THE ENTERTAINMENT DIARIES

はじめましてM&Oです。フリーランス。独自の視点でエンターテインメントの表と裏を綴ります。

絶対観るべき映画『金髪の草原』あらすじ・キャスト・評価 伊勢谷友介・池脇千鶴主演の犬童一心監督・大島弓子さん原作のファンタジー映画

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映画『金髪の草原』概要・キャスト

こんばんは、M&Oです。

今回のM&Oの絶対観るべき映画シリーズは『金髪の草原』です。

前回『俳優・女優名鑑シリーズ』で伊勢谷友介さんを紹介させて頂いたのですが、その際にこの『金髪の草原』のことも書かせて頂きまして。今回はその『金髪の草原』の映画紹介をさせて頂きます。

ちなみに伊勢谷友介さんの記事はこちら。

www.myprivatecomedy.net

映画『金髪の草原は2000年に公開された日本映画です。

上映時間は94分。

原作は大島弓子さんの同名漫画。

監督は犬童一心監督。『ジョゼと虎と魚たち』『いぬのえいが』『タッチ』『黄色い涙』『眉山~びざん~』『グーグーだって猫である』『ゼロの焦点』『のぼうの城』など話題作を監督しています。人間模様を描くのが上手い監督というイメージです。

 

出演は

日暮里歩・・・伊勢谷友介

古代なりす・・・池脇千鶴

古代丸男・・・松尾政寿

宮園万亀子・・・唯野未歩子

神崎敬・・・加藤武

神崎道子・・・東恵美子

日向ともみ・・・柳英里紗

日向学・・・金谷ヒデユキ

クレープ屋の男・・・長田融李

リョウ・・・加藤諒

コメディアン・・堺すすむ

ほか。

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映画『金髪の草原』あらすじ

日暮里歩(伊勢谷友介)は自分が大学生だと思い込んでいる80歳の老人です。

朝目覚めると自分の身体が思うように動かないことに違和感を覚え、自分の視界に映る景色にも違和感を覚えます。気怠さを感じたままの歩の元にお手伝いさんとして古代なりす(池脇千鶴)がやってきます。憧れのマドンナが家に来てくれたと歓喜する歩でしたが、これはきっと夢に違いないと思い始めます。しかし歩は自分が大学生であることは疑っていません。

なりすはこの状況を飲み会の歳に周りの友人に相談しますが、周りの友人たちは80歳の老人・歩となりすが結婚し、遺産を相続すればいいと考えます。しかし当のなりすはそれどころではなく、その飲み会で想いを寄せていた人に恋人がいたことを知ってしまい、ショックを受けます。

悲しんでいるなりすを見掛けた歩はなりすを元気づけようと自分の友人たちを家に招いて賑やかに過ごそうとします。電話で友人たちと連絡を取ろうとする歩でしたが、歩の友達はみんなすでにこの世をから旅立っていました。愕然とする歩を見てなりすは今度は自分が友達を呼んで歩を元気づけようとします。しかし現実を受け止められない歩はなりすの友達たちを変装している自分の友人たちだと思い込みます。

なりすは葛藤します。自分を大学生と思い込んでいる歩に真実を話した方がいいのか、話す事は残確なことなのではないのか、思い悩みます。

そんな折なりすは、歩のこれまでの人生の記録を見つけ読んでしまいます。歩は心臓の病気を持っていて安静を命じられていて、長く生きられないと宣告されていたのでした。その病気が原因で大学も中退していました。

歩はなりすが仕事の時間が終わると帰ってしまう事が寂しく、なりすにプロポーズします。いい返事は返せなかったなりすでしたが、次第に歩に惹かれていきます。

しかし歩はある出来事で夢だと思っていた自分が生きているこの世界が現実かもしれないと思い始めます。そして今生きているこの世界が現実なのか確かめるために、自宅の屋根に上り飛び降りようと試みます。なりすは急いで歩の元へ行き、この世界は夢の世界じゃないんです!と叫び説得します。しかし歩は屋根から飛び降りてしまいます。夢の世界なら飛べるはずと思っていた歩でしたが無情にも歩の身体は地上へと落下してしていきます・・・。

 

映画『金髪の草原』感想・評価

せつないお話です。書いていても泣けてきます。なんて美しい物語なんでしょうか。そしてこの『金髪の草原』はストーリーのみならず映像もとても美しいのです。CGなどを使った美しさではなく犬童一心監督らしい映像美がふんだんに楽しめる映画となっています。

この『金髪の草原』は公開当時そんなに多くの映画館で上映されなかったんです。上映されるべき映画だと僕としては強く思うのですが、なかなか大人の事情と映画の内容というものはマッチしないようです。僕はこの映画を観るために行き慣れていない銀座へドキドキしながら行ったのでした。そんな思い出もある映画なのです。

犬童一心監督が監督されて本当に良かったなぁって思う映画です。お会いしたことないですけど犬童監督の映画を観ると『この人絶対いい人だ』って思うんですよね。作品にあったかさが滲み出ているというか。温もりを感じるのです。

池脇千鶴さんはこの頃から天才女優ぶりと発揮されていて、とっても魅力的です。映画デビューの『大阪物語』の時から驚異的に演技上手かったですからね。今ももちろんすごく上手いなって思うので、僕としてはもっともっと評価されるべき人なのになって思うのです。この時は年代的にも透明感が半端じゃなかったですし、役柄を生きてる感が凄くあるんです。たぶん才能が元々間違いなくある人なんだと思いますし、演技にも真摯に向き合っているんだろうなって思わされます。しかしこうやって考えると池脇千鶴さんもそうとうキャリアの長い女優さんですよね。素晴らしい女優さんだと思います。

伊勢谷友介さんはこの映画にキャスティングされた経緯が知りたいなって思うぐらい当時としては意外なキャスティングだった気もします。まだ世間的な知名度もそこまでなかったと思うので、集客の意味ではちょっと弱かったと思いますし、そして演じる上でも役柄がかなり難しいので、正直この時の伊勢谷友介さんにはハードルが高かったんじゃないかなと思います、そしてそのハードルもクリアできていなかったんじゃないかなと。僕は伊勢谷友介さん好きなのですが、この映画は当時もっとスキルのある役者が演じた方が良かった気持ちはあります。しかしですね、伊勢谷友介さんでよかったと思ってしまう気持ちもあるんです。これはなぜと言われると困るのですが、そうなんです。でもそんな人だからこそ現在ここまでの地位を確立している俳優になっているんだと思います。スター性があるという事でしょう。

なかなかレンタルなどでも正直置いてない作品なので、簡単に観れる作品ではないかもしれませんが、是非一度は観て欲しい作品です。

 

映画『金髪の草原

80歳の老人が、18歳の少女に恋をした。

                              M&O