は敦子の裁判の時にその舎弟の居場所の手掛かりになることはなかったかと訊ねます。

木下は若かりし頃に喧嘩沙汰などで鷲田にお世話になっていたようで、鷲田も木下にはどこか心を許している様子でした。木下は鷲田のことを「先生」と慕っていました。

男のことはまったく知らないと鷲田は木下に告げます。木下は話を変え、自分の会社の顧問弁護士になってくれれば毎月いい給料を渡せますよと誘いますが、鷲田は即答で断ります。

木下は何度も鷲田にこの話をしていましたが、国選弁護人しかやらないと決めている鷲田は迷う素振りすら見せませんでした。

また裁判所で鷲田は息子と同じ大学だったという森山卓士(和田正人)に話しかけられ、疎遠だった息子の近況を耳にしました。息子は埼玉で事務官をやっているとのことでした。

敦子と話していて、鷲田は敦子が疎遠になっている敦子の実家に敦子を車で送ります。しかし実家に着くとそこはもうすでに空き家になっていて、廃墟のようになっている部屋に入ると、すでに亡くなっていることがわかる位牌がありました。

鷲田はいたたまれない気持ちになりますが、誰かが最近までいたような痕跡に気が付きます。敦子を問い詰めると敦子は逃げている男にこの家の場所を教えたと告げます。

家を探し離れを探すと、その男は衰弱して床に横たわっていました。

体温が下がっていることに気付いた鷲田は男を車に乗せて急いで病院へと向かいます。敦子は忘れ物をしたと家の中に戻り家族の位牌を取ってきました。位牌を抱えている敦子を見て鷲田は微笑んでいました。

鷲田は病院に行ったら警察に通報するから、すべて警察に正直に話すように敦子に言います。敦子は強く頷きました。

病院につき敦子は到着した警察に事情聴取のために署へと連れていかれました。

事情聴取を終えて敦子が警察署を出ると鷲田が待っていました。

一命を取り留めたその男の弁護を鷲田が担当することになります。

面会の時に鷲田に対して自分の保身ばかり気にしているその男に、鷲田は厳しい言葉をぶつけ「女ってのは男と違って潔くてすごいな」と話し、生きていることに感謝してちゃんと罪を償うように男に告げました。男は鷲田に圧倒されて反抗的な態度を改めて素直に「はい」と返事しました。

男の裁判の日、敦子は証言台に立ち堂々と証言をしました。敦子からはこれから強く生きていくという力が感じられました。

鷲田が自宅のソファで寝ていると玄関のチャイムが鳴りました。時計を見るとまだ朝の5時でした。

ドアを開けると敦子が立っていて、早くにごめんなさいと謝ります。鷲田は部屋に敦子を上げて話をします。敦子は町を出て新しい町で頑張ることを決心し、あいさつに来たのでした。始発の電車に乗って町を出ると告げます。

鷲田は駅まで送ると言い敦子を乗せて駅まで走ります。駅に到着し2人は別れます。敦子は一回体調を崩した時に保険証がなくて鷲田が高額な診察代を支払っていました。

鷲田は今度働く場所ではちゃんと保険証を作ってもらうんだぞと話し、ザンギのレシピの切り抜きを敦子に渡しました。

敦子は涙ぐみ思わず鷲田に抱きつきます。「うまく作れなかったら作り方を聞きにきてもいいですか?」と敦子は鷲田に訊きます。

鷲田は少し考えてから「絶対にだめだ」と言いました。

驚いている敦子に「絶対に帰ってくるな」と言いました。

鷲田の敦子への優しさでした。敦子も鷲田の優しさを理解していました。

鷲田の心境にも変化が訪れていました。

ずっと会っていない息子が結婚するということ森山から聞いていた鷲田は、結婚式の招待状が実は届いていたことを知ります。

隣に住む老人の痴呆が進行していて、間違えて鷲田の郵便ポストから郵便物を取ってしまっていたのでした。老人の息子の大村真一(音尾琢真)が気付いて慌てて届けに来てくれたのでした。

まだギリギリ間に合う日程でした。これまでの鷲田であれば出席することはきっとありませんでしたが、敦子と過ごした時間が鷲田を変えました。

鷲田は礼服を引っ張り出して、敦子が持ってきた瓶詰のイクラを持って、家を出て駅へと向かいます。そこへ車で木下が現れます。

木下は自分の社員を鷲田が見つけて自分に言わずに警察に引き渡したことを非難しますが、鷲田はそんなことお構いなしに強引に助手席に乗り込み、駅まで送るよう指示しました。

木下は走り出します。木下は鷲田が町を出るところを初めて見るのでした。

鷲田が木下に「俺はこれまで逃げていただけなんだ」と話しました。

駅に着いて車を降りていく鷲田…。

何かを思いだしたように引き返してきて、木下に言葉をかけます…。

結末は本編をご覧ください。

 

 

映画『起終点駅ターミナル』感想・評価 本田翼の演技について

映画『起終点駅ターミナル』はとても静かな映画です。

大盛り上がりをするようなシーンはありません。ただそれでも見応えは十分で心に響く人間ドラマになっています。

佐藤浩市さん、尾野真千子さん、中村獅童さん、泉谷しげるさん、音尾琢真さんなどの非常に味のあるお芝居が映画のテイストに合っていて心地よささえ感じるほどです。

そして本田翼さんですが、演技であまりいい評価を受けない女優さんという印象ですが、この『起終点駅ターミナル』ではとても素晴らしいです。

心に傷を負っている女性を静かにリアルに演じられていてとても心に響く演技を魅せてくれています。

佐藤浩市さん演じる鷲田に甘えたいけれど、これまで自分が育ってきた環境からか甘えきれない歯がゆさをすごく感じました。

間違いなく難しい役柄なのに難しそうと感じさせることなく自然に表現されていてすごいです。

本田翼さんは演技がヘタと言われることもあるようですが、僕はそんな風には思えないのです。

本田翼は演技が下手?校閲ガールの時は上手い?映画やドラマの評判は?

本田翼は演技が下手?上手い?ドラマや映画の評価は?
本田翼は演技が苦手?上手くなった?うまい?下手?映画の方が向いてる?

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心もあったまる、感動する映画となっています。

おすすめ映画です。ぜひ。

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映画『起終点駅ターミナル』

彼が辿り着いた『終着駅』あすは彼らを未来へ運ぶ『終着駅』ここは時刻表のない駅

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