THE ENTERTAINMENT DIARIES

はじめましてM&Oです。フリーランス。独自の視点でエンターテインメントの表と裏を綴ります。

俳優・女優名鑑シリーズ『役所広司』 コメディの神髄である真面目に演じるからこその面白さを教えてくれる実力派俳優

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俳優・女優名鑑シリーズ『役所広司

こんにちは、M&Oです。

今回の俳優・女優名鑑シリーズは『役所広司』さんです。

間違いなく日本を代表する俳優の一人だと思います。

不肖M&Oも当たり前に役所広司さんは大好きな俳優で、役者時代はめちゃくちゃ憧れていました。役所広司さんのようなお芝居をできるようになりたいと常々思っていたものです。

区役所に勤めていた役所広司さん 一念発起して『無名塾』の門を叩く

役所広司さんは俳優を志す前は区役所に勤めていて、その後仲代達矢さんの主宰する『無名塾』の門を叩くのですが、ここで見事に合格してしまうあたりがまずすごいですよね。僕は『無名塾』を受けようなんて発想すら持てなかったです。舞台よりも映画好きだったこともありますが、『無名塾』ってやはり敷居がすごく高いイメージだったんです、僕なんかが受験しようとするだけでも叱られるんじゃいかと(笑)おこがましいって感じにならないだろうか・・・みたいな。

実際『無名塾』は仲代達矢さんをはじめ、役所広司さん、若村麻由美さん、隆大介さん、滝藤賢一さん、益岡徹さん、真木よう子さんなどなど演技派として確固たる地位を築いている俳優ばかりです。映像で活躍している方々だけでこれだけいらっしゃるので、舞台で活躍されている演技派俳優の人達はかなりいらっしゃることでしょう。

名門『無名塾』で俳優としての人生をスタートした役所広司さんですが、『役所広司』という芸名は主宰の仲代達矢さんが命名した名前で、前職が役所勤めだったことと、役どころが広くなることを願っての命名だったそうです。しかし・・・見事にそんな俳優になっていて、師としてもきっと嬉しい限りではないかと思います。

僕が役所広司という俳優を知ったのは『三匹が斬る!』だった

確かな演技力で俳優としてのキャリアと存在感を増していった役所広司さんですが、M&Oとしては世代的な問題かもしれませんが、役所広司さんを知ったのはたぶん『三匹が斬る!』シリーズだったと思います。

この時代劇めちゃくちゃ面白かったんです!僕はおばあちゃん子だったのでおばあちゃんと一緒に観ていた記憶なのですが、子供ながらに毎回ワクワクして興奮して観ていたのを覚えています。高橋英樹さん・役所広司さん・春風亭小朝さんが出演していたドラマで、時代劇によくある勧善懲悪の物語ではあるのですが、なんだかすごい軽快な作りで観ると元気になる時代芸だったのです。

あぁ、書いていたらすごく観たくなってきました(笑)このドラマでの役所広司さんカッコいいんですよぉ、『千石』と呼ばれる浪人の役で殺陣もカッコいいし3人の中で一番感情的な役どころで魅力的なんです。役所広司さんのロン毛姿が見れる貴重なドラマでもあります。歴代の時代劇のドラマの中でこの『三匹が斬る!』が僕は一番面白かったかもしれないです。再放送してほしいなぁ。。。

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役所広司という俳優のすごさは目が肥えてくるほど驚愕させられる

役所広司さんといえば演技派俳優、演技が上手いベテラン俳優というイメージを持ってらっしゃる方達ってすごく多いと思うのですが、もちろんその通りなのですが、それだけでは役所広司という俳優のすごさはまったく表現できていないのです。

役になりきっている、映画の中で役を生きている、なんてことはこの人にとっては当たり前と言うか、毎回観る者に何の矛盾もなくそう思わせてくれるのですが、それだけでも俳優として十分にすごいことなのですが、役所広司さんはこれにプラスして、どんな役柄にもユーモアを盛り込んでいるのです。

役所広司さんが演技の中で表現するユーモアは非常に上質で良質なのです。福田雄一監督が撮っているような作品の笑いではないのです。佐藤二郎などが行っている中高生しか笑わないような演技ではないのです。賀来賢人はいい俳優だとは思いますが、福田雄一作品で見せるような変顔とかオーバーリアクションとかの薄っぺらい笑いではないのです。役所広司さんや中井貴一さんの芝居を見て良質なユーモアの演技を学んでほしいなと本当に思います。

演じている役柄が生きている中で表現する笑いなんですよね。すごく自然な流れの中で面白さを表現してくれているのです。そして非現実的なことはしないのです。他にも西村雅彦さんなど上手い俳優さんは皆さんそうなのですが、世の中にこういう人いるよねっていうポイントをちゃんと突いていて且つ抑えているのです。こういう仕草する人たしかにいる!とかこういうリアクションする人いる!とか滅多にいないけどたまにいるとか、よく見かけるとか、そういう部分を絶妙に入れ込んできて面白さを出してくれているんですよね。じっくり見ていると目の動きとかだけでもユーモアたっぷりの演技をしてくれていることがわかります。役所広司さんはCMでも面白い演技毎回見せてくれていますし。三谷幸喜さんが起用する俳優はこういうお芝居が上手い俳優が多いイメージです。小手先ではない役者としての面白さを持っている人が三谷幸喜作品の出演者には多いと思います。

そして役所広司さんの強みはやはり演技の基礎のような土台がめちゃくちゃしっかりあるところだと思います。シリアスな作品では培ってきた演技力がわかりやすく目に留まるわけですが、コメディ作品でも至って大真面目に演じるから面白いんです。演技力があればあるほど、その演技力のある俳優が大真面目に演じるからこそ面白いんです。役所広司さんの面白さは決して見るからに笑いを取りにいっている演技をしているのではなく、真面目に熱く演じている中で面白さが滲み出てきているんです。

この面白さに気付くととっても癖になって、上手い俳優の作品をたくさん観たくなるのです。その代わり低俗な笑いの演技に辟易してしまうようになってしまいまが(笑)

役所広司さんの出演映画はとにかく観てきていますが、あえて最後にテレビドラマの感想を書かせて頂きます。

僕は本当にドラマ『陸王』には大いに泣かされたくさん笑わせてもらいました!!映画は本当に良い出演作がありすぎて挙げられないので、あえてテレビドラマをお薦めします。もし観ていない人はドラマ『陸王』には役所広司さんの魅力がたくさん詰まっていますので、絶対観てほしいです。できれば出演映画も軒並み観て頂きたいです。役所広司にはそれだけの価値が十分にありますから。

                                M&O