THE ENTERTAINMENT DIARIES

はじめましてM&Oです。フリーランス。元俳優が俳優の目線で綴るエンターテインメントの表と裏

俳優・女優名鑑シリーズ『永瀬正敏』 映画を愛し日本映画界を変えた貢献者・永瀬正敏

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俳優・女優名鑑シリーズ『永瀬正敏

こんばんは、M&Oです。

今回の俳優・女優名鑑シリーズは『永瀬正敏』です。

映画をあまり観ない若い世代の人達はもしかしたら永瀬正敏さんのことをあまり知らないかもしれません。

そうではない世代の人も映画を観ない人はあまり知らないかもしれません。やたらと言われるのは『キョンキョンの元旦那』という言葉ですし。

しかしですね、永瀬正敏さんと言えば映画を好きな人たちからしたら神のような存在なのです。

 

僕の世代からすると少しリアルタイムではないと言うか、今でも永瀬正敏さんは大活躍されているのでリアルタイムではないというのはちょっと変な言い方ですが、永瀬正敏さんが世間的に大フィーバーしていた時代に程よい年齢ではなかったという事です。一時期の永瀬正敏さんの人気はかなりすさまじいものがありまして、僕の記憶の中で当時ものすごくカッコよくて印象に残っているのが、サントリーの『カクテルバー』のCMでした。CMの最後に『愛だろ、愛』と言うのですが、それがたまらなくカッコよかったんですよねぇ。

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永瀬正敏さんはかなり早い段階で映画でデビューを果たしました。相米慎二監督の『ションベンライダー』のオーディションに受かり映画界に入るわけですが、この役者のスタートの場が映画だったことが、後の永瀬正敏さんの人生に大きな影響を与えたのではないかと個人的に思っています。

子のデビュー後に永瀬正敏さんは引き続き俳優として活躍するわけですが、最初のうちこそテレビドラマにも出演していましたが、その後の永瀬正敏さんの役者人生はまさに映画に捧げていると言っても過言ではないほどに、映画を愛し映画に愛され、映画に生きている俳優なのです。永瀬正敏さんの日本映画への好感度は計り知れないものがあるのです。

M&O自身、俳優をやっていた時にはもうずっと憧れの人でした。永瀬正敏さんの個人事務所に履歴書を送ったこともありますし、付き人にならせてくださいと手紙を書いた事もあります。それぐらい好きと言うか、憧れの俳優が永瀬正敏さんなのです。お芝居という意味でももちろん好きだし尊敬しているのですが、やはり特筆すべきは永瀬正敏さんの役者としてのスタンスであり、その生きざまなんです。

永瀬正敏さんはどんなに有名になっても、日本アカデミー賞を受賞しようとも、昔から一貫してジャンルに関わらず作品の大きい小さいに関わらず映画に出演されているんです。自分が面白いと思ったものは出演するスタンスで、これは簡単そうでなかなかできないことなのです。お金よりも映画愛が勝っている人なんだと本当に感じます。

昔ですがダメ元で学生が自身の自主製作映画へ出演のオファーをしたら、台本を読んだ結果永瀬正敏さんはなんとノーギャラで出演されたそうです。う~ん、男前すぎてもう言葉が見つからない感じです。

山田洋次監督のような日本の巨匠にも愛されて起用される役者でありながら、新進気鋭の若手監督の映画にも出演する永瀬正敏さん。行定監督がまだ世間的に有名じゃない頃に行定監督の『贅沢な骨』という映画に出演されていたのをよく覚えています。麻生久美子さんと永瀬正敏さんが主演で、もう完全に映画にいいる人たちの作品って感じですね(笑)石井克人監督作品も『PARTY7』とか『スマグラーおまえの未来を運べ』も最高だったなぁ、安藤政信さんも出てて、永瀬正敏さんと安藤政信さんが共演していることが僕にはもう嬉しすぎて・・・。

現在名前が石井岳龍となっている石井聰互監督の永瀬正敏さん出演作品も好きでした。『五条霊戦記GOJOE』とか『ELECTRIC DRAGON 80000V』や『DEAD AND RUN』とかもう本当に最高でした。

そし大作にも多々出演していて、挙げたらキリがないですが、渡哲也さんと共演した『誘拐』や、そして少し前の『64』や、『隠し剣鬼の爪』も超有名作品ですね。『学校Ⅱ』も後世に残る名作です。

そして永瀬正敏さんと言えば、やはり『私立探偵濱マイクシリーズ』です。後々テレビドラマとなったこの作品ですが、元々は林海象監督が手掛けた探偵映画で、3部作になっている映画なのです。『我が人生最悪の時』『遥かな時代の階段を』『罠』というタイトルの3部作になっていて、僕としてはこの濱マイクシリーズが好きすぎるので、いくら昔の作品だとしても永瀬正敏さんの代表作と言えば濱マイクなのです、

しかしもう一本、大好きな映画で『息子』という映画がありまして・・・。山田洋次監督作品で永瀬正敏さんが三國連太郎さん、田中邦衛さん、和久井映見さんなどと共演した感動作品で、僕はこの映画も何度観たかわからないぐらい観ているので、永瀬正敏さんでお薦め映画はと聞かれるとこの『息子』を答えることが多いです。樹木希林さんと共演した『あん』もすごくいい映画でしたけど。

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海外作品にも精力的に出演している永瀬正敏さんは日本の映画俳優の先駆者

そして永瀬正敏さんと言えば、海外の映画にも多数出演されていて、今でも精力的に海外作品に出演しているのはもちろんですが、かなり若い頃からすでに海外に飛び出しているんです。映画好きの中ではあまりに有名な監督のジムジャームッシュという監督がいるのですが、永瀬正敏さんは工藤夕貴さんと共にこの監督の『ミステリートレイン』という映画に出演しています。この出演を皮切りに永瀬正敏さんは海外作品にも出演しだすわけですが、日本映画を大切にしながら海外の映画にも出演するというスタイルで、バランスをうまく取っていたように見えます。多分かなり入手困難だと思うのですが、永瀬正敏さんの海外作品の『コールドフィーバー』っていう映画が僕好きだったんですよねぇ。久しぶりに観たいなぁ。

今映画で活躍している30代ぐらいの俳優からすると、永瀬正敏さんは父のような存在だと思うのです。先駆者となり道を切り開き、つまらない風習というか制度も壊した俳優だと思います。永瀬正敏さんはファッションもロックですが心もかなりロックだと僕は思っています。交友関係もかなりロックですし。元ブランキージェットシティの中村達也さんとも仲いいですし。

永瀬正敏さんをずっと見続けてきた僕は、お会いしたことはないけれど、自信を持って言えることがあります。

永瀬正敏さんって絶対いい人です。絶対あったかい人です。お会いしたことないけど、今まで見てきてわかるんです!

これからも日本映画を引っ張る存在で居続けてくれると信じています。

                               M&O