THE ENTERTAINMENT DIARIES

はじめましてM&Oです。フリーランス。元俳優が俳優の目線で綴るエンターテインメントの表と裏

絶対観るべき映画『笑の大学』あらすじ・キャスト・感想 役所広司・稲垣吾郎出演の抱腹絶倒の三谷幸喜脚本作品

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映画『笑の大学』概要・キャスト

こんばんは、M&Oです。

今回のM&Oの絶対観るべき映画シリーズは『笑の大学』です。

前回の映画紹介で三谷幸喜監督の『ザ・マジックアワー』をご紹介させて頂きましたが、

www.myprivatecomedy.net

今回は同じく三谷幸喜さん脚本の『笑の大学』をご紹介します。

ストーリーはもうさすが三谷幸喜さん!といった感じで安定の面白さなのですが、そんな脚本に加えて役所広司さんや稲垣吾郎さんなどの出演者が絶妙な演技で大いに楽しませてくれます。中でも役所広司さんの演技はやはり秀逸で、この人のコメディセンスは本当に抜群だと改めて思い知らされます。

それでは映画紹介です。

 

映画『笑の大学は2004年に公開された日本映画です。

上映時間は120分。

監督は星護監督

映画のほかにラジオドラマ、舞台版が存在している作品です。

 

出演は

向坂睦男・・・役所広司

椿一・・・稲垣吾郎

廊下の警官・・・高橋昌也

青空寛太・・・小松政夫

もぎり・・・石井トミコ

ロミエット・・・小橋めぐみ

ジュリオ・・・河野安郎

石川三十五右衛門・・・長江英和

貫一・・・眞島秀和

お宮・・・木村多江

大河原・・・八嶋智人

カフェ女給・・・加藤あい

劇団支配人・・・木梨憲武

ほか。

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映画『笑の大学』あらすじ

物語の舞台は第二次大戦中の日本です。

この時代、演劇はもちろん存在はしていましたが、上演するためには脚本を厳しい検閲に通す必要がありました。そして検閲官の中には今まで笑ったことがないとまで言われる超堅物の向坂睦男(役所広司)がいました。考え方も非常にまじめな検閲官で情に流されることもなく、向坂の検閲を通るのは至難の業でした。

劇団の座付きである劇作家・椿一(稲垣吾郎)は新作の喜劇の脚本を手に検閲にやってきます。検閲するのは難攻不落の検察官・向坂です。椿が持ってきた新作のタイトルは『ロミエットとジュリオ』という『ロミオとジュリエット』をパロッた作品でした。

案の定、台本に目を通した向坂はこの作品を認めません。どうしたらこの作品を上演できるのかとすがる椿に向坂は無理な注文を次々とぶつけます。

そもそもタイトルが気に入らない向坂は外国が舞台であることにケチをつけます。すると椿はタイトルを『貫一とお宮』に変えて再び向坂の元に台本を持ってきます。この情勢の中、なんとしても喜劇の上演を認めたくない向坂はさらに『お国のために』というセリフを3回入れろなど無理な要求を繰り出します。

きっと諦めるだろうと踏んでいた向坂の予想を裏切り、椿は次々と向坂の要求を盛り込んだ台本を検閲に持ってきます。向坂は心の中で要求を呑みながらも面白いものを書いてくる椿に感心してしまいます。そして向坂は段々と椿の書く台本に没頭し始め、より面白くするためにはどうしたらいいかを考えるようになり、実際に椿に対してアイディアを出すようになります。2人はいつしか協力して一つの作品を作り始めます。

しかし椿が国家批判を口にしてしまい向坂を怒らせてしまいます。

向坂はこれまでと違い声を荒げることなく冷徹な様子で椿に脚本から一切の笑いの要素を排除して書き直してくるように命じます。

向坂はこれで椿はもう検閲に来る事はないだろうと思っていましたが、椿は修正をした台本を持って現れます。

向坂が台本に目を通すと、台本にはこれでもかと笑いの要素が詰め込まれていました。向坂は台本を読みながら面白すぎると怒ります。笑いの要素があっては上演を許可しないとわかっていてなぜだと向坂は椿に尋ねます。

椿には召集令状が届いていました。

必ず生きて帰ってきてこの作品を上演するようにと椿に告げる向坂。椿は向坂に見送られ去っていくのでした。

 

映画『笑の大学』感想・評価

間違いなく面白い映画です。安心して、大船に乗ったつもりで楽しんでほしい映画です。

笑というものの崇高さを思い知らされますし、笑いの要素って人生にとって本当に大切だなぁと改めて実感させられます。

そして三谷幸喜さんの脚本は本当に面白いです。そもそもなんでこんな面白い設定が思いつくんだろうとそこからまずリスペクトしてしまいます。セリフ一つ一つも巧妙に書かれていて、もう本当に面白すぎだろって感じなのです。そしてその面白さを損なうことなく、むしろしっかり活かしてくれているのが役所広司さんと稲垣吾郎さんを筆頭にした出演者の皆さんなのです。役所広司さんはこういうコメディをやらせたらめちゃくちゃ上手いというのは百も承知でしたが、稲垣吾郎さんも見事にハマっていて役所広司さんとの絶妙のコンビネーションで楽しませてくれます。

それにしても役所広司さんの上手さといったらやっぱり異常といえるレベルなのです。リアル芝居だからこそ面白くて、コメディのお芝居のあるべき姿ってこうなんだと教えてくれているような演技を見せてくれています。個人的に特に好きなのは、笑いを必死にこらえている芝居と、思わず吹き出してしまう芝居です。しばらく思い出し笑いしてしまうぐらい面白いのです。一見の価値が間違いなくありますので、観たことない人は絶対に観ることをおすすめします。

映画としてももちろん本当におすすめの作品です。笑って泣けて『観て良かった!』ときっと思える映画です。是非!

 

映画『笑の大学

一人は笑いを愛した

一人は笑いを憎んだ

二人の友情が完璧なコメディを創り上げた。

                       M&O