THE ENTERTAINMENT DIARIES

はじめましてM&Oです。フリーランス。独自の視点でエンターテインメントの表と裏を綴ります。

俳優とは一生就職活動をする仕事

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俳優とはいつになっても安心できない職業

こんばんは、M&Oです。

今回は俳優の仕事について書いていきたいと思います。

俳優になりたい人も、俳優としてなかなか食えていない人もこのブログを読んで下さっているかと思います。そうではない人も『そうなんだ~』ぐらいに思って読んで頂ければと思います。

世間では俳優は食えない、俳優で生活できるのは一握りだ、と思っている方々がほとんどだと思います。M&Oは運よく俳優として生活できていましたが、謙遜でも何でもなく、本当に運が良かっただけと思っています。

なぜなら僕なんかよりも演技も上手くてアルバイトをしなければいけない俳優は本当にたくさんいたからです。演技が上手いだけでは陽の目を浴びることはできないのです。もちろん他の職種でも実力のある人が必ず上に行けるかというとそんなことはまったくないと思いますが、俳優という職業はそれが顕著に表れる職業ではあると思います。

ではM&Oがそれなりに俳優で収入を得て、『これで安泰だぁ』と思っていたかと言えば全然そんなことはありません。むしろいつ仕事がなくなるか、いつ収入が途絶えるかという不安を少なからず心のどこかに持っていました。これも他の職業でも同じことが言える事かもしれませんが、完全歩合制でやっていると給料制でやっている人よりのその不安はどうしても多くなります。もちろんそれを持続するために、さらに上を目指すために頑張るわけですが、サボってしまって、調子に乗ってしまって仕事を失ってしまう人も確かにいますが、そうではない場合も大いにあります。年齢を経るごとにうまくシフトチェンジをできない俳優などは明らかに仕事が減っていきます。

収入面も一気に大金が入ることもあれば、全然収入がない月もあったりします。長期の撮影や舞台に入ってしまえばその仕事が終わるまでは収入がないわけで、さらにギャラの入金というのは基本的に3か月なので、そんな時は経済面でかなりまずいことにもなります。今思えば『よくやれていたなぁ』と思う事もあるぐらいです。クレジットカードで支払いをして、ギャラが多く入ったら一気に支払うなんてことも日常茶飯事でありました。金銭面でもそんな状態なわけですが、さらに仕事面でもオファーが来ないという恐怖もあります。『あれ?随分マネージャーから連絡がないなぁ』なんて時は当たり前ですが不安になります。

オファーで仕事を頂ける時もあれば、オーディションで仕事を得る時ももちろんあります。このオーディションというのは言ってみれば就職活動のようなもので、仕事を得られるかどうかがかかっているわけで、当たり前ですがオーディションにいっても1円も稼げません。最終候補の2人に残ろうがもちろん関係ありません。仕事をしてギャラをもらえるのは選ばれたただ1人だけです。

新人の頃はすべての仕事がこのオーディションからになります。売れている俳優がその事務所にいるならばバーター(抱き合わせ)という形で出演させてもらえますが、現場で評価されなければ次はありません。

新人の頃は嫌というほどオーディションを受けるわけですが、すべて受かるとかほとんど受かるなんて人はまずいません。役柄のイメージもありますし、現在売れている人たちでもオーディションにはかなりのかなりの数落選しているはずです。実際インタビューなどでも見掛けます。

そしてやっと仕事を得られるようになってオファーもそこそこもらえるようになっても、いつこの状態に戻るのかわからないのです。現場で評価され『こいついいな』と思われてリピートされなければ仕事は途端になくなってしまいます。

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俳優に安心できるボーダーラインはない

どこまでいけば、どこのレベルまで行けば安心できるラインというのは俳優には存在しません。少し種類は違いますが、売れている有名俳優であったとしても、今度は自分の出演作の興行収入や視聴率、そして舞台やミュージカルのチケットの売れ行きなどのプレッシャーが覆いかぶさってきます。僕は経験ない種類のプレッシャーですが、このプレッシャーは相当なものだと思います。だから売れている俳優は僕は素直にスゴイと思っています。そのプレッシャーを顔に出さずに活躍しているのをみると素直に尊敬します。

俳優で生活できるようになったと思ってもすぐに再びアルバイト生活に逆戻りなんてこともたくさんあります。M&Oも二回ほど経験しています。『マジか。いけると思ったのにな』なんて悔しい思いもしてきました。続けていたら再びそんな生活に戻っていた可能性も大いにあると思います。

ずっと就職活動です。短期で会社に入って給料をもらって退職してまた入社試験を受けて短期で働くといった感じです。

そんなの嫌だなぁと思った俳優志望の人がいたら、こういうこと言う事は滅多にないのですが、やそう思うならめておいた方がいいと思います。それでもやりたい!と思っている人たちが蠢いている世界なのです。みんな誰かに命令されてやっているのではなく、好きでやっているのです。何より好きなことだからやっているのです。

今はどこの会社でも仕事を失う危険はあると言われていますが、当たり前ですが失業手当みたいなものもありません。フリーランスでやられている方々は似ている境遇だと思いますが。

ただ、今はネットでも動画を配信したりと個人でいろんなことをできる時代です。俳優も俳優1本にこだわることなく多岐に渡って仕事をしていい時代というか、できる時代だと思います。変に固執せずに、いろんな事をやっている中でその中に俳優業も入っているという時代が来るかもしれません。しっかり努力している人であればそれがいいと思いますし、精神的にも健康的なんじゃないかなぁと思います。あのホリエモンも俳優の下積みしている人ってすごいよね、と仰っていました。ただ尊敬はできないけど、とも仰られていましたが。

やりたい事をやるのが一番いいことだと思います!そしてその中でオリジナルな方法で取り組んでいくのがいいかと思います。一点だけに向かうのもいいですが、視野を広げて派生させることもこれから特に必要になっていく気がします。

                               M&O