THE ENTERTAINMENT DIARIES

はじめましてM&Oです。フリーランス。元俳優が俳優の目線で綴るエンターテインメントの表と裏

俳優・女優の仕事のもらい方 俳優・女優自身に仕事を選ぶ権利はある? M&Oの質問コーナーのお答え

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 follow us in feedly

俳優・女優の仕事は基本的にマネージャーが取ってくる?

こんばんは、M&Oです。

今回はM&Oの質問コーナーに寄せられたご質問にお答えしていきたいと思います。

引き続きご質問ありがとうございます!まだまだ受け付けていますのでどうぞお気軽にご質問ください!

www.myprivatecomedy.net

M&Oに答えられることであればお答えさせて頂きますので!

 

今回のご質問はアンドレさんから頂きました。ありがとうございます!!

今回のご質問は

『楽しく拝見しています。役者の方がドラマや映画、舞台に出演するのは、マネージャーさんの営業があると思いますが、それ以外にも、直々に監督からオファーされる事もあるのでしょうか?

また、役者の方は、出演するかしないかを決めるため、事前に台本を読んだりできるのでしょうか⁇ 教えたください!』

というご質問を頂きました。ありがとうございます!!なかなかこれも見えないところですよね。それではM&Oなりに赤裸々にお答えさせて頂きます。

 

アンドレさんの仰るように、俳優・女優の多くは事務所に所属して担当となったマネージャーが営業をしてオーディションや仕事自体を取ってきてくれます。新人の場合はいきなり仕事というよりかはオーディションを取ってきてもらうケースが多いと思います。また俳優や女優がマネージャーの営業に同行して顔見せするといったことも全然あります。

それ以外に、直々に監督からオファーが来ることはあるのでしょうか?というご質問ですが、これは全然あります。キャスティング(誰をどの役に起用するか)をする上では様々な忖度や昔からある風習などがあるのも事実ですが、監督というのはもちろん使いたい俳優にオファーを出すこともあります。しかし、これは必ずしも通るわけではなく作品の規模が大きくなればなるほど、いろいろと芸能事務所間の事情も入ってくるので主演などメインキャストに使いたい俳優を使うなどは難しいことも多々あると思います。映画監督はワークショップも行っていたりすることが多く、その中で光る才能を見つけた時は自分が監督する時に使いたいと思うのが普通だと思いますが、少しの出番の役で出すのがやっとということも多いです。映画に出資しているスポンサーの意向なども重要になってくると思うので。テレビドラマだと主演の俳優や女優が出演しているCMがそのドラマでよく流れると思いますが、そういうことなのです。テレビドラマのメインどころの役は監督の希望する役者を使うのは特に難しいのではと思います。

ただ監督が頑張って使いたい俳優をそれなりの役で作品に出して、そこから羽ばたいていくというケースもありますし、また監督としての地位を高く築いている人などは問答無用で自分の使いたい俳優を使えることもあると思います。これは舞台やミュージカルの演出家なども同じで、起用したい俳優や女優にオファーを出すことは全然あることです。ただ映画にしても舞台にしても芸術ではあるもののビジネスでももちろんあるので、できるだけ作品がヒットする形を取らねばなりません。いくら監督や演出家が『この役者を主演で使いたい』と希望しても、その役者が無名でキャリアもなかったらお客さんが来るかどうかが怖すぎてなかなか起用することは難しいと思います。昔は全くの新人を映画の主演に抜擢するって結構あったんですけどね、今は本当に少ないですし大きい規模の作品だとほぼないのではないでしょうか。日本人は作品よりも役者目当てで観に行く人が多いのでその影響も大きいかもしれません。もちろんそれは別に悪いことではありませんし、エンタメの歴史の中で製作する側が自ら招いた現状だと思います。

f:id:myprivatecomedy:20190620105234j:plain

役者は事前に台本を読んで出演するかどうかを決められるのか??

これに関してははっきり言ってケースバイケースです。M&O自身、役者の仕事を始めるまではハリウッド俳優のインタビューなどを読んでいると『つまらない台本ばかり送られてきてなかなか出演したい映画がないんだ』的な発言をしているのを目にしていたので『そういうものなのかぁ』と思っていたのですが、実際は最終段階に台本がオファーの段階で出来上がっていることは結構稀だと思います。ただもちろんオファーをしたり役者をキャスティングしなくてはいけないので台本はあるのですが『第〇稿』といった形です。

作品によってはオファーが来ている段階で台本が全然できていない時もありますし、前半部分だけ出来ているなんてこともあります。舞台は特に多い気がします、顔合わせのと本読みの日に初めて台本を読むなんてことも正直ありました。最終的な台本が出来ている場合も途中段階の台本だったとしても、基本的に役者自身でその仕事を受けるかどうかを選択する権利はあります。ただ若手とか新人とかだと事務所やマネージャーがすべて決めているというケースがほとんどではないかと思います。自分ではまだよくわかわからないという状態だと思いますし、選んでいる場合ではないといったこともありますし。第一線にいる役者さんたちは完全に台本などや企画書などを読んで断りまくっているはずです。スケジュールの問題も大きいのですが、確固たる地位を築いて仕事もセーブするレベルまで来ている役者さんはそうとう吟味して作品を選んでいるのではないでしょうか?

M&Oの経験で言うと、オファーの段階で読んだ台本と最終的な台本がだいぶ変わってるという経験もありました。それも一度ではなく。でも僕は生活するために来た仕事は基本的にありがたく頂戴していたので、台本がない状態でもオファーがあればありがたく頂戴していたので、『何番手の役です!』というだけでも仕事を受けていました。それを続けていたら何のために役者をやっているのか疑問になってきてしまったのですが・・・あ!暗い話をごめんなさい(笑)

今回のご質問はこういったお答えになりました、少しでもお役に立てれたならば嬉しいです!ご質問ありがとうございました!!

                               M&O