THE ENTERTAINMENT DIARIES

はじめましてM&Oです。フリーランス。元俳優が俳優の目線で綴るエンターテインメントの表と裏

松田龍平主演『青い春』レビュー 今観返しても心にズシンとくる映画

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原作:松本大洋 監督:豊田利晃 主演:松田龍平

2002年公開作品なので、日韓ワールドカップがあった年ですね~。僕の記憶では渋谷のシネマライズという映画館で上映していたと思います。

この作品僕めちゃくちゃ好きです!!何度も観返しては、ドーンと心に重たいものをもらっています。なんか人生を考えるというか、若かりし頃の自分の思いを思い出したり、登場人物に感情移入して辛くなったり。

こういう風に書いていると「いいことねぇじゃねか!!」と思われそうですが、こうい映画とっても良いんですよ!!心に何年も残る映画。たくさん映画観てると正直内容を覚えてない映画すらあります、ごめんなさい(笑)ひどい時は観てないと思って観たら全然見たことある映画だったり(^_^;)でもこの『青い春』は一度見たら二度と忘れない映画です。というか豊田監督の映画はすべてそうなんです。この監督は日本でかなり稀有な存在だと僕は思っていて、どの作品観ても心にドーンと来るのです。しかもしばらく後遺症に悩まされます。そしてまた観たくなる。すごい監督なんです(^○^)

松本大洋の原作も読みましたがそれなりに短編だった気がします。それをここまで素晴らしく映画化した豊田監督に拍手です( `ー´)ノこういう作品ならマンガからの映画化とか大賛成です!!

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松田龍平はじめ若くクセのあるキャストが集結

松田龍平新井浩文・山崎裕太・高岡蒼佑忍成修吾塚本高史瑛太マメ山田などなど当時のイケメン俳優!みたいな役者はこの作品には出ていません!

塚本高史さんと瑛太さんに関してはかなり脇役です。そこにまた歴史を感じますね。瑛太さんはこの後の『9SOULS』という豊田監督の映画でがっつり出番のある役を演じているので、見事にチャンスを活かした俳優ですね(^○^)

 

松田龍平さんは『ご法度』のすぐ後じゃないかなぁ。『走れ!イチロー』なんかもこの頃だった記憶。この人は血筋というかなんというか、もうね、オーラがずるいです!若い時って普通オーラないでしょう(笑)そりゃ大島渚監督に使いたいと思われますよ(^_^;)松田龍平さんの場合は七光りとかそんなくだらないレベルじゃないです。このオーラは父親そして母親譲りなのはもちろんですが、だとしてもこんなに映画の似合う俳優ってなかなかいないです。たまに出るドラマもいいんだけど、やっぱり映画じゃないとちょっと気持ち悪いです松田龍平さんは。それだけ「映画に愛された男」なんだと思います。ある時期からコミカルな事もやりだしてどんどん魅力が増している俳優・松田龍平日本映画界の宝と言っても過言ではないでしょう。めちゃめちゃ好きな俳優です。

この作品でもオーラがすごすぎて、特異なキャラクターでもある九條はホントにはまり役でした。一見下手に聞こえるセリフの抑揚のなさですが、松田龍平ならいいんです。存在しているからいいんです。説得力を持ってしまうからいいんです。僕はこの映画の松田龍平演じる九條の「先生。咲かない花もあるんじゃないですか?」というセリフが大好きで。今書いても鳥肌立つ(笑)

 

新井浩文さんはこの映画が初出演だったはず。ご本人も言ってましたがやはりかなり大変だったみたいです。ただめちゃめちゃいい役ですからね、大抜擢だと思うし、新井浩文さんが期待にしっかり応えたからこそ、いまの新井浩文さんがいるのだと思います。時間経過を表すのに昼間から夜を超えてずーと新井浩文さんがベランダの柵にもたれてるシーンがあるのですが、もちろん映画内ではかなり早回ししてるのですが、撮影はリアルな時間ずーーーと立ってなきゃいけないわけで。過酷すぎます(笑)ご本人曰く、「大丈夫か?」と聞かれたら正直に「大丈夫じゃない」と答えようと思ってたけど、聞かれなかったからずっと立ってたらしいです(笑)やばっ!!( ゚Д゚)

 

この作品で一番生き生きしていると言っていいでしょう、山崎裕太さん。いわゆる調子に乗ってるヤンキーを演じているんですが、なんなんでしょうあの上手さは(笑)素なんじゃないか?と観る者に思わせるほどにハマってるし生き生きしてるんです。日本アカデミーの候補になってもいいぐらいだと僕は真剣に思います。キャリアも長いので現場のムードメーカーでもあったみたいで、新井浩文さんも山崎裕太さんの存在が助けになったみたいなことを言っていた気がします。いい兄貴的な感じだったのではないでしょうか。僕山崎裕太さんってもっといろいろ出てていい役者だと思うんですけど、そこまで出ないですよね。僕この人は上手い俳優っていう認識です。

 

忍成修吾さんはパシリの役で身体も張りながら頑張ってます。髪もわざとダサい髪型して、抜けた少年の役を演じています。とにかく若いです(笑)

塚本高史さんは野球部の後輩役なので出番もそう多くないですが、大事な役どころだししっかり印象に残ります。やっぱり当時からいいものを持ってた証ですよね。

そうそう、舞台となっている高校の売店のおばちゃん役が小泉今日子さんでした。とってもいい存在感出しています(^○^)

 

映画『青い春』本当におすすめです!

 

 

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