THE ENTERTAINMENT DIARIES

はじめましてM&Oです。フリーランス。独自の視点でエンターテインメントの表と裏を綴ります。

絶対観るべき映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』あらすじ・キャスト・評価 榮倉奈々・安田顕主演のyahoo!知恵袋から生まれた異色の作品 日本文学の勉強にもなる感動映画

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映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』概要・キャスト

こんばんは、M&Oです。

今回のM&Oの絶対観るべき映画シリーズは『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』です。

この映画はyahoo!知恵袋にkkajunskyという利用者が投稿した質問、およびブログ日記を題材にした映画となっています。

何がどう発展するか本当にわからないですねぇ。面白ければ何がどう転ぶかわからない、いい世の中の流れだと思います!

それでは映画紹介です。

 

映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。は2018年に日本公開された日本映画です。

上映時間は115分。

監督は李闘士男監督。

 

キャストは

加賀美ちえ・・・榮倉奈々

加賀美じゅん・・・安田顕

佐野壮馬・・・大谷亮平

佐野由美子・・・野々すみ花

蒲原・・・浅野和之

横山・・・品川徹

医師・・・久々沢徹

マンション管理人・・・星野園美

ほか。

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映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』あらすじ

会社員の加賀美じゅん(安田顕)は結婚経験も離婚経験もあるバツイチの男性。ある日出張先で出会った女性・ちえ(榮倉奈々)と仲良くなり、遠(中?)距離恋愛を経てめでたく結婚することとなります。しかしじゅんは一度結婚に失敗し苦い思い出があるだけに結婚に対して自分なりの考えがあり、結婚生活3年が経ったら、お互いの気持ちを確認しようと約束をしていました。

そして結婚生活は続き3年目に近づいたころでした。

いつものように仕事を終え帰宅したじゅんは玄関のインターホンを押しますが、中からちえが出てきません。反応がないことから自らの鍵で玄関のドアを開けて家に入るじゅんでしたが、玄関に入った瞬間にリビングで妻のちえが血まみれで倒れている姿を発見します。大きく動揺しながらも駆け寄るじゅん、ちえに大声で何度も呼びかけますがちえはまったく反応しません。じゅんは救急車を呼ばねばと思いスマホを探しますがポケットを探っても見つかりません。玄関に置いたバッグからスマホを取り出し救急車を呼ぼうとしますが、動揺と焦りから間違えて時報に電話をしてしまいます。そんなじゅんの足をちえの手がグッと掴みます。驚いてちえの方をじゅんが見返すとちえが起き上がりじゅんに向かって不敵な笑いを向けたのでした。驚いたじゅんは絶叫しますが、その姿を見て大笑いするちえがいました。じゅんのスマホからは時刻を告げる時報が鳴り響いていました。

ちえの死んだふりの始まりでした。

この日からちえはじゅんが帰宅した時に様々な方法で死んだふりを繰り広げます。自作の手作りの道具を使ってあの手この手で死んだふりを披露します。はっきり言ってエンターテインメントと言えるレベルの死んだふりです。

あまりに続くちえの死んだふりにじゅんはさすがに困惑し狼狽します。同僚の佐野(大谷亮平)にも相談しますが、最初はただの惚気としか思われませんでした。むしろ結婚3年目でそんなに仲が良いのは羨ましいと言われてしまうだけでした。

さらにちえはじゅんが出社する際にお出かけのキスをせがんだりしてきます。これに対しじゅんは『そんな新婚みたいなことやめなさい』と諭しますがちえは『これが今生の別れになるかもしれないじゃないですか』と反論します。同じ人にいってらっしいとお帰りなさいを言える幸せについても話すのでした。

もちろんじゅんはちえのことを好きだし愛しています。ちえに対しその思いを伝えることもありましたが、ちえはそんなじゅんの言葉に対して『月が綺麗ですね』と答えるだけでした。じゅんはこの言葉の意味が理解できず途方に暮れます。

そんな2人のやり取りの中で、じゅんの同僚の佐野夫妻の離婚があったり、ちえがじゅんの勧めでクリーニング屋さんでアルバイトを始めたりといろんなことが起きますが、ある日ちえの元にちえの父親が倒れたと連絡が入ります。ちえは早くに母親をなくし父親に男手一つで育てられました。

急いでじゅんと共に父親のいる病院へと向かうちえ。

早くに母親を亡くしているちえは大切な人を失うことがどういうことなのかを早くして知っていたのです。じゅんはちえの父親からちえが大泣きしているのを母親が亡くなった時以来見ていないという事を教えられます。

ちえはことあるごとにじゅんに対して『私より早く死なない』ことを約束させていました。

2人は思い出の場所でデートをします。そこでじゅんはちえに対し『死んでもいいわ』と伝えます。ちえは意味がわからず『そんなの嫌です』と答えますが、意味を理解します。

ちえはじゅんに対して『月が綺麗ですね』と言っていました。これは夏目漱石が『I LOVE YOU』を翻訳した時に『月が綺麗ですね』と訳したからなのでした。だからじゅんの愛の告白に対してもちえは『月が綺麗ですね』と答えていたのでした。

そしてこれにまったく気づかなかったじゅんでしたが、やっと気づいたのです。そしてこれに対する答えとしてじゅんは『死んでもいいわ』と答えたのでした。これは二葉亭四迷という人が『I LOVE YOU』を『死んでもいい』と訳した有名な話のようです。

そんな2人のやり取りがなされ、そしてどんなことでも当たり前じゃない、生きていることに感謝しなくてはいけない、そんな思いを大切に2人は愛を育んでいくのでした。

 

映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』感想・評価

なんの前情報も入れずに鑑賞しました。ジャケットとかジャケットの裏とかチラッと見た感じ、『きっと面白い系の映画なんだろうな。コメディ映画なんだろうな。』と思っていたのですが、いやいやいや!すっごくいい映画じゃないですか!心にジーンと染み渡る素晴らしい映画じゃないですか!僕はかなり感動してしまいました。人生に何が大切なのかも教えてくれる映画だと思います。

そして面白い部分ももちろんあって、何度もクスッとさせられてしまいました。特に妻のちえが織りなす『死んだふり』のレパートリーはかなりクスっとさせてくれます。

榮倉奈々さんすごくハマっていましたし良かったと思います。ラスト近くの安田顕さんとのやり取りの後に笑顔のアップになるのですが、このカットはかなり秀逸といいますか、本当に素晴らしいなと思いました。監督がものすごく撮りたかったカットなんだろうなとも思いましたし、この映画の集大成のカットなんじゃないかと思います。うん、榮倉奈々さん素晴らしい笑顔のお芝居でした。しかしいくら見てもこの人の手足の長さは見慣れないですね(笑)ホントにすごいモデル体型ですよね。映画などにおいても被写体として非常に魅力的だと思います。これに対して子供っぽい笑顔のギャップも武器ですよね。

安田顕さんは、やはりいい俳優です。この人の自然体から繰り出される面白さが本当に好きなんです。声色変えたりとか大げさなアクションしたりとかせずに、絶妙の間と言い方だけで笑わすスキルはやはり舞台で鍛えられている面も大きいのかもしれません。空気感も自らしっかり作ってしまえるところもさすがというか、すごいの一言です。この作品でも何度も声を出して笑ってしまいました。芸達者な人のみができるも面白い芝居を見せてくれる人です。もちろん好きな俳優です。TEAM NACSの中で個人的には安田顕さんが一番好きです。皆さん魅力的ですけどね!

大谷亮平さんは普段ならこの人にはわざわざ触れないのですが、この作品では小出恵介の代役で出演したとのことなので今回は触れようかと・・・今まで観た大谷亮平さんの中で一番良かったかもしれません。これまでは『えっ!?この人やばくない?』っていう演技の印象だったのですが、この映画では良かった気がします。どうしてかはわからないけど。たぶん余計な事一切していなんじゃないかなぁとも思います。代役であんまり準備する時間がなかったのかもしれません、そしてそれが功を奏したのかもしれませんね。俳優にもいろんなタイプがいますから。あくまで僕の勝手な想像ですが(笑)

浅野和幸さん、品川徹さんはもう書くまでもなくさすがの一言ですし、僕的には映画を観ていて出てきただけでテンション上がってしまいましたから(笑)

非常に心温まる映画ですし、夏目漱石二葉亭四迷の話とか日本ならではのロマンチックな感じで僕はとても新鮮で好きな感じでした。まったくもってギャグ映画とかではないので、感動したい人や夫婦仲にちょっと考えることがる人、生きるってなんだろうと思ったりしているタイミングの人には是非観て欲しいです。

 

映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。

何で!?

                              M&O