THE ENTERTAINMENT DIARIES

はじめましてM&Oです。フリーランス。元俳優が俳優の目線で綴るエンターテインメントの表と裏

俳優・女優名鑑シリーズ『松田龍平』 松田優作のDNAを確かに受け継いだ松田龍平の圧倒的存在感

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俳優・女優名鑑シリーズ『松田龍平

こんにちは、M&Oです。

今回の俳優・女優名鑑シリーズは『松田龍平』さんです。

デビュー当時から映画を中心に活動している松田龍平さんですが、テレビドラマにもちょくちょく出演するスタンスでお茶の間にも広く知られている俳優ではないかと思います。

個人的には、ここまで映画が似合う俳優もなかなかいないと思っていて、映画から愛されている感じがものすごくする俳優という印象です。

言うまでもありませんが、とても好きな俳優です。

多くの方々がご存知のことと思いますが、あの伝説の俳優・松田優作を父に持ち、松田美由紀さんを母に持つ、ご本人はこういう言われ方とっても嫌がっていそうなイメージですが、それでも言わずにいられません。まさに俳優のサラブレットと言えるでしょう。

しかしこのような境遇に生まれながら松田龍平さんは元々俳優をやりたいという意思を持っていなったそうです。中学時代はサッカーに明け暮れていたそうで自分が俳優をやるという考えは持っていなかったそうです。しかし確実に両親から受け継いでいるDNAは巨匠・大島渚監督の目にとまります。

映画『御法度』の主役を探していた大島渚監督が中学生の松田龍平さんに熱烈オファーを送ったのです。俳優を自分がやるなど考えてもいなかった松田龍平さんは高校受験を理由にオファーを断りますが、大島渚監督は受験が終わればいいのかと松田龍平さんのスケジュールに合わせてまで起用したい気持ちを伝えます。結果的に松田龍平さんはこの映画への出演を決め、その後の人生も俳優として生きていくことになります。この映画への出演が松田龍平さんの人生を変えたということになるのですが、僕としては遅かれ早かれ、この映画に出演していなかったとしても俳優の道に進む運命だったのではないかと思わずにいられません。映画が彼を放っておかなかったと思うのです。たらればですが、努力ではどうにも手に入れられない才能を間違いなく松田龍平さんは持っているのです。そしてその才能は同業の他の俳優がどれだけ羨んでも、手に入れることができない生まれ持った才能で、非常に稀有な才能なのです。

松田龍平さんがスクリーンに映し出されている時、例えセリフがなく、アクションが何もなかったとしても、ただただ松田龍平さんがスクリーンに映っているだけで、そこに存在しているだけで、成立してしまうのです。間が持たないという事がないのです。被写体として異常なまでの存在感を放つのです。そしてそれはテレビドラマではなく映画というフィールドで特に光り輝くのです。松田龍平さんが映画に愛されていると感じるのはこのためです。これはもうどれだけ他の俳優が欲しても、佇まいをマネしても手に入れることのできない『才能』なのです。

デビューから何本もの映画に立て続けに出演していた松田龍平さんですが、経験もまったくなかったわけですから当たり前といえば当たり前ですが、決して『演技が上手い』と思わせるタイプではありませんでした。最初の『御法度』だけならまだしもその後の映画に関しても、器用さを全く感じさせない演技のままで、そこがまた魅力的だったのですが、一般的な演技には決して染まらないといった感じで一貫していました。上辺だけのセリフの言い回しなどの技に逃げていない部分もあって、ただこれは観る人によっては『棒読み』に見えてしまっても仕方ないものでした。僕自身も僕の周りの人間も、若かりし頃の松田龍平さんの演技は上手いという印象はなく、はっきり言えば『下手じゃない?!』ぐらいに印象だったんどすが、みんながみんな口をそろえて言っていたのは、『でも松田龍平っていい俳優だよね』という言葉だったのです。

そして僕が俳優をやっていた当時、松田龍平さんに対する思いは『松田龍平はズルい』という感情でした(笑)これはもちろんサラブレットであるとか七光りとかそんなことではありません。そんなことは超越している才能を逆に見せつけられることによって『松田龍平はズルい』という思いになったのです。どうやってもマネのできない、辿り着くことのできない領域にいるんです、松田龍平さんは。ボーっとしている感じの佇まいの時もどこか鋭さを持っているのです。他の人間が持っていない怖さが常にあるんです。言葉ですごんだり暴力による怖さじゃなく、何も言葉を発しないまま表情一つ変えずにいきなり刺してしまいそうな、そんな怖さを持っていると言うか・・・。そしてそんな空気感を根底に持っていながら、コミカルな事もすればあたたかみのある演技もしてしまうのですから、もうスタートが違うんです。でもこれはもう才能なんです。意識して真似したところで薄っぺらくなるだけなのです。松田龍平さんだけに与えられた才能なのです。弟の松田翔太さんですらこの才能は持ち合わせていないと思います。松田翔太さんは彼なりの良さをしっかり持っていますが。

だから僕は最大限の賛辞として言い続けたいのです。

松田龍平はズルい』と。

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個人的に好きな松田龍平出演映画

完全に個人的に好きな松田龍平さんの出演映画を網羅させて頂きます。もしよければご参考にしてください。

『御法度』はやっぱり好きです。デビュー作という事であどけない松田龍平さんが見れますし、妖艶な雰囲気も見物です。そしてストーリーもキャストも、映画としてとっても個人的に好きな作品です。

走れ!イチロー』ですが、これは結構マイナーではあるのですが、村上龍の小説が原作で本も映画も何気にかなり面白いんです。松田龍平さんが出ているということで映画館で観た作品です。

『青い春』はもう言うまでもなく名作映画で、豊田利晃監督と松田龍平さんはこの後数々の素晴らしい作品を生み出しますが、その始まりとなった意味でもすごく感慨深い映画です。このお2人の映画は『ナインソウルズ』『I'M FLASH!』『泣き虫しょったんの奇跡』など好きな映画ばかりなのです。

昭和歌謡大全集』『ギミーヘブン』『悪夢探偵』『46億年の恋』は同じく映画に愛された俳優・安藤政信さんとの共演という事で、もう映画ファンには堪らない映画なのです。もちろん作品自体も面白いですよ!

『船を編む』も良かったし、『探偵はBARにいる』シリーズもいいですよね。そして『まほろ駅前多田便利屋』も。

あと『ジヌよさらば』もコミカルな芝居頑張っていてとても好きです。

まだまだあるのですが、終わりが見えないのでこれぐらいにしておきます(笑)

映画を愛し映画に愛された俳優。松田龍平の活躍にこれからも大いに期待しています!

                              M&O