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木村拓哉と沢村一樹のグランメゾン東京でのアドリブ演技を見習うべき

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木村拓哉と沢村一樹のグランメゾン東京でのアドリブ演技を見習うべき

こんばんは、M&Oです。

今回は話題になっている木村拓哉さんと沢村一樹さんがドラマ『グランメゾン東京』で魅せたアドリブ演技について書いていきたいと思います。

 

アドリブの演技の世間の捉え方について以前から思うところがあったので今回はそんなところも踏まえて書かせて頂きたいと思います。

話題になっている木村拓哉さんと沢村一樹さんの『グランメゾン東京』でのアドリブ演技ですが、沢村一樹さん演じる京野がナッツオイルの件で「自分がやった」と告白したところ木村拓哉さん演じる尾花が「お前じゃないだろ」と返すシーンのその後の流れが台本にはないアドリブによる演技だったということでした。

 

毎週楽しみに観ているドラマなのでもちろん鑑賞していますし印象に残っているというかとても感動したシーンだったのですが、まさかアドリブだとは観ていてまったく気付きませんでした。

そしてアドリブだとわからなかったからこそ、このシーンのアドリブ演技は最高のアドリブ演技であると思うのです。

個人的には今回のこの木村拓哉さんと沢村一樹さんのアドリブ演技を多くの役者に見習ってほしいと思わずにいられません。

そしてこれこそアドリブ演技だということもできれば作品を観る側の方々にも知ってほしいなと思うのです。ただ観方は個人個人の自由なのでそこはとやかく言えることではないのですが。

最近というか結構昔からですが、日本での「アドリブ」の定義って残念な部分があると感じています。

もちろんすべてというわけではありませんが、アドリブに関して笑いの方向に持っていってそれが評価されるといった風潮を少なからず感じていまして。

もちろん笑いの要素というのは素晴らしいのでそこの部分を否定するわけではないですし、素晴らしいという思いも持っています。竹中直人さんや役所広司さんなどの笑いに関しての素晴らしいアドリブも何度も観てきていて大いに笑わせて頂いてきました。

ただアドリブというのはあくまで役柄として行うことであることが軽んじられているのも以前から感じていました。

ベテラン俳優でもよくわからないアドリブ演技で笑いを取っているのを見掛けますし、僕はそういった場合は笑えるどころか一気に興醒めしてしまいます。

役柄を忘れてただ「面白いことをやること」だけを目的としているように感じることも多々あります。

しかもそういった行いがアドリブ演技とされもてはやされるのはいかがなものかと思うことも多いです。

特に舞台などでは楽屋での話を持ち出したりプライベートな話題を出して笑いを取ったりする場面も今まで何度も観てきていて、その度に興醒めしうんざりした気持ちになっていました。時代劇で横文字を使う場面まで観てきました。

それを見て笑ったり喜ぶのはその役者のファンぐらいだと思います。

そんなジレンマを感じることも多かったのですが、今回『グランメゾン東京』に尾花と京野のシーンがアドリブであることを知って、「これこそアドリブ演技なんだ!」と心から思ったのです。

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演じている役柄を生きているからこそ生まれるアドリブ演技【グランメゾン東京】

演じている役柄を生きているからこそ生まれるのがアドリブ演技だと思います。

木村拓哉さんは尾花として、沢村一樹さんは京野として生きていて自然に出てきた言葉があのシーンを作り上げたのだと思います。

お2人のあのシーンは決して間など生まれることなく相手の言葉に反応して言葉を発しその言葉を受けてまた言葉を発するという形でした。

「何て言おう?」などと考える間もなく言葉を発することができて、しかもそのやり取りがしっかり成立しているということは木村拓哉さんと沢村一樹さんが尾花と京野として生きていて会話をしているからできることだと思います。

観ていて非常に心打たれたのは、お2人の心が絶妙に揺れ動いていたからこそだと思います。アドリブ演技の醍醐味というのは個人的にはまさにそういった部分にあると思うのです。

役者の仕事の一つは相手のセリフに対して初めて聞いたように反応することです。

人間は普段の生活で相手の発する言葉がわかっていることはないので、お芝居でいかに相手のセリフに対して新鮮に反応して心を動かせるかが重要になります。

一流の役者たちはこの作業を行っています。だからこそ観ている人は魅せられて感動します。そしてアドリブ演技の際は完全にこの状態になるわけで、心が相手の言葉に対して新鮮に反応することになります。

ただし、ここで問題なのは「その役柄をしっかり生きているか」ということになります。自分自身であったりどんな人物でもよければアドリブ演技の難易度はグッと下がると思いますが、観ている人は興醒めしてしまいます。

ここが非常に難しい部分だと思います。しかし今回の木村拓哉さんと沢村一樹さんが魅せてくれた尾花と京野のシーンは役柄として今まさにその場で起こったことに対して反応し生きていました。

個人的にはあのシーンがアドリブと聞いて拍手を送りたい気持ちでした。純粋にすごいなと思いました。

そしてもちろんあのシーンは木村拓哉さんと沢村一樹さんだけでなく、2人を見ている他のキャストの演技が作りだす空気感も大きな役割を果たしていたと思います。

まさにグランメゾン東京チーム、恐るべしなのです。

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