THE ENTERTAINMENT DIARIES

はじめましてM&Oです。フリーランス。独自の視点でエンターテインメントの表と裏を綴ります。

吉本興業のギャラが話題の中で俳優のギャラ事情を話します

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 follow us in feedly

ギャラ配分9:1は確かに厳しい

こんばんは、M&Oです。

今回は芸能界のギャラについて書いていきたいと思います。

以前にも俳優のギャラ事情の記事を書いたのですが、出来るだけより詳しく書いていこうと思います。

世間では吉本興業と所属芸人のギャラの配分が話題となり問題視されています。また契約書の問題も取り沙汰されています。

先に個人的な吉本興業の体制の話をしますと、事務所:芸人で9:1というのは実際かなりエグいと思います。というか普通に考えて有り得ない比率です。100万円の仕事をしても10万円、さらに源泉も引かれるわけです。凄まじいですね。それならば契約しなきゃいいじゃんと思うのですが、契約書などがないとのことなので、ギャラの分配も明確にされていないでしょうし、契約書がないのでは訴訟も起こさないのではと思います。法律は全然明るくありませんが。個人的には『ギャラの配分も明確になっていない状態でよく契約するなぁ』と思うのですが、契約してないんですよね。じゃあよくそんな場所で働くなぁと思うのですが、やはり吉本興業という看板が大きいからそんな問題提議もできないのかもしれませんね。その時点でもう対等の関係ではありませんよね。主従関係に見事になってしまっている気がします。多分芸人サイドもダウンタウンとか明石家さんまさんとか、千原ジュニアさんとか売れている人たちがいい暮らしをしているのを見て、『売れればああなれる』という気持ちであまりよく考えずに活動を開始してしまうのではと思います。そしてその気持ちもよくわかります。そもそも吉本興業=ギャラが安いというのはそれなりに昔から有名な話なので、覚悟の上で入っているのではないのかなぁとも思います。バイキングの小峠さんなんかは元々吉本興業いてソニーに移籍して、ブレイクしてかなり稼いでいるはずです。やり方に納得ができないならこのような道を辿ればいい気もするのですが、そうすると圧力や忖度という話が出てきます。契約してないなら辞めること自体は簡単そうですが。明確ではないのは売れれば売れるほど芸人のギャラの配分の割合が上がっていくのかという点です。第一線にいる吉本興業の芸人さんたちは結構稼いでいるように見えるので。契約更新をするわけでもなさそうなので、それも暗黙の了解なのだろうかと疑問です。

俳優であれば契約更新の際に割合を上げてくれという話をできるところも多いです。僕自身役者時代はあげてもらった経験があります。もちろんいろんな事務所があって、大手でも安くて有名な事務所もあります。そういった場合はギャラが安い分その俳優のために動く事務所スタッフが多くいたりして、売るために動いてくれているという事情の場合もあります。その分人件費に使っていますよという事ですね。

ただそれにして9:1というのは僕は俳優仲間から聞いたことがありません。未払いというのは聞いたことありますが、これはもう事務所が潰れる前兆なので例外ですね(笑)

f:id:myprivatecomedy:20190725232350p:image

俳優のギャラの基本的な配分の割合

俳優と事務所のギャラの配分は僕の知っている限りは基本的に事務所:俳優では5:5もしくは6:4か逆の4:6。そして7:3もしくは3:7という割合かなと思います。僕は基本6割もらっていて、自分で取ってきた仕事に関しては7割をもらっていました。事務所によってはさらに交通費をどうするかなんて話もあったりもします。僕は交通費はもらう契約だったことはありませんでしたが・・・。

1番割合を多くもらっている役者では8割もらっている人だったと思います。ただ舞台系の俳優などは自分の地位を確立して安定してオファーをもらえるようになると、フリーで活動する人が多いので、そういった人達がやはり1番多くもらっています。10割ですからね(笑)源泉は変わらずもちろん引かれますが。ただ営業もマネージメントもすべて自分なのでもちろん大変ではありますが。あとフリーだとドラマや映画系にはなかなか出演の機会を得られないので、ドラマや映画出演の機会を求めるならばフリーは本当に有名にならないと難しいと思います。舞台系は少し緩いのですが、ドラマや映画などは信用がかなりないと個人で契約してもらうのは難しいと思います。

そんな感じなので話題となっている事務所が9割で芸人が1割というのは、かなり厳しいという印象です。というか僕は絶対嫌です。例えば一ヶ月拘束の舞台に出演してギャラが100万だったとしても、1割の10万円しかもらえなかったら普通にどこかからお金を借りなければやっていけません。個人的には絶対嫌だなぁと思ってしまいます。

しかし駆出しの頃の舞台出演などはノーギャラということも多々あります。それどころかチケットノルマがあって規定の枚数を捌かないと自腹でそのチケットを買い取りなんてこともあります。それでも舞台に出演したいという俳優は存在するのです。余談ですが役者がチケットノルマを課せられて行う公演は面白くない場合が多いのが現状です。たま~におもしろいものもありますが・・・チケットを売らなければいけないということには理由があるのです。このノーギャラに等しい状態が長期に渡って続くとなると、かなり大変であることは目に見えています。

ただだからこそ頑張るという事も確かにあるんですよね。上に行かなきゃ、こんな状態から抜け出したいという思いが活力になっていることも確かにあるんです。難しいところです。

ともかく俳優は基本的に上で書いたような割合が基本的に多いです。吉本興業の9:1という割合は噂では昔から耳にしていましたが、本当だったと考えると、さすがにきついなぁと思います。でも何より問題なのは辞めた後に普通に活動できない可能性があることですよね。だってそうじゃなかったら他のお笑い芸人の事務所に移籍すればいい話ですから。そういった動きができない事情が非常によろしくないのではないかと思います。変わりそうで変わらない現実・・・。                              

                              M&O