THE ENTERTAINMENT DIARIES

はじめましてM&Oです。フリーランス。元俳優が俳優の目線で綴るエンターテインメントの表と裏

俳優・女優名鑑シリーズ『香川照之』 香川照之の魅力について大いに語りたいと思います

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俳優・女優名鑑シリーズ『香川照之

こんばんは、M&Oです。

前回から始まった『俳優・女優名鑑シリーズ』ですが、記念すべき第一回は藤原竜也さんについて書かせて頂きましたが、ありがたいことに早速リクエストを頂きまして、今回は『香川照之』さんについて書いていきたいと思います。

香川照之さんと言えば近年は正直『顔芸』と揶揄されるような演技が話題になることが多くなっていますが、そんな演技もかなりの実力派俳優だからこそ成り立っているということも含めて、香川照之さんの魅力を書いていきます。そして偶然にも不肖M&Oは香川照之さんとも現場をご一緒させて頂いた経験があるので、その時のお話も書かせて頂きたいと思います。

香川照之さんはとても好きな俳優です。作品を観る時も元々興味がわかなかった作品でも『香川照之さんが出演しているなら観よう』と思うぐらい好きな俳優です。僕は俳優ってこうならなくてはいけないと思っていますが、なかなかそういった俳優になるのって難しいですよね。

いつから香川照之という俳優を好きになったのかなぁと思い返してみると、僕は西川美和監督のオダギリジョーさんと共演していた『ゆれる』という映画を観て香川照之さんが一気に大好きになったのだと思います。かなり衝撃を受けましたので。そういえば『ゆれる』はまだ映画紹介していないや。今度させて頂きます。『ゆれる』は映画自体も僕はかなり大好きな作品なのですが、香川照之さんがホントに素晴らしいんです。表立って表現しない狂気の演技が恐ろしすぎて、初見の時はとにかく鳥肌が立ったものです。映画について詳しくは『M&Oの絶対観るべき映画シリーズ』で触れますが、香川照之さんの実力の高さが十分伝わるであろう映画なのです。

その時を皮切りに出演作は基本的に観てきているはずです。ふだん映画ばかりでテレビドラマを観ることのほとんどない僕ですが、香川照之さんが出演しているドラマは観ていますし。近年で言えば例えば『99.9』とか『半沢直樹』とか『新しい王様』などです。『半沢直樹』はあまりに有名になりすぎていますし、その時の香川照之さんの演技も大きな話題になっていたので、ここで詳しく書く必要もないかもしれません(笑)半沢に土下座するシーンでは土下座までの間があまりに長く対峙している堺雅人さんが『この人土下座しないんじゃないか?』と思ってしまったほどだったとか(笑)

そんな演技も含めて『個性派俳優』というイメージが世間に浸透している香川照之さんですが、ここで勘違いしてはいけないのが、演技が上手いからこそ、実力があるからこそああいった演技ができるのです。顔芸がすごいなんてことも言われていますが、心や気持ちが伴っていなければ、ああいった演技は相当に寒いだけなんです。よくいう薄っぺらな演技というやつですね。香川照之さんの演技が見応えがあって楽しめるのは、その土台がめちゃくちゃしっかりしていて、役柄を生きているからこそなのです。

僕の勝手なイメージですが、竹中直人さんしかいなかったポジションに香川照之さんが参入したっていう感じがしています。ちなみにM&Oは竹中直人さんも大好きです。

最近で言うと映画『七つの会議』を観ても思ったのですが、香川照之さんのすごさはセリフがアドリブなんじゃないかと観る人に思わせるところなんです。実際にアドリブなのかそうじゃないのかは台本を読んでいないのでなんとも言えないのですが、僕が共演させて頂いた時だけで言えば、台本通りに演じてらっしゃったのでたぶんそこまでアドリブを入れてくる人ではないと思うのですが、この人のセリフはアドリブに聞こえてしまうことが多々あるんです。なぜそんなことが起こるかと言いますと、用意された言葉を発していないように見えるからです。つまりその瞬間に起きたことに対して思ったことを思わず言ってしまった、という風にセリフを発するからです。本来演技ってすべてそうあるべきなんですが、なかなか難しいことでもあるのでそう感じさせる俳優ってなかなかいないので、香川照之さんとかに対しては特にそう感じてしまうのです。中井貴一さんなんかもそう感じさせる俳優です。要は上手い人ってことなんですけどね。

そういう意味でも僕は香川照之という俳優が大好きなのです。

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現場でご一緒した香川照之さんはとにかくいい人だった

結構昔ですが、僕は役者時代に運よく香川照之さんと共演させて頂く機会がありまして。数日間現場でご一緒させて頂きました。

その時の印象ですが、はっきり言っ『とってもいい人!』って感じでした。僕レベルの俳優にも普通に話しかけてくれますし、罵倒されるシーンではカットがかかると毎回『ごめんね、本当は言いたくないんだよ』と謝ってくれていました。これには思わず笑ってしまいましたが(笑)いい人過ぎます。

全然偉そうとか横柄な部分がなくて、演技も1テイクごとにいろいろ試したりしていて、『やっぱり魅力的な演技をする人って取り組み方も素晴らしいんだなぁ』と羨望の眼差しで見ていました。

元々好きだったのに現場でご一緒して尚更好きになったっていう感じでした。

誰もが認める唯一無二の個性派俳優・香川照之さん。

これからも日本映画界を引っ張っていってほしいです。今後の作品にも大いに期待しています!!

                               M&O