THE ENTERTAINMENT DIARIES

はじめましてM&Oです。フリーランス。元俳優が俳優の目線で綴るエンターテインメントの表と裏

俳優がお酒を飲めないのは損か得か。時代と共に変わりつつある背景。

お酒が弱いのは生まれつき

もともと僕はお酒弱いです。遺伝子的に体内にアルコールを分解する力が非常に弱いのでしょう。顔もすぐ真っ赤になるし、頭もじんじんしてきます。

そんな人を見ると必ずいるのが、「無理して飲んでれば強くなるよ!」と言ってお酒を勧めてくる酒豪な人達。冒頭から口が悪いですが、はっきり言って大きなお世話です。飲みたければ飲むしそんなことは自分で決めます。

僕はお酒をまったく飲まなくてもなにも苦ではありませんが、少量なら居酒屋さんとかに行ったら全然飲みます。1杯ぐらいなんですけどね。でもそれぐらいで十分だしそれを超えると気持ち悪くなるのが分かっているので、それで十分なんです。一番楽しいぐらいテンションになれるので。しかしそれでも勧めてくる人がいます。

「いやここで止めてる方があなたも楽しい時間過ごせますよ?」なんて心でよく思います。そして無理した挙句テンション下がる僕。大体無理に勧められる時点ですでに不快ですから。

今回はそんなお酒事情について役者の経験も含めながら書いていこうと思います。お酒飲めない人視点ですがご了承ください(笑)

 

22歳ぐらいの役者駆け出しの頃は本当に飲まされた・・・

ド新人の頃は本当にお酒飲まされました。もしかしたらこの時期の経験がトラウマになっていて、お酒をたくさん飲むということに抵抗を覚えるようになったのかもしれません。

仕事の打ち上げでも、所属事務所の飲み会でもとにかく飲まされました。飲めないのにですよ?時代的なものも大きかったと思います、今なんてだいぶそういうの無くなってるんじゃないでしょうか。特にオフィシャルな場だとほとんどないんじゃないですかね。問題になりますからね今は。でも僕はそれがあるべき姿だと思います。

だって何も楽しいことないですから!もう行く前から憂うつだし、料理も食べる気にならないですもん。トイレに駆け込むことも多かったし、やばいなと思ったら指突っ込んで出すとか慣れた感じでやってました。今絶対やりたくない。すみませんね、汚い話を。

大体飲ませたがる年配の人がいるんです、どの現場にも。絶対良くないのに一気だってさせられましたし。書いてたら思い出してきて具合悪くなってきた(笑)

一度お酒に飲まれてしまう後輩がいて、いろんな人にお酒を勧めていたのですが、なぜか僕には勧めてきませんでした。理性は残ってるんだなぁと思ってたのですが、僕より先輩の人にも失礼な態度で勧めてて。後日「飲ませようとしないでくれたね、良かったけどなんで?」と聞いたところ「だって○○さん顔がファンタグレープみたいな色してましたよ。あれは勧められないですよ」と言ってました。すでにかなり無理して飲んでいたのですね僕。でも顔に出ないお酒弱い人って僕よりも大変だと思います。

しかし、そんな環境にいて飲めないからと言ってずっと黙ってるわけにはいきません。いかに逃れるかの術を身につけていくわけです。

 

周りの協力を得て回避する

1人で目上の人からのお酒を回避するのは至難の業。だから協力者が必要なんです。

僕の場合はマネージャーさんでした。僕はウーロンハイって今でも飲めないぐらい「お酒!」って感じの味がして苦手なのですが、このウーロンハイの利点は、ウーロン茶と見分けがつかないんですね。なので飲めもしないウーロンハイを頼み、それをマネージャーさんがテーブルの下で他で頼んであったウーロン茶とすり替えてくれるっていう技は多用していました。これはマネージャーさんが僕があまりに飲めないので急にやり出してくれたことなんですが、めちゃめちゃ助かりました。一気に飲めと言われてもグイグイ飲んでました、「ウーロン茶うめ~」って心で思いながら(笑)

しかしマネージャーさんも常に来てくれるわけじゃないし、来てても常に僕の隣にいるわけじゃありません。撮影とか舞台の打ち上げって、大体タレントとマネージャーの席って全然違う場所なんです。そんな中で僕の隣にくっついてたら、どれだけ過保護やねん!って思われて僕も恥ずかしい。そんな時は飲めない共演者と共謀します(笑)ジュースとすり替えてお酒のグラスを放置したり。タチが悪い先輩がいる場合なんかは、助けてくれる共演者もたくさんいました。渡されてお酒だと思ってたらジュースだったり、優しい人もいっぱいいました。

 

今はだいぶ飲まされるなんてことなくなってると思います。僕は現場によってはだいぶ年長者になることも増えましたが、絶対に後輩に飲ませるなんてことしないし。当たり前ですけどね。僕自身そういう場でもお酒を全く飲まないことのほうが多くなりました。ずっとコーラばっかり飲んでます。僕にとってはコーラの方が美味しいんですもん。(笑)

 

俳優は飲めた方が得か損か

これに関しては僕が思うに「飲めた方が得」だと思います。お酒好きな人って実際多いから、飲めた方が可愛がられますよね。飲める人は飲めない人より飲める人と飲んだ方が楽しいみたいだし。そういう場に行く機会も増えるから出会いも増えて仕事にもつながる場合も多々あるんじゃないでしょうか。あと僕がたまに思うのは、飲酒してストレス発散ができるのなら、少し羨ましいなと思います。「今日飲みて~」と思って飲むのはまあ気持ち良さそうですよね。僕は残念ながら「今日飲みて~」っと思ったことが一度もないので(笑)そんなわけでメリットは多々あると思います。

ただ芸能界でも多々ありますけど、飲まれてしまってトラブル起こすのは本当にダメだし、信頼も一瞬で失いますよね。小さいことで言えば、実際にあった話ですが、普段人一倍礼儀正しくて真面目な役者が、打ち上げで飲まれてしまって人が変わったように失礼な人間になってしまうこともありました。プロデューサーとかにも絡んじゃうみたいな。何もいいことがありません。意外といるんですよ、普段から自分を出さないからストレス溜まってああなっちゃうのかしらとも思うのですが、なんにせよ周りに迷惑かけるのはダメです!

飲めないメリットは絶対お金がかからないことですよね。飲みに行く頻度が絶対少ないから飲む人よりお金がかかりません。ただ割り勘になる場では決定的に損しますけどね(笑)HuBみたいに個別でお酒買うスタイルの方が損しないです(笑)まぁこれは仕方ないのでもう僕は気にすることないです。若い時は「いや俺高すぎでしょ」って思ってましたけど。

結論としては、仕事的にはちゃんと抑えを効かせれば、お酒は飲めた方が得だと思います!ただ僕は飲めないので、飲めるようになりたいとも思っていないので、そこで勝負せずに別の部分で勝負すればいいっていうただそれだけです!

あっ、でも飲みの場を早く切り上げて帰宅して映画観たり本読んだりを飲む人よりやれるわけだから、飲めない人も得な部分ありますね。

 

つまり、『バランス』が大切という事ですね!

読んで頂きありがとうございました!

最後に僕がどれぐらい弱いかというと、ほろよいでベロベロになれるレベルです(笑)

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