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映画『虹をつかむ男』ネタバレあらすじ感想

映画虹をつかむ男ネタバレあらすじキャスト評価

映画『虹をつかむ男』作品情報

今回の絶対おすすめ映画シリーズは『虹をつかむ男』です。

映画『虹をつかむ男』はかなりの名作だと思うのですが意外とそこまで知られていない映画です。

日本を代表する映画監督である山田洋次監督と名優を超えて名人と言える西田敏行さん主演という珠玉のタッグです。

続編も制作されています。

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それでは『虹をつかむ男』の映画紹介です。

映画『虹をつかむ男』は1996年に公開された日本映画です。

上映時間は120分。

監督は山田洋次監督。数々の名作を世に送り出している言わずと知れた名監督です。

キャストは

白銀活男…西田敏行

平山亮…吉岡秀隆

十成八重子…田中裕子

平山春子…倍賞千恵子

平山章…前田吟

平山咲枝…佐藤仁美

十成修次郎…笹野高史

十成かおり…宮下順子

常さん…田中邦衛

和尚…すまけい

赤羽…柳沢慎吾

鏡子…松金よね子

安徳先生…永瀬正敏

茂…神戸浩

吉井巡査…鶴田忍

斉藤課長…柄本明

村長…下條正巳

バイト志願者…上島竜兵

他。

映画『虹をつかむ男』ネタバレ・あらすじ

平山亮(吉岡秀隆)は就職に失敗し、アルバイトをしながら実家暮らしをしていました。

ある日父親の章(前田吟)からしっかり真面目に生きろと説教をされたことから大喧嘩し、母・春子(倍賞千恵子)の制止を振りほどいて家出をしてしまいます。

行く先も決めずに電車に乗り辿り着いたのは四国の小さな町でした。

町を歩いていると映画館の看板を直している白銀活男(西田敏行)と出会います。

かっちゃんと呼ばれるこの男性に映画館に招き入れられ、就職の話をした時にかっちゃんは亮を半ば強引に映画館で働くよう話を進めます。

細かい話は何も聞かないまま、亮は映画館・オデオン座で働くこととなります。オデオン座にはかっちゃんの他に常さん(田中邦衛)と呼ばれる映写技師が働いています。

時給なのか月給なのかをかっちゃんに質問する亮でしたが、かっちゃんは話をはぐらかします。ただ住む場所などはオデオン座が用意してくれて困ることはなさそうでした。早い話が住み込みです。

かっちゃんの行きつけの喫茶店には八重子(田中裕子)という女性がいて、八重子はかっちゃんの友達の妹で喫茶店のオーナーを務めていました。

八重子は結婚していましたが、旦那に先立たれ、この町に戻ってきたという過去がありました。亮はかっちゃんに連れられて喫茶店を訪れ八重子と知り合います。

オデオン座に住み込み新しい生活をスタートさせようとした矢先、寝ようとしていた亮は幽霊と遭遇し絶叫します。

オデオン座はボロい映画館だったので亮はそのこともネックに感じ、おまけにかっちゃんは給料をごまかし続けます。これは続けられないと思った亮はそそくさと映画館を逃げ出してしまいます。

途方に暮れた亮が町を歩いているところを、偶然八重子に見つけられます。

かっちゃんの愚痴を話す亮でしたが、八重子からかっちゃんの映画への愛がどれほどなのかを話されます。

かっちゃんはオデオン座で儲けることはできないとわかっていて、また儲ける気もないこと。ただ町の人にいい映画を観てもらってお客さんの喜ぶ顔を見たいだけだという事を亮は八重子から聞きます。

かっちゃんは町の人に映画を観て欲しい一心でオデオン座を経営しているのだと聞いた亮は、オデオン座に戻ることを決めます。

オデオン座では『ニューシネマパラダイス』を上映することとなり、亮はかっちゃんと一緒に町の人に上映の宣伝をしに行きます。

上映には八重子も訪れ、チケットをもぎっている亮をみて嬉しそうに微笑みます。この時オデオン座は三周年を迎えました。

映画に大感動して泣いている観客たち。かっちゃんはその様子を見てとても満足そうにしています。亮は金銭的に儲かっていないことがわかっていましたが、そんなかっちゃんを見て微笑んでいました。

亮は誇りを持って、四国の映画館で働いていると両親に手紙を書きました。

ある時は公民館で上映を行ったり、そしてある時は学校で上映を行ったりと、かっちゃんと常さんと亮は町の人に映画を届けるために車に映写機などを積んで町を周ります。

そんな生活の中、八重子が元夫の同僚からプロポーズを受けて承諾します。

実はかっちゃんは八重子に好意を寄せていましたが、告白をしようとしたタイミングでそのことを知り絶句します。ショックを受けるかっちゃんでしたが、八重子の前では妹としか思ってない、本当におめでとうと優しさを見せます。

オデオン座の経営がいよいよ立ち行かなくなってしまいます。

かっちゃんは町の人を集めて泣く泣くオデオン座を閉店しなければならないと話しました。残念がる町の人達で寄付を募ろうという話も出ましたが、もうみんなの寄付とかではどうにもならない状態だと説明しました。

そんなとき、普段口数の多くない常さんが口を開きます。「これを使ってくれ」とかっちゃんに一冊の通帳を渡します。かっちゃんは通帳を開き数字を見て「12万も…」と声に出します。

他の人々もオデオン座の常さんの給料が安いことは百も承知なので「よく12万も貯めたねぇ」と口にしますが、通帳を見ているかっちゃんが「ん?120万??」と声を出します。

そしてさらに通帳をよく見てゼロの数を数えたかっちゃんが大声を出します。「1200万!!!!???」

常さんは1200万もの大金を貯金していたのです。

「俺は鮎を釣って食べてるから金使わないんだ」と話す常さんでしたが、実は先代からかっちゃんのことを頼まれていた常さんは困った時のために貯金をしていたのでした。

オデオン座は閉館を免れました。しかし八重子は嫁ぎ先へと旅立っていきました。

そしてかっちゃんは亮をクビにします。これまでの給料と退職金、そして東京行きの切符を亮に渡します。オデオン座を辞めたくない亮は憤慨し、何が気に入らなかったんですか!?どうしてクビなんですか!?とかっちゃんに食ってかかります。

そんな亮にかっちゃんは優しく話します。「お前のこと気に入らないわけがないだろう。お前ここで10年先も20年先も働けるか?ここを離れて仕事を探して家庭をもたなきゃ。だからお前をクビにするんだ」と。

亮とかっちゃんは二人で映画を鑑賞します。作品は『男はつらいよ』です。

かっちゃんは泣いていました。

実家に帰った亮が起こした行動は…?

オデオン座の前にいる1人の若い男性は…?

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映画『虹をつかむ男』感想・評価

映画が大好きな人にはとにかくたまらない作品です。

映画への愛に満ち溢れたかっちゃんという男を西田敏行さんが人情味たっぷりに愛苦しく演じてくれています。きっとこの映画を観たら誰もがかっちゃんを好きになると思います。

そしてこの映画、実は映画への知識も大いに深まる作品でして、『虹をつかむ男』の映画の中で登場する映画は、

『トイレの花子さん』

『ニューシネマパラダイス』

『鞍馬天狗』

『野菊の如き君なりき』

『かくも長き不在』

『雨に歌えば』

『禁じられた遊び』

『東京物語』

『男はつらいよ』

となっていて、この映画たちをかっちゃんが愛情たっぷりに、そして見事にシーンを演じながら解説してくれます。

かっちゃん役は西田敏行さん以外考えられなかったと言えるでしょう。

田中邦衛さん演じる常さんも最高です。

どうしてあの口数の少なさであんなにユーモアたっぷりなキャラクターになるのか…田中邦衛さんは本当にすごいです。

田中裕子さんもいいですよねぇ。あの包容力に甘えたくなります(笑)

吉岡秀隆さんはもちろん素晴らしいのですが、あまり知られていないかもしれませんが、この人めっちゃ面白い演技得意なんですよね。

オデオン座で幽霊に遭遇した時の吉岡秀隆さんの芝居、何度見ても声を出して笑ってしまいます。

永瀬正敏さんを筆頭に少しの役でもそうそうたる役者が出演しています。

この映画は少ない出番でも役者なら出たいと思って当たり前だと思います。それぐらい最高の映画なんです。

最後に上島竜兵さんが出てくるのもいいんですよねぇ(笑)山田洋次監督最高です(笑)

そしてこの映画は渥美清さんへの愛で溢れています。ひさしぶりに『男はつらいよ』を観ようと思います。

絶対観て欲しい映画です、まだご覧になったことのない人は是非!!

映画『虹をつかむ男』

世界一の金持ちになった気分よ、今は。

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