THE ENTERTAINMENT DIARIES

俳優からブロガーに転身し文字でエンタメを発信中

バンドが趣味というのは素晴らしい

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バンドが趣味というのは素晴らしい

こんばんは、M&Oです。

今回は『趣味』についてのお話を書いていきたいと思います。

先日知人の方にお誘いを頂いて久しぶりにライブハウスに足を運びました。ライブハウスに行ったのは本当に久しぶりでした。僕は役者を始める前はバンドに打ち込んでいた時期がありまして、当時はプロのミュージシャンを目指してドラムを叩いていたものです。ハマると徹底的にハマる性格なので寝ても覚めても当時は音楽のことを考えていましたし、一緒にバンドを組んでいるメンバーもプロ志向だったのでかなり精力的に活動していました。最低でも月に2回はライブハウスでライブを行っていて、大きくはないけれどもレーベルから声を掛けて頂いたりラジオに出演させてもらったり、レコーディングなどもレコーディングなどで本格的にやったりしていました。10代後半から20歳ぐらいの間だったので本当に『青春』といった感じでした。

一時期は好きなバンドを観に行ったりでライブハウスに観る側として足を運んでいたのですが、ここ何年かはすっかり遠ざかっていました。有名アーティストになると会場も大きいのでなかなかライブハウスではライブをやりませんし。

久しぶりに行ったライブハウスの感想はまず何よりも『懐かしい!!』といった感覚でした。思い出とか普段全く意識しない性格ですが、さすがに昔のバンドをやっていた時の記憶が蘇ってきました。当時のバンドメンバーは今元気かしら?とかよく対バンしていたあのバンドのメンバーは今どうしているんだろうかなどと普段全く考えないことに少し思いを馳せてしまいました。ステージはもちろんなのですが、壁とか天井の感じとかが特に懐かしさを感じさせてくれました。リハーサルをやっていた時の感じなども思い出したりして、結構昔のことって覚えているもんだなぁと自分でも驚くぐらい記憶が蘇ってきました。きっかけがあると思い出すものなんですね。

そしてこの日の出演のバンドの皆さんはまさに『音楽を楽しんでいる』といった方々で、なんだか考え方が大いに変わるきっかけにもなった日でもありました。これまでの僕は何かに打ち込むときは『食えなければ意味がない』ぐらいの極端な考えの持ち主だったのです。そんな考えなので無趣味になってしまうのですが、例を出すとビリヤードとかボーリングとかスノーボードとかもこれまでやったことはもちろんあるのですが、ある程度のレベルになると辞めてしまうのです。理由としては『これで食っていくわけではない』『これで食っていきたいと思わない』ということなのですが、完全に人生を楽しめない人間の典型だと我ながら思います。そしてそんな思いは現在も少なからずあって相変わらず無趣味な人生を送っているのですが、今回久しぶりにライブハウスに足を運んで『音楽を楽しんでいる人たち』を目の当たりにして考え方に変化が訪れたのです。

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『打ち込む楽しさ』を体現できるバンドという趣味

バンドというか『音楽』のくくりと言った方がいいかもしれません。楽器を演奏したり歌を歌うというのは、練習をして成長すればするほど楽しさを見いだせるものだと思います。特にバンドともなると周りとの息が合っていけばいくほどより楽しくなります。僕が先日足を運んだライブイベントは観ていて『うまいなぁ』としみじみ思ってしまうぐらいの演奏を魅せてくれていて、それも心地よい時間になった大きな要因だと思います。上手いうえに演奏している出演者の方々が楽しそうで、完全に幸せな状態になっていました。そしてこの光景を見ていて『ああ、こういう形も非常に素晴らしいんだなぁ』と思わされたのです。

プロを目指している、その道で食べて行こうと思っているということであれば、観方も正直変わってきてしまいます。ただ趣味として楽しまれていてさらに技術的にも上手いとなると、観方も変わって一気に空間を楽しめるようになるんです。

僕はここ何年かは行っていませんが昔は付き合いもあったのでいわゆる小劇場に演劇を観に行くことが多かったのですが、たま~に面白いなと思う事はあったものの8割は面白いと感じられるものではありませんでした。小劇場で上演されているからというわけではないです。小劇場でも人気があったり評判のいい舞台はたくさんあります。ただ僕は演劇よりも映画が好きな人間なので、自ら小劇場で上演される舞台を観に行くタイプではありませんでしたので、小劇場で観に行く舞台と言えば『チケットを買ってくれ』という集客できないから知り合いに声を掛ける舞台がほとんどだったのです。今となってはそういう舞台は招待でも一切観に行きませんが。こういった舞台が例えば完全に趣味でやっていますということであればそれなりに楽しむこともできるかもしれません。ただプロを目指してとか食えるようになりたいという思いでやっているとなると、そういうわけにはいかなくなってしまいます。辛口なことを言えば『なんでお金を払ってこんな自己満を見せられなければならないんだ』と思ってしまいます。

そういう思いをしてきていたので、職業病なのか少し変な観方をする癖がついてしまっていたのです。なので今回ライブハウスに行って音楽を楽しんでいる出演者の方たち、そして来ている人たちも楽しんでいる様子を見て、『趣味って素晴らしいんだなぁ』と思えたのはすごく貴重でしたし新鮮でした。僕の凝り固まった価値観を変えてくれる出来事でした。もしかしたら僕がエンタメの出る側の世界から遠ざかったから思えることなのかもしれませんが。そして音楽というのは漠然とですが『崇高な趣味だなぁ』とも思いました。趣味としてバンドやりたいなと今少し思っているぐらいです。影響されやすいので(笑)ギターも一応弾けるので、もしも音楽を趣味するなら今までやったことのないベースとかもいいかななんて思ってその日は家路に着きました。豊かな人生ってそういうことでもあるんだろうなと思った夜でした。

                             M&O