THE ENTERTAINMENT DIARIES

はじめましてM&Oです。フリーランス。独自の視点でエンターテインメントの表と裏を綴ります。

ADアシスタントディレクターは撮影現場でひどい扱いを受けている?

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 follow us in feedly

ADアシスタントディレクターは撮影現場でひどい扱いを受けている?

こんばんは、M&Oです。

今回はM&Oの質問コーナーに寄せられた質問にお答えしていきたいと思います。

ご質問ありがとうございます。続々とご質問を頂いていて嬉しい限りです。順番にお答えさせて頂きますので。そしてご質問は現在も受付中なので気になることがある方はどんなことでもお気軽にどうぞ!!記事の最後に質問コーナーの記事のリンクを貼らせて頂きますので!

それでは頂いたご質問にお答えしていきたいと思います。

今回頂いたご質問はサスケさんから頂いたご質問です。ご質問はこちら。

『M &Oさん、こんにちは。

質問なのですが、番組製作にはADという方がいると思います。スタッフの中では下っ端?の方なのかと思うのですが、俳優さん(特に名前が知られている方)はADさんに対してはどのような感じなのでしょうか⁇ 邪険に扱う方、無視する方が多いんですかね…。 逆にADさんに対しても話しかける方もいると聞きますし…。

また、ADさんが他のスタッフ、演者がいる中で怒鳴られたれする光景を見た事はありますか⁇ もしありましたら、どのような気持ちになりますか⁇』

 

ご質問ありがとうございます!ADと呼ばれるアシスタントディレクターに対するイメージは皆さん結構同じイメージをお持ちなのではないかと思います。それでは僕が撮影現場で見てきたADアシスタントディレクターについて書いていきたいと思います。

質問に書かれているようにADさんというのはスタッフの中では下っ端と言えば下っ端ということになります。現場の雑用などを含めてお弁当の手配などいろいろなことをこなしてくれています。ただ確かに撮影現場のスタッフの中では決してポジションは高くはないのですが、いてくれないと困ってしまう、いなくてはならないポジションの人がADさんです。

売れている名の知れている俳優などのADさんに対する態度についてですが、俳優本人がADさんに対して邪険に扱ったりきつく当たったりというのは僕はほとんど見たことがありません。ほとんどというか今思い出そうとしても思い浮かばないのでもしかしたら一回も見たことがないかもしれません。本当にかなり売れている人の場合ってADさんというかもう少し上のポジションの人が接しているイメージです。立ち位置とかそういったことはADさんが指示を受けて伝えるなんてことはありますが、さすがに演技に関して口出しすることはまずありませんし、基本的に売れている人というのは現場で丁重に扱われているので俳優がADさんに怒っている現場はあんまり見たことがありません。ただミスを犯せば当たり前ですが怒られます。まだ現場のセッティングができていないのに役者をかなり早く楽屋から現場に呼んでしまったりした時に「チッ!」となっている売れている人は見たことありますが、それでも直接文句言ったりというのは見たことないですね。こういうケースは文句とか言いたいことがあると基本的にマネージャーさんに伝えるので、後で怒られてるのかもしれませんが。そして売れている人はマネージャーがついているので、俳優本人がイラつかないように神経使っている感じなのです。俳優本人に許可を求める前にマネージャーが『あ、それはダメです』みたいなことが往々にしてあります。俳優本人に聞けばオーケーしそうなのになぁと見ていて思うのですが、俳優本人って現場で頼まれたことを意外と断らないのでマネージャーがしっかり判断しているのだと思います。というかそうしないと後で怒られるんじゃないですかね。なので俳優がADさんに直接怒るというのは記憶にないです。

俳優がADさんと気さくに喋るかどうかと言うと、これはもう完全に人によります。長い撮影期間だともちろん仲良くなることもあると思いますし、基本的にADとは喋りません的な人も全然います。ただもうご存じの人も多いと思いますが、ADさんがゆくゆくは出世していくということはもう当たり前の事実なので、冷たくしたり邪険にしたりしていいことは何一つないので、そこらへんももう時代も変わって皆さん自覚しているのではないでしょうか。自分が現場のイニシアチブを取れるようになった時に、嫌な思いをさせられた俳優を起用しないようにするというのは人間なら当たり前だと思いますしそれが普通かなとも思います。少し性格の悪いことを言うとテレビの場合は局のADと小さい制作会社から出向で来ているADさんがいて、出世するのは基本的に局のADさんだったりするのです。そこら辺を区別してADさんと付き合うような屈折した俳優はきっと仕事がなくなると思いますが、そういった事実もあります。

現場でADさんが怒鳴られたりというのはもう数えきれないぐらい目にしています。はっきり言ってかなり過酷な仕事なのは間違いないです。

f:id:myprivatecomedy:20191029120034j:image

ADアシスタントディレクターは好きじゃないとできない仕事

ADさんのお仕事ですが、はっきり言ってめちゃくちゃ過酷です。俳優は好きじゃないとできないとよく言われる職業ですが、僕からしたらADさんの方がよっぽど好きじゃないとできない職業だと思います。

よくADは寝れない的なことを耳にすることが多いのではないかと思うのですが、マジで寝れないです。大げさでも何でもなく本当にADさんって寝れないです。早朝に僕が撮影のためにテレビ局に入った時なども、まだ初日だというのにもう「完全に寝てないなこの人・・・」といった感じで迎えに来てくれます。そして撮影が連日続けば寝れない状態はさらに続きます。終電までに現場が終わらなければホテルに宿泊するかタクシーで帰宅するかどっちがいいですかと聞かれるのですが、僕は完全にホテルを選択するタイプでしたが、僕らのホテルを手配してくれて僕らはホテルで明日に備えて寝るだけとなるわけですが、すでに午前3時で明日の集合は朝の6時半だったりするのですが、ADさんはそこから香盤表を作ったりなどいろいろまだ仕事があるわけです。これが連日続くことも全然あって、そして現場ではディレクターや技術スタッフの人から怒鳴られることも少なくなく、これはもう言うまでもなく過酷です。怒鳴られているところを見てどのような気持ちになりますか?とご質問を頂いていますが、これはやはりいい気分はしないので、僕は嫌でした。個人的にも怒鳴ったり恐怖で抑えるやり方は好きじゃないのでかなり嫌でした。ただ正直全然仕事のできないADさんって存在していて、そいういった時は、怒鳴らないにしても何かしないと現場が回らないので理不尽じゃなければ言われる方にも責任はあると思います。

好きじゃないとできない仕事だと強く思いますし、上に成り上がろうという野心も必要なんじゃないかなと思います。ただ技術スタッフさんにしてもメイクさんにしても同じように過酷なので、やはり好きという前提がないと続けるのは厳しいのではないかと思います。華やかな裏側はかなり過酷なことになっています。

ADさんと話した時に、給料はかなり安いけどお金がめちゃくちゃ貯まるということでした。忙しすぎて使う暇がまったくなく、食事などは現場で出るのでまったく自分のお金を使わないらしいです。それぐらいプライベートがないということです。

しかし現在はかなり変わってきているようで、長時間働かせると問題になるので休日もしっかり取れたりこれまでよりも多くの人間を雇う形で交代制になっていると聞いています。僕は離れてしまっているので現在の形はよくわからないのですが、かなり健全になっているのではないでしょうか。その方がもちろんいいと思います。ただ交代制とか休日を回すとかになると引継ぎが大変そうだなぁと個人的には思いました。

 

今回のご質問のお答えはこんな感じになりました!お役に立てていればいいのですが。。。ご質問本当にありがとうございました!!

気になる方はお気軽にこちらからどうぞ!

www.myprivatecomedy.net