THE ENTERTAINMENT DIARIES

はじめましてM&Oです。フリーランス。元俳優が俳優の目線で綴るエンターテインメントの表と裏

俳優時代にしていた中目黒の超高級バーでのアルバイト 世の中にはお金持ちがいると思い知ったあの頃

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世の中にはお金持ちがいるんだなぁと知ったアルバイト

こんばんは、M&Oです。

今回は俳優時代にしていた中目黒の高級バーでのアルバイトについて書いていきたいと思います。

俳優で食べれるようになるまでは、様々なアルバイトをしていたM&Oですが、

www.myprivatecomedy.net

中目黒にある高級バーでも一時期だけ知人の紹介でアルバイトをしていたことがありまして。高級バーというか超高級バーと言っていいと思います。

バーの作りとしては、バーカウンターが普通にあって、テーブル席が4つぐらい作りでして、テーブル席の方は寝そべれるよなフラットタイプのソファと普通のソファ席といった感じで、見るからにラグジュアリー感が溢れるバーでした。実際に店内にあるインテリアはすべて高級なものだったと思います。疎いし興味がないのでブランド名などはわかりませんが。

そしてバーカウンターの後ろにはブワーっとお酒とグラスが並べられているのですが、まずグラスがですね、

すべてバカラグラスなのです。

バカラグラス以外のグラスは一つもないのです。僕はバカラグラス自体もはじめて見たのですが、言わずもがな高級グラスです。

もちろん扱う際には必要以上に気を遣うわけで、無駄な気疲れを強いられるわけです。安いグラスなら割ってもいいというわけではありませんが、居酒屋でグラスを割って「失礼しましたー!!」と言っているのとはわけが違います。そしてバカラグラス以外のグラスがないので、休憩中にまかないを頂いたりする時もお水をバカラグラスで飲むしかありませんでした。もうこれだけでもよくわからない状態です(笑)

 

バーにはテーブルチャージという料金が発生することがほとんどなのですが、たしかカウンターで5000円、テーブル席でもうちょっと高いといった感じだったと思います。めっちゃ高いですよね(笑)僕自分だったら絶対に行かないですもん。

断っておきますが至って普通のバーで女性店員がお喋りの相手をするようなバーではありません。バーテンダーがいる普通のバーです。

 

こんなに高くてお客さん来るのかしら??と心配していたのですが、この心配は的中し、

全然お客さん来ないんです。当たり前です。

週4日連続でノーゲストとかも普通にありました。時々フラッと来てくれるお客さんもいましたが、ほとんどはこのバーを経営している社長の知り合いといった感じで、社長と一緒に来てミーティングみたいな会合を開いている感じでした。

入口のドアが開くと「うお!マジか!!」と焦ってしまうぐらいお客さんが来ないバーでした。この値段じゃそりゃそうだろうと思うのですが・・・。

でも時給はもちろんもらっていましたし、出勤を減らされることもなく、他の従業員の方々とお喋りをしてほとんどの時間を過ごすといった感じで時は流れていきました。

徐々に知っていったのですが、このバーの社長さんは不動産をたくさん持っている人らしく、娯楽というか趣味というか、そんな形でこのバーをやっているとのことで、売り上げが立たなくても問題はなかったそうです。なるほど、そういうことだから潰れないのかと納得はしたものの、同時に世の中にはすごいお金持ちがいるんだなぁと初めて思い知った時でした。バーで開かれていた会合で出てくる金額も億単位の話でしたし、お客さんのスーツの上着を預かった時に見えたタグはヴェルサーチでしたし。思えばその時以来ヴェルサーチに触っていないですね(笑)そしてこのヴェルサーチ上着に僕は飲み物をこぼしてしまう事件を起こすのですが、僕は一人で勝手に「終わった・・・何もかも・・・」と思っていたのですが、そのお客さんは「いいよいいよ!」と言ってくれて、これもまた驚きました。

いい経験と言えばいい経験だったと思います。しかし僕はこのバーでのアルバイトはそんなに長くはやらずに辞めることを決意したのです。

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何をするにもやりがいを感じていたい

このバーを辞めた理由ですが、一見ものすごく楽で時給も悪くないし魅了的なアルバイトではあると思うのですが、あまりに暇な時間が多く、何もしない状態でお金をもらうことに罪悪感を感じてしまいまして。そしてただ他の従業員とお喋りしていて時給が発生している時間を過ごしていて、「このままじゃ人間としてダメになる」と思ってしまったのです。

何も得るものがないように感じましたし、こんなに楽して稼いでいいのかしらと真面目に考えてしまいました。若かったんだなぁと今は思いますが(笑)今思えば、アルバイトで疲れなかった分、他の時間を役者として成長する時間に使えるじゃないかと思うのですが、当時は「こんな生活をしていたらいかん!」という若さ特有の感情があったのです。

性格にもよると思いますが、結局この後にやった居酒屋のアルバイトであくせく働いている方が性に合っていました。身体は疲れるけど充実感も感じられましたし。

向き不向きというのは確実に存在すると思った若かりし頃の出来事でした。

                            M&O