THE ENTERTAINMENT DIARIES

はじめましてM&Oです。フリーランス。元俳優が俳優の目線で綴るエンターテインメントの表と裏

絶対観るべき映画『何者』あらすじ・キャスト・評価 佐藤健・菅田将暉・二階堂ふみ・有村架純・岡田将生・山田孝之ら出演の綺麗ごとを排除したリアルな映画

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 follow us in feedly

映画『何者』概要・キャスト

こんばんは、M&Oです。

今回のM&Oの絶対観るべき映画シリーズは『何者』です。

豪華キャストで贈る、直木三十五賞を受賞した朝井リョウの『何者』の映画化。

綺麗ごとではない若者の心の内をリアルに描写していて、役者陣もしっかり見応えのある演技を魅せてくれている映画です。ただ映画のジャケットの山田孝之はスーツを着ていなくていいのではないかと思うのですが、僕だけでしょうか?

それでは映画紹介です。

 

映画『何者』は2016年に公開された日本映画です。

上映時間は97分。

原作は朝井リョウの同名小説。

 

監督は三浦大輔監督。『愛の渦』のヒットで有名な監督ですね。舞台で精力的に活動されている人です。

 

キャストは

二宮拓人・・・佐藤健

田名部瑞月・・・有村架純

小早川理香・・・二階堂ふみ

神谷光太郎・・・菅田将暉

宮本隆良・・・岡田将生

サワ先輩・・・山田孝之

ほか。

f:id:myprivatecomedy:20190405214934j:plain

映画『何者』あらすじ

就職活動という荒波に乗り出した大学生5人は一つの部屋を『就活対策本部』としてことあるごとに集まり、情報を共有したり、アドバイスをしあったり、協力して就職活動に臨んでいきます。

メンバーは様々で、大学生活を演劇に捧げ、公演の脚本も書いていた二宮拓人(佐藤健)、拓人とルームシェアしている大学時代はバンド活動に夢中になっていた神谷光太郎(菅田将暉)、拓人が恋心を抱き続けているおっとりした性格の田名部瑞月(有村架純)、語学堪能でアメリカでの滞在経験もある小早川理香(二階堂ふみ)、そして就職活動という波に何の疑問も持たないで乗る人たちを疑問視する理香の彼氏の宮本隆良(岡田将生)の5人が『就活対策本部』に集まるメンバーです。

集まる部屋は理香と隆良が同棲している部屋で、隆良は最初こそ自分は君たちとは違うというポジションで就活にも参加しない口ぶりでしたが、結局就活をはじめ、いつからかこのメンバーに加わっていました。

5人は最初こそ同じスタートラインに立ち、純粋に結束して就職活動に挑んでいましたが、現実は無情にもメンバーに差をつけていきます。端月や光太郎に内定が出ますが、理香や拓人は企業からいい返事をもらえずにいました。

表面上は当たり障りのない、仲間の内定をお祝いするメンバーでしたが、心情には大きな変化が起こっていきます。先に決まった者たちの想い、残された者たちの焦りややっかみ、足を引っ張ろうとする者、成功したメンバーのマイナス面をなんとか探そうとしてしまう者、そしてSNSによって行われるやりとりや吐き出される想い、自分とはいったい何なのか、追い込まれた時にそれぞれが自分と向き合う事を余儀なくされます。

あまりに残酷な、しかし実際に世の中に確かに存在しているリアルに翻弄される若者の行方は・・・。そして拓人が導き出す答えとは・・・。

 

映画『何者』感想・評価

とてもリアルなストーリーで胸が痛くなるというか思い出すとちょっと心にチクりと来るような、そんな誰もが持っている経験を思い出させてくれながらも、見ていて考えさせられる映画だと思います。そして特に若い人たちはこの映画を観ておいて損はないんじゃないかと思います。

人が基本的に外に出したくない部分、他人に知られたくない部分にも焦点が当てられていて、またこの映画で描かれている事のほとんどは、日常で多くの人に起きていることだとも思います。就職活動をしていない僕が見ても、異常な程のリアリティを感じましたので。

実際の就職活動をしている学生たちの胸の内って実際こんな感じなんだろうなと容易に想像がつくと言うか・・・そしてここまでの競争を強いられる場面ってこれまでの人生で初めてという人もかなり多いんだろうなとか、SNSが普及して吐き出す場所も、友人とのやりとりもどんどん形を変えていて、これは今現在はさらにエスカレートしているよなぁなんて思ったり。個人的にはそれが特に悪いことだとも思わないですが。

この映画『何者』で僕が嬉しかったことは、こういう題材の映画、こういう内容の映画にこのキャストが集結したということなんです。これはとっても素晴らしことだと個人的には思っていて、決して派手さもなくて、誰かの余命が少ないわけでもなく、CGなども使っていない、ストーリーも非常にリアルな無理に盛り上がりがあるわけでもない映画に、演技の評価も高く人気もある俳優陣が出演していることが純粋に嬉しいです。

この仕事を受けたこの若手俳優・女優皆さんに賛辞を贈りたいです。山田孝之さんは決して出番は多くはないですが、山田孝之さんが出演しているというだけで正直映画の印象もグッと1つ上がります。そして若手俳優たちと共に出演していることに山田孝之さんなりの日本映画への責任感を感じたのですが、これは考えすぎでしょうか(笑)

個人的な勝手な想像で噂とかを聞いたわけでは全然ないのですが、松坂桃李さんにこの映画のオファーがいってそうな気がしませんか?めっちゃ出てそう~って観ながらすごい思ってしまいました。

この年代の俳優女優の演技の上手い子たちが集結したと言っていいんじゃないでしょうか。役者の皆さん文句なく素晴らしいですし演出も良かったと思います。こういうしっかり演技ができる人たちがキャスティングされる映画ではやはりEXILE一族はねじ込んでこられないようなので胸を撫でおろしています。台無しにされてしまいますからね。

皆さんいい役者さんで映画も楽しめたのですが、欲を言えば有村架純さんはそろそろ毒のある感じを見たいと言うか、たまたま僕が見ている彼女の作品がそうなのか、あまりにいい子の役が多いので、そろそろガラッと違う演技も観たいなと思います。

タクシーの中での拓人と光太郎のやり取りの芝居を見て、『佐藤健菅田将暉は本当にいい役者になったなぁ~』ととても感慨深くなってしまいました。あのやりとりの佐藤健さんの「ありがとう」のセリフはちょっとホントにすごいなと思いました。

僕としてはすごく上質な映画だと思いますので、是非観て欲しい作品です。

 

映画『何者』

恋愛・友情・就活。これが僕たちのリアル。

                              M&O