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映画『しあわせの隠れ場所』ネタバレあらすじ感想

映画しあわせの隠れ場所ネタバレあらすじキャスト評価

映画『しあわせの隠れ場所』作品情報

今回の絶対におすすめ映画は『しあわせの隠れ場所』です。

映画『しあわせの隠れ場所』は「おっ!良さそう!」という直感で観た作品でした。

この映画を観る前にアメフトをやっていた友達からアメフトのルールを詳しく聞いていたので、いつもよりアメフト映画を違った楽しみ方をできるかなと思って観た作品でした。

実際に鑑賞してみたら思った通りと言いますか予想以上の感動を与えてくれました。

非常心があたたかくなる、涙なくして観られない映画となっています。

それでは『しあわせの隠れ場所』の映画紹介です。

映画『しあわせの隠れ場所』は2010年に日本公開されたアメリカ映画。

上映時間は128分。

監督はジョン・リー・ハンコック

【キャスト】

リー・アン・テューイ…サンドラ・ブロック

マイケル・オアー…クィントン・アーロン

ショーン・テューイ…ティム・マッグロウ

スー夫人…キャシー・べイツ

コリンズ・テューイ…リリー・コリンズ

S.Jテューイ…ジェイ・ヘッド

バート・コットン…レイ・マッキノン

他。

恵まれない境遇からアメフト選手として成功した、マイケル・オアーのエピソードに基づいた実話です。

サンドラ・ブロックはこの映画で

  • アカデミー主演女優賞
  • ゴールデングローブ主演女優賞
  • 全米映画俳優組合主演女優賞
  • 放送映画批評家協会主演女優賞

を受賞しています。

これだけ受賞しちゃうのも頷けますし、やはり日本とは評価する場所が違うなぁと感じました。

詳しくは後ほど感想で。

映画『しあわせの隠れ場所』ネタバレ・あらすじ

黒人の少年マイケル・オア―(クイントン・アーロン)は父親を持たず、母親は薬に溺れているため引き離され、友人の父親に面倒を見てもらいました。

高校に通えるようにはなったものの、居候することにも気まずさを感じてしまう優しい性格のため、ホームレスのような生活を強いられていました。

寒い季節にも関わらずTシャツに短パン姿のマイケル。着替えはビニール袋に入れたTシャツ一枚のみ。

ある夜、暖かさを求めて学校の体育館に向かっていたマイケル。そこに車で偶然居合わせたリー・アン(サンドラ・ブロック)は、寒い中薄着でいる少年が気になり、車を停めて話しかけます。

最初は気を遣って住むところなどもあると嘘をつくマイケルだったが、リーが本当の事を言いなさいと問い詰めたところ、行くところがないことを白状します。

いたたまれなくなったリーは夫と息子の乗った車にマイケルを乗せ、自宅に連れて帰り寝る場所を用意する。

自分の判断が正しかったか、何か盗まれるのではないかと不安になるリーでしたが、翌朝マイケルの寝ていた部屋に行ってみると、マイケルは使った寝具を丁寧に畳んで、すでにリーの家を後にしていました。

極力迷惑を掛けてはいけないというマイケルの優しい性格を知ったリーはマイケルを追いかけ、家に再び招き入れます。

マイケルに洋服を用意しなくてはと思ったリーはマイケルを連れて買い物に向かいますが、マイケルは服ならあるとリーに言い張ります。母親と住んでいた家にリーと共に向かうマイケル。

そこはあまりにも過酷な生活が行なわれている地区でした。

身寄りのないマイケルをリーは、夫ショーン(ティム・マッグロウ)とも話し自宅に居候させることに決めます。

マイケルは夫妻と夫妻の娘のコリンズ(リリー・コリンズ)とまだ幼い息子のSJ(ジェイ・ヘッド)と共に暮らし始めます。

特にまだ幼いS.Jとは仲良く暮らし、またコリンズは同じ高校に通う高校生でしたが、周りのバカな冷やかしには耳を貸さない立派な子で、両親が招き入れたマイケルにも勉強を教えたりして暮らしは続きます。

勉強の成績も上がってきたマイケルは、その体格の良さからアメフト部に入部します。

やがてリーとショーン夫妻はマイケルの後見人に正式になり、身分証明書を持ったことがなかったマイケルは運転免許を欲しがったのでその願いを叶え、車までマイケルにプレゼントします。

しかし、プレゼントされた車でS.Jを乗せてドライブしていたマイケルは交通事故を起こしてしまいます。

マイケルは身を挺してS.Jを守り、S.Jは警察が驚くほどの軽症で済みます。

最初はアメフトのルールもわからず、優しい性格も邪魔をしてなかなか恵まれた体格や能力を活かせなかったマイケルでしたが、幼いS.Jの指導を受けながら、やがて力を発揮できるようになります。

ある試合でその能力をいかんなく発揮したマイケル。

S.Jはその試合をビデオで撮影していて、有名大学にそのビデオを送ります。

すると大学のアメフト関係者はそろってマイケルを欲しがり、マイケル争奪戦が繰り広げられます。

自宅までマイケルと話をしにくる大学の監督たちでしたが、マイケルは微笑んでいるだけでほとんど喋らず、喋るのは決まってまだ幼いS.Jでした(笑)

そんな状態でしたので監督たちはみんなS.Jに試合のたびに一緒に入場できる特権などを与えます(笑)

しかしマイケルは大学に進学するにはまだ成績が足りておらず、リーは家庭教師としてスー夫人(キャシー・べイツ)を雇います。

マイケルは心折れそうになりますがスー夫人の励ましを受け、見事大学に進学できるレベルの成績をおさめます。

マイケルはリーとショーン夫妻の母校であるミシシッピ大学への進学を決めます。

しかし、夫妻の母校への愛が強かったこともあり、「アメフトの強力な選手を自分の母校に送り込むために、後見人となり面倒を見たのではないか」という悲しいことを言うう人たちが現れ、それを聞かされたマイケルは混乱し家を飛び出してしまいます。

リーはマイケルを探し、マイケルの昔の家を訪ねます。マイケルはその前の夜に昔の同じ地区の友人にリーを侮辱され、悪事に手を染めているリーダーを殴り倒していました。

マイケルの行方を知らないか尋ねるリーに対して、今度はマイケルを侮辱するリーダー。リーは「私の息子を侮辱することは私を侮辱することと同じ」と怒りを露わにします。

マイケルから連絡があり、マイケルの元に向かうリー。

「僕をミシシッピ大に入れるために拾ったの?」と問いかけるマイケルに、

「あなたは自由に何でも決めていいの。テネシー大にでもどこでも行ける。食堂の店員になりたいならそれでもいいの。」と優しく答えます。

マイケルは晴れ晴れとした気持ちで当初の予定だったミシシッピ大へと進学します。

なぜミシシッピ大を選んだかを聞かれたマイケルは、清々しい笑顔で

「僕の家族が行っていた大学だからです!」

と答えます。

大学でアメフト選手として全米選抜にも選ばれるほどの活躍をしたマイケル。

いよいよドラフトの日がやってきて…。

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映画『しあわせの隠れ場所』感想・評価

まず、

本当に観て良かった・・・そう思える映画でした。

普段から実話に弱いのですが、この『しあわせの隠れ場所』を観ていると、映画の中のラストの方にも出てくるのですが、

きっかけで人生本当に変わってくる

ということも思い知らされます。

もちろんマイケルの優しい性格や平和主義者な部分も成功した大きな要因なのですが、あの時に、薄着で寒い中あたたかさを求めて学校の体育館に向かっていなかったら、そしてそこにリーが車で居合わせなかったら、

マイケルは違った人生になっていたかもしれないわけです。

というか、かなりの確率で違った人生になっていたでしょう。

そんなところも考えさせられてしまいました。

そしてこの映画の何がいいって、

変に感動させようとする作りに全くなっていないんです。

もうテーマとしてもそうだし実話ということもあって、こういった作品ってお客さんを泣かしにかかる作りになっていることも多いのですが、演出の面でも俳優の演技でもそんな感じがまったくなくて、ナチュラルなものを観ている中で、しっかり感動させてくれる映画になっています。

サンドラ・ブロックもこれだけの主演女優賞を受賞していますが、まったくもって大げさな演技もないし、アピールしている感もまったくないんです。

こういう演技が評価されるってやっぱりいいですよね。

日本映画は感動作になると演技アピールになってしまう事も多いし、パターン化してる叫びの演技とか多々見るので、こういったサンドラ・ブロックの演技で高く評価されるってやっぱり素晴らしいと僕は思うのです。

そしてもちろん映画としても、勇気をくれる映画で、なにより心あたたまる映画で、感動をお約束します。

自信を持ってお勧めする絶対観るべき映画

『しあわせの隠れ場所』

小さな出会いが、大きな幸せを生んだ。

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