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映画『アバウトシュミット』ネタバレあらすじ結末と感想評価|ジャックニコルソン

映画アバウト・シュミットネタバレあらすじキャスト評価

映画『アバウト・シュミット』キャスト・監督・概要

今回の絶対おすすめ映画シリーズは『アバウトシュミット』です。

映画『アバウトシュミット』はジャックニコルソン主演の映画で、切なくも心温まる感動作です。

仕事を退職した後に生きがいを失ってしまった男が第2の人生を歩む物語です。

家族とは、一番大切なものとは、そんなことを教えてくれる映画となっています。

ジャックニコルソンはこの『アバウトシュミット』でゴールデングローブ賞を受賞、アカデミー主演男優賞にもノミネートされています。

キャシーベイツもアカデミー助演女優賞にノミネートされています。

それでは『アバウトシュミット』の映画紹介です。

映画『アバウトシュミット』は2003年に日本公開されたアメリカ映画です。

上映時間は125分。

原作はルイスベグリーによる小説『アバウトシュミット』

監督はアレクサンダー・ペイン

『サイドウェイ』『リチャードニクソン暗殺を企てた男』『ダウンサイズ』などを監督しています。

キャストは

ウォーレン・シュミット…ジャック・ニコルソン

ロバータ・ハーツェル…キャシー・ベイツ

ジーニー・シュミット…ホープ・デイヴィス

ランドール・ハーツェル…ダーモット・マルロニー

ヘレン・シュミット…ジェーン・スキップ

ラリー・ハーツェル…ハワード・ヘスマン

ジョン・ラスク…ハリー・グローマー

ヴィッキー・ラスク…コニー・レイ

レイ・ニコルス…レン・キャリオー

ほか。

映画『アバウト・シュミット』あらすじ・ネタバレ

ネブラスカ州の一流企業である保険会社に勤めるウォーレンシュミット(ジャックニコルソン)は定年退職を迎えようとしています。

いつもの席に座りシュミットは時計を眺めています。

時計の針が17時を指し、シュミットは晴れて定年退職を迎えました。

シュミットは結婚していて妻のヘレンシュミット(ジェーンスキップ)と娘のジーニーシュミット(ホープデイヴィス)の3人家族でした。

ジーニーは今は一緒に暮らしておらずデンバーに住んでいます。

シュミットは退職後はこれまで一生懸命に働いてきた分、ゆっくりと妻のヘレンと過ごそうとキャンピングカーを購入していました。

しかし退職後の生活になかなかシュミットは馴染めません。

退職後にも会社に顔を出し、他の社員にアドバイスをしたりしますが、これまでとは違いあまり相手にされません。

シュミットは何か生き甲斐を見つけようとテレビで見掛けたアフリカの子供を支援している団体に参加します。

シュミットはこの団体の活動に参加したことをきっかけにンデュグというアフリカの子供の養父になり、ンデュグに手紙と小切手を定期的に送ります。

毎月ンデュグに手紙を書いていたシュミットでしたが、やはり退職後の生活に慣れることができずイライラを募らせます。

妻のヘレンの一挙手一投足に腹が立ち、また娘のジーニーが結婚しようとしている相手のランドールハーツェル(ダーモットマルロニー)が怪しげなセールスに手を出していることも発覚し、さらに苛立ちを募らせます。

シュミットはンデュグへの手紙に怒りをぶちまけるようになり、そしてそれが彼の楽しみでもありました。

しかしそんなシュミットに事件が起こります。

ある日帰宅するとヘレンが倒れていたのです。ヘレンは脳の病気で急死してしまいました。

ヘレンの葬儀が開かれ、ジーニーも結婚相手のランドールを連れて帰郷してきました。

しかしジーニーの結婚相手のランドールはこともあろうにヘレンの葬儀だというのに場をわきまえずに怪しげなセールスにシュミットを勧誘してきます。

そんなランドールにシュミットは辟易し、ジーニーのランドールとの結婚に猛反対します。

しかしジーニーはシュミットに反発し激怒して家を去ってしまいました。

シュミットは妻のヘレンを失い寂しさに明け暮れ、生活が一気に荒んでいきます。

家の中は掃除もされずに荒れ放題になり、食べモノもすぐになくなってしまいました。

ヘレンの死から立ち直れないシュミットはヘレンの化粧道具や洋服などを愛おしく感じていました。

シュミットがヘレンのクローゼットを物色していると、見たことのない手紙の束が出てきます。

手紙を見てみると親友レイニコルス(レンキャリオー)が妻のヘレンとただならぬ関係であることが記されていました。

頭に血が上ったシュミットは手紙の束を持ってレイの元へと向かいます。

レイに手紙を投げつけて真相を問いただすと、シュミットが信じたくない真実が明らかになります。

ヘレンとレイは不倫関係でした。

シュミットが仕事に言っている間に不倫の関係を育んでいたのでした。

ヘレンに自分の知らない間に裏切られていたシュミットはヘレンの私物をすべてリサイクル業者に引き取ってもらいました。

ショックと怒りと寂しさの入り混じった感情のシュミットは何をしていいかわからず、買って会ったキャンピングカーでジーニーの結婚式の手伝いをしようと旅に出ることにします。

しかしジーニーの元に向かっている途中でジーニーに連絡を取ると、シュミットはジーニーから結婚式が終わるまで来ないで欲しいと言われてしまいます。

行くことを拒否されたシュミットは仕方なく旅をすることにします。

シュミットは自分のルーツを辿るように自分が生まれた家や母校などを訪ねていきます。

生まれた家はタイヤ屋さんになっていたりと様々な変化をしていて時間の経過を感じながらも、心に満足感を感じながら旅を続けました。

シュミットが駐車場にキャンピングカーを停車している時に、同じく停車していたジョンラスク(ハリーグローマー)という男性と知り合い仲良くなります。

ウォーレンはジョンに招かれてジョンの奥さんと合流します。

夫婦のトレーラーでシュミットは久しぶりに楽しい晩餐を楽しみます。

ジョンが買出しに出掛けた時に、シュミットはジョンの奥さんに自分の心の内を打ち明けます。

ジョンの奥さんは辛い思いをしたシュミットに優しい言葉を掛けてくれます。

ウォーレンは優し言葉を掛けられているうちに気持ちが昂ってしまい、ジョンの奥さんにキスをしてしまいます。

ジョンの奥さんはこのシュミットの突然の行動に激怒します。

慌てたシュミットはすぐに夫婦のトレーラーを出て自分のキャンピングカーに乗りその場を後にしました。

楽しい時を自分から壊してしまったシュミットは孤独を感じながら夜空を見ていました。

シュミットは次第に自分が家庭を省みずに生活してきたことなどを反省し始めました。

ヘレンに対する懺悔の思いが芽生えてきたシュミットはヘレンに謝罪をし十字架をきりました。シュミットは自分が生まれ変わったような気分を感じていました。

シュミットは諦めていたジーニーの結婚をやめさせようと決心しました。

結婚式を明日に控え、シュミットはジーニーの結婚相手のランドールの実家を訪ねました。

ランドールの家族と食事をとったシュミットはランドールの母親ロバータハーツェル(キャシーベイツ)の振る舞いに辟易します。

ランドールの家族はみんな常識はずれな者ばかりでした。

なんとかランドールとも結婚をやめさせようとジーニーを説得するシュミットでしたが、ジーニーが聞き入れてくれることはありませんでした。

シュミットはベッドで一夜を過ごしますが、そのベッドがウォーターベッドで不慣れなシュミットは首を痛めてしまいます。

結婚式の当日になっていました。

シュミットはランドールの母親のロバータに看病してもらいつつ、鎮静剤をもらい服薬します。

かなり強力な鎮静剤でシュミットは軽度の中毒となってしまいます。

予定通り結婚式が執り行われ、シュミットはジーニーが結婚している様子を見つめていました。

披露宴で父親としてスピーチを頼まれたシュミットはみんなの前で挨拶をします。

結婚に猛反対していたシュミットでしたがスピーチではしっかりジーニーの結婚を祝福しました。

そして忌み嫌っているランドールの家族にも感謝の気持ちを述べたのでした。

シュミットのスピーチは人々に感動を与えました。

感動に包まれた披露宴会場を出てトイレに駆け込んだシュミットは一人になると悔しさを滲ませました。

ジーニーの結婚を阻止できなかった悔しさを一人噛み締めていました。

結婚式が終わり、シュミットはランドール家にあるジャグジーでくつろぎます。

シュミットがジャグジーでくつろいでいると、ランドールの母親のロバータがウォーレンの前に現れあろうことかシュミットを誘惑してきました。

驚いたシュミットは逃げるように自分の家へと車を走らせました。

シュミットは家に帰っている途中に博物館に立ち寄ります。

博物館で開拓者たちの歴史を見た首シュミットは自分の人生を比較して、ジーニーの結婚を止められなかった事実を悔います。

自分の無力さも痛感していました。

シュミットは帰宅すると郵便物が届いていました。

その郵便物の中に自分が養父になっているアフリカの子供ンデュガからの手紙を発見します。

ンデュガは字が書けないためシスターからの手紙が入っていて、ンデュガは字が書けないために一枚の絵をシュミットに書いてくれいました。

この絵を見たシュミットは…?

ンデュガが書いた絵とは…?

結末は本編をごらんください。

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映画『アバウト・シュミット』感想・評価

『アバウトシュミット』はコメディというジャンルでありながら、涙なくしては観れない映画になっています。

人生を考えさせられる作品でありながら、コミカルな描写もあってしっかり楽しませてもくれる作品でもあります。

そしてウォーレンシュミットを演じた主演のジャックニコルソンですが、僕はジャックニコルソンといえば、怖いイメージであったり威圧的なオーラを放つ役を演じている印象がどうしてもあるのですが、この映画では観ていて心配にもなるし切なくもなるし不憫にもなるしといった新しいジャックニコルソンを見ることができます。

やはり名優というのはどんな役を演じても魅力的で、この『アバウトシュミット』でも、見慣れないジャックニコルソンでありながらも違和感はまったくなくむしろ魅力をこれでもかと感じてしまいます。

そんなジャックニコルソンも必見の映画となっています。

定年退職をした後に燃え尽き症候群のようになるというのはよく聞く話ですが、そんなある種の社会問題も描いている作品だなぁと感じます。

そしてシュミットのように行動を起こすことの大切さも教えてくれる映画です。

人生って…とネガティブな思いが浮かんだ後にポジティブに変換してくれる、そんな映画です。

おすすめ映画です。ぜひ。

映画『アバウトシュミット』

もう一度人生を愛せる。これはあなたの物語。

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