THE ENTERTAINMENT DIARIES

はじめましてM&Oです。フリーランス。元俳優が俳優の目線で綴るエンターテインメントの表と裏

陸王にモデルはない?ドラマ『陸王』を観返したらやっぱり泣いた 役所広司・山崎賢人・竹内涼真・小藪千豊・ピエール瀧など出演者別感想。

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ドラマで泣く事滅多にないのに泣きまくったドラマ『陸王

TBSでオンエアされていたドラマ『陸王』は池井戸潤原作のヒューマンドラマです。オンエア当時もかなり話題になっていた作品なのでご覧になっていた人も多いのではないでしょうか。

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出演者は

役所広司山崎賢人竹内涼真風間俊介・佐野岳和田正人馬場徹木村祐一・松岡修造・小藪千豊志賀廣太郎光石研キムラ緑子市川右團次ピエール瀧寺尾聰。他にも確かな演技力の方々が多数出演しています。

 

出演俳優にスポットを当てて書いていきたいと思いますが、先に私M&Oのドラマ『陸王』に関する感想から簡単に。。。

タイトルに書いてしまっていますが、はっきり言ってとっても好きです。池井戸潤原作のドラマにまんまとハマるタイプで他の池井戸潤原作のドラマも好きです。ただ何が一番好きかと言われると、この『陸王』を挙げます。リアルタイムで観ている時に僕は普通にむせび泣きましたし、今回観返してみてやっぱり泣いてしまいました。役者陣もさることながら、演出・BGMすべてが良くて見事な相乗効果が生まれていると思います。

そしてなによりこのドラマは勇気が出ます。あきらめない大切さや仲間の尊さが面白くも感動的に描かれていて、一つ間違えばかなりクサくなってしまう内容をまったくそうならずに観ている者を感動させてくれます。

そして脇役と言われる方々がまた素晴らしくて。こはぜ屋で働く女性陣を筆頭に、脇の方々の頑張りと、メインの役者ばかりのアップではなく、すべての出演者をしっかり映している演出も賛辞を贈りたいです。だからこそ感動的なドラマとなったのだと思います。もちろん素晴らしい原作があってのことですが。

出演者のみならず、『陸王』に関わった方々に感謝したいです。僕にとってはそれぐらい感動するし元気をくれるドラマです。

陸王を信じて、走れー!!!』

ああ、書いてて泣けてきます。。。

 

それでは出演者別に・・・。

 

役所広司の演技の素晴らしさに脱帽

役所広司さんの演技が素晴らしいのなんて昔からわかっていたことなのですが、この『陸王』も本当に素晴らしくて、もうなんだか本当に宮沢社長を演じてくれてありがとうございます!という気持ちです。役所広司さんは正直このドラマの中でも別格でした。

泣くシーン一つにしても、腹の底から感情がグワー!!って上がってきているのがわかるんですよね。だからこそ泣いているし、むしろ泣きたくないのに泣いている感じがすごく伝わってきます。一見オーバーアクト(大げさな演技)に見えるシーンでも役所広司さんだとまったくオーバーアクトに感じません。なぜならきちんと意味を持たせているし感情としっかりリンクしているからなんです。これを動きや表情だけで真似すると悲惨なことになります。

宮沢という人間が恐ろしく魅力的なのも役所広司さんが演じたからこその部分が間違いなく大きいと思います。驚いたりするリアクションも非常にコミカルに演じられるし、僕はちなみに役所広司さんが帰宅して家の電気をつけたら山崎賢人さんがいるはずのない場所で寝ていて、それに驚く役所広司さんの芝居がとっても好きです。役所広司さんはいろんなCMでもコミカルな演技たくさん披露していますが、リアリティのあるコミカルな演技は絶対に演技が上手くないとできないのです。だから役所広司さんってとってもすごいんです。

僕は役所広司さんの好きなセリフって『十三人の刺客』の「斬って斬って斬りまくれー!!」だったのですが、このドラマで「陸王を信じて、走れー!!」に変わりました(笑)他にも『陸王』での役所広司さんのセリフで好きなのたくさんあります。

 

このドラマで見る目が変わった山崎賢人竹内涼真

山崎賢人さんと竹内涼真さんですが、正直このドラマを観るまではあんまりいい印象を持っていなくて。完全に僕が悪いのですが、まずこのお2人の作品をちゃんと見たことがなく、加えてスターダストとホリプロっていう大手事務所だという事は知っていたので、プッシュされて顔がいいから人気出たぐらいの人達なのかなと思っていたのです。ファンの方々ごめんなさい。ただですね、この『陸王』で初めてちゃんと見て、印象がガラリと変わりました。「えっ!めっちゃいいじゃん!」と思いました。やはり第一線に出てくる人というのは、素晴らしいものを持っているんですねぇ。今ではこのお2人は好きな俳優です。

山崎賢人さんは決して器用な俳優じゃないところがすごく好きです。うまく見せようと小手先に走らないから、観る者の心を打つお芝居を見せてくれているのかなと思います。

竹内涼真さんは「こんな演技するんだ」って正直驚いたぐらいです。年齢の割に落ち着いたドシっとした演技をしますよね。そこにあのルックスと可愛い部分がいいバランスなのだと思います。『陸王』の後に『帝一の國』観たらやっぱり良かったです。

 

和田正人は苦手な俳優の印象が変わらず

僕があまりわからないのが和田正人さん。この人結構ドラマ立て続けに出ていますよね。可もなく不可もなくの感じがいいのかわからないですが、僕の印象はこの人はどのドラマ観ても『演技している感じ』をすごく感じるんです。いやもちろん演技しているんですけど、若干『自分の演技力をアピールしている』感を受けてしまうのです。本人としてはそんなことないのかもしれませんが。『陸王』の中でもこの人の見せ場の芝居はクサくなりがちなんですよね。あれれれれ?と思ってしまいます。あくまで個人的意見です。

 

松岡修造がいい感じなのが素直に驚いた

僕が無知なだけなのかもしれませんが、松岡修造さんって演技できるんですね!普通に驚いたんですけど(笑)松岡修造さんすごい良かったと思います。圧みたいなものもすごくあったし、余計な事一切しない芝居でしっかり観ていて伝わってくるし。あと、背が高いしスタイルもいいからすごく画になりますよね。もっともっと役者やってほしいなと思います。やはりいろんな経験が活きるのが役者という仕事ですね。松岡修造さんの経験値って半端じゃないと思うので、そのたまものなのかなと思います。松岡修造さんホントに良かったな~。

 

小藪千豊の個性が活きた役どころ

最初はなぜに小藪さんをキャスティングしたのだろうか・・・と思ったのですが、蓋を開けてみたら小藪さん良かったです。役どころが意地悪いというかラストでやっと心が清い部分が見えますがそれまでは基本黒い人を演じたわけですが、表情とセリフの言い回しなど流石でした。メイクがやたら唇が赤いのが謎だしツボでしたが(笑)小藪さんは個人的に芸人としてとても好きなので、これで嫌になったらと怖かったですが、ピエール瀧さんよりもしっくりハマってて良かったです。ピエール瀧さんはかなり無理してあのキャラにしている感が出てしまっていたので。。。

 

寺尾聰の言わずもがなの説得力

寺尾聰さんはもう、僕は映画の『半落ち』から大好きな俳優さんで、『陸王』でも素晴らしかったです。ぶっきらぼうでありながら奥さんをはじめ周りの人を思いやることができる倒産した社長をリアルに演じてくれてくださいました。こういうキャラクターの人物の泣きの演技は本当に胸にグッときます。どうすれば寺尾聰さんのような説得力を出せる俳優になれるのか、謎です。ドラマ『陸王』のクオリティを上げてくれている俳優だと思います。人間味が半端じゃなかったです。

 

安心感を与えてくれる光石研のあたたかみ

光石研さんは僕は大好きな俳優さんなのですが、前にも書いたのですが一度共演させて頂いて本当にいい人で謙虚な人で、大好きなんです。演技素晴らしいですよね、ヤクザ役もやったりいやらしい役も上手いですが、何より光石研さんの専売特許はやはり『どこかあたたかい人』を演じた時に出ている雰囲気だと思います。滲み出てますよね、人の良さが。『陸王』でもその雰囲気はふんだんに出ていて、しかも何気に『陸王』での光石研さんってめちゃくちゃキーマンなんです。すべては光石研さんから始まっていますから。要所要所でキーとなっている役をあたたかく演じてくれています。光石研さん大好きです。インスタもフォローしてます(笑)

 

ほかの役者陣ももちろん素晴らしいキャストが多かったドラマ『陸王

僕のハードディスクからこのドラマが消える日は来ないと思っています。

ちなみにモデルとなった足袋屋があるとの話が多く出回っていますが、フィクションで書かれた小説だそうです。

もうまた観たくなってきました(笑)

 

陸王を信じて、走れー!!!』