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映画『ラヂオの時間』あらすじキャスト評価 天才三谷幸喜初監督映画

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映画『ラヂオの時間』あらすじキャスト評価 天才三谷幸喜初監督映画【概要・キャスト】

こんばんは、M&Oです。

今回のM&Oの絶対おすすめ映画は『ラヂオの時間』です。

『ラヂオの時間』は映画に舞台にドラマに脚本、演出で大活躍の三谷幸喜さんの初監督映画です。元々は劇団東京サンシャインボーイズで上演された作品です。

それでは『ラヂオの時間』の映画紹介です。

映画『ラヂオの時間』は1997年に公開された日本映画です。

上映時間は103分。

監督は三谷幸喜監督『みんなのいえ』『ザ・マジックアワー』『ステキな金縛り』『記憶にございません!』などを監督しています。

出演は

工藤学・・・唐沢寿明

鈴木みや子・・・鈴木京香

牛島龍彦・・・西村雅彦

千本のっこ・・・戸田恵子

浜村錠・・・細川俊之

広瀬光俊・・・井上順

野田勉・・・小野武彦

堀ノ内修司・・・布施明

保坂卓・・・並樹史朗

バッキーさん・・・モロ師岡

大田黒春五郎・・・梶原善

辰巳真・・・田口浩正

永井スミ子・・・奥貫薫

古川清十郎・・・梅野泰靖

鈴木四郎・・・近藤芳正

伊織万作・・・藤村俊二

一之瀬弥生・・・遠藤久美子

斎明寺公彦・・・市川染五郎

鴨田厳・・・佐藤B作

山崎ルミ子・・・宮本信子

中浦たか子・・・桃井かおり

大貫雷太・・・渡辺謙

ほか。

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映画『ラヂオの時間』あらすじ

ラジオ曲のラジオ弁天の収録スタジオではラジオドラマのリハーサルが行われています。ストーリーが終わり最後にナレーターがドラマスペシャル『運命の女』とタイトルを告げ、出演者の名前と作者である鈴木みや子の紹介をして、リハーサルは無事に終了となります。

スタジオには出演者の千本のっこ(戸田恵子)、浜村錠(細川俊之)、広瀬光俊(井上順)、野田勉(小野武彦)とナレーターの保坂卓(並樹史朗)、プロデューサーの牛島龍彦(西村雅彦)、アシスタントプロデューサーの永井スミ子(奥貫薫)、ディレクターの工藤学(唐沢寿明)、効果マンとして活躍する大田黒春五郎(梶原善)、ミキサーの辰巳真(田口浩正)、千本のっこのマネージャーを務めている古川清十郎(梅野泰靖)、そしてこのラジオドラマの脚本を担当している鈴木みや子(鈴木京香)がいました。

プロデューサーの牛島はディレクターの工藤にいいじゃないかと感想を告げ、脚本を書いたみや子にも労いと本番はもっといいものになると声を掛けました。そして牛島は出てきた出演者の面々にご機嫌を取るように話しかけていました。

千本のっこは少し不機嫌そうにしていて、牛島はのっこの芝居が良かったと伝え、みや子ものっこを褒めますが、のっこは憮然としています。野田勉などの出演者はもっとこうした方がいいかなとみや子に話し、みや子はいいと思いますと肯定ばかりしていました。

ナレーションを担当している保坂卓は台本で気になる箇所がいくつかあるとプロデューサーの牛島に声を掛けます。出演者の広瀬光俊は小腹が空いたのかアシスタントプロデューサーの永井スミ子に何かないかなと尋ねています。牛島は慌てて一万円札を取り出しスミ子に渡し買いに行くように指示しました。同時に用意しておくのが常識だろと嗜めました。

脚本に対して指摘があるというナレーション担当の保坂の話を牛島とみや子が聞きます。保坂はみや子の脚本の出来栄えを褒めたうえで、言葉の使い方について指摘を始めました。「上を見上げた」というセリフに関して重複になってしまっていると指摘し、みや子はこれに対して「でも言うじゃないですか」と反対意見を述べますが、保坂はみや子の意見を否定し次の指摘を続けます。そしてセリフを変えさせて頂きますと一方的に決定してしまいました。牛島はみや子に助け船を出してくれるわけでもなく清掃している人間に怒っていました。

買出しに行っていたスミ子が戻ってきました。スミ子はたくさんの食料を買ってきました。ディレクターの工藤はスミ子に片付けの指示を出すと効果担当の大田黒と将棋に熱中していました。

みや子は保坂からの指摘を受け終わりましたが納得できないところがあり態度にも出ていました。牛島はみや子に対してラジオドラマの良さを訴えてテレビドラマには出せない良さがあると説明しました。みや子は牛島になだめられ自分の気持ちに折り合いをつけます。スタジオに戻る途中に牛島は放送作家のバッキーさん(モロ師岡)をみや子に紹介しました。

牛島にのっこのマネージャーの古川から電話が入ります。牛島はそそくさとのっこのマネージャーに会いに行きます。みや子はスミ子から脚本を褒められます。スミ子は思わず泣いてしまったらしくいい話だと絶賛しモデルは誰かいるのかもしかして自分ですか?とみや子に質問します。嬉しそうなみや子でしたがディレクターの工藤が言葉を挟みます。工藤は『ああいうのいい話っていうんだぁ」と否定的な言葉を吐きます。みや子はスミ子の質問にモデルは自分じゃないと否定します。工藤は言葉を続け「このシナリオコンクール、応募してきたのこの人だけだったみたいよ」と裏事情を話しました。みや子はシナリオコンクールに応募して一位となって今回のラジオドラマの科脚本に抜擢されていました。もちろんみや子にとって自分の書いたものがラジオドラマになるのは初めてのことです。事実を聞かされたみや子は少なからず落胆します。

一方のっこのマネージャーの古川に呼び出されていた牛島は古川からのっこが演じるヒロインの律子という名前を変えてほしいと言われます。なんでも律子という名前はのっこにとってまずいらしいのです。牛島はスタジオに戻ってきます、牛島の様子を見てみや子が心配しますが牛島はみや子に対して「先生には関係ないことです」ときっぱりと言います。ぶつぶつと「冗談じゃない」と言っていました。

そこにお偉いさんの堀ノ内修司(布施明)が現れました。牛島は早速のっこが自分の役名を変更するように要求していることを相談します。堀ノ内は迷うことなくのっこの要求を呑むように牛島に言いました。

みや子は脚本家のあいさつの録音を行っていました。緊張して当たり前の中見事に緊張したみや子の声は完全に上ずっていました。工藤は指示を出しながら対して力を入れずにこのコメント収録を終えました。コメント録音を終えたみや子に牛島がのっこの役名を変更できないかと相談します。いくつか候補の名前を挙げる牛島でしたがこだわりのあるみや子はこの案を拒絶しました。しかし牛島もそのままというわけにもいかず、仕方なくみや子に内緒でのっこの役名をメアリージュンに変えてしまいます。他の出演者にのっこの演じるヒロインの役名がメアリージュンに変更になったと牛島は告げます。しかし今度はそれを聞いた浜村が異を唱えます。浜村はノッコ演じるヒロインの相手役なのです。『どうしてヒロインの名前がメアリージュンで私の名前が寅造なんだ』と声を上げます。もっともな意見です。さらにのっこだけが楽屋が別で自分たちが大部屋なことにも怒ります。そんな浜村を広瀬がなだめますが浜村の怒りは収まらず自分の役名も外国人に変えるように要求しました。

牛島は困り果てますが従うしかないと思い、役者という人種はなんてわがままなんだと愚痴を言いながら、思い切って設定を外国にしましょう!もともと熱海の設定だったのをニューヨークに変えようと提案します。みや子はあまりに唐突な提案に驚愕します。しかしみや子は仕方なくこの設定変更を受け入れ考えるために時間をもらい自身の夫に電話をしました。牛島はみや子は素人の脚本家なので急な条件変更には対応できないだろうと思い、自分で役名などを勝手に考えてスミ子に準備を進めさせました。

一生懸命に考えたみや子でしたがどうしても物語に無理が生じると訴えます。物語の主人公はパチンコ屋でアルバイトをして恋に落ちるのにニューヨークにパチンコ屋はないですよねとみや子は牛島に詰め寄りました。みや子の脚本をバカにしていた工藤も「おかしなことになってくる」とみや子の味方をしてくれます。

牛島は再び困り果て堀ノ内の元に相談に行きます。堀ノ内は牛島とのっこの楽屋に行き元スターのわがままを発揮しているのっこの説得を試みます。牛島にのっこのマネージャーの古川が話しかけてきてのっこの新曲のCDを渡してきます。のっこはさらに無茶な要求を突き付けてきました。自分の役柄をやり手の女弁護士に変えてほしいと言ってきたのです。しかもこの要求を飲むことになり、牛島は堀ノ内に頼まれてこの提案を形にしなくてはならなくなってしまいます。牛島は放送作家のバッキーさんのところに行き、こんな頼みを可能にできるのはあなたしかいない!と4分という時間で設定を女弁護士に変えてほしいと頼みます。バッキーはこの無理難題を引き受け台本をせっせと書き直しました、大急ぎでスタジオに戻ってきた牛島とバッキーさん。牛島はスミ子に指示を出しバッキーさんが書き直した台本をコピーさせます。何事かと駆け寄ってきたみや子に対して牛島は役名がメアリージュンになったことと女弁護士になったこと、そして設定はやはりニューヨークになったことを告げます。そしてこちらで台本は直させてもらったと話しました。みや子はさらに驚愕します。

そして台本をコピーしたスミ子が他の出演者に配ると、他の出演者も女弁護士などの設定変更に驚きます。浜村はマイケルピーターという役柄になり、広瀬はハインリッヒ、野田の役名はマルチン神父になっていました。のっこのあまりのわがままぶりに堪忍袋の緒が切れた浜村は呆れ果て帰らせてもらうと牛島に告げます。牛島はテンパり5分だけ時間をくれと浜村をなだめました。

牛島はもはやのっこのところには行きませんでした。スミ子に俺は好きでこんなことをやっているんじゃないと嘆きました。5分が経ってしまったので牛島は仕方なく浜村のところに戻ります。浜村は牛島に対してさっきはカッとなってしまったと話し、しかし村の漁師じゃ女弁護士と釣り合いが取れない、私はパイロットでいきますと牛島に告げました。牛島はまたもやうろたえますが浜村が降板しないことになりひとまずスミ子と喜びを分かち合います。

スタジオでは新しい台本に目を通した工藤が「これは複雑すぎる!」と難色を示していました。しかしバッキーさんは効果音にこだわりを見せ始めていて聞く耳を持ちません。マシンガンの音が必要だと大田黒に指示を出します。大田黒は急いでマシンガンの音を調達しにいきました。みや子は呆然と立ち尽くしています。工藤はみや子に対して「ここにいる奴らは誰もいい作品を作りたいなんて思ってない。人を感動させたいならこの仕事は辞めた方がいい」と語りました。そこにみや子の夫である鈴木四郎(近藤芳正)がスタジオにやってきました。四郎は赤いバンダナを持ってきていてみや子に渡します。みや子は牛島に赤いバンダナを見せながら、脚本を書くときはこの赤いバンダナを巻いて書いているんです、でももう手遅れですねと話しました。そんなみや子に対して牛島はこれ以上は一語一句変更させない、アドリブも禁止しましたからとみや子に話しました。牛島は忘れていたのっこの新曲のCDを思い出し工藤にラストにこの曲をかけるように頼みました。工藤は断固として嫌がりますが牛島に押し切られました。

いよいよ生放送が始まる時間となります。出演者たちは続々とスタジオに入ってきました。午前0時となりナレーションの保坂が喋りだします。ドラマタイトル『運命の女』を告げ、脚本を書いたみや子を紹介しみや子の録音した上ずった声のコメントが流れます。夫に聞かれてみや子は恥ずかしそうにしています。そのころバッキーさんが欲しがっていたマシンガンの音を探しにいった大田黒が戻ってきますが、大田黒は音源が見つからなかったことを報告します。工藤はコメントの後に番組のテーマ曲を入れることにしてマシンガンの音をどうするかを打ち合わせました、するとスミ子が守衛の伊藤万作(藤村俊二)が元効果マンであることを思い出し、工藤と大田黒は万作のいる守衛室へと急ぎました。工藤と大田黒の頼みを断る万作でしたが、工藤がなおも食い下がると「マシンガンにもいろいろあるからね。お好みは?」とやる気を見せます。そして自分で音を作る方法を教えてくれました。アドバイスを受けた工藤と大田黒は急いでスタジオへと戻りました。

大田黒が音を作る準備をしているとミキサーの辰巳が突然口を開きます。マシンガンと言えばシカゴだと言い出したのです。辰巳の意見は採用され舞台はニューヨークからシカゴへと急遽変更されました。保坂のナレーション始まりと同時にピスタチオを缶に落とす大田黒。しっかりマシンガンの音に聞こえて大成功です。のっこの女弁護士の裁判シーンが始まりますが被告人を演じているバッキーさんは一人で熱くなっていてアドリブを喋りまくっています。工藤が時間を気にしておしていることを報告します。なぜか古川が野田演じるマルチン神父のシーンをカットすることを提案し、なぜかその案が採用されます。

コマーシャルを挟みドラマは続きます。ハインリッヒが中古車販売で働く男だというナレーションを聞いたみや子の夫の四郎はみや子にいろいろ教えたのにと悔しがりました。四郎は中古車販売の仕事をしているのです。そんな四郎にスミ子がヒロインは元々女弁護士ではなくパチンコ屋のアルバイトの設定だったと話すと、四郎はみや子が元々パチンコ屋でアルバイトしていたことを驚きながらスミ子に教えました。

物語はなんだかんだ進んでいきます。マルチン神父のシーンがカットになったことを伝える牛島、みや子はそうなると台本も修正が必要だと台本を書き直しはじめました。

しかしナレーターの保坂が重大なことに気が付きます。物語には海が出てくるのにシカゴには海がないのです。大元は海で遭難したヒロインが寅造と出会う設定なのです。思い付きで変えている設定が仇となり、これはまずいとみんなでどうしようかと話し合います。

バッキーさんが案を出します。ダムを決壊させるというものでした。工藤と大田黒は再び守衛室に行き万作にダム決壊の音のアドバイスを求めますが、万作は昔は全部自分たちで作らなければならなかった。自分たちで考えたんだと工藤たちに告げました。工藤は「そんなこと言っている場合じゃないんだよ!」と万作にすごみ、ダム決壊の音のアドバイスを受けました。急いでトイレに行きトイレを流す音を録音しました。

その間に牛島は海で2人が出会うシーンがなくなり、山道で迷ったメアリージュンがダムの決壊に遭遇するというスペクタルに変更になりましたと出演者たちに告げました。音作りにはまだ時間がかかっていて、ベテランの広瀬は時間をつないでくれと頼まれてハインリッヒの過去を延々と説明しました。

音が何とかそろいヒロインたち2人が出会うシーンになります。そして用意したダム決壊の音と豪雨の音は成功し、いよいよ2人が出会い浜村がセリフを言いました。しかし浜村はこの自己紹介のセリフの自分の名前をドナルドマクドナルドと言ってしまいます。さらにパイロットだよと言ってしまった浜村。浜村の演じる役の名前はマイケルピーターだと思っていたのっこはCM中に激怒、覚えられないと牛島に文句を言います。牛島は浜村さんが勝手に・・・と言い訳をしつつも浜村のところに向かいます。すると浜村は完全に開き直っていました。生放送で言ってしまったものはもうどうしようもありません。これでいくしかないと結論を出しますが浜村はパイロットと言ってしまっていて、山の中になぜパイロットがいるのかと疑問が出てきてしまい急遽台本を書き直します。バッキーはドナルドマクドナルドの乗っていた飛行機がハワイの上空で行方不明となりドナルドマクドナルドの死体も発見されていないという設定を考え出します。そしてその方向で台本を書き始めました。これによりマルチン神父のシーンがさらに減ることになってしまいます。マルチン神父のシーンは1シーンだけとなり、みや子はその1シーンをマルチン神父の印象を強く残すものにしてくれと牛島から頼まれます。みや子も執筆に入りました。

ナレーターの保坂がメアリージュンが家族を捨ててドナルドマクドナルドと共に生きることを決断したと喋ると、このラジオドラマを運転しながら最初から聴いていたトラック運転手の大貫雷太(渡辺謙)は悔しそうにバカっと呟きました。結構ドラマに入り込んでいます。

ストーリーを聞いているうちに四郎は自分たちのことを書いたのではと感じてきてみや子に尋ねます。みや子は仕事中だからとはぐらかして四郎から離れました。

ドラマはさらに展開を見せ、ハインリッヒと別れたメアリージュンがドナルドマクドナルドと共に生きる者の、メアリージュンに届いた電報にはドナルドマクドナルドがハワイ上空で飛行機ごと消息を絶ってしまったことが書かれていました。のっこ演じるメアリージュンが悲しみに暮れるシーンでCMになります。

スミ子はには一つ気がかりなことがあり牛島にそのことを相談します。スミ子が気にしていたのはスポンサーでした。牛島はスミ子に指摘され航空会社がスポンサーに入っていたことを思い出します。飛行機事故の話はヤバすぎます。案の定堀ノ内から連絡が入り、航空会社からすでにクレームが入っていることを知らされます。しかも相当怒っているとのことでした。当たり前です。牛島はもうだめだと落胆しますが、ここでバッキーさんが新たなアイディアを思い付きます。パイロットでも宇宙のパイロットにしてしまおうというものでした。牛島はハワイ上空の宇宙ならハワイ上空に嘘はないと強引に結び付け、バッキーさんは再びペンを走らせました。宇宙となるとまた新たな音が必要になります。工藤と大田黒は再び守衛室に走り出しました。万作の知識は半端じゃなく掃除機を使って音を作り出すアドバイスを与えてくれます。

CM中に出演者にバッキーさんの書いた台本を渡していると、マルチン神父のシーンを書き終えたみや子がやってきて宇宙でドナルドマクドナルドが行方不明になる設定を始めて耳にしました。みや子はドナルドマクドナルドがみや子の元に帰ってこないのは絶対にダメだと言い、ドナルドマクドナルドとメアリージュンは絶対に一緒にならなきゃダメなんですと強く訴えました。工藤はこのみや子の意見を擁護してくれます。牛島はバッキーさんのせいにしてバッキーさんと言い合いになります。そこにのっこが口を挟んできました。のっこはメアリージュンはドナルドマクドナルドがいなくても一人で生きていけるとみや子の思いと逆のことを言いだし、それを聞いた堀ノ内は時間がないからもうそれでいこうよと提案。牛島もこの案に乗るしかありませんでした。

この展開にドナルドマクドナルドを演じている浜村も怒ります。そして工藤はみや子に対して我慢してくれるように頼みこみます。しかしみや子は頑として譲らず自分には次はないんです!と語気を強めます。そんなみや子に対して保坂がいい加減自分とヒロインを重ねるのはやめてもらいたい、振り回されるこっちの身にもなってくれと言い放ちます。みや子は激高し寄ってたかって自分たちの都合で台本を変えているのはどっちですか!と怒りました。出演者たちは何も言えなくなりスタジオは沈黙に包まれます。気まずい空気が流れる中で、出番を減らされ続けているマルチン神父役の野田が口を開きます。野田は自分たちにとっては100あることの1つかもしれないが、この人(みや子)にとっては一生に一度のことだ。それにこの本に悲しい結末は合わない、それにマルチン神父も忘れないようにと言葉を続けました。みや子は牛島にどうしてもお願いしますと頼みますが牛島は首を縦に振りません。理由を聞かれた牛島は千本のっこが嫌がっているからと言いました。みや子はキレてしまいます。配線をハサミで切り収録スタジオに鍵を掛けて閉じ籠ってしまいました。お願いですから台本通りにやってください!!と叫ぶみや子に対して牛島は作品つくりの難しさを滾々と説明します。満足する作品なんてなかなか作れなくて妥協の上に成り立っていると。でもいつかはそれでも満足のいく作品ができると信じてはいる、でも今回は違った。ただあなたの名前は読み上げます、これは紛れもなくあなたの作品だから。とみや子に話しました。

牛島の話を聞いたみや子は帰ろうとします。しかしそんなみや子を浜村が引き止めました。帰ったらあなたの負けになる。作家の端くれなら最後まで聴いていくべきだとみや子を説得しました。

出演者が収録スタジオに入り再開となりますがここで工藤が牛島に意見します。工藤はこれ以上台本を変えたらあの人の本じゃなくなってしまうと牛島に言い口論となります。牛島は言う事を聞かない工藤をクビにしてしまいます。代わりにミキサーの辰巳が工藤の代わりを務めることになります。工藤は怒りスタジオを飛び出していきました。

放送はコマーシャルが長く続いてしまいトラック運転手の大貫は業を煮やしチャンネルを変えようとしますが寸前でドラマが再スタートしました。ドナルドマクドナルドが宇宙で行方不明になりました。浜村は自分のラストシーンを終えると仕事を終えたため帰って行きました。

しかしスタジオの外でどうにかならないかと考えていた工藤が動きます。工藤は大田黒と辰巳とスミ子と連絡を取り合える形を整えてアイディアを伝えます。そしてみや子とバッキーさんと広瀬にも連絡を取り、保坂にも伝えます。大田黒は帰宅しようとしている浜村を捕まえて強引にスタジオに引き戻しました。工藤はドナルドマクドナルドを生還させようとしていました。のっこは悦に入って自分の思い通りになった台本のセリフを読んでいました。ハインリッヒとの別れのシーンでみや子の夫の四郎がいきなり声を出してしまいます。四郎の「わがままだ!」というセリフに反応したのっこが「誰?」というと四郎は収録マイクの前に行き「こんにちは、ジョージです」と話し始めました。広瀬は慌てて四郎を引き戻します。しかしハインリッヒが車で湖に飛び込んだというナレーションを聞いた四郎は再び「ハインリッヒー!!」と声を出してしまいます。広瀬は台本で四郎の頭を叩いて制止しました。守衛の万作も守衛室でこのラジオドラマを聴いています。

大田黒が浜村をスタジオに連れてきて、辰巳は牛島を押さえつけました。そこへ工藤がスタジオに戻ってきました。工藤は責任は僕が取りますといってドラマの指揮をスタートしました。ナレーターの保坂は台本を投げ捨てアドリブを開始します。本気を出していて上着も脱ぎ捨てていました。保坂は大空の彼方から飛行物体が!と叫び、一人の男がまたがっていてそれはドナルドマクドナルドであった!とナレーションを入れました。浜村は強引にマイクの前に連れて来られました。のっこはもちろんご立腹です。保坂はナレーションを続けます。「ドナルドが大地に降り立った!そして愛しい人の名前を叫んだ!」とナレーションを入れます。しかし浜村はマイクから逃げ回っています。みんなで協力して浜村をなんとかマイクの前に立たせました。ついに浜村は言葉を発しました。「メアリー、メアリージェーン」と。今度はのっこの番です、すっかりへそを曲げたのっこを今度は広瀬がマイクの前に連れてきます。みんなが固唾をのんで見守る中、のっこは「おかえりなさい」とセリフを言いました。安堵するスタジオの人間たち。トラック運転手の大貫は涙を流して感動しています。工藤は台本の55ぺージに戻ったことを確認し、ラストシーンの花火のシーンになります。しかしなんと機械トラブルで花火の音が出なくなってしまいます。するといつの間にか収録スタジオに来ていた守衛の万作が50円玉をあるか確認し、お手製の花火の音を見事に作り出してくれました。最後についに野田演じるマルチン神父のシーンが来て、野田が渾身のセリフを言い、ドラマは終了しました。

怒涛の生放送が終了しました。問題を起こし続けた張本人の千本のっこはなんだかんだで面白かったわねと満足そうにスタジオを後にして車で帰って行きました。守衛の万作は工藤に次はラジオドラマをいつやるのかと尋ねていました。機械にあんまり頼っちゃだめだとアドバイスもしていました。

みや子は四郎と話していました。みや子は今の暮らしで幸せだと四郎に告げ四郎はみや子のおでこにキスしました。そしてみや子は身を呈して台本を守ってくれた工藤にお礼を告げました。そしてみや子は堀ノ内から続編を依頼されたと工藤に話し、ディレクターは工藤さんにお願いしたいと告げました。工藤は「台本を読んでからだな」と言葉を残し去っていきました。

工藤は牛島に自分の行動を謝罪しました。牛島は工藤を許し明日始末書を持って来いと告げます。そして牛島は俺はいったい何がやりたいんだとぼやきます。そんな牛島に対して工藤は自分で言ってたじゃないですかと言葉をかけて帰って行きました。

ラジオ局の駐車場に突然一台のトラックが入ってきます。運転手の大貫は牛島たちを見つけると感動したと言って泣き崩れました。

続編の話をしながらラジオ局を後にしました。

映画『ラヂオの時間』感想・評価

この『ラヂオの時間』ですが、やはり三谷幸喜さんのコメディセンスは半端じゃないなと思い知らされます。といか舞台の上演中とか間違いなく爆笑だっただろうなと思います。ワードセンスも最高ですし、絡み合うストーリー展開は相変わらず秀逸だし、そしてキャスティングもこだわりを感じるキャスティングでもう言うことなしの素晴らしい映画です。

書いていても何度か笑いが込み上げてきてしまいました(笑)そして『ラヂオの時間』は笑いだけではなく感動ももちろんですし、信念の大切さであったりいろろなことも教えてくれる映画です。唐沢寿明さんがかっこいいんです。個人的には工藤が一番好きです。ただ牛島演じる西村雅彦さんは引くぐらい演技上手いなって心から思わされましたが。本当にうまいなぁと思ってしみじみ観てしまうほどです。

おすすめ映画です。ぜひ。

映画『ラヂオの時間』

 

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